2013.12.30

雪を求めて三頭山周辺の尾根を登り降り

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(三頭大滝・氷結は30~40%位か)

思いがけない12月の積雪もしばらく経つと主立った山にはトレースがついてしまうもの。なのでトレースのないまっさらな所にプラスして、雪で時間がかかってもエスケープの選択が複数ある所、そして未踏の区間もあるコースってないかなあ・・・という至極勝手な条件でフト思いついたのが三頭山。

ということで日曜(12/29)は数馬から三頭大滝経由で日蔭三頭ノ沢左岸尾根たる大沢山東尾根を辿って一旦大沢山に上がり、南西に延びるカラタキ沢右岸尾根を下降。大長作沢の径路を捉えて長作尾根を登り返し、三頭山に上がったら、今度は三頭山中尾根を下降するコースを組んで歩いてみました。

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(三頭沢の道は日陰のせいでまだこんな感じ)

しかしこの時期の早朝はさすがに寒いですねえ。一番の数馬行きも年末のせいでしょうハイカーは私一人という閑散ぶりで、数馬まで来ると道路も白くなっていたのは金曜の雪のせいでしょうか?おかげで終日日陰な?三頭沢沿いの登山道がまだ真っ白だったのはちょっと得した気分。

普段より少々時間がかかって着いた三頭大滝は↑↑こんな感じ。三、四割の凍り具合といったところで、この冬は最低気温の高い日が続いていた割に想像よりも凍っていて、これまた得した気分。

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(大沢山東尾根<日蔭三頭ノ沢左岸尾根>のひとコマ)

そんな滝を鑑賞してから再び歩き出すと、すぐ先の分岐が大沢山東尾根の末端である日蔭三頭ノ沢の出合で、沢の周辺で氷の造形をカメラに収めたらさっそく東尾根に取り付きます。

大沢山東尾根を歩くのは丸8年ぶりのこと。積雪は20cmほどと少なめなもののトレースは当然ございません。ペースはもちろん上がりませんが、サラサラの雪の感触を楽しみながら登れるのがとにかく嬉しい。

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(直角に曲がった大ミズナラ)

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(大沢山東尾根上部・積雪は30cmぐらい)

中腹まではアセビなどの灌木が少々煩いけど、時折立派なブナやミズナラを見かけるのはさすがに三頭山周辺の山ですね。尾根上部にさしかかると藪はなくなり、尾根が広がってここからが大沢山東尾根のハイライト。

雪も徐々に深くなってちょっとしんどくなってきた頃、なぜか南のハチザス沢側からトレースが上がってきたのには驚きましたが、おかげで楽もできました。それからひと登りで槇寄山からの登山道を合わせて、間もなく大沢山に到着します。

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(大沢山より・いつの間にやら灌木が茂っていた)

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(カラタキ沢右岸尾根上部にあった大岩)

大沢山って冬枯れの時期は結構久しぶりだったのかな?南の開けたところに灌木がいつの間にやら育って、富士の展望が灌木越しになっていたことに驚きました。

おやつのチョコクロワッサンを食べたら、お次はカラタキ沢右岸尾根の下降。なんですけど、北から吹き付ける風が冷たくて冷たくて・・・もうこのままどこかへ下山したい気分。でもまだ朝も早いし、そんな気分を振り払ってしょうがなし??下降を始めます。

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(右岸尾根上部の下りは急だが雪があって楽しい)

でもこちらも下りはじめは急なものの雑木美林の尾根で、そんな様子に嫌な気分もあっさり吹き飛んだのはヒミツです。ただ奥秩父の山が見え見えな様子からもわかるように思いの外風が通りますね。おかげでちょっとした雪庇や風紋など雪の造形が楽しい箇所でもありました。

そんな下りも一旦植林下の急降下を挟むと尾根が広がり、今度は富士を見ながらゆるゆる下れて、これまた楽しい区間。そこから再び植林帯に入るまでがカラタキ沢右岸尾根のハイライトだと思います。

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(右岸尾根中腹の辺りでは富士を見ながら下れる)

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(長作尾根の末端部が延びる立岩沢出合)

植林帯に入っても時折雑木林を交えるものの、基本は藪っぽい植林帯が続いて、下の大長作沢の沢音が聞こえるようになってくる頃、尾根を横切る明瞭な径路に出ます。

この径路が地形図にも載っている大長作沢の径路で、ここから径路を上流方へひと登りすると長作尾根の末端部が延びている立岩沢の出合。なのでここで沢に降りて長作尾根に取り付いたのですが、径路を辿ればそのまま尾根に取り付けるのですね。前に下った時も径路を無視して尾根末端まで下ったことを思い出しました。

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(長作尾根中腹辺り)

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(梢越しに大沢山と降りてきたカラタキ沢右岸尾根を望む)

出合からひと登りすると日の当たる場所に出るので、そこで軽くランチをとって先を行きます。長作尾根はほぼ10年ぶり。様子は大まかにしか覚えていませんでしたけど、尾根に沿って?ついている植林道は何となく覚えていました。今回も無視しましたけど。。。

尾根下部は植林下の急登が続いてしんどいところですが雪は少なく、植林帯を抜けると雪が出てきて、徐々に深くなっていく感じ。1251m峰あたりまでは周囲の雑木美林を楽しみつつ歩けました。

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(1251m峰附近では雪のない箇所もあった)

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(尾根上部で積雪20cm~30cm)

尾根の右斜面は南向きのせいか雪が溶けているところもありましたけど、尾根上にはしっかり残っています(笑)。

しかも登るにつれ雪が徐々に深くなってくのはいいんだけど、雪はすでに表面の締まったモナカ雪。これは時間がかかりそうだなあ、と思っていたら最後の登りは雪が緩んでくれて助かりました。

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(三頭山山頂・貸し切り)

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(山頂より雲取・日陰名栗・鷹ノ巣)

そんな訳で意外にあっさり鶴峠からの稜線を合わせると三頭山はすぐ先。でも稜線はさすがに雪が深くて平均すると40cmほどでしょうか、トレースがあったのでさほどの労なく山頂に向かうと、

なんと山頂は貸し切り。13時過ぎとは言え、三頭山でここまで閑散としているのは年末のおかげでしょう。しかし歩き出しから6時間近くかかるなんて、三頭山ってほんとうに遠い山なんですねえ(笑)。

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(山頂附近は積雪平均40cm位)

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(三頭山中尾根上部・たっぷりの雪)

長作尾根の登り返しが思いの外スムーズだったので、これで予定通りに中尾根を下れる事が確定。南のクリアな富士をぼーっと長めつつメロンパンを食べたら、下山を始めます。

まずはヌカザス山を少し降りてから中尾根に入るのですが、雪が深く、そのまま降りると後続の人がトレースに引き込まれて誤って中尾根に入り込む可能性があるので、その辺りに気を遣いつつ、大回りしてから中尾根に入るまでがこれまた一仕事(笑)。

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(中尾根上部の崩落地より・御前と大岳)

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(中尾根中腹・午後なので日向の箇所は極小)

それをこなして中尾根に辿り着けば、あとは適度に深い雪を分けつつ下れる快適な道のりが待っています。

三頭山中尾根は東向きの枝尾根なので、午後になると日差しがほとんど入らないのが残念ですけど、雪のおかげで急な尾根もすいすい下れて気持ちいいことこの上ありません。

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(入小沢 ボウメキ沢出合・倒木が多く荒れている)

それでも尾根下部にさしかかると雪が薄くなるので、少々しんどくなりますが、距離が短いので知れたもの。右にボウメキ沢、左に入小沢の沢音が聞こえてくると、じきに出合に降り立ちます。

中尾根は過去に二回歩いていて、前の二回はサイグチ沢から御堂指尾根を越えて中尾根に取り付く古道(宮内本に載っている)を歩いていたため、尾根末端まで歩いたのは今回が初めて。入小沢出合周辺は小広く、周囲は植林ですけど倒木が散乱していて少々荒れた雰囲気ですね。

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(氷の造形も豊富・^^)

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(さすがにコレは・・・ヨシスキ沢<コシマキ沢>の径路のひとコマ)

