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2014.10.24

錦繍の水源林を愉しむ 3(笠取小屋~斉木林道~伝通院)

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(伝通院への登りしな・防火帯が切られていた)

笠取山を登った後は朝食をとりつつテントを乾かしつつのんびり。まわりのテントの人もそんな人が多くて、今や将監なんかもそんな感じなのでしょうか?でもおかげでテントはあらかた乾き、荷物も軽くなって再スタート。昨日登った斉木林道(笠取林道)を今日は下ります。

前日は東向きのために少々暗かった林道も朝は日差しが入って明るく、周囲の紅葉を楽しみつつ歩けます。やはり日差しが入ると紅葉が映えますね。

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(朝の斉木林道はこんな感じ)

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(鳥小屋分岐より先は山道になる)

林道ながらもさすがに下りは早く、鳥小屋分岐には30分ちょいで到着。ここで荷揚げ道と分かれて斉木林道を直進すると、相変わらず道形は広いものの、両サイドを落葉が進んだスズタケの覆う山道に変わって、雰囲気が出てきました。

林相は時々植林を交えますが、大半が雑木林/自然林の続く道。そして晴れているおかげで紅葉が楽しめ、しかも↓↓こんな林道時代の遺物も見られて楽しい道のりです。

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(なんとトラックが!)

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(斉木峠付近は紅が多かったので日差しが欲しかった)

でもこの道中で唯一惜しかったのが、斉木峠付近で雲がかかってしまい、一時的に日差しがなくなっていたこと。この辺りは綺麗な紅が多かったので、尚更です。

しかもその美味しいところを過ぎた途端に、再び日差しが入るようになったのは少々ツイてませんでしたけど、あまり多くを望むのもそれはそれでよろしくないですから。。。

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(日差しが入ればこんな感じ!)

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(周囲のスズタケが枯れると尾根が広がり)

再び日差しが入れば、またまた周囲の紅葉を愛でながらゆるゆる歩く道のりが続いて楽しい限りです。

そんな道のりも周囲の木々がミズナラ主体にかわる頃、なぜかスズタケは枯れてきて、なんかずいぶん様子が変わったなあと思った途端、あっさりと白沢峠に出てしまいました。

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(白沢峠に出ました)

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(倉掛山への登りは防火帯を行く)

白沢峠はなんと8年ぶり。でもこれで長らく課題だったヤブ沢峠と三窪高原の間がようやく繋がりました。峠の印象がずいぶん違うのは年月よりも季節の違いでしょうね。

峠のシンボルとも言えるトラックも健在で、そんなトラックをぼーっと眺めつつ休憩を取ったら倉掛山へ向かいます。

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(サラサドウダン)

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(一旦藪道を介すが再び防火帯に変わる)

8年前は下りにとったこともあってすぐに降り立ったイメージがあり、登りも大したことないだろうと思っていたら、これが大間違い。結構距離あるんですね。

自分の勝手に持っていたイメージとしては、一旦ミヤコザサの藪道を介して防火帯に出れば、すぐに倉掛山、だったんですけど、当然それは大間違いなので、そこからの登りが長いこと長いこと。

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(綺麗に色づくのはやはりコハウチワカエデ)

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(笠取山方面と歩いてきた稜線を振り返る)

そして行く先に見える偽ピークにもダマされつつ、白沢峠から45分かかってようやく倉掛山に着きました。ここはこんなかかったっけ?と納得できないままエアリア(雲取両神)を広げてみると、コースタイムは1時間10分。けっこう距離あったんですねえ。。。

ちょうどお昼時だったので、今回はここでランチにしました。そおいや防火帯があって三角点が西隣のピークにあるって・・・前日の石保戸山もそうでしたね(笑)。

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(倉掛山よりハンゼノ頭方面)

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(ヤマラッキョウ)

休憩を終えたら、そのまま防火帯の尾根を下って絵図小屋とも墨川山とも云われるお隣の1740m圏峰へ向かいます。短い間に立て続けに三人のハイカーとすれ違ったのには驚きましたけど、よくよく考えてみたらたぶん柳沢峠のバス組の方達ですね。

10分ほどで絵図小屋に着いたら、ここで防火帯の稜線とはお別れ。東へ延びる高橋川の右岸尾根を下ります。

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(絵図小屋からの下りは道形が認められる)

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(大ダル峠<上ノ大タル>)

こちらの尾根も地形図やエアリアには破線路が引かれているので様子が気になっていましたけど、薄いながらも残っている感じですね。

でも斉木林道を突っ切るといきなり道がなくなりましたが、ひと下りで尾根の右手から明瞭な巡視路が延びてきて合流。道は尾根の南側を巻きつつ延びていて、じきにツブれた掛小屋の残骸が残る大ダル峠(上ノ大タル)に降り立ちました。

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(大ダル林道が横切る下ノ大タル)

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(絵図小屋と倉掛山を振り返る)

