« 浅川峠を「越えて」権現山へ | トップページ | 今年はちょっと遅めの熊倉山 »

2012.05.10

緑華やぐ、お坊山~滝子山

B120510a
(お坊山東面径路のひとコマ)

GW前半は連荘できたものの後半は不安定な天気が続いて、結局お山は天気が安定した5日のみ。GWと言う事もあっていろいろ候補があった中から選ばなければいけなかったので、かなり迷った末に決めたのが久しぶりとなるお坊山と滝子山でした。

今回は笹子駅から大鹿沢峠みちとお坊山東面の径路をぐるりと辿ってお坊山へ。それから稜線を北へ曲り沢峠まで行ったら南のスミ沢におり、スミ沢の1230m圏二俣中間尾根を登り返して滝子山へ上がり、南尾根(寂しょう尾根)を下降して笹子駅に戻るコースを組んで歩いてきました。

B120510b
(芽吹く浜立尾根・大鹿峠の登山口より)

この日はGW後半唯一の好天とあって少し早めでも笹子駅は結構な人出。笹子は四方を山に囲まれているので駅から歩き出すとそれなりバラけるものの、やはりかなりの人が滝子山へ向かうようです。ボクも今回は方向が一緒なのでまずは新緑愛でつつ大鹿沢の林道をてくてく。

小一時間程でスミ沢コースの登山口である道証地蔵を過ぎると、当然ここからは一人旅。お地蔵さまから10分ほどで大鹿峠の登山口に着いたのですが、今の時期芽吹きに新緑が見事ですね。特に↑↑浜立尾根の存在感はいつ見ても圧巻です。

B120510c
(ルイヨウボタン・これもかなり久しぶり)

さてこの大鹿峠みち。実はここを歩くのは初めてで、この辺りは林道が出来て以降つけ替えられたのでしょうかね。のっけから新緑眩しい雑木林の道が素晴らしく、思わずほくそ笑んでしまいます。

そして足下には決して多くはないもののお花もぼちぼちあって、ヒトリシズカにフデリンドウ、ニリンソウ、ヨゴレネコノメ、ツルキンバイ、ミツバコンロンソウ。そしてそして少し早いかもと思っていたルイヨウボタンも咲いていて狂喜してしまいました。こやつは滝子山で見かけて以来5、6年ぶりの再会でしたので。。。

B120510d
(こちらはいちおう大鹿峠みち)

B120510e
(ミツバコンロンソウ)

今回この大鹿峠みちを訪れたのは、何を隠そうこの峠みちとお坊山東尾根の間に径路が通っていることを新しい松浦本で知ったからなのですが、お坊山東尾根のあの雑木林を知っている人であれば、おそらくピンと来るでしょう。

そのお坊山東面径路の詳しい概要は本を見ていただくとして(笑)、大まかに言うと今回は峠みちを二番目のベンチまで上がってから、東面径路に入ってふた登りぐらいしてでる分岐を今度は左に入って、山腹を東へトラバース。お坊山東尾根の登山道に出るというU字コース。

B120510f
(お坊山東面径路のひとコマ・Part2)

二番目のベンチからワクワクしつつ東面径路に一歩足を踏み入れてみると実際は想像通り、ではなく、新緑の時期の好天と相まってその佇まいは想像以上。これはお坊山の一番美味しいところを贅沢に味わえる好コースですね。いやぁ参りました。

というかお坊山東尾根の上部の道が整備されてすでに10年以上経っているのですが、この東面径路も「込み」で整備されていたのですね。

B120510g
(すみ沢を繞る山稜と滝子山・お坊山のジャンクションピークより)

お坊山東尾根に出ても素敵な雑木美林は東峰まで続くのでまだまだ楽しめます。(^^)

のんびり登って20分ほどで東峰に着いたら、天気も良かったので久しぶりに西峰にも寄ってみましたが、周囲の灌木が育って展望も少し楽しみづらくなってきましたね。

B120510h
(タチキランソウ)

B120510i
(芽吹く稜線・曲り沢峠への道すがら)

そんな西峰からジャンクションピークに戻ったら一旦大鹿峠に下り、次は曲り沢峠を目指します。

お坊山東面の山肌を覆う新緑はもちろん素晴らしかったけど、この稜線の新緑もまた素晴らしい。ミズナラの芽吹きにブナはすでにこの標高でも新緑。花は少なめながらもミツバツツジが彩りを添え、こちらもまた佳き道のりでした。

B120510j
(曲り沢峠からスミ沢へ下ります)

途中のヒミツの場所でランチをとって曲り沢峠に着いたら、峠から南のスミ沢へ一旦降りるのですが、この曲り沢峠とスミ沢を結ぶ道も実は初めて歩く道。こちらはカラマツ植林が主体でしたけど、それよりこちら側から浜立山へ突き上げる尾根がかなり美味しそうに見えます。

でも今回歩く尾根はそのお隣の尾根で(笑)、じきにスミ沢の登山道と合流したら対岸に見えるのが目的のスミ沢1230m圏中間尾根。お坊山から見えていたので覚悟はしていたものの、こちらはのっけからカラマツ植林。

B120510k
(コガネネコノメ)

B120510l
(スミ沢1230m圏二俣中間尾根・ウラジロモミの緩斜面)

エイザンスミレで埋まる斜面を藪を避けつつ慎重に登って尾根上に上がると、しばらくはすっきりしていたもののじきに灌木の藪のお出まし。それでも藪は適度に疎なのでそれなりに歩きやすかったのが救いです。

