2012.10.16

国師ヶ岳から甲武信ヶ岳へ・黒木と紅葉の稜線を歩く

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(国師ヶ岳より)

相変わらず気温が高めの日が続きますね。それでもお山の紅葉は徐々に進んで、週末(10/13)なら2000m超辺りがいいかな~?ということでヒネり出したのが、奥秩父の未踏区間として長らく残っていた国師ヶ岳から甲武信ヶ岳への縦走でした。

ということでこの区間の日帰り縦走となればもうこの手しかありません、な塩山駅から長駆タクシー走らせて大弛峠に出ると(¥11510)、さすがに標高2300m超の峠はかなり寒いです。しかもそんな寒さのせいか??ダケカンバはともかくナナカマドまで散り際だったのは想定外で、そんな様子にちょっとアセりつつスタートを切ります。

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(北奥千丈ヶ岳より南ア北部と金峰山)

こちらはおおよそ15年ぶりぐらいだったのでとりあえず奥秩父最高点の北奥千丈ヶ岳に寄ってから国師ヶ岳へ向かったのですが、こちらは人が少ない。あのずらりと並んだマイカーさんのかなりの割合が金峰へ行かれているのでしょうね。

朝は少し曇り気味だったものの展望は良好。五丈石を間近に見るのもずいぶんと久しぶりだし、なにより墨絵のようになった山稜を見下ろす感じもこれまた久しぶりのような気もします。

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(ナナカマド紅葉は盛り)

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(国師ノタル附近だったような・・・)

国師ヶ岳の少し先の天狗尾根の分岐を一瞥し国師ノタルへの下りが始まると、基本黒木林の中、ここでようやく色づいたダケカンバにナナカマドがぼちぼち出てきてホッとしました。紅葉はもくろみ通りちょうど盛りの感じで、色づきもまぁ良好でしょう。

しかもこの辺りからスッキリと晴れてきたおかげでしょうか、いささか単調になりがちな奥秩父特有の黒木の林が続く道中も、ときおり現れる紅葉黄葉が良いアクセントになっていて、調査がてらいろいろ寄り道したりと、ルンルン気分で歩けます。

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(あがりこ見事なダケカンバ)

このダケカンバ、本当に見事なんですけど、いったいどうなったらこうなるのでしょうねぇ。。。

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(東梓を過ぎた辺りだったような・・・)

あと基本的に黒木林が続くだけかも?という予想は良い方にハズれて、展望の利く開けた所がたびたびあったのも楽しいところでした。ずっと富士を見ながら歩けたなんてこれまたけっこう久しぶりの事でしたし。

そんなこんなでついつい歩みが遅くなってしまい、11時近くになってようやく東梓を通過というのは予定よりかなり遅いペースでした。。。(汗)

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(両門ノ頭より・黒金山の奥に富士)

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(同じく・国師ヶ岳方面を振り返る)

そんな訳で南側が開けた両門ノ頭でちょうどお昼時。開けた展望に、東沢を繞る山稜を見下ろせるのはもちろん良いトコロなのですが、でもでもこの日はなんと言っても↓のコメツツジの紅葉が素晴らしかった。

ボクのレベルでは葉っぱだけでなんのコメツツジかは判別できませんが、この稜線は黒木が主で紅葉はアクセント・・・以上に楽しめたのは意外でもう文句のつけようがございません。

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(コメツツジ紅葉が綺麗でした)

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(甲武信ヶ岳と木賊山)

そんな素敵なランチ場でランチをとっていると、ぼちぼちながらも甲武信方面からハイカーがやってきたので、おいとましてもう目の前に見えている甲武信ヶ岳へ向かいます。

今まですれ違う人はほとんどいなかったのにここへ来て増えたのは縦走というより、もしかしたら大弛からの往復組なのかも知れませんネ。

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(ダケカンバ黄葉も盛り)

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(甲武信ヶ岳より・千曲川源流部を見下ろす)

やがて千曲川源流からの道を合わせるとハイカーも一気に増えて、さほどの時間もかからずに甲武信岳の山頂に到着。お昼過ぎのせいでしょうか、山頂は10人以下と想像よりも少ない印象で、おかげでのんびりと展望を楽しむ事ができました。個人的には佐久の山々が懐かしく映ったかなぁ。