さて、ここからはあるであろうヨシスキ沢の径路を探したものの、見つかりません。しょうがないのでまずは倒木を乗り越えつつ右岸側を下っていくとじきに右岸が狭くなったので、ここで左岸へ移ると、その左岸側には明瞭な径路が通っていました。

径路さえ見つかればしめたもの。でもひと下りしたところで出る桟橋はすでに傾いているので飛び石で右岸に戻ると、ここから先は下のヨシスキ沢は廊下が多いせいか、基本高巻き道なんですね。

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(二度目の徒渉点)

右岸をしばらく下るとまた左岸へ移って、またしばらく下ってから右岸に戻ると、どこか見覚えのあるところだなあ・・・と思っていたらすぐ先が周遊道でした。実はこの辺りは御堂指尾根の取付でもあるのです。

でも6年前に中尾根を歩いた時は、ヨシスキ沢からの予定も台風直後でヨシスキ沢が怖ろしい水量で流れていたので、古道経由に切り替えたんですけど、この渡り返しの多さを見ると当時の判断は賢明だったことがわかったのも収穫でした。

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(径路は基本的に明瞭だった)

通行止で歩行者天国だった周遊道を我が物顔で歩き、これまた前の中尾根以来だった麦山の浮き橋を渡れば、R411はもうすぐ先。道中、南側から見える石尾根の山の姿が新鮮で、たまにはこちらの山を歩くのも悪くないな、と思いながら峰谷橋へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.12.29 (Sun)   晴
武蔵五日市駅 06:22→ 数馬 07:20- 三頭大滝 08:30- 大沢山 09:50/10:00- 大長作沢径路に降り立つ 10:50- 立岩沢出合 10:55/11:10- 1251m峰 12:00- 三頭山 13:10/13:20- 入小沢 ボウメキ沢出合 14:15/14:30- 周遊道に出る 15:05- 峰谷橋 15:50
 

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2013.11.27

錦繍の日原・久しぶりの三ツドッケ

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(棒杭沢右岸尾根上部のひとコマ)

さてさて前の週は3年ぶりの酉谷山でしたが、今週は2年半ぶりの三ツドッケでした(汗)。

今回は倉沢から塩地谷を遡り、棒杭沢右岸尾根を登って三ツドッケに上がり、下りはこれまた久しぶりにハンギョウ尾根~中段歩道経由で日原へ戻るルートを組んで歩いてきました。

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(塩地谷の水源林巡視路・紅葉は盛りを過ぎた)

今回は二番バスでの倉沢入りでしたが、最近は倉沢で降りる人が増えましたね。この日はボクも含めて三人。意外だなあと思いつつ、まずは魚留橋まで林道をてくてく。魚留橋に着いたら一休みして、さっそく塩地谷の水源林巡視路に入ります。

シオジクボ小屋跡までの道のりは渓畔林が美しく、いつ歩いても本当に楽しい道のり。紅葉はもう盛りを過ぎていましたが、それでも充分に見られました。でも沢に近いチドリノキはまだ日陰だったのが残念。少々心残りです。

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(小ガッコー沢出合の滝)

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(沢床が広がると棒杭沢出合はすぐ先)

そんなわけで小屋跡はまだ日陰なので右岸の高台で一息ついたら、ここからしばらくは塩地谷の沢歩き。とはいえすぐ先は結構な滝がかかっているので、まずは右岸の尾根を上がって大高巻きしてから塩地谷に降りる段取り。

塩地谷はちょっとした廊下状に小ガッコー沢出合の滝など、棒杭沢の出合までは短いですが、見所もあってなかなか楽しいところ。やがて沢床が広がって、行く先にカラマツ植林が目に入るとすぐ先が棒杭沢の出合でした。

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(這い上がろうとしている?ツガの大木・棒杭沢右岸尾根下部)

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(チチブドウダン)

一休みしたらさっそく右岸の尾根の取り付いたのですが、のっけは杉植林下の急登が続くのは7年前に塩地谷を歩いた時にチェックしていたので、わかっちゃいたけど少々ガッカリ感があるのは否めません。

尾根は基本岩がちの痩尾根で左側は雑木林、右側は植林という植生が上部まで続きましたが、尾根は急登一辺倒ではなく、ちょっとした尾根の肩があったりと緩急あって、ときおり露岩が絡むものの意外に歩きやすいです。

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(尾根上部にさしかかってようやく植林を抜けると・・・)

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(なかなかの林でございます・^^)

そんな登りも尾根が広がるとやっとこ植林を抜け、一面自然林に変わって、ここからが棒杭沢右岸尾根のハイライト。

尾根が広いので緩くは見えるけど、実際はそこそこ急なので周囲を彷徨いながら歩くのは結構大変ながらも、思わずそう歩いてしまうような素敵な林が続いて、いやいや・・・コレは楽しいし、こういう出逢いがあるからこういう山はやめられないんですね!

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(長沢背稜/都県界尾根に上がりました)

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(一杯水のこのアングルは珍しいでしょ?)

でもこういう楽しいところはゆるゆる歩いてもすぐに終わってしまうように感じます。という訳でまもなく長沢背稜/都県界尾根の稜線に飛び出したら、西の三ツドッケへ向かいます。

稜線に上がった直後は天気も良いしランチは三ツドッケでとるつもりだったのですが、北風が強かったので避難小屋の方でとりました。酉谷山もそうだけど、この時期は避難小屋の存在が本当に有り難いですね。

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(三ツドッケより川苔山方面)

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(同じく、大平山)

そんなわけで小屋でランチをとってから三ツドッケへ向かうと、山頂は意外や先客さんが一人と閑散。しかし山頂に山名プレートがたくさんつけられているのは、いったいどういう意味があるのでしょうか?各々が別個に持ってきたようには見えない感じもしたもので。。。

山頂がガラガラだったのでおかげで気兼ねなく展望を楽しめました。

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(ミズナラ美し、ハンギョウ尾根)

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(下るにつれ紅葉が徐々に復活してきた)

さて、展望を充分に楽しんだらそろそろ下山のお時間です。

鉄砲の音も聞こえなかったのでまずは久しぶりにハンギョウ尾根へ。ミズナラ疎林が相変わらず美しい道のりはいつ歩いても楽しいですね。この尾根はモノレールがとにかく惜しいんですけど、近年はそれすら趣に変わりつつあるように感じるのは、もうこの光景に慣れてしまったからなのでしょう。

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(中段歩道・ほぼ定点のイロハモミジの色づきはここまで)

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(カロー谷・チドリノキはほぼ終了)

カロー谷へ下る巡視路を分けるとカラマツ植林も混ざってきますが、カラマツの黄葉はこの辺りでもそろそろお終いの雰囲気。ということは今シーズン最後になるかも知れないので、目に焼き付けておきました。

やがて中段歩道に降り立ったら、ここから先は先週と同じ帰り道。イロハモミジは紅葉の盛りすぎでしょうか?それ以外はほぼ終わりに近く、カロー谷のチドリノキもほぼおしまい。今週は曇りでも良いから先週晴れて欲しかった・・・なんて言っても詮無いことなのはわかっているんですよ。。。

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(中段歩道より、今さっき歩いたハンギョウ尾根を望む)

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(カロー谷~日原間も紅葉は終わりに近い)

それでも午後まで晴れていたのって結構久しぶりだった気がします。この日は晩秋初冬の傾きかけた日差し、というにはそぐわないような明るさがあったのは、なんなんでしょうねえ??そんな疑問を持ちつつ東日原へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.11.24 (Sun)   晴
奥多摩駅 07:25→ 倉沢 07:50- 魚留橋 08:25/08:30- シオジクボ小屋跡 08:55- 棒杭沢出合 09:25/09:35- 都県界尾根に上がる 11:00- 一杯水避難小屋 11:20/11:50- 三ツドッケ 12:10/12:20- 中段歩道に出る 13:20- カロー谷 13:40/13:50- 東日原 15:40
 

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2013.11.18

錦繍の秩父、日原・久しぶりの酉谷山

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(久しぶりに参りましたよ!大血川東谷の吊橋)