そんな藪を分けつつ登っていき、尾根が緩むと突然藪が途切れてスッキリしたウラジロモミの林に変わってホッとしたのやはりつかの間。また同じようなカラマツ・アカマツ植林に戻って灌木の藪が続きます。

B120510m
(この日の「おおもの」は5mほどの大ミズナラ)

なので途中で↑こんなおおものがいたのには驚きました。かなりの老木というかもう相当弱っているので、すでに時間の問題なのかも知れないけど、だからこそあなたに逢えて良かった。

あとは急になった尾根をひたすらに登り詰めると、さほどの時間もかからずに滝子山の稜線に飛び出しました。

B120510n
(滝子山より)

滝子山は人が多いのでわざとズラして訪れてみたものの、この時間でも10人近くのハイカーが思い思いに休んでいたのはさすがですね。

ボクもあとは笹子へ降りるだけなので久しぶりに山頂からの展望を楽しみつつのんびり。この時間でもまだハイカーが上がってきます、というよりコレはおそらく北からの縦走組なのかも、と今この記事を書いていて気がついたのでした(笑)。

B120510o
(滝子山南尾根・ミツバツツジが中腹以上で盛りだが、花は少ない)

B120510p
(露岩より南尾根を見下ろす)

心ゆくまで展望を楽しんだら、来た道を戻って南尾根に。今回はミツバツツジの状況を見たくて南尾根を降りたのですが、さすがにこちらも花付きは良くないものの、それなりの数があるので意外に楽しめました。

たたこちらの尾根はご存じの向きも多いでしょうけど、岩場が続いて下降は全く推奨されておらず、要は悪い子なんですね。

B120510q
(南尾根中腹辺り)

B120510r
(ミツバツチグリ)

それでもこの尾根は登りに採るなら雑木に自然林に岩場にお花にとバラエティに富んだ好ルート。イワカガミもすでに葉は緑に変わっていて、あと三週間もすればもうお花が咲き出すんですよね~。

そんな様子に今年のイワカガミはどこへ見に行こうかなとフト思いつつ、笹子駅へ向かったのでした。

・・・・・☆
 
◆ 2012.05.05 (Sat)   晴
笹子駅 07:40- 道証地蔵 08:30- 登山口 08:40/08:45- 最初のベンチ 09:10- 次のベンチ 09:40- お坊山東尾根に上がる 10:25- お坊山東峰 10:55- 西峰 11:05- 大鹿峠 11:25-(途中休憩40分)- 曲り沢峠 12:40- すみ沢コースと合流 13:00- 稜線に上がる 13:50- 滝子山 14:10/14:35- 南尾根登山口 16:00- 笹子駅 16:30
 

|

« 浅川峠を「越えて」権現山へ | トップページ | 今年はちょっと遅めの熊倉山 »

【大菩薩・権現山稜 2012】」カテゴリの記事

コメント

・・・・・と書いたんですけど、今日職場でハッと思い出したんです!

yamaさんボクと同じ日に歩かれたんですよね?当日大鹿峠みちでお花取りながらちんたら歩いていたボクの後ろからひとりの男性に抜かれたんですけど、もしかしてその方がyamaさんではないでしょうか。

ちょっと気になったもので。間違えていたらごめんなさいです。

投稿: komado | 2012.05.16 18:26

yamaさん、

いやぁこちらの方もなかなかよろしき道ですね。実際に歩いてみるとお地蔵様から皆さん滝子へ行かれる理由がわかりませんです(笑)ほんとうに。それぐらい素敵なひとときでした。

シオジの森、そろそろよろしい時期だとおもうのですが、ここはタクシー利用になってしまうので躊躇せざるを得ないのが残念です。

投稿: komado | 2012.05.15 23:23

お久しぶりです。いつもながら素敵なコースを歩かれますね。私も、この土曜日だっけ、延長された林道脇からお坊山へ。大鹿峠まで散歩しましたが、新緑・紅葉のころ、いつもながら静かで癒しのコースですよね。景徳院に降りる道で愛犬を連れて昼食のご家族にもあって地元の人に愛されているさわやかな山域です。
 松浦本といえば、4日だか5日に雁が腹摺山からシオジの森を周回しましたが、少し早かったようです。とはいえ後半の沢と滝は十分満足でき、さすが松浦大先生だと。
 これからの季節もよろしくご案内ください。

投稿: yama | 2012.05.14 23:22

ba_sobuさん、

タチキランソウ、あっさり逢えました。
というか今まで普通のキランソウと思い込んでスルーしていた可能性があるかも(笑)。普通のに比べると確かに名前の通り立った株立ちですね。

お坊の径路は今の時期、チョーお勧めですよ。でも歩くとわかりますけど、あの道は何のために造ったのか、謎が残りました。

投稿: komado | 2012.05.13 23:50

いやはや

写真が綺麗すぎ??
お坊山、滝子山は最高ですね
ああいうオオミズナラとのであいも楽しいし。

石砂山で見逃した??タチキランソウにであえて良かったですね
あのかいわい雑木佳しはわかっていましたが 野の花もたのしそう
木曜隊行き先として プッシュしてみますが
木曜無理なら 個人でいってみようかと思いました

情報ありがとうございました

投稿: ba_sobu | 2012.05.11 09:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15040/54666391

この記事へのトラックバック一覧です: 緑華やぐ、お坊山~滝子山:

« 浅川峠を「越えて」権現山へ | トップページ | 今年はちょっと遅めの熊倉山 »