それでも休んでいる間に団体さんが上がってきたので、そろそろ下山のお時間。ルートの趣的には西沢渓谷の方へ下りたかったんですけど、怪我明けの身では2時間半後の終バスにとうてい間に合わないので、ここは遠回りでもバスに乗れる川上村側に降りるのが穏当な線。でもこちらは・・・

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(千曲川源流歩道・午後なので全編ほぼ日陰)

の記憶はやっぱり当たってこちらの道はほぼ全編日陰。なのでせっかくの紅葉も残念でしたけど、麓は西沢渓谷よりも川上村の方が好きなんですヨ。こちらは昔、バイクで幾度となく中津川林道を越えて通っていたところなのです。

なので野菜畑を見ながら延々と歩くのもほんとうに懐かしかったし、麓の黄葉はまだ2週間は先でしょうけど、カラマツ植林に覆われた周囲の山肌も懐かしかった。藪山やってるとカラマツって基本嫌いになっちゃうものだけど、カラマツの魅力ってここで知ったんですよね。あ~今年は輝くような黄金のカラマツ黄葉が見たいです。
 
・・・・・☆
 
◆ 2012.10.13 (Sat)   晴 時々 曇
大弛峠 07:40- 北奥千丈ヶ岳 08:20- 国師ヶ岳 08:30/08:50- 国師ノタル 10:20- 両門ノ頭 11:35/12:10- 甲武信ヶ岳 13:30/13:50- ナメ滝 14:55/15:05- 毛木平 16:20- 梓山 17:10
 

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2012.09.09

子の権現へ快癒祈願・・・(汗)

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(子の権現言えば・・・やはりこの大ワラジでしょうか)

いやぁ参りました・・・膨大な私用をヘロヘロなんとか片付け、これから夏山!の直前になってまさかの古傷再発。おおよそ一ヶ月半振りの更新となってしまいました。<(_ _)> <(_ _)>

ということで予定していた夏山は当然全てツブれて、お盆休みは安静→リハビリの日々。でも今までほぼ10数年ほぼ山オンリーの生活が続いていたので(笑)、休んでいる間に今までできなかったこと・・・世間一般さまの流れにようやく触れることができたのが最大の収穫だったかも。ほんとうに今更ながらあのAKB48のメンバーだってちょっとは見分けがつくようになったんですよーとかネ(笑)。

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(まさかイワタバコに間に合うとは・・・)

そんなリハビリも順調にいっているのでそろそろ軽いお山でも、ということで足腰関連で御利益のある子ノ権現を中沢から竹寺経由で久しぶりに訪れてみました。

さて、今は山ブームになったとはいえ、さすがに盛夏が続いているような気候だと中沢行きのバスに乗るハイカーなんている訳ゃありません。でも中沢から登ったおかげで完全に諦めていたイワタバコに逢えたのは本当にラッキーでした。冗談抜きであとは無事に歩ければもうどうでも良いやと思ったぐらいですから(笑)。

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(茅の輪をくぐり抜けると・・・)

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(20年ぶりぐらいの牛頭さま)

竹寺って学生の時以来だからおそらく20年以上振りだったと思います。上がった牛頭さまの本堂がやけに綺麗なので改修でもしたのかな?と思っていたら火事で消失していたとか。確かに良く周りを見てみると焦げた杉の幹が目に入りますね。

そんな本堂で参拝したらすぐ上が登山道。子の権現を目指したのですが、植林ばかりで趣の乏しいこの道も今の時期は日が遮られ、しかも風が通っていたこともあってかなり快適な道のりだったも結構ラッキーでしたね。

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(道中ほぼ植林なのは却って助かりました)

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(子の権現のヒミツ?の場所よりツツジ山南尾根と高山不動)

リハビリの割に歩みもスムーズで、歩き出しから100分ほどで子の権現のヒミツ??の休憩場所に到着してしまったのは予想外。

ここで懐かしい高山不動やツツジ山辺りを眺めつつ軽くランチ。それから子の権現へ向かいました。

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(二本杉も健在でございます)

ひと登りで無事に本堂に着いたら何はなくとも先ずは参拝。それから奥ノ院へ上がってゴォ~~ンと鐘もついてきましたよ。(^^)

暑いので基本閑散としていましたけど、それでもハイカーがぼちぼちいるのはさすがですね。

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(ここまで降りたらあとは舗装路歩き)

さて、ここで少しのんびりしてもまだお昼前だし、まだまだ歩けそうな状態だったんですけど、ちょっと雲が出てきたので予定通り下山開始。ボクの今の状況だと登りより下りが課題だったのですが、無事にクリアできてホッと一息。うまく歩き通せたことに気分も宜しくあとはルンルン気分で吾野駅へ向かったのでした。

