« ちょっと遅出で大丹波川から川苔山を周回 | トップページ | オクリ沢から麻生沢へ・新緑の雑木林を愛でる »

2013.04.17

峠越え、岩尾根登って小持山へ

B130417a
(妻坂峠・梢越しに武甲山を望む)

春はまだまだ気温の変化が大きいですね。なので先週歩いた川苔辺りだけではお花の、というかアカヤシオの開花の進み具合がイマイチ掴みづらかったので、久しぶりに奥武蔵方面をてくてく。

今回(04/14)は名郷から妻坂峠を越え、一旦一の鳥居へ降りたら、大持沢左岸尾根を登り返して小持山に上がり、高ワラビ尾根の1160m峰北尾根たるスヤマ沢右岸尾根を下降、それから橋立川を下って浦山口に出るコースを組んで歩いてきました。

B130417b
(トウゴクサバノオ)

この時期の奥武蔵は3年ぶり。名郷の辺りもすでに桜は終わって新緑の感じで、歩き出しこそそんな様子にうきうきしたのもつかの間、こちらは植林帯が多いのが難ですね。妻坂峠に上がってようやく「らしい」光景に出逢えて、実質ここからがスタートのようなものでした。

峠付近の木々は芽吹きはじめていたものの、峠北寄りの斜面のお花は予想通りあまり進んでいない感じで、コガネネコノメやカタクリ、ヨゴレネコノメが咲き始め。ニリンソウはまだ見あたりません。でもそのまま北の道に入ってしばらく下ると、狙っていたトウゴクサバノオいましたいました!実は今回奥武蔵に行ったのはアカヤシオよりも、この花に逢いたかったからなのです。

B130417c
(妻坂峠みち・秩父側は雑木林が多い)

こちらの道は雑木が多く、群れてはいないけどカタクリが普通に見られるのはさすがに秩父の山。楽しいですね。

林道まで車が溢れている一の鳥居まで降りたら、林道を西へ少し行き、大持沢を渡った所で左岸の尾根に取り付きました。

B130417d
(大岩二つくっついてトンネル状)

植林の中をせっせと登っていると、左手に大岩が見えたので気になって寄ってみたら、そこには二つの大岩がついてトンネル状。

これは潜るとなんかいい事ありそうな気がしたので、一度潜ってから尾根に戻りましたとさ(笑)。

B130417e
(大持沢左岸尾根・こんな箇所は意外に少ない)

B130417f
(左岸尾根中部では露岩帯の急登も交える)

植林を抜けると、雑木林に変わって本格的な登りになりましたが、やはり秩父の山には露岩がつきもの。アカヤシオもぼちぼち見られますが想像よりも少なかったです。イワウチワはまだ蕾だし。。。。

それでもしばらくは普通に登られるのですが、登るにつれ岩が徐々に増えてきて、950m圏を過ぎると結構なよじ登りになったのには驚きました。秩父の情報のないマイナー尾根はコレだからこわい。下りに採らなくて良かったです。

B130417g
(尾根上部・上のヤマグルマの大木が画になってたのでパチリ)

とはいえ、尾根上部まで植林があるので所々明瞭な道筋があったりするのも妙な感じ。

せっせと登って大持山~小持山の稜線が間近に見えてくると、稜線から人の声が結構聞こえてきたので、コレは人出が多そうだ。なので尾根が平衡になった1170m圏辺りの平らなところで今回はランチと相成りました。

B130417h
(小持山への道すがらより武甲山)

B130417i
(大持~小持稜線のアカヤシオはまだ蕾)

ランチを終えたら急に眠気に襲われたので、久しぶりにお昼寝なんかもして再び歩き出せば、ひと登りで稜線に。でもお昼寝しても眠気がとりきれず、面倒になったので大持山は諦めてそのまま小持山へ向かうと、稜線はまだまだアセビが満開。

ということでアカヤシオの方はまだみんな蕾で、見頃はこの週末以降になりそうです。

B130417j
(高ワラビ尾根上部の露岩帯より大平山・七跳山)

