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2014.01.15

東丸の枝尾根を歩き尽くす?

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(東丸南尾根<境小屋沢左岸尾根>より)

もう少し入る予定でいたのに早い雪のおかげで、なんと一月ぶりの世附入りとなってしまいました。(^^ゞ

ということで成人の日(01/13)は平野から切通峠を越えて、境小屋沢左岸尾根たる東丸南尾根を登り、馬印ノ沢左岸尾根を下降して、水ノ木の山神社に初詣?。それから馬印ノ沢右岸尾根(実はこれが要所小屋ノ頭からの主尾根だったりします)を登り返して、再び東丸に上がったら西鞍部へ降り、なおも金山第一歩道を降りて再び切通峠を越えて平野に戻る、という東丸の未踏の枝尾根を登り降りするコースを歩いてきました。

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(大棚沢林道・土砂が片づけられて歩きやすくなった)

昨シーズンはあまり世附の山に入っていなかったので、平野から歩くのはおおよそ二年ぶり。その間に平野バス停前の建物がキレイサッパリなくなっていたことに驚きつつ、さっそく歩き出します。

切通峠みちは全て雪道で、大棚沢林道に降り立ってもしばらくは雪道。林道は二年の間にかの台風の置き土産であった土砂が綺麗に片付けられていて、これで雪が溶ければこの林道も以前のような時間で歩けそうです。

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(東丸南尾根下部・意外に明るい)

バラシマ林道が分かれる切通沢橋から10分ちょいで境小屋沢を渡ると、そこはすでに東丸南尾根の末端部。なおも末端付近まで行くと、そこから踏跡が尾根へ向かって延びていて、難なく南尾根に取り付けました。

施行図(第3次国有林野施業実施計画図)を見ても東丸の南面はほとんど植林で、林相はまったく期待していなかったのですが、ひと登りすると意外や雑木林も混ざって、尾根が明るくなったのは本当に想定外のこと。なんか幸先良さそうです。

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(伐採跡の脇を通るようになると東丸は近い)

もちろん基本植林ですけど植林も明るいし、登るにつれ木々を透かして富士は見えるようになるしで、素晴らしいとは言わないまでも、雰囲気は決して悪くありません。

そして、尾根右側に伐採後のカヤト原を見ながら登るようになると、もう東丸は近く、登り切ると主尾根と合流して、そこからもうひと登りで東丸の山頂でした。

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(本日一回目の東丸山頂)

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(とりあえず主尾根を下ります)

東丸の山頂でアップルパイを食べたら、次は水ノ木の山神社です。来た道を戻り、右に南尾根を見送ってなおも主尾根を下ります。カヤト原からの眺めは晴れるとこんな感じで見えるのですね!11年前の初訪の折は天気がよくなかったので感激もひとしおです。

その初訪の折に間違えた分岐の先が主尾根(馬印ノ沢右岸尾根)との分岐で、山ノ神へ降りるのは左の馬印ノ沢左岸尾根の方。ここから先も尾根の分岐が続きますが、尾根は地形図通りに素直に分かれているので、RFは慎重に下れば問題のないレベル。

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(馬印ノ沢左岸尾根・ほぼ植林が続くが)

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(尾根下部では立派なブナやモミが目立つ)

カヤトが切れてからはずっと植林が続いていたので、下まで植林なのかな?と思っていたら、いつの間にやらアカガシも混ざった雑木林に変わって、なぜかブナやモミの大木も目につくようになってきて・・・。

もう下も近いし、そんな様子にこの辺りはすでに山神社の社叢のような?裏参道のような??雰囲気だなぁと思いつつ(笑)なおも下って末端に近づくと尾根が広がったので、ここは左寄りに下っていくと見覚えのある大ブナが目に入って、そのすぐ下が山神社でした。

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(水ノ木の山神社)

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(馬印<水ノ木橋>・明神廻りで車が入っている)

神社に着いたら何はなくともまずは参拝。それから今回はちょっと奮発した恵方巻を食べて、それから造林小屋へ下りました。この辺りも久しぶりだったので様子見がてら織戸沢の出合にも寄って、馬印に出たら、お次は馬印ノ沢右岸尾根です。

その目的の尾根は何を隠そう大棚への降り口の尾根が実はそれで(笑)、今回は大棚へは寄らずにさっそく尾根に取り付きました。

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(5mを優に超える大モミ・馬印ノ沢右岸尾根下部にて)

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(こちらも意外に明るい雰囲気)

今回わかりやすいように便宜的に「馬印ノ沢右岸尾根」としていますが、実際はこの尾根こそが要所小屋ノ頭から西丸~東丸と続く、大棚沢と水ノ木沢の境界尾根の主尾根。本来ならこちらがメインの筈なのに、左岸尾根の方が歩かれているのは山神社があるおかげなのでしょうか?