   
・・・・・☆
 
◆ 2012.09.09 (Sun)   晴 後 曇
飯能駅 08:26→ 中沢 09:10- 竹寺 09:45/10:05- 子ノ権現 10:55/11:25- 登山口 11:45- 吾野駅 12:30
 

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2012.05.15

今年はちょっと遅めの熊倉山

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(アカヤシオ・酉谷~熊倉稜線でやや盛りすぎでした)

今年はお花の咲き具合が遅れ気味で推移していたのでかなり久しぶりにGW以降にしてみたのですが、高温に荒天があったせいでしょうか?なんとか稜線でギリ間に合いましたー。

ということで先の日曜(05/13)はアカヤシオのお花見で恒例となっている秩父の熊倉山。例によって宗屋敷尾根~シラカケ岩~熊倉山~聖尾根でしたが、今回は聖山から下も もとの登山道(廃道)ではなく、なおも尾根伝いに降りてみました。

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(宗屋敷尾根下部のお花はほぼフモトスミレのみ)

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(1284m峰への登りしな)

今年も一番電車で日野に出て、澄み切った空のもと宗屋敷尾根の尾根取付までてくてく。今年は花が少なめの上に時期も遅いせいか、熊倉山の方を見てもアカヤシオと思しきピンクの塊が見えません。

駅から40分ほど歩いて着く取付の山ノ神に挨拶して、それから尾根に取り付いたら後はひたすらに登るだけ。1008m峰でアカヤシオの花が終わっているのは予想できたものの、その上の1284m峰でもほとんど終わっていたのは想定外でちょっと焦りました。おかげでイワウチワもアウト。コレも想定外でした-(泣)。

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(1284m峰も花はほぼ終わり)

それでも1370m圏の岩コブへ一旦登ってりや北のギャップへ降りると、ようやくここで綺麗に咲いているアカヤシオに逢えて本当にホッとしました。コレなら稜線も大丈夫そう。

ということでお花は少ないもののそれなりにピンクに染まった尾根を詰めて蝉笹に上がると、をを!お花は少なめながらも思ったよりも咲いてるじゃないの!

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(シラカケ岩より・花は少なめだが意外に咲いていた)

ということで↑↑ほぼ定点となっているシラカケ岩からも画像だとわかりづらいかもしれないけど、奥の岩コブがそれなりにピンクに染まっていたのもこれまた意外。

ギャップからの登りしなに人の声が聞こえていたのでもしかしたら誰かいるのかもと思っていたのですが、結局この日のシラカケ岩も貸し切り。天気は良くても暑すぎず、快適に過ごせました。(^^)

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(稜線ではまだ綺麗なのも見られた)

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(三門の広場)

というかこの日は安定した好天なのに熊倉山も3名ほどとかなり淋しい人出で、こから聖尾根を下るために通せんぼされた林道コース(谷津川林道は道が荒れているため通行止)に入ります。

ひと下りした三門の広場は例年より遅めのせいか新緑が始まっていて素晴らしかったです。

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(オオヤマザクラ)

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(1307m峰より)

1307m峰のアカヤシオもほぼ終わっていたので今年は定点はなしです(泣)。でもヒカゲツツジの花付きはほぼ例年並みでした。

でもここのテラスからの展望はいつ訪れても素晴らしい。ボクはよくわかりませんが両神山はもちろん、この日は珍しく奥に白い山々もクッキリ見えていてこれらはおそらく日光や上信越の山なのでしょう。

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(ヒカゲツツジ・花付きはほぼ例年並み)

1165m峰を過ぎ、例の捲道の分岐がある1060m圏ピークの所は変わりなしでしたけど、少し下る西の枝尾根から聖尾根へ戻るトラバース道の分岐にあった私製の道標がなくなっていました。ここは上り下りともに要注意ですね。

ということで聖尾根の下降は相変わらず全くお勧めできない状況に変わりありません。

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(聖山より・・中央やや右より奥の▲が熊倉山)

そして下り着いた聖山直下の聖宮さまが放置されているせいかひどく荒れていたので、整理だけさせてもらって聖山に上がってみると、なんと↑↑ここで曇られるとは~(笑)。

足下のお花がほとんど終わっているせいか早く聖山に着いてしまったので、今回はなおも尾根伝いに下ってみました。

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(ギャップ状の聖山西鞍部)