小持山に着いてもまだ眠気がとれず、座りながら少し寝たらカラダも覚めて、ようやく歩く気分になってきました。小持山からは久しぶりに高ワラビ尾根に入って、ぐんぐん下って行きます。

ひと下りすると↑↑周囲の開けた岩場に出るのですが、本当はここでランチの予定だったのに。。。

B130417k
(スヤマ沢右岸尾根・1070m圏峰手前の鞍部)

小持山から15分ほどで広い雑木の平頂と言った風情の1160m峰に着いたら、ここで少し休もうかと思ったんですけど、来た方向から人の声が聞こえてきたので、慌てて北のスヤマ沢右岸尾根を下りはじめます。

尾根上部はそこそこ普通に?歩けたのですが、1070m圏峰を越えると尾根が一気に急になって、同時に露岩も現れて徐々に歩きづらくなってきました。

B130417l
(アカヤシオ・多くはないが1000m以下で見頃)

B130417m
(こんなの聞いてないよー♪)

でも川苔山の足毛岩を彷彿とさせるような岩場辺りから、綺麗に咲いたアカヤシオが現れたのはかなり嬉しかったです。切り立った岩場なので写真の方はなかなか撮れないでもどかしかったですけど。

そんな岩場を過ぎても尾根は平衡になるどころか、より急になって↑↑リッジ状の露岩帯に出くわしたり、↓↓手がかりの少ない急降下を強いられたりと、先ほども書きましたけど、情報のない秩父のマイナー尾根はコレだから怖い。いきなり下りにとって怖い思いを何度もしてるのに・・・結局ただのおバカなんですね(笑)。

B130417n
(相変わらず急降下は続きます)

B130417o
(橋立川に降り立つ直前でもこんな感じ)

でもでも怖い思いをしながら下っている最中もアカヤシオは方々で綺麗に咲いていて、結局スヤマ沢出合の辺りまで普通に見られて、今回は充分に楽しめました。

結局この尾根は末端まで急で、なんとかスヤマ沢の出合に降りたってホッと一息。ここから沢をひと下りすれば、その後は整備された道が待っています。

B130417p
(スヤマ沢出合)

B130417q
(コガネネコノメ・満開で足の踏み場もない)

橋立川を歩くのは6年ぶりでしたけど、こうやって改めて歩いてみると渓畔林が見事ですね。そして足下にはカタクリにハナネコノメにツルネコノメソウ、ヨゴレネコノメ。そしてコガネネコノメが周囲の地面を埋め尽くすように咲いていたのがとにかく見事でした。足の踏み場もないぐらい。

沢沿いにはカツラもぼちぼちいましたが、う~んお花には少々遅かったようです。残念。

B130417r
(橋立川・この辺りはなかなか素敵です)

B130417s
(スゲ沢分岐からの道は荒れている)

ひと下りでスゲ沢の出合に出たら、右岸側に武甲山からの道が来ているのであとはお気楽に下るだけ。芽吹き新緑の始まった渓畔林は相変わらず見事だし、足下に廊下や滝を見ながら歩けるこの道は本当に良い道だな~

なーんて思っていたらじきに崩落箇所が続々と出てきて、とうとうトラバース不能の箇所に出てしまいました。前に歩いたときは苦労した覚えがまったくないので、6年の間に荒れたようです。さてどうしようとか周囲を見回してみると、手前で沢に降りて左岸を行く捲き道ができていました。

B130417t
(でもこの辺りは渓相よろしく、新緑も見事!)