いやいや・・・なんやかんや言って近くまで来たり、南の捲道は通ってはいたものの、酉谷山の山頂に上がったのって丸三年ぶりだったんですね(汗)。ということで今回は酉谷山がメインの山行きで、これまた白石尾根(岩下谷ノ頭北尾根/新山沢 白岩沢中間尾根)以来4年ぶりに大血川の方から上がって日原へ抜けるコースを組んで、歩いてきました。

西武秩父駅から東谷ゲートまでは今回もタクシー(¥6020)。大血川へ向かう車中、R140から真っ白になった山が見えたんですけど、アレは和名倉辺りだったのでしょうか?おかげでちょっとワクワクしつつ、ゲートに着いたらさっそく歩き出します。

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(黒ドッケ沢出合の滝)

東谷林道は工事中で、迂回路にケンカ平歩道がそのまま使われていました。ふたたび林道に復帰してケヤキ植林に出たところでお次は東谷へ降りて対岸へ渡るのですが、堰堤下に渡されていた板が外されていたので、今は各々が安全に渡れる箇所を探して渡ることのようです。

対岸に渡れさえすれば、ひと登りで左手に黒ドッケ沢出合の立派な滝を見て、間もなく吊橋に出ます。そのまま対岸へ渡って黒ドッケ沢の径路との分岐がある台地にあがったところで一休み。チョコクロを食べたらそのまま大黒尾根(黒ドッケ沢左岸尾根)に取り付くのではなく、今回は一旦黒ドッケ沢の径路に入って、道が大黒尾根の末端部を乗り越したところで尾根に取り付きました。

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(大黒尾根<黒ドッケ沢左岸尾根>下部・日差しは殆ど入りません)

大黒尾根を歩くのは初訪の折以来4年ぶり?だったはず。そもそも秩父側の尾根ですし、初訪の折はあまり良い印象がなかったのですが、改めて歩き直してみるとそんなに悪くないですね。

紅葉の残る雑木の尾根歩きも楽しいし、右手に黒ドッケ沢や熊倉-酉谷の稜線、右手に長沢山の北東尾根を見ながら歩くのは新鮮な光景ですし。林相自体もそんなに悪い訳ではない。

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(お隣は長沢山北東尾根)

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(大黒尾根上部・スズタケはほぼ消滅)

ただ北西向きの急な尾根ですので、午前中は特に日差しがほとんど入らないのがイメージを悪くしていた原因でしょうか(笑)。

先月歩いた長沢山北尾根とおなじく4年の間にこちらもスズタケはほぼ消滅。藪こぎの労なく歩ける状態は楽ではあるんですけど、少々複雑ですねえ。

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(稜線に出ました・バックは酉谷山)

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(避難小屋もかなり久しぶり)

そんな訳であっさり都県界尾根/長沢背稜に飛び出したら酉谷山は一投足で、久しぶりの山頂に着くと先客さんが二人いらして驚いていたら、みなさん大血川から上がっていたのでした(笑)。小川谷林道が使えない今、最短で酉谷山に上がれるのは大血川からだったんでした。

そんな山頂でしばらくくつろいだらお次は下の避難小屋へ向かいます。あの・・・大黒尾根上部もそうなんですけど、近年訪れる度に都県界尾根北側のコメツガがバタバタ倒れて、北側の展望が年々良好になっているのがこれまた複雑な光景だったりします。シラベやウラジロモミは枯れる原因が明らかなのに対して、奥多摩周辺のコメツガが枯れるのは単に温暖化のせいなのか?これまたシカによる何らかの影響があるのか?たいへん気になるところです。

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(酉谷の道・上部の新道は落葉に埋もれてかなり不明瞭)

酉谷山の山頂も久しぶりなら避難小屋も同じく久しぶり。今回は小屋内でランチでした。しかし久しぶりだったのに小屋が相変わらず綺麗どころか、より良くなっているのはほんとうに凄いことだと思います。

そんな訳で気分良くランチを終えたら下山開始。今回は酉谷の登山道をそのまま下ります。

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(シオジのすらりとした木々が良いですねええ)

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(最奥の二俣・ここも素晴らしい)

酉谷の登山道はかの大地震以降小川谷林道が通行止めになっているせいか、こちらの道も同じ期間放置されている状態。上部の付け替えられた新道からして落ち葉に埋もれてかなり不明瞭です。

でもでもこの辺りの林が本当にすんばらしくって、最奥の二俣まではふかふかの落ち葉を分けながら歩ける天国のような道のり。酉谷の道って短いけど、奥多摩でも有数の樹相美を誇る道だと改めて思いました。

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(日向谷出合を過ぎると黄葉が復活)

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(喜右衛門坂を越えていきます)

二俣からしばらく下ると水流が現れ、日向谷出合を過ぎた辺りから紅葉も復活してきます。

そして骨谷出合を過ぎると道は一旦沢を離れて右岸を高巻くのですが、その高巻き区間が喜右衛門坂と言われるところ。木々の紅葉はこの辺りが一番よろしく、日差しがあったこともあって楽しめました。

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(紅葉は喜右衛門坂の辺りが良好でした)

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(酉谷の道は総じて荒れている)

そんな高巻きを終えて再び沢に近づくと、ひと下りで三又でした。

ということで酉谷は周囲の様子こそ素晴らしいとしか言いようがないのですけど(笑)、登山道の方は不明瞭だったり、桟道がぼろぼろだったり、道が埋もれかけていたり、欠損していたりと基本荒れていることに変わりはなく、もしもの時のエスケープとしては登山道を熟知した人以外は使えない印象です。

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(三又のひとコマ)

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(三又~林道間の紅葉も素晴らしい)

ひと月ぶりの三又は周囲が色づいて明るい雰囲気。本当はここでお茶をする予定だったのに、酉谷山で長居をしてしまったため、残念ながら一休みするしか時間はありません。

さて、小川谷林道が表向き通行止になっている現在、三又から日原へ戻る手立ては二つ。一つは小川谷右岸の上段歩道経由でタワ尾根のどこかに上がるルート。そしてもう一つが左岸の中段歩道を延々と辿るルート。右岸側はここのところ連荘していたので、今回はこれまた久しぶりに左岸の中段歩道を通しで歩くことにしました。

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(道は荒れ気味だが通行に支障はない)

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(日差しがあると良いですねえ)

そうと決まれば話は早く、小川谷林道の終点までもうひとがんばり。でも緩い登りのこの区間がこの日一番紅葉の美しかったところでもありました。

もともと林相の宜しいところの上に日差しがあって、オオモミジやメグスリノキ、そしてイロハモミジも綺麗に色づいていて、正直この区間はもう少し長くても良かったなあ(笑)。

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(犬麦林道・かなりスッキリしていて驚いた)

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(中段歩道・滝上谷へ降りるこの桟道がぐらぐらで恐怖)

20分ほどで小川谷林道の終点に着いたら、今回はここから犬麦林道の方を行きます。犬麦林道はかつてかなり荒れていたのに、久しぶりに歩いたら本当にスッキリきれいになっていて驚きました。

林道を30分ほど歩くと終点に着いて、ここから道なりに中段歩道に。ただ前半は植林が大半で、沢を横切る箇所以外正直歩くだけになってしまうのが残念なところなのですが・・・

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(中段歩道のハイライトはやはり・・・)

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(ハンギョウ尾根を横切る箇所でしょう!)