さて下り始めは新緑美しい雑木の痩尾根で、コレはなかなかよい雰囲気だな~なんてのんきに下れたのは最初だけ。岬状の尾根の突端に寄ってから少し戻って右折するように下ると、ここから尾根は急降下。いやぁここは本当に急で気を遣いました。場合によってはロープが要るかもしれませんね。

そしてほとんどギャップといえる西の鞍部にようやく降りたってホッと一息。ではなく、ギャップと言うぐらいですのでこの先は急な登り返しが待っていて、しばらくはそんなジェットコースターのような痩尾根の登り降りが続く感じ。

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(痩尾根に張り付く木々たち)

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(ヤマツツジ)

まぁ802m峰から聖山の間もある意味秩父の山らしいこんな感じの尾根ですけど、それでもここまでエグいとは正直想像していませんでした。ただ尾根が痩せているのでRFは容易な方だと思います。

この先は巨岩を捲いたり、植林を交えたり、妙な裸地ピークを越えたり。そして風が通るせいなのか雑木の尾根なのに落ち葉が飛ばされて、尾根上がスッキリしていたのも印象的でした。

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(基本的にはこんな痩尾根が続く)

三角点のある622.7m峰の先でもまたしんどい急降下がありましたが、ここは比較的短かったのが救い。そこさえこなせばあとは尾根末端を目指すだけです。

とはいえ末端で三分する尾根は実際分岐まで来てもどれを降りようか迷ってしまうもの。でもここは何となく真ん中の尾根を行ってみると上手い事広い道形が現れて、林を抜けてパッと開けた場所に出たらもう↓↓足下にはゴールの三峰口駅が見えていました。

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(ここまで来たら駅は近い・奥には武甲山も)

ということで難なく三峰口駅に降り立ったのはいいのですが、三峯神社からの直通バスができたせいなのでしょうかね。駅前が本当にほんとうに淋しくて、そんな様子がいたたまれなくなって、今回も駅前のおそば屋さんで結構飲み食いしてから帰途についたのでした。
 
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコースであって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山で、残念な事に最近は遭難が増えている状況にあります。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。(^_-)

2011年 【2011.05.08】
2010年 【2010.05.04】
2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2012.05.13 (Sun)   晴 一時 曇
武州日野駅 06:50- 尾根取付 07:35/07:40- 1003m峰 08:50/09:00- 1284m峰 09:40/09:50- 蝉笹 10:30- シラカケ岩 10:40/11:40- 熊倉山 12:10- 1370m峰 12:40- 1165m峰 13:10- 聖山(725m峰)14:05- △622.7m峰 14:45- 三峰口駅 15:15
 

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2012.03.31

マンサク探しまくり・棒ノ折山

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(棒ノ折山北東尾根上部にて)

さて、今週は久しぶりに一人水曜隊(03/28)。今年はお花が近年してはかなり遅めで推移しているので却って行き先に迷ってしまいます。でもお花が遅いと言う事はまだマンサクに間に合うかも!ということで実は逢うのが意外に難しいマンサクを確実に「当てに行く」ために今回は棒ノ折山(棒ノ嶺)にしてみました。

しかし平日は名栗の一番バスが早くて良いですね。ちょい前の電車で飯能に出て、バス停目の前の吉野家で朝食をとれるのが便利ですし、それが名栗方面へ行く楽しみの一つだったりします(笑)。

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(ハナネコノメ・咲き始めたがまだ見頃前。蕾も多い)

ということで丁度7時には歩き出し。少しモヤり気味なものの雲一つない快晴となれば気分が悪くないわけありません。まずは少々寒い中を有馬ダムを通り抜け、白谷沢の登山口までてくてく。

道中キブシがまだ咲きかけだったことに驚きつつ登山口に着くと、この時間でも釣り師にハイカーの車が止まっているのはさすがに棒ノ折山と言った所でしょうか。

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(白谷沢のひとコマ)

さっそく登山道に入るとしばらくは植林下の高捲きのトラバース道。やがて白谷沢と合流すると、ここからが登りのハイライトなのですが、やはりというかハナネコノメですら咲き始めてはいたものの蕾も多くまだまだ見頃前。ツルネコノメソウもそんな感じで、今回第二のお目当てだったコチャルメルソウはまだ蕾。。。