でもその沢筋こそ新緑真っ盛りで、西日があたって輝く様子は正に最高潮。うおーコレはお得だったかも、とにやにやしながらもとの道に復帰すると、すぐ先が長者屋敷ノ頭からのメイン登山道との合流地点。そして今歩いて来たスゲ沢からの道の方は通行禁止でロープが張られていました(笑)。まぁ当然でしょう。

メインの道と合流してからも相変わらず新緑の道が続いて、楽しい限り。しかも道中レンプクソウを見つけて狂喜してしまいました。地味な花ですけどこの花は毎年狙いつつもフラれ続けて、今回はじめて見かけたのです。

B130417u
(レンプクソウ・ようやくお逢いできました♪)

B130417v
(山肌の芽吹きも見事だ)

そんな訳でかなりご機嫌になっているのに、林道に出てからは芽吹きの山肌がこれまた見事でいやいや、にやにやが止まりませんです。結果として美味しいコース取りになったことに感謝しつつ、浦山口駅へ向かったのでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2013.04.14 (Sun)   晴 後 曇
飯能駅 07:10→ 名郷 08:10- 山中(林道終点)09:00- 妻坂峠 09:25- 一の鳥居 10:00- 大持沢 10:10-(途中休憩60分)- 稜線に出る 13:25- 小持山 13:45/14:00- 1160m峰 14:15/14:20- スヤマ沢出合 15:25/15:35- スゲ沢分岐 15:45- 登山道合流 16:10- 浦山口駅 17:00
 

|

« ちょっと遅出で大丹波川から川苔山を周回 | トップページ | オクリ沢から麻生沢へ・新緑の雑木林を愛でる »

【奥秩父・秩父・奥武蔵 2013】」カテゴリの記事

コメント

カセージンさん、

いえいえ長時間なのはお花を捜して撮っていたのと、眠かったからで(笑)、この距離だったらカセージンさん、なら6時間コースでしょう。

それはともかくこちらは植林も多いけど、奥多摩に似ていてちょっと違う、たまには秩父の方もいかがですか?

投稿: komado | 2013.04.19 19:47

それにしても何と長時間!
ぼくは最近5、6時間程度でギブアップ^^;
奥多摩も食傷気味、komadoさんの真似はできませんが秩父付近もちょっとつまみ食いしてみたいです

投稿: カセージン | 2013.04.19 09:33

リブルさん、

確かにああいう岩場があると良いアクセントになりますけど、毎度毎度はさすがにイヤですね。ボクも普通に歩く方が好きなクチですから。

でも今は本当に良い季節。日に日に変化するし、なにより芽吹き新緑の生まれゆくエナジーが凄い。紅葉も素晴らしいけど、今の時期の躍動感には敵わないですね。できることなら毎日でも歩きたい(笑)。

投稿: komado | 2013.04.18 23:43

ゴン太さん、

確かに風は強かったですが、おそらく平地と変わらないぐらい。稜線に出なければ普通にランチをとれるレベルでした。

高ワラビ尾根はタワ尾根を分けた直後が大変ですね。秩父のマイナー尾根は本当にこういう所が多いので最後まで気が抜けません。でもこんなボクでも登りも下りもいろいろ保険を掛けながら歩いているんですよ。あくまで丸腰で安全に歩ける範囲、と決めています。

投稿: komado | 2013.04.18 23:37

こんにちは。

相変わらずのkomadoさんらしいマネのできないルートですね。岩の感触は面白いけど、怖いまで行かない程度がいいです。

自分も帰りのバスの車窓からの新緑がきれいでお花とともにずっと眺めながら帰ってきました。やはりこの時期は一番楽しい時期ですね。

投稿: リブル | 2013.04.18 21:24

 komadoさん、こんばんは。
日曜日は、風が強くなかったですか?
私は家で洗濯物が飛ばされてしまって大変だったので、山は相当な風だろうと心配していました。

 それにしてもすごい尾根を下りましたね。尾根歩きというより、ロッククライミングに近い傾斜に見えます。

 とにかく無事に降りられて、アカヤシオも見られて、よかったですね。私は久しぶりのバリルート下りで、とにかく無傷で帰ってこられてよかったと痛感しました。少しぐらい時間がかかってもとにかく無事に家に戻ってこられること、これが一番大事なんだと、そう思いながら帰途につきました。

投稿: ゴン太 | 2013.04.18 17:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15040/57187806

この記事へのトラックバック一覧です: 峠越え、岩尾根登って小持山へ:

« ちょっと遅出で大丹波川から川苔山を周回 | トップページ | オクリ沢から麻生沢へ・新緑の雑木林を愛でる »