峠を越える明瞭な道筋を確認してから、なおも巡視路を追うと10分ほどで大ダル林道が尾根を乗り越す鞍部に出ます。そこがエアリアで云う下ノ大タル。実はここ20数年ぶりなんです。当時はR411側から林道が延びていて、下ノ大タルを乗り越して高橋側へしばらく下ったところまで道ができていましたっけ。

なので鞍部の広場は何となく覚えていました。そしてそこから先は再び防火帯が切られて、伝通院への登りはその防火帯を登っていきます。

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(伝通院山頂)

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(伝通院より東は道形が不明瞭な箇所が多い)

10分ほどで着いた伝通院(1560m圏)は雑木と植林に分けられた地形図どおりの広い山頂。東西に展望が利き、手入れされた直後というのもあるのでしょうけど、明るい雰囲気だったのも意外でした。

でも地形図の破線路はよくわかりません。降りた東側はしばらく下ってから明瞭な道が現れましたけど、じきに不明瞭になって判りづらくなったので、下りは特に尾根を追う方が安全でしょう。

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(1322m峰を過ぎると明瞭になる)

でもそこはさすがに水源林、降りている途中で一度尾根を横切る明瞭な巡視路をつっきり、1322mの手前と先の鞍部でもまた明瞭な巡視路が横切っていて驚きました。

日原のようになかなか気軽には行けない山域だけど、あまた通っているであろうこういう巡視路をいろいろ辿ってみるのも面白そうですね。

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(水神社奥宮の遙拝殿跡)

1322m峰を過ぎると、道の方も再び明瞭になってあとはすいすい下るだけ。そして尾根末端部の寺記号は水神社奥宮の遙拝殿跡だそうで・・・ってそれって神社ですよね?広い敷地には立派な石積みが残っていました。でもでも入口の鳥居近くに残された石柱には「遙拝山」って山号は普通お寺のイメージなんですけど、なんか妙な感じではあります。

遙拝殿跡からひと下りで水源管理事務所・落合出張所起点の「100年の森」の立派な散策路に変わりますが、さてこの散策路、いったい年に何人歩いているんでしょうね。散策路は短く、じきに落合出張所の脇に飛びだして山歩きはお終い。目の前に落合のバス停があるのも良いですね。

予想よりかなり早く降りてしまいましたけど、落合自体が久しぶりなのでバス待ちの時間も気になりません。今度はいつ来れるのかなぁと思いつつバスを待っていたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2014.10.19 (Sun)   晴 時々 曇
笠取小屋 09:20- 鳥小屋分岐 09:55- 白沢峠 11:00/11:10- 倉掛山 11:55/12:15- 大ダル峠(上ノ大タル)12:50- 下ノ大タル 13:00/13:10- 伝通院 13:20- 1322m峰 13:50- 遙拝殿跡 14:30- 落合 14:35
 
 
バス(落合~塩山駅) ¥1100
 

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コメント

AKIOさん、

却って道があるからこそ大変な道のりのようでしたけど、未知の巡視路は辿っていてワクワク感があってたまりませんネ。

それで美林帯にでも出逢えたりしたら本当にラッキー。この辺りはそういう歩きをまだ楽しめそうな所だけど、不便だからなかなかうまく行けないかな。でも不便だからこそ情報もないわけで(笑)。

投稿: komado | 2014.10.25 18:44

kbさん、

まぁ笛吹側なら却って日帰りでも行けますからね。電車バス利用者の泊まりだからこその水源林ハイクでした。

一応斉木林道を歩いたので繋がったとは云いましたけど、斉木林道は稜線の東を巻いてますから、次回は尾根伝いにと考えております。

投稿: komado | 2014.10.25 18:39

>日原のようになかなか気軽には行けない山域だけど、あまた通っているであろうこういう巡視路をいろいろ辿ってみるのも面白そうですね。

7月下旬の海の日に落合〜伝通院〜倉掛山と歩きました。散策路から尾根道ではなく地形図に描かれている山腹道から1430m辺りに上がり、尾根道または巻き道で伝通院へというつもりでした。ところが途中に分岐がいくつかあり、1430mに上がる前に山腹を巻く巡視路に入り込んだようでした。伝通院から南の御屋敷へ下っている尾根の辺りで北へ道型があったので入ったら、しばらくは強烈な藪漕ぎの洗礼を受けました。しかし途中の植林帯からは薮もなく伝通院にたどり着きました。

下ノ大タル辺りへ続いている巡視路に入り込んだようで、最初から尾根筋を辿るのがやはり正解だったようです。でもこの辺りは巡視路が張り巡らされているようで、おっしゃる通り楽しそうな地域だと思います。

投稿: AKIO | 2014.10.24 22:05

笠取小屋からどのルートを下るのかなと思って読んで
いると斎木峠から白沢峠に向かっているので自分が
考えているコースと同じかなと思いましたが
さすがにkomadoさん倉掛山からが違ってました。
直接落合に歩かれたんですね。
本当に自然林が多くてkomadoさんも満足のコースだったことでしょうね。
以前に柳沢峠から白沢峠へ歩いたことがあるでヤブ沢峠までつなげたいと考えていました。

投稿: kb | 2014.10.24 10:01

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