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2015.01.20

ゼン棚沢のあたりでちょこっと遊ぶ

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(ブナノ丸<水ノ木沢山>南尾根上部)

昨秋から泊まりの山行きが増えたせいで?ようやく今シーズン初となる世附(世附川流域)の山を歩いてきました。

今回(01/18)は水ノ木沢の本谷であるゼン棚沢の辺りをちょこっとだけ遊ぶショートコース。短いながらも楽しみ多く、世附の山はいつ訪れても新たな発見があり、ワクワクしますね!

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(ブナ沢沿い・積雪は多くて10cmほど)

今回は車で道志の森キャンプ場に出てからのスタート。まずは西沢林道を行きますが、なんとノートレースだったのにはビックリ。ここは少ないながらも天気さえ良ければたいてい誰か入っている所ですから。

とはいえ積雪は林道・登山道共に多くでも10cm程。のっけから新雪を踏み分ける歩きができることにちょっと心躍りつつ、ゆるゆる登っていきます。

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(避難小屋・積雪はこちらも10cm以下)

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(菰釣山より水ノ木沢を繞る山を見下ろす)

ブナ沢乗越(盗伐越場)に上がっても国境稜線にはやはりトレースが無く、これで山頂までのノートレースが確定。稜線はブナが美しく、いつ歩いても楽しいところです。

やがて菰釣山に着けば、目の前には大きな富士がもちろん聳えているのですが、前日強風が吹いたお陰で空気がクリアになっていて、富士はもちろん、奥秩父や八ツ、そして南アの南部に相模湾も本当にクッキリ。晴れていてもここまでクリアな日って案外少ないんです。

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(こぶこぶブナ)

そんな様子なのでこの日はしばらく展望を楽しみつつ休憩。それから南の尾根を下り始めます。

コレは個人的なクセなんでしょうけど、ここは登りだと尾根伝いに近い感じで来られるのに、なぜか下りになると尾根を左に外れてしまう不思議。今回はあえて修正してみましたけど、やっぱり左へ降りちゃうんですよね~(笑)。

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(梅ノ木沢右岸尾根と別れて、南西の尾根を下ります)

そして今は目印すらなくなった三角点に挨拶したら、お次は南西尾根を下ります。

ひと下りで梅ノ木沢右岸尾根を左に分けると、少しスズタケが被ってくるのもつかの間。まもなく斜面は急ながらもスッキリした広大な斜面に出ます。

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(このブナの、この枝振りなんなん!)

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(このスッキリした広尾根を歩きたかったのです!)

この辺りは以前、奥世附歩道を歩いたときに通りがかってからずっと気になっていたところで、それから一度はこの辺りを彷徨うように歩いてみたかったのです。

そんな訳で気になったところを寄り道しつつ、ゆるゆる歩いていると、ミズナラのようなクマシデの大木に、象の鼻のように長い枝を伸ばした大ブナなどなど見所もあって、これが想像以上に楽しかったりします。

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(見上げるとこんな感じ)

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(モミが目立ってくるとゼン棚沢へ向け急降下)

そして下るにつれ周囲に立派な大モミが目立ってくると、ここで前に歩いた奥世附歩道を突っ切って、あとはゼン棚沢へ急降下。

特に沢に下る直前は結構急だったものの、スズタケや灌木のお陰でスムーズに下れた感じでしょうか。こういうことがあるので藪もあんまり邪険にしちゃいけないんですヨ(笑)。

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(ゼン棚沢<水ノ木沢>に降り立ちました)

今回は降り立ったゼン棚沢のほとりでランチ。沢の水が綺麗でそれをぼーっと見ているだけで癒やされます。その上風はないし、日当たりも良好でぽかぽか。なんとも気持ちの良いひとときでした。

ランチを終えたら、そのままゼン棚沢を行きます。沢は小滝が続くもののビブラムでも難なく行けて、じきに沢床が広がると、水量も減ってもうツメの雰囲気。

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(ひと登りすると水は細くなる)

そこから間もなく出る1040m圏の三俣は真ん中を行き、次の二俣に出た所に延びているのがブナノ丸(名称図では「水ノ木沢山・西沢山」)の南尾根。今回はそのまま取り付くのではなく、もうしばらく沢を登ってから南尾根に取り付きました。

尾根は痩せていて先ほど下った菰釣山南西尾根の下部と同じような雰囲気。それが登るにつれて尾根が徐々に広がっていき、同時に傾斜も増していく感じです。

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(ブナノ丸南尾根の中腹辺り)

時折見かける立派なブナを愛でつつ上がっていくと、まもなく奥世附歩道を突っ切り、あとは急な尾根をひたすらに詰め上げていくだけ。しばらくはスズタケを避けながら登れたものの、じきに逃げ場なく尾根を埋める「らしい」スズタケが出てきて、ここは突っ込むしかありません。

スズは見た目こそ濃そうでしたが、実際は密ではなく、倒れていて歩きづらい感じ。今でこそこの手の歩きはバリエーションだの何だの言われてますけど(笑)、以前は普通に藪山とも言われていて、つい10数年ほど前までの南関東の山にはスズタケが普通に生えていたわけですから、バリエーション(尾根の)≑藪山だったんですよね~。

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(上部に上がるとスズタケが出てくる)

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(甲相国境稜線・積雪は10cm以下)

そんな藪も稜線が近づくと尾根の左側がスッキリしましたが、自分はスズに親しみながら登りましたよ(笑)。冗談抜きで、あの世附でもスズタケ漕ぎは今や「アトラクション」に近いかも。

ということで国境稜線に上がったら、あとは大西沢の右岸尾根を下山するだけです。

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(大西沢右岸尾根1206m峰の手前辺り)

大西沢右岸尾根はなんと6年ぶり。この尾根はサガセ西沢へ下るのに利用価値の高い尾根ですね。妙に薄くなったスズタケが却って煩わしく感じたりもしますけど、雑木林も多くて快い尾根だと思います。

雪があったこともあって気分良くすいすい下れて、一時間かからずゲートに降り立ったら、この日の歩きの余韻に浸りながらキャンプ場へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.01.18 (Sun)   快晴
道志の森キャンプ場 07:55- 西沢林道ゲート 08:35- ブナ沢乗越 09:35- 菰釣山 10:25/10:40- ゼン棚沢 11:45/12:55- 1040m圏三俣 13:20- ブナノ丸 14:45- 1206m峰 15:15- 西沢林道ゲート 15:40- 道志の森キャンプ場 16:15
 

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