今回予定のコースではコチャルメルソウは白谷沢でしか見られないはずなので、これは内心かなりショックでした。

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(ツルネコノメソウも咲き始め)

半ば茫然としながら登って行くも、当然標高が上がるわけですから、それにつれてハナネコノメも蕾しか見られなくなって、新たに現れたヨゴレネコノメも蕾どころかまだまだ小さい姿。

こうなるとこれ以上捜索してももう無理なのでさっさと林道に上がり、ここから東の岩茸岩ではなく、西の北東尾根が乗り越す所まで林道歩き。しかし訪れない間に伐採跡が広がりましたねー。でも今回はスギ花粉が避ける意味でもこうしたのでした。

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(まんさくや~い)

林道から尾根に上がるハシゴがコワれているせいで尾根上に上がるのに少々苦労しましたけど、一旦尾根上に上がれば、ここから先は雑木美林の広尾根歩きが待っています。

尾根上の雪はもうほとんど溶けていて、そんな尾根上をゆるゆる歩く・・・のではなく、一番の目的であるマンサクを探しながら尾根上をウロウロしていたのですが・・・

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(一番近づけてこのレベルでした・・・泣)

マンサクの木は簡単に見つかるものの、肝心のお花の方が探せど捜せど探せど捜せど見つからなく、コレにはほんとうに焦りました。というかその惨状に半ば泣きそうになりながら捜索してると(笑)ようやく花を発見。でも花は高い所にしか咲いてなくて遠い!

その先も花はそんな所に僅かしか咲いてなくて、そんな中一番近づけたのが棒ノ折山山頂近くのこの一本のみ。花の造形が裸眼で確認できないとやはり見た気がしないので、最低限というかまぁ逢えて良かったです。

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(棒ノ折山山頂)

しかし今回一番驚いたのがこの山頂での出来事で、それなりに長い間山歩きをしているボクでも、平日となると基本ボク世代以上の人しかいないというのが日常というか半ば常識だったのに、この棒ノ折山は若い子「しか」いなかったのでした。

そんな状況に軽い感動を覚えていると、まぁみなさん礼儀正しくて爽やかなこと。人嫌いのボクの方がよほどマナーが悪いと思ってしまいました(笑)。マジな話ハンセーです。

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(仙岳尾根・雑木林が主体でマンサクも多いが・・・)

山頂で展望をしばらく楽しんだら、またまたマンサクを捜索しつつ、仙岳尾根を下るので今度は都県界尾根を西へ。都県界尾根は北の名栗側が雑木林になっているので、マンサク目当てでなくても自然とそちらを歩いてしまいます。でも槇ノ尾山までの間に花はなし。。。

槇ノ尾山に着いたら都県界尾根と別れて仙岳尾根を下り始めます。仙岳尾根を歩くのは実は初めてで、実際に歩いてみると尾根は急ながらも雑木林の割合が多くてなかなか素敵な尾根ですねぇ。

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(花をつけたマンサクは極めて少なく、大咲きしていたのはこれだけ)

林道に降りる手前には展望台もあって至れり尽くせり??でも今まで晴れていたのに、展望台から西方向はグレーの雲しか見えなくてどうやらお昼辺りから天気が崩れる予報は正解のようです。

あわてて林道に降り、少し西へ行くとまた山道の入口があるのですが、そこには「堅木尾根」の文字が。地元というか林業関係者はそう呼んでいるのでしょうか。ある意味山では決してカタギとはいえないボクなんかが歩いて良いのかしらん(笑)。

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(尾根は急で下降には気を遣う)

林道から下は植林かもと言う予想は外れ、尾根は植林と雑木に分けられた防火帯のプロムナードが広がっていてビックリ。でも始めこそなかなか歩きやすくて良かったものの、じきに急降下になってとうとう植林帯に入ってしまいました。

結局仙岳尾根もマンサクの木は沢山あったものの、花は2本のみ。今年は花が咲いている木は数%ほどしかない大不良ですね。それでも最後の最後で大咲きの木に逢えたのでまぁ満足でしょうか。それにマンサクがこちらにもあるのがわかったのも大収穫でしたし。

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(アセビ・仙岳尾根下部、有馬川の川沿いで見頃)

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(イワウチワも蕾が堅い)

植林の中を下って下ってやがて有間川の音が聞こえてくると、ここで痩せた岩稜に変わったのが秩父らしくてちょっと嬉しかったけど、そこはもうすでに尾根末端。ここで今年初となるアセビの花に、まだ堅いながらも蕾をつけたイワウチワを見られたのが嬉しかったですね。

その岩場からひと下りでまだ営業していない観光釣場に着地。対岸へ渡って県道にでたら、あとはさわらび湯を目指すだけです。

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(コチャルメルソウ・大ヨケノ滝で花がようやく見られた)

帰りの道中はフサザクラでも見られればもう充分と思っていたのですが、釣場からすぐ先に流れる大ヨケノ滝を通りがかった時にハッと気がついて寄ってみると、やっぱりいましたよ!にコチャルメルソウがっ!!