それはともかく、こちらの尾根も基本植林ながらも雑木林が混ざって明るい雰囲気。こちらもモミのおおものさんがいらっしゃって、見所もぼちぼちありました。

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(左奥に東丸を見ながら行くようになる)

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(本権現、椿丸~山神峠の稜線を見下ろす)

860m圏峰を越えると尾根の左側がカヤト原に変わって、行く先に東丸を見ながら登っていくとひと登りで、先ほど下った左岸尾根と合流。東丸まで来た道を戻ります。

本日二回目となる東丸に着いた時には、周囲はすでに曇り空。風も出てきて国境稜線の辺りには黒い雲がわいています。う~ん、これはちょっと気が向かなくなってきたけど、とりあえず西丸へ向けて歩き出すと

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(こんな所もごく僅かになった)

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(金山第一歩道・この手の道にしては明瞭だが、道は細い)

尾根を冷たい風が吹き抜けて寒いこと寒いこと。天気も回復するどころかなおも暗くなってきて、結局西鞍部に降り立ったところで、寒さがイヤになって国境稜線まで上がるのを放棄(笑)。南の金山第一歩道を下って、朝来た道を平野へ戻ることにしました。

そうと決まれば話は早く、南の第一歩道の方に入ると、植林帯の辺りはこの手の道にしては明瞭に延びていますが、尾根(境小屋沢右岸尾根)を乗り越して、トラバースに変わるとさすがにが細くなってきます。

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(この辺りは藪が薄くなったが、まだまだ不明瞭)

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(ここに降り立ったら正解です)

それでもカヤトの茂っていたつづら折れの箇所はなぜか歩きやすくなっていましたけど、そこでも倒木などがまだ邪魔します。その後も沢のトラバースなど不明瞭な箇所も多く、歩道を正確にトレースするには実地の地形判断力にプラスして施行図も必要かな?というレベルでしょう。

ということで下りはあっけないですね。30分ほどで大棚沢林道に降り立てば、後は来た道を戻るだけです。峠越えの登り返しはしんどいけど、雪道なので汚れた靴も綺麗になるし、悪いことばかりではありません。切通峠で帰りのバスの予約を終えたら急ぎ足で平野へ向かったのでした。

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(切通峠みちは真っ白)

しかし・・・今回の東丸は思いの外楽しめました。当初は植林ばかりで気が向かず、とりあえず様子見で一度は歩いてみようぐらいで、全く期待していなかったのが却って良かったのかもしれません。今回歩いたおかげで、未踏の枝尾根の残りを一気に歩く完結編のコースも思いついて、これはまた気が向いたら歩きましょうか。

もうここで何遍も言っているような気がしますけど(笑)思い込みで好き嫌いせず、一度は歩かないといけないな、という至極当たり前なことを改めて思い知った一日でもありました。
 
・・・・・☆
 
◆ 2014.01.13 (Mon)   晴 後 曇
富士山駅 07:15→ 平野 08:05/08:10- 切通峠 08:50- 切通沢橋 09:25/09:30- 南尾根取付 09:50- 東丸 10:45/10:55- 山神社(水ノ木造林小屋)11:40/11:50- 尾根取付 12:05- 860m圏峰 12:45- 東丸 13:15- 東丸西鞍部 13:35/13:45- 切通沢橋 14:15/14:25- 切通峠 15:25- 平野 15:55
 

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コメント

komadoさん こんにちわ
雪があまり見えないのに驚きました。

それから馬印ノ沢右岸尾根下部の大モミですが
こういう撮り方もあるのですね。
根元だけなのに迫力が伝わってきます
去年は頓挫した巨木マップ作成、再稼働だ。

投稿: ba_sobu | 2014.01.17 16:31

ba_sobuさん、

高くても1000mちょいなのでさすがに雪は少なかったです。記事にも書きましたけど、おかげで靴が汚れたのに、帰りの峠道でキレイサッパリ。なんか不思議な気分でした。

> こういう撮り方もあるのですね。

巨樹は撮るのが難しいですね。あの大きさとか迫力とかも普通に撮ると普通になっちゃう悲しさ。でも今回はうまく撮れました。あの辺り、立派なモミが多かったですよ。

投稿: komado | 2014.01.20 23:06

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