それもモノレールの軌道が通るハンギョウ尾根を横切る辺りから、林相は一変。自然林の中を通るこの辺りはブナ、ミズナラ、イヌブナの紅葉が盛りということもあって、中段歩道で一番のハイライト。

そして少し先を行くと今度はメグスリノキやイロハモミジなどカエデの多い区間もあって、実はここも楽しみだったんですけど、この手前で日差しが途切れてしまったのは日頃の行いが悪いせいでしょうか?(笑)

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(イロハモミジも見頃に)

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(カロー谷・チドリノキの黄葉が見事でした)

それでも降り立ったカロー谷の辺りもチドリノキの黄葉で埋もれていて、それはそれは見事な光景。色づき自体決して良好という訳ではないのに↑↑こんな感じですから、これで西日が入っていたらすんごい事になっていたのでしょうね。

ここから最後の登り返しが待っているので小屋跡で小休止。周囲の素敵な様子にもう少し長居したい気持ちもあったんですけど、帰りのこともありますので(笑)腰を上げて最後の登りに取りかかります。

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(中段歩道・カロー谷~日原の間は道が荒れている)

中段歩道のカロー谷と日原の間はここ数年徐々に荒れてきていて、一年ぶりに歩いた今回もやはり徐々に荒れているなーという印象。下部の崩落地は再び崩れたみたいでキレイなガリー状になっているし(笑)、その上では桟道が流されてこれまた慎重な高巻きを強いられる始末。

というかそもそもこの区間は高度のある急傾斜地のか細い高巻き道が続く所で、崩落地の下巻き高巻きからしてちょっとしたミスが即命取り、という表現もここの事情をご存じの方なら決してオーバーでないことは納得していただけると思います。

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(上がりきってもまだしばらくは気が抜けませんです)

そんな気を遣う道のりも最高点から緩く下って植林帯に入ると、文字通りにひと山越えた感じでしょうか(笑)。あとは16時台のバスに間に合わすべく少々急ぎ足で東日原へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.11.16 (Sat)   晴 後 曇
東谷林道ゲート 07:05- 吊橋 07:50/08:00- 912m峰 08:20- 酉谷山 10:05/10:25- 酉谷山避難小屋 10:35/11:10- 三又 12:20- 小川谷林道終点 12:45- 犬麦林道終点 13:15- カロー谷 14:25/14:35- 東日原 16:05
 

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2013.11.12

錦繍の日原・ふたたび滝谷へ

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(なぜかまたシオジ平・・・汗)

しかし紅葉真っ盛りの楽しい時期なのに先の週末も天気イマイチでしたね。そんな中今週(11/09)ももちろん日原に入っていました。

というか今回もなぜか?先週と同じく滝谷方面へ。紅葉はタワ尾根で一石山から人形山、上段歩道、そしてシオジ平や滝谷の辺りが見頃に入って、天気は宜しくないながらも十二分に楽しめました。

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(イロハモミジも色づきはじめた)

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(一石山・すでにこんな感じ)

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(あー、日差しが欲しいよおおぉ)

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(人形山への道すがら)

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(林床も色づく)

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(人形山付近が紅葉の盛りでした)

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(金袋山に上がるとほぼ落葉)

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(オオモミジ・やはり紅く色づいたのは少ない)

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(元小屋窪<鳥居谷左俣>)

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(メグスリノキ・色づきはじめ)

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(今週もシオジ平へ向かうのだ)

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(ブナ、イヌブナの紅葉もなかなか)

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(シオジ平の大カツラさん)

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(こちらは大ハリギリさん)

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(低木のチドリノキも色づき始めた)

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(滝谷・下ッ滝<F4>)

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(ヒナウチワカエデ・こちらも紅く色づいたのは少ない)

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(両門ノ滝<F5>)

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(上ッ滝<F6>)

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(藤小屋窪も渓相が良さげですねええ)

さて、紅葉の見頃がイロハモミジやメグスリノキ、チドリノキなどに移ると山の紅葉も終盤で、それは同時に猟の季節の始まりでもあります。今年も実質次の週末(11/16)から狩猟期に入ります。東京都の水源林(鳥獣保護区も猟区に含まれます)はもちろん、他の地域も休猟区に指定されていない限り、基本的に狩猟可能の地域です。これから二月半ばから二月一杯まで気を遣う日々が続きますが、私のような山歩きをする人間は特に(笑)、そして皆様もくれぐれもご注意の程を。
 

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2013.11.05

錦繍の日原・滝谷へ寄りつつ小川谷をひと繞り

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(シオジ平・・・たいへんご無沙汰しておりました)

先週の紅葉が意外に良かったので、今週も日原へ行ってしまいました。(^^ゞ

今回はタワ尾根から一旦小川谷側へ降りて、4年半ぶりにシオジ平(あくまでkomado呼称です)や滝谷の下ッ滝・上ッ滝を再訪。それから滝谷と藤小屋窪の中間尾根を登り返して、それから長沢背稜/都県界尾根の縦走路もおおよそ2年ぶりに歩いてきました。

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(一石山附近・色づき始め)

今週も珍しく一番バスでの日原入り。さすがに三連休の初日です、先週とうって変わってバスは満員で、一番なのに立たされるとは。偶然会ったリブルさんと昔はガラガラだったのに~と愚痴のひとつでもこぼしたくなりますよ(笑)。

一番バスなのに川乗橋でかなりのハイカーを下ろしたのは意外でしたが、ホッともしました。東日原に着いたら、いつものように軽くストレッチをして歩き出します。

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(人形山辺りから見頃になって・・・)

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(なかなか素敵でござる)

一時間ほどで一石山に上がると、今年は紅葉がやや遅れているのでまだだろうと思っていたら、意外やこちらも既に色づき始め。この辺りは今度の週末がちょうどいい感じでしょう。

そしてタワ尾根をゆるゆる上がっていくと徐々に色づいた木々が増えてきて、人形山より上が見頃の範疇でしょうか。贅沢な言い方なのは承知してますけど、色づきは当たり年だった去年と比べるのは少々酷なレベル。まぁ「近年の例年並」といったところでしょうね。

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(金袋~篶坂の間が紅葉の盛りでした)

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(オオモミジ・今年は紅く色づくのでしょうか?)

それでもタワ尾根は紅葉が見事です。なんというか様々な紅がグラデーションと言うより、ぽつぽつと滲むようにまとまって色づく感じは良いですね~。結局あっちこっちうろうろしながら登っていくことになるんです(笑)。

今後はタワ尾根に限らず、これから色づくオオモミジがどれだけ紅くなってくれるかがキーになると思いますけど・・・期待薄?かも??

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(篶坂ノ丸山頂附近にて)

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(上段歩道へ向けテキトーに降ります・笑)

そんなわけで一石山から一時間半かかって篶坂ノ丸に着いたら山頂の周辺を散策して、それから東の上段歩道へ向け歩きやすい箇所を選びつつ適当に下ります(笑)。

周囲を偵察しながらゆるゆる下り、30分ほどで上段歩道に降り立ったら、もうすぐ先が元小屋窪(鳥居谷佐俣)。沢は水量がまだまだ豊富で元小屋窪も四軒小屋窪(鳥居谷右俣)もなかなか見事でした。

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(上段歩道・そんなに荒れている感じではなかった)

上段歩道は自然林の箇所で道が埋もれかけてはいるものの歩行に支障のないレベル。カラマツ植林帯に入ってからの分岐にある掛小屋はとうとう屋根が落ちて骨組みだけになってました(笑)。

緩い下りから登りに変わって四間小屋尾根上に出たら、今回はシオジ平へ向かうのでそのまま尾根を乗り越す薄い踏跡を追っていきます。

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(四間小屋尾根を越えて、シオジ平へ向かうのだ)

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(この大カツラもシオジ平のシンボル的存在)

ここから周囲はサワグルミやシオジなどの渓畔林に加えてブナの巨樹も見られる素敵な林に変わって、シオジ平へ導かれるのですが、シオジ平を前にすると妙にドキドキしてしまうんですよね。いつも。

そして間もなく着いたシオジ平は一部倒木があったものの、やはりシオジ平でした。

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(シオジが見事なのは当然!)