今回は完全に諦めていたのでコレはラッキーでしたし、実は棒ノ折山に着いた時点でコース変更も考えていたのですが、予定通りに歩いて本当に良かった。その後はもちろん咲いているフサザクラにも逢えて、ほくほく気分でさわらびの湯へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2012.03.28 (Wed)   晴 後 曇
飯能駅 06:18→ 河又 07:00- 白谷沢登山口 07:25- 林道に出る 08:25- 北東尾根乗越す 08:40- 棒ノ折山 09:30/09:50- 槇ノ尾山 10:15- 展望台 10:30- 有馬渓谷観光釣場 11:15- さわらびの湯 12:10
 

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2012.01.04

竜喰山~飛竜山~雲取山・初詣を兼ねて

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(大常木山への道すがら)
 
 
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
 
 
・・・・・☆
 
さて、昨年末の歩き納めは世附のつもりで早朝電車に乗ったら、上野原辺りでスパッツを忘れたことに気がついて、悩みまくった末に結局帰宅(笑)。となんとも間抜けな〆になってしまったので、今年の初歩き(01/02)はちょっと気合いを入れて奥秩父方面の稜線へ行ってきました。

ということで今回は干支の山と初詣を兼ねて三ノ瀬から稜線通しに龍喰山~大常木山~大ダルまで辿ったら、飛龍権現で初詣をして飛龍山へ上がり、飛龍からは縦走路を東へ雲取山まで。あとは鴨沢みちを下るコースを歩いてきました。

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(七ツ石尾根下部)

さすがに元旦は飲み食いが激しく、キチンと起きられるかどうかもわからない翌日のタクシーの予約は怖くてできなかったので、当日ダメもとで一番電車で塩山に出たら、運良く一台だけいて一安心。一路三ノ瀬へ向かいました。(¥9800)

無事にタクシーに乗れたので7時過ぎには歩き出し。お正月のせいか笑っちゃうぐらいに誰もいません。とりあえず林道歩きは嫌なので七ツ石尾根経由で将監峠へ向かいましたが、雪は尾根上部や稜線の縦走路で10cm以下とほとんど無雪期と変わらないペースで歩けます。

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(1883m峰を過ぎた辺り・バックは竜喰山)

途中のカラマツ植林帯ではシカに幹の皮を喰われた痕があったことに驚愕(周囲のウラジロモミ、シラベの全てに樹脂のカバーが捲かれていた為だと思う)しつつ、ちょこっとだけ姿を見せてくれた富士を眺めていたりするうちに将監峠に到着。峠でお茶を飲んだら、ここで縦走路と離れて尾根伝いに龍喰山を目指します。

のっけから急登続きで面食らいますけど、笹はスズタケではなく背の低い笹なので至って歩きやすいです。直上の1883m峰はちょっとした岩コブになっていて、将監峠を見下ろすと雪のお陰で峠へ下る複数の道筋がクッキリ現れているのが面白いですね。

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(竜喰山山頂)

1883m峰からは笹の稜線を緩く行き、黒木の森に入ってひと登りで龍喰山でした。何もない山頂とは聞いていましたが、それに似合わない大きな山名標が鎮座していて妙な雰囲気。あっ、あと関係ないけど龍喰は二等点なんですね!この辺りで曇ってきたこともあってかなり寒くて。。。

そんな中で休んでいるすぐに身体も冷えてきたので慌てて先を行くと、北風も吹き出して、風に吹かれながら黒木の中をただひたすらに歩く感じ。でもしばらくすると晴れてきて、そうなると風があっても暖かいですね。ホッとします。

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(シャクナゲも丸まって少し見通しがよい)

1999m峰辺りからアズマシャクナゲがようやく出てきたのは意外で、そもそもこの辺りでは普通に見られるはずなのに、その姿を見るまで忘れかけていました。(^^ゞ

そしてタエモ尾根のピークを過ぎるとここで岩尾根に変わって、最初の大岩は立木との二点確保で取り付きましたけど、ここはおそらく捲き道があるのでしょう。茂るシャクナゲを分けつついくつかの岩コブを越えると、北面南面が開けた少し広めのピークに出ましたが、そこがおそらく大常木山(1962m)だと思います。

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(大常木山より・左 竜喰、仙波尾根の奥に和名倉山)

南面の山山は見慣れているので、個人的にはどうしても北面の方に目が行ってしまいます。目の前の仙波尾根に和名倉山。そして大洞の流れの奥に秩父盆地もくっきり見えて、奥秩父とは良く言ったものです。そおいや大洞の辺りもかなりご無沙汰しているんですよね。

強風に吹き付けられつつもそんな展望を楽しみながらパンを食べたら、目の前に大きく立ちはだかる飛龍山を目指す前に、まずは大ダルへちょっとイヤになるぐらい下ります。

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(大ダルへの下りしな・バックは飛竜山)

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(禿岩は風雪 ^^;;;)

大ダルに降り立つ頃には再び曇りだして、飛龍へ登り返し始めると今度は風花?と思ったら、登るにつれて風も雪も強くなって、いつしか風雪の中を淡々と登るようになっていました。

そんな訳でランチ場と目論んでいた禿岩も↑↑こんな感じでお話にならないので、とりあえずミサカ尾根との分岐でもある飛龍権現へ向かってさっそく参拝。でもここでも寒かったのでしょうがなし飛龍山の山頂へ。

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(飛龍権現)

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(飛竜山山頂)

着いた飛龍の山頂はなぜか風が止んでいたのでここでランチにすればよかったんですけど、やっぱり明るい所が良いやと言う事で先を行ったのは今回に関して言えば不正解のようでした。

飛龍からは縦走路を歩いたこともあって、折角晴れても狭い捲道ではゆっくりするスペースがなく、それらしい所も今度は冷たい風が通って×。結局日当たりを選んで、狭い道上でランチとなってしまいました。まぁ人は来なかったので問題なかったんですけど。

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(縦走路より雲取、石尾根の山山)

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(狼平の辺り)

ランチを終えて先を行くと、まもなく朝以来となるカラマツ林に変わって狼平に出ます。この日はこの辺りが天気の良さと相まって一番気持ちの良い所で、相変わらず冷たい風が吹き付けるおかげで空気が澄んで、周囲は日差しを浴びて輝いているし、時折雪も吹き付けるし(笑)とまぁ荒れた天気ながらもなんとも爽快な道のり。

三条ダルミからの登り返しもそんな感じの中を淡々と登って、雪が止んできたらじきに雲取山避難小屋前の広場でした。

B120104m
(雲取山の避難小屋より)

よくよく考えてみると雲取って去年来てないんですよね(笑)。近年雪はマトモに降らないし、山ブームに日原林道の通行止もあって足が遠のいていたのでしょうか。昔は初歩きに雪の雲取山なんてのもやってましたけど、初歩きで雲取なんておそらく10年振りぐらいじゃないかなぁ。。。

それはともかく先ずは山頂へ向かい、それから寒いので避難小屋へ逃げ込んでパンを食べつつちょっと休憩。腰を上げるともう15時を回っています(笑)。

B120104n
(暮れなずむ鴨沢みち)

コレは確実に日没ペースなんですけど、実は今回は久しぶりにこういうことも前提にキッチリ準備していたのでした。さっそく下り始めるともともと爽快な石尾根ですから、人が少なくて本当に気持ち良いや。周囲の暮れなずむ様子も風情があって悪くないですね。本当は悪い子なんですけど(笑)。

結局堂所あたりまではなんとか保って、そこから下はヘッデン・ハンドライトのお世話になりつつ鴨沢へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2012.01.02 (Mon)   晴 時々 曇 一時 雪
三ノ瀬 07:20- 午王院下 07:50- 午王院平 08:45- 将監峠 08:50/08:55- 竜喰山 09:35- 大常木山 10:40/10:45- 大ダル 11:15- 禿岩 11:50/12:00- 飛竜山 12:20- 北天ノタル 12:45-(途中休憩30分)- 三条ダルミ 14:30- 雲取山 14:55/15:10- ブナ坂 15:55- 堂所 16:20/16:25- 鴨沢 17:45
 

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