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(ブナもあるでよ♪)

ここは東向きなので、晴れている日は午前中に行かないと日陰になってしまうのが難なのですが、曇ってくれたおかげで意外に明るい。時間も良かったのでこちらでランチと相成りました。

ランチをとって少しお昼寝したら周囲を散策して、お次は滝谷の滝見物。まずは薄い踏跡を追って二ノ沢出合へ下ります。

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(滝谷・両門の滝<F5>)

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(こちらは上ッ滝<F6>の下部・水量多く壮観でした)

二ノ沢へ下る踏跡は以前と比べるとわかりづらくなっている感じ。特に滝谷へ降りる箇所は藪がかぶっているので、今はおのおのが安全に下れるルートを探す、というのが正解なのでしょう(笑)。

下ッ滝(F4)は寄るのが面倒だったので手前から見るだけにして、あとはまきまきしなが両門の滝(F5)を鑑賞。それから藤小屋窪の出合に出て上ッ滝(F6)へむかうと、滝は水量が多くて見事でしたけどここは晴れて欲しかったなぁ。。。

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(藤小屋窪 滝谷中間尾根・こんなにブナがあったっけ?)

上ッ滝を鑑賞したら、今回も滝谷と藤小屋窪の中間尾根に取り付きました。4年半前の初訪の折はひと登りした大岩の所から左に捲いたのですが、今回は直登してみました。

直登したのは標高は微妙ながらも岩場なので、アズマシャクナゲでもいないかというスケベ心があったのですが(笑)やっぱり甘くて、尾根はヒノキやツガに覆われた黒木の尾根でした。

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(あがりこブナ)

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(中間尾根はもっと二次林くさい記憶だったのに、意外や素敵でした)

そんな黒木帯を抜けると、再び広葉樹林に変わってなんとなく見覚えのある光景になってきます。

そんな中をせっせと登っていると、飛び抜けた大木こそないものの周囲に立派なブナが目立ちますねえ。この尾根はもっと二次林くさい記憶があったので、人の記憶なんてアテにならないことこの上ない(笑)。

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(都県界尾根/長沢背稜縦走路・行福ノタオ附近)

それでも周囲があからさまに二次林っぽくなってくると、タワ尾根は近いサインで、じきにタワ尾根に飛び出すと、すぐ上はもう都県界尾根/長沢背稜の縦走路が通っています。

さて、縦走路に出た時点で13時半前。これからどうしましょうか?なんですけど(笑)ここからタワ尾根を下るのが一番穏当だけど、それはちょっと気が向かない感じ。小川谷へは当然降りられないし、天祖は先週歩いたし、孫惣谷は林道歩きが長い。では秩父側はといえばこちらは林相が今三つなので論外。となると結局酉谷・一杯水廻りしか選択肢はなかったのでした。

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(都県界尾根/長沢背稜縦走路・酉谷山を捲いている辺り)

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(ハナド岩より)

でもよくよく考えてみると縦走路も2年歩いてなかったのでちょうどいい機会でした。

縦走路は歩き出しこそガスガスだったものの、東へ向かうにつれ時折ガスが切れたり、晴れて明るくなったりして、紅葉を愛でたい身には何よりもありがたかったです。

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(三ツドッケ周辺のカラマツは黄葉真っ盛り)

おかげで黄葉真っ盛りだった三ツドッケ附近のカラマツも楽しめたし、道の現況も把握できて、想像よりもかなり収穫のあった道のりでした。バスの時間の都合で酉谷や三ツドッケを捲かざるを得なかったのが少々心残りでしたが、まぁそちらは近いうちに訪れるでしょうから、それまでの楽しみにしておきます。

ちなみに4年半前のシオジ平・滝谷は→→こちら。参考程度にどうぞ (^_-)-☆
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.11.02 (Sat)   晴 後 曇
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:55- 一石山神社 07:25- 一石山 08:05- 篶坂ノ丸 09:30- 上段歩道に出る 10:00- シオジ平 10:40/11:30- 下ツ滝(F4・二ノ沢出合)11:40- 上ツ滝(F6・藤小屋窪出合)12:00/12:10- 縦走路に出る 13:25- 酉谷峠 14:10- ハナド岩 15:15/15:20- 一杯水避難小屋 15:45- 東日原 16:55
 

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2013.10.29

錦繍の日原・孫惣谷を半端に繞る

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(天祖~板小屋吊尾根のコハウチワカエデ紅葉は盛り)

せっかく近場の山でも紅葉シーズンに入ったというのにここ二週ほどは台風にふりまわっされっぱなしでしたね。一時は週末もアウトか?と思っていたら、台風が土曜にやっとこ通り過ぎて、翌日曜(10/27)は台風一過の好天。

となると足はやはり日原へ向いてしまいますネ。今回は一年ぶりの天祖山で、表参道から天祖~板小屋~水松~タワ尾根~ウトウ沢~孫惣谷左岸の巡視路と、孫惣谷をハンパに繞るコースを歩いてきました。

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(ハタゴヤの辺りはまだ緑)

今回は久しぶりに一番バスでの日原入り。近年の山ブームにしてはお客は意外に少なめでしたけど、それは却って大歓迎ですね(笑)。晴れたせいか少し冷えてキリっとした空気の中、まずは八丁橋まで林道をてくてく。

しかし台風直後のせいか本谷の水量がものすごく、なかなか壮観でしたが、ちょっと沢ルートはまずいかなぁ・・・。そんなことを思いつつ歩いているとじきに八丁橋を過ぎて登山口に到着。一息ついてから登り始めます。

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(大日大神からの急登をこなすと紅葉は見頃に)

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(ブナも良い感じ)

キッコウハグマの花は去年より豊作でしたけど、やはり一週間ほど遅かったです。。。

登りだしは当然緑でしたが、登るにつれ徐々に木々が色づき始め、大日大神からの植林帯の急登をこなすと、ここから先が紅葉本番だったのは予想通り。

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(ハウチワカエデ・少ないが紅葉は見事)

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(こちらも良いですねえ)

でも紅葉の状態が想像よりもかなり良かったのは予想が外れました(笑)。この日の好天の補正を除いたとしても案外良いですよ。コレがあるから山はやめられない!

ということであとはそんな紅葉黄葉を愛でつつ、あっちへこっちへ寄り道しながらゆるゆる登っていきます。

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(オオイタヤメイゲツ)

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(ナギ谷ノ頭附近の倒木帯)

そんな紅葉も天祖山に上がる頃にはかなり薄くなって、山頂周辺はダケカンバを始めほぼ落葉。山頂でクイニーアマンを食べたら次は北の吊尾根へ向かいます。

下りしなの開けたところから見える長沢谷の辺りも↓↓遠目で見る限りはなかなか見事でした。ただあちらは実際の所林相がいま二つなんですけど。。。(汗)

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(長沢谷方面・雲取、二軒小屋、ノーナギ尾根)

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(コハウチワカエデ・見事でした)

そして梯子坂ノクビレに降りて、登り返すとじきに出るコハウチワカエデの紅葉地帯はちょうど盛りに入った状態で、こちらもなかなか見事な色づき。

そんな中を歩いているとホントうっとりしますねえ。とにかく今年も良い時期に歩けて感謝感謝です。

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(うっとりしますねぇ)

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(板小屋ノ頭附近は落葉)

そんな紅葉も登山と道と別れて板小屋ノ頭へ向かうと、徐々に減って、山頂に着く頃にはほぼ落葉してましたが、足下のオオイタヤメイゲツやコハウチワカエデ、ウリハダエデなどの幼樹達の紅葉はまだまだがんばっていました。

というか二週前の長沢山の時に気がついたんですけど、近年板小屋や岩下谷ノ頭付近などカエデの幼樹が増えて、ちょっとした藪のようになっているのはシカが減った(逃げたとも言える・笑)おかげなのでしょうか。

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(カエデの幼樹も色づいている)

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(水松山付近・カラマツは色づきはじめ)

板小屋ノ頭から東の鞍部に下ったら前は稜線伝いに歩いたので今回は南の縦走路を歩いてみました。

二週前はまだまだ緑だったのに、カラマツ植林こそ色づきはじめなもののあとは紅葉の盛りから落葉といった感じで、この時期の二週間はやはり様子が一変しますね。

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(サラサドウダンもなかなか良いです)

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(稜線の縦走路はこんな感じ)

紅葉が案外良かったので、歩いているとこのまま酉谷山まで行きたくもなったんですけど、今までゆっくり歩きすぎたのでさすがに諦めました。

ということで縦走路がタワ尾根を乗り越したところでタワ尾根に入り、大京谷ノクビレまで下ります。

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(ヘリポートより、熊倉・蝉笹・檜木岳)

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(ウトウ沢上部・モトゲイタヤの黄葉が素晴らしかった)

30分ほどでクビレに降り立ったら、一息ついて西のウトウ沢を下り始めたのですが、沢上部のモトゲイタヤの黄葉がとにかく声も出ないような素晴らしさ。

ちょうど黄葉が盛りだったのと、沢が西向きで西日が当たるのと良い条件が重なったこともあったんでしょうけど、このときのウトウ沢はまさに黄金色。この日の紅の一番が吊尾根だとしたら黄の一番はウトウ沢でした。

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(ウトウ沢・台風直後のせいか、上から水流があった)

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(孫惣谷左岸の巡視路のひとコマ)

あとこの日のウトウ沢が面白かったのは、台風直後のおかげで下りだしてすぐに水流が現れたこと。この沢は普段は巡視路の手前まで水流のない沢なので、結構レアな姿が見られてラッキーだったかも。

水流があるので下降には少々気を遣いましたが、普段とさほど変わらない時間で巡視路に降り立ったら、あとは東日原目指して帰途についたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.10.27 (Sun)   晴
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:55- 八丁橋 07:40/07:45- 大日大神 08:45- 天祖山 10:15/10:20- 梯子坂ノクビレ 10:55- 板小屋ノ頭 11:30-(途中休憩40分)- ヘリポート 12:55- 大京谷ノクビレ 13:30- 巡視路に出る 14:05- 採石事務所 14:40- おろせ橋(八丁橋)15:15- 東日原 16:00
 

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2013.10.15

久しぶりに秩父側から長沢山へ

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(長沢山附近・色づき始めた)

秋の絶好の好天の中を歩けるというのに、こんな時に限ってカメラを忘れるとはなんたる失態!なので今回は急遽持参していたiPodtouchのカメラで撮ったため、こんな↑↑絵画のような写真になっております(笑)。

ということで今回(10/14)は錦繍の日原第一弾といったところでしょうか、秩父側の大血川から5年ぶりに鉄砲沢 桶木沢左岸尾根たる長沢山北尾根を登路にとり長沢山へ。それから長沢背稜を東へ行き、喜右衛門尾根を下降して三又に出るコースを紅葉の具合を確認しつつ歩いてきました。

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(長沢山北尾根<鉄砲沢桶木沢左岸尾根>・下部の露岩帯)

秩父側から登るのも5年ぶりだったでしょうか?今回も西武秩父駅から大血川釣り場先の699m点までタクシーを走らせて(¥6380)からのスタート。最近は「あの花」ブームで秩父を訪れる人が増えているようで、運ちゃんもいつになくご機嫌でした(笑)。

さっそく西谷に降り、東谷からの導水路から来た水が滝のようにどうどう流れる様子を見つつ上がると、すぐ先が鉄砲沢の出合。歩き出し間もないので一息つく間もなく北尾根に取り付きます。

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(長沢山北尾根・1400m圏辺りの緩斜面Part1)

のっけは植林帯で、少し上がると大岩が現れてしばらく露岩帯が続きますが、慎重に行けば問題ないレベルです。しかし空は真っ晴れなのにここは北斜面である大血川の深い谷底なので、登っても登っても日差しが全く入りません。

登っているうちに植林はじきに抜け、雑木林に変わるとスズタケも現れ・・・なくて、至って楽に登れるようになっていたのは予想通りでした。

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(長沢山北尾根・1400m圏辺りの緩斜面Part2)

そして徐々に日差しが入ってくるようになると、北尾根のハイライトである1350m~1450m圏の広い緩斜面に出ます。

この辺りはまだまだ緑で一部コミネカエデが色づいているぐらい。初訪の折は枯れたスズタケが残っていて移動するのも少々難だった緩斜面も、今はスズタケが消えてどこでも自由に歩ける状態で、時間に余裕があるので当然周囲を散策。おかげで緩斜面のおおよその全貌を捉えることができたのは大収穫でした。

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(長沢山山頂)

そんな緩斜面から痩せた岩尾根を介すると、周囲はダケカンバに黒木が混じるようになり、周囲の木々も徐々に色づいてきますが、う~んやはりというか今ひとつ宜しくない感じ。そんなことを思いつつ登っていると周囲が明るくなって長沢背稜の縦走路に飛び出しました。

飛び出したところから西へ少し行くと長沢山なので、とりあえず山頂に寄ってから稜線を東へ。この辺りで色づき始めといった感じで、やはり色づきはあまりよろしくありませんですね。お目当てのオオイタヤメイゲツはまだ緑のも多いけど色づいたのは同時に枯れ出しているのが多い感じ。たまにハウチワカエデやサラサドウダンの綺麗な紅が見られるぐらいでしょうか。

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(芋ノ木ドッケ方面はこんな感じ)

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(長沢背稜縦走路はまだ緑)

ということで色づきが早めに進んでいた今年の秋も先の高温続きで少々変わったようです。なので今回も尾根伝いに板小屋ノ頭に上がってから水松山へ下ったのですが、この辺りは相変わらず迷われる方が多い!仮にうまく北斜面に移っても今はスズタケが枯れてスッキリしているから道筋が却ってわかりづらくなっている。

いつも思うんですけど、非登山道の領域にむやみにマーキングをつけるのがお好きな向きにおかれましては、本当はこうい所にこそ思う存分につけていただきたいんですけどねええ(笑)。あと天祖山の表参道とか。。。

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(滝入ノ峰ヘリポート草ぼうぼう)

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(喜右衛門尾根1480m峰)

おもわずグチが出てしまいましたが(笑)、稜線の縦走路も色づき始めたもののまだまだ緑が優勢。さすがに秋の三連休。普段は人の少ないこの界隈も人が結構歩いていました。

タワ尾根を越えて、しばらく歩いたところから喜右衛門尾根に入り、下降を始めます。

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(喜右衛門尾根の一コマ)

喜右衛門尾根を下るのもかなり久しぶりで、おそらく5年近く歩いてなかったのではないのでしょうか?ひと下りで出る1480m峰附近の緩斜面は相変わらず素敵なところですね。

久しぶりだったこともあって、今回もあちこち寄り道しながら下っていく道のりは、この日歩いていて一番楽しいところでもありました。

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(三又、二年ぶりでしたー・泣)

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(林道端にリンドウ、ジンジソウと)

二年ぶりの三又の写真がこんなの↑↑しかないなんて本当に悲しいんですけど、三又も相変わらず素敵な所でした。三又でランチをとれる幸せ。今シーズンはもうちょっと通ってあげたいなあ。。。

んで、あとは確認を兼ねてこれまた久しぶりに小川谷林道をそのまま下りました(スミマセン (_ _))。三又から林道終点までは荒れてはいるものの通行に支障なし、林道は余計なマイカーが通らないせいか却って状態が良いぐらいでした(笑)。あの・・・酉谷の整備も絡んじゃうからアレなんでしょうけど、震災からもう二年経ちますし、そろそろ歩行者だけでも表向き歩けるように便宜をはかってもらえないかなあ。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.10.13 (Sun)   快晴
699m点 07:00- 1400m圏緩斜面 08:40/08:55- 長沢山 09:40- 板小屋ノ頭 10:10-滝入ノ峰ヘリポート 10:45- 1480m峰 11:20- 三又 11:55/12:30- 林道終点 12:50- 滝上谷橋 13:25- かろう橋 13:50- 東日原 14:30
 

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2013.09.05

タワ尾根の枝尾根、落ち穂拾い

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(岩下窪右岸尾根の一コマ)

いやあ、先週末は台風が来て天気が崩れると思って木曜に歩いてきたのに、実際週末になってみると天気が崩れるどころかしんどい猛暑がぶり返して、山日和じゃないですかっ。

そんな訳でどこ歩こうかなぁ?と思案していたところ、ふと思いついたのが長らくとっておいてあった、タワ尾根の枝尾根である孫惣谷側から篶坂ノ丸へ突き上げる岩下窪右岸尾根のこと。土曜(08/31)に歩いてきました。

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(林道端にはイワタバコ)

しかし暑い日は朝から暑い。尾根取付までの林道歩きはいきなり工事で10分近く足止め食ったりして大変な道のりでしたが、それでも林道端には長尾谷では見られなかったイワタバコがぼちぼち咲いていて、この花に逢えたのが唯一の救いだったかも。

目的の岩下窪右岸尾根の取り付けはもちろん岩下窪・・・のはずも実は擁壁が聳えているので取り付けません(笑)。というかこれは以前お隣の栃ノ木窪右岸尾根を登ったときに確認していたので、いい加減イヤになりながらもなおも林道を行って栃ノ木窪に出て、そこから左岸の斜面に取り付いて東へトラバース。岩下窪右岸尾根の尾根上に上がる段取りを踏みました。

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(岩下窪右岸尾根・下部は植林と分けられた間を行く)

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(巡視路を横切るとちょっとしたブナ帯を過ぎ)

尾根に上がると風が通って意外に涼しかったのは助かりました。まずは植林と雑木林に分けられた中を行き、オロセ尾根へつながる下段、そして金袋山へ抜ける中段の巡視路を突っ切ると、全面雑木林に変わって、ここからが岩下窪右岸尾根のハイライト。

途中でちょっとしたブナ帯を介すると、そこから上は篶坂ノ丸の他の枝尾根と同じくミズナラの大木目立つ、素晴らしい道のりが続きます。

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(ミズナラが目立つようになります)

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(尾根上部・尾根右側が緩斜面状になる)

そんな木々を愛でながらゆるゆる上がっていると、右手からオロセ尾根が近づいてきて、いつのまにやら尾根の右手が緩斜面状になっていました。

ショートコースゆえ、そちらの緩斜面も散策しつつ、登っていきます。

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(篶坂ノ丸山頂附近にて)

尾根は急なものの短いせいでしょうか?いろいろ寄り道しながら歩いても、栃ノ木窪から一時間半かからず篶坂ノ丸に着いてしまいました。

頃合いも良いので今回は山頂でランチ。この日は虫は比較的少なかったものの、代わりに?蜂にまとわりつかれてしまい、気の休まらない大休止でした(笑)。

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(タワ尾根・軌道がなくなったのは良いですね)

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(小川谷林道が使えれば巡視路下って東へ降りたいのに・・・)

ランチを終えたら今回は早くも下山開始。タワ尾根をそのまま下ります。モノレール軌道が無くなって久しいですが、こう歩いてみると目障りなものが無いのはやはりいいことです。

でもでも・・・かの大地震以降小川谷林道は通行止めのままで、たまにはね、久しく歩いてない東の巡視路でも下りたいな、と思ったりもします。完全自己責任で良いので(本当に!)あそこの道、いい加減通してもらえないでしょうかねええ?酉谷の整備とかも絡むから難しいのでしょうけど。

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(人形尾根との分岐・この撓みが素晴らしい)

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(とうとう折れてしまいました)

そして今回タワ尾根を訪れたのが、枝が折れたという情報のあった人形山のミズナラを確認するためだったんですけど、見事に折れてました。折れた枝についている葉がまだ緑なので折れたのは8月中でしょうか??

まぁこの木に関して言えば、昔からこちらやよそでいろいろ申し上げてきたので多くは語りませんが、今後どうするのかなあ?と。斜めに延びている異形の木ですので、このまま行く末を見守るのか?手を入れるのか?その辺りの判断が個人的にはヒジョーに気になっております。

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(燕岩の岩頭に寄るのも久しぶり)

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(ヤハズハハコ)

今回はショートコースなので、久しぶりに燕岩の岩頭にも寄ってみました。お花は思いの外少ないですねえ。ギボウシとヤハズハハコとナカバノコウヤボウキを本当にちょこっと見るだけ。他のキク科のお花はまだ早かったです。でも蕾をつけたキッコウハグマはちょこっと見かけましたよ。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.08.31 (Sat)   晴 後 曇
奥多摩駅 07:55→ 東日原 08:25- 八丁橋 09:10- 栃ノ木窪 09:50/10:00- 中段の巡視路横切る 10:40- 篶坂ノ丸 11:20/12:05- 一石山 12:55/13:10- 一石山神社 13:30/13:40- 東日原 14:05
 

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2013.09.01

巡視路歩きは楽し(長尾谷~棒杭ノ頭~塩地谷)

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(長尾谷の水源林巡視路のひとコマ)

しかし関東はまだまだ暑い日が続きますね。先週の木曜は(08/29)久しぶりの平日山行。水源林巡視路が改修されたと聞いてから少々気になってきた倉沢の辺りを久しぶりに歩いてきました。

まだまだ夏休みとはいえ、さすがにこうも暑い平日となるとさすがに人出は限られます。当然倉沢で降りたのは自分だけで、まずはシオジ窪出合までの林道歩き。でも道中、意外や風が通ってこの林道歩きを快適にこなせたのは気持ちよかったし、ラッキーでした。

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(倉沢一帯の巡視路が改修されているようだ)

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(でもこの橋は手つかず・笑)

歩き出しから1時間ほどで廃林道の終わるシオジ窪出合に出たら、そのまま道なりに巡視路に入ると、やはりというか道が改修されていてかなり歩きやすくなっています。

すぐ先の道が一旦左岸へ移って滝を高巻く箇所も、以前と比べるとわかりやすくなっていて、「今のところは」初めての人でもスムースに道を辿れそうですね。

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(980m圏二俣・径はここで終わりと思っていましたが・・・)

そんな訳でたやすく980m圏の二俣に着いて、少し休憩。ここはちょっとした広がりが居心地良いし、涼しい風も通って、快適に休めてもうご機嫌です(笑)。

今まで辿ってきた巡視路はここでお終い。と思っていたらなぜかマーキングが奥へ延びているのはいったい・・・。とはいえここから実質軽い沢歩きになるのは変わりません。

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(この滝の巻きは少々面倒だったのに)

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(左又窪・この滝乗り越えてから、右岸尾根へ)

マーキングはまだまだ続いて左又窪とセンゲン前窪との出合に出たら、この先は左又窪の方についていて、う~ん。。。

登山者がつけたマークとは明らかに違うものの、「何だよこれは!」と思いつつ小滝を越えて、右岸の尾根に取り付いてみると、

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(上がったら、ぬあんと植林帯とは。。。)

ぬあんと尾根上は植林帯になっていて(笑)疑問は氷解。要はこの辺りの植林の手入れのために巡視路が改修されていたのでした。

しかしこの奥まで来て植林帯というのは、はなはだ自分勝手な言いぐさなのは承知してますけど、やはりちょっとしたガッカリ感は否めません。

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(イヌブナさん、見事でした!)

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(左又窪左岸尾根・植林帯が切れればこんな林も)

しかも尾根に上がってからしばらくは植林下の急登が続くところもしんどいところ。でもそれもじきに緩んで、植林と雑木林に分けられた尾根上を行くと、ミズナラやブナの立派な木を見るようになるところがこの尾根のハイライトでしょう。

でも良い感じになったなぁ、と思ったら右側に植林が現れて、ひと登りで縦走路に出てしまいました。でもこれだけではあっさり過ぎていたので、試しに植林帯が出たところまで戻って、東へ延びている踏跡を追ってみると、意外やこちらもなかなかの美林帯で結構と楽しめました。

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(棒杭ノ頭)

そんな寄り道を楽しんだら稜線上まで上がって棒杭ノ頭へ。稜線から秩父側のブナ林も見事でしたけど、ここへ来てなぜかハエのような虫にまとわりつかれてまとわりつかれて・・・

それでもお腹が減ったのでめげずにランチにしようとしたのですが、珍しく払っても払っても虫がひっついてきて、とてもじゃないけどランチどころではなく、おにぎりを食べるのが精一杯。しょうがないので逃げるように下山開始(笑)。棒杭尾根を下ります。

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(棒杭尾根も上部は楽しい)

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(途中、尾根西側に開けた箇所ができていた)

棒杭尾根も尾根が急で短いけど上部は残された自然林が楽しいですね。

今回久しぶりに歩いて驚いたのが、途中、尾根の西側が崩落してちょっとした展望地になっていたところ。この日は天気が天気だったので「あー周囲が開けてるなあ」ぐらいでしたけど、これもちょっとしたアクセントになりそう。

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(5mあると思うこのブナは見落としていました)

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(塩地谷へ・巡視路歩きは本当に楽しい)

そんな道のりも時期に植林帯に入ればあとは急降下が続いて、小一時間で塩地谷へ下る巡視路との分岐に着いたら、ここは迷わず塩地谷へ向かいます。

この道は三年ぶりになるのかな?時折渓畔林も交えた美しい道のりは短いけど、歩いていて本当に楽しくなる道。何度歩いても!東京都の水源林にはこんな雰囲気のある道がまだまだあるなんて、実はオソロシー事なのかもしれませんネ(笑)。

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(シオジクボ小屋跡)

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(桟道が新しいと妙に嬉しい)

サワグルミとシオジのすらりと伸びた木々が美しいシオジクボ小屋跡に降り立ったら、周囲を散策して、それからこちらも改修されていた巡視路を下って倉沢を目指したのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.08.29 (Thu)   晴 後 曇
奥多摩駅 08:10→ 倉沢 08:35- 魚留橋 09:15- ワサビ沢出合 09:30- 980m圏二俣 10:10/10:25- 左又窪 センゲン前窪出合 10:45- 縦走路突っ切る 12:00- 棒杭ノ頭 12:10/12:25- 塩地窪小屋跡 13:25/13:35- 魚留橋 13:55- 倉沢 14:30
 

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2013.08.07

夏の石尾根ひさしぶり

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(ネズミザス尾根上部の自然林)

いやぁ、夏の石尾根って何年ぶりだろう!ってぐらい久しぶりでしたね。

先週末(08/24)はそんな石尾根の東あたり。東日原からネズミザス尾根を登ってカラ沢ノ頭に出たら、鷹ノ巣山へは寄らず(笑)石尾根を東へ六ツ石山へ行き、ハンノキ尾根を下るコースを組んでのんびりと歩いてきました。

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(橋の老朽化により、鷹ノ巣谷出合から尾根に取いた)

奥多摩出たのってGWの御前山以来かな?山ブームは相変わらず続いていて電車もバスも盛夏だというのに結構な人出。東日原もかなり久しぶりで、いつの間にやら「ねねんぼう」が食事を始めていて驚いたけど・・・冬もやってくれるのかなぁ。

今回はネズミザス尾根なので、まずは稲村岩尾根の登山道を辿って一旦本谷に降り、そのすぐ先で登山道と別れて鷹ノ巣谷に架かる橋を渡って尾根に取り付く段取り。

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(739m峰)

だったのですが、以前歩いたときも少々危うかった橋は老朽化が進んで、とても身を預けられるような代物ではなかったので、ここは本谷の川原に降りて鷹ノ巣谷を飛び石で徒渉。それから尾根に取り付きました。

のっけは尾根を左に巻きつつ適当に登る感じだったのが、今は薄いながらも踏み跡がついていますね。それを慎重に追うとじきに尾根上に導かれて、急な尾根をひとがんばりで739mに出ます。

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(ネズミザス尾根は植林少な目なのが良い)

739m峰のあたりは平坦というか二重山稜状になった小広いところで、一息つける格好の場所。天気は曇っていたもののこの時期のせいでしょう、もうすでに全身汗だくです(笑)。

休憩がてら少し腹ごしらえをしたら、ここから本格的な登りの始まり。登りだしてしばらくは尾根の左側が植林帯ですが、それも長くは続かず、あとは雑木林が続くのがこの尾根の良いところ。緑の濃い時期は初めてでしたけど雰囲気が違いますね。そしてちょっとした露岩や岩屑も良いアクセント。

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(ミズナラの大木・今回測ってみたら4m程でした)

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(一瞬だけ姿を見せてくれた鷹ノ巣山、雲取山、天祖山)

そんな様子に気分良く登っていくと、尾根が広がって徐々にブナ・ミズナラなどの自然林が混ざるようになってきます。ここは尾根を忠実に辿るだけではつまらないので、例によってあっちへふらふら、こっちへふらふら。

ネズミザス尾根を歩く時に必ず休憩している↑↑このミズナラの大木、今回初めて計測してみたら4mほどでした。

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(石尾根はガス)

そんな広尾根から再び尾根が痩せてくると、石尾根はもう間近。鷹ノ巣や雲取の姿を一瞬だけでも見られたのはこの日の天気からするとラッキーだったのでしょう。

ということでカラ沢ノ頭に上がると、周囲はガスガス。これでは鷹ノ巣へ行ってもしょうがないので、おとなしく六ツ石山へ向かうことにします。

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(将門馬場附近)

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(六ツ石山山頂)

わかっちゃいたけど石尾根のお花は見頃に入ったマルバダケブキとイケマのみ。もう少し西へ行けば種類が増えるのでしょうけど、まぁいいや。縦走路は意外に人が多かったものの、六ツ石山の方は天気がいまいちなせいか?閑散としていました。

なので山頂でランチをとって、お昼寝しているとぼちぼちできてくると人が上がってきて、それなりに賑わってきた感じ。その上に大パーティさんもやってきたので、ココでおいとまして下山開始。

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(リョウブの花に近づけたのは久しぶり)

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(マルバダケブキ・見頃に入った)

まずは南のトオノクボへ向かったのですが、葉の茂る今の時期は熊棚がわからないから精神衛生上大変宜しいですね(笑)。

それはともかく道中リョウブの花を間近に見られたのは久しぶり。マルバダケブキはこのあたりで満開。あとはイケマばかりだったんですけど、道中ニガナが二株、そして↓↓オオバギボウシが一株だけでしたけど見られたのにはびっくり。よくぞシカさんの難を逃れて生き長らえてくれました。

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(まさかオオバギボウシが生き存えていたとは!)

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(ハンノキ尾根・トオノクボを過ぎてもしばらくは防火帯が続く)

六ツ石山から30分ほど下ると右へ水根への道が分かれるところがトオノクボ。ハンノキ尾根はなおも続く防火帯を直進するようにそのまま行きます。

トオノクボから先の防火帯はお花こそ減るものの、緩やかで今の時期らしい緑の尾根道がなかなか好ましい雰囲気です。

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(ソバナ・これも一株だけだった)

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(尾根中腹の伐採跡・この感じはちょっと・・・)

そんな防火帯が切れるあたりで防火帯から右へ外れる道をとらえると、ここから植林に入ってぐんぐん下っていきます。

道は左に捲いてしまう沖ノ指に寄って、山ノ神を過ぎるとまもなく突然周囲がぱっと開けて広大な伐採跡に出たら、そろそろ終盤、のつもりだったんですけど

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(やはりカヤト原になっていました・笑)

その伐採跡が予想はしていたもののやはりくせ者で、要は日当たりが良いからカヤトが茂って道がわかりづらくなっていたのでした。

しかもTシャツ一枚で藪を分けると、腕にごく浅い切り傷が無数にできてヒリヒリするやら痛いやら。この微妙な痛さは却って煩わしいですね。参りました。

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(いつ見ても素敵な橋梁だ)

そんな藪地帯を抜けて民家の脇を通るようになれば境は間近で、あとはすいすい下れます。廃屋の多さが淋しい境の集落の中を下って、むかし道に出る手前にくぐる↑↑この橋梁。何度見てもコレは立派でそそられますね。キハを走らせてみたいと思うのはボクだけじゃないはず(笑)。

もしかするとハンノキ尾根の一番の楽しみってこの橋梁を見ることなのかも、とアホなことを思いつつ境橋のバス停へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.08.04 (Sun)   曇(稜線はガス)
奥多摩駅 07:25→ 東日原 07:55- 739m峰 08:30/08:40- カラ沢ノ頭 10:30/10:40- 六ッ石山 11:10/12:10- トオノクボ 12:35- 沖ノ指(1021m峰)13:05- 山ノ神 13:10- 境橋 14:00
 

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