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2012.03.31

マンサク探しまくり・棒ノ折山

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(棒ノ折山北東尾根上部にて)

さて、今週は久しぶりに一人水曜隊(03/28)。今年はお花が近年してはかなり遅めで推移しているので却って行き先に迷ってしまいます。でもお花が遅いと言う事はまだマンサクに間に合うかも!ということで実は逢うのが意外に難しいマンサクを確実に「当てに行く」ために今回は棒ノ折山(棒ノ嶺)にしてみました。

しかし平日は名栗の一番バスが早くて良いですね。ちょい前の電車で飯能に出て、バス停目の前の吉野家で朝食をとれるのが便利ですし、それが名栗方面へ行く楽しみの一つだったりします(笑)。

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(ハナネコノメ・咲き始めたがまだ見頃前。蕾も多い)

ということで丁度7時には歩き出し。少しモヤり気味なものの雲一つない快晴となれば気分が悪くないわけありません。まずは少々寒い中を有馬ダムを通り抜け、白谷沢の登山口までてくてく。

道中キブシがまだ咲きかけだったことに驚きつつ登山口に着くと、この時間でも釣り師にハイカーの車が止まっているのはさすがに棒ノ折山と言った所でしょうか。

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(白谷沢のひとコマ)

さっそく登山道に入るとしばらくは植林下の高捲きのトラバース道。やがて白谷沢と合流すると、ここからが登りのハイライトなのですが、やはりというかハナネコノメですら咲き始めてはいたものの蕾も多くまだまだ見頃前。ツルネコノメソウもそんな感じで、今回第二のお目当てだったコチャルメルソウはまだ蕾。。。

今回予定のコースではコチャルメルソウは白谷沢でしか見られないはずなので、これは内心かなりショックでした。

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(ツルネコノメソウも咲き始め)

半ば茫然としながら登って行くも、当然標高が上がるわけですから、それにつれてハナネコノメも蕾しか見られなくなって、新たに現れたヨゴレネコノメも蕾どころかまだまだ小さい姿。

こうなるとこれ以上捜索してももう無理なのでさっさと林道に上がり、ここから東の岩茸岩ではなく、西の北東尾根が乗り越す所まで林道歩き。しかし訪れない間に伐採跡が広がりましたねー。でも今回はスギ花粉が避ける意味でもこうしたのでした。

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(まんさくや~い)

林道から尾根に上がるハシゴがコワれているせいで尾根上に上がるのに少々苦労しましたけど、一旦尾根上に上がれば、ここから先は雑木美林の広尾根歩きが待っています。

尾根上の雪はもうほとんど溶けていて、そんな尾根上をゆるゆる歩く・・・のではなく、一番の目的であるマンサクを探しながら尾根上をウロウロしていたのですが・・・

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(一番近づけてこのレベルでした・・・泣)

マンサクの木は簡単に見つかるものの、肝心のお花の方が探せど捜せど探せど捜せど見つからなく、コレにはほんとうに焦りました。というかその惨状に半ば泣きそうになりながら捜索してると(笑)ようやく花を発見。でも花は高い所にしか咲いてなくて遠い!

その先も花はそんな所に僅かしか咲いてなくて、そんな中一番近づけたのが棒ノ折山山頂近くのこの一本のみ。花の造形が裸眼で確認できないとやはり見た気がしないので、最低限というかまぁ逢えて良かったです。

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(棒ノ折山山頂)

しかし今回一番驚いたのがこの山頂での出来事で、それなりに長い間山歩きをしているボクでも、平日となると基本ボク世代以上の人しかいないというのが日常というか半ば常識だったのに、この棒ノ折山は若い子「しか」いなかったのでした。

そんな状況に軽い感動を覚えていると、まぁみなさん礼儀正しくて爽やかなこと。人嫌いのボクの方がよほどマナーが悪いと思ってしまいました(笑)。マジな話ハンセーです。

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(仙岳尾根・雑木林が主体でマンサクも多いが・・・)

山頂で展望をしばらく楽しんだら、またまたマンサクを捜索しつつ、仙岳尾根を下るので今度は都県界尾根を西へ。都県界尾根は北の名栗側が雑木林になっているので、マンサク目当てでなくても自然とそちらを歩いてしまいます。でも槇ノ尾山までの間に花はなし。。。

槇ノ尾山に着いたら都県界尾根と別れて仙岳尾根を下り始めます。仙岳尾根を歩くのは実は初めてで、実際に歩いてみると尾根は急ながらも雑木林の割合が多くてなかなか素敵な尾根ですねぇ。

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(花をつけたマンサクは極めて少なく、大咲きしていたのはこれだけ)

林道に降りる手前には展望台もあって至れり尽くせり??でも今まで晴れていたのに、展望台から西方向はグレーの雲しか見えなくてどうやらお昼辺りから天気が崩れる予報は正解のようです。

あわてて林道に降り、少し西へ行くとまた山道の入口があるのですが、そこには「堅木尾根」の文字が。地元というか林業関係者はそう呼んでいるのでしょうか。ある意味山では決してカタギとはいえないボクなんかが歩いて良いのかしらん(笑)。

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(尾根は急で下降には気を遣う)

林道から下は植林かもと言う予想は外れ、尾根は植林と雑木に分けられた防火帯のプロムナードが広がっていてビックリ。でも始めこそなかなか歩きやすくて良かったものの、じきに急降下になってとうとう植林帯に入ってしまいました。

結局仙岳尾根もマンサクの木は沢山あったものの、花は2本のみ。今年は花が咲いている木は数%ほどしかない大不良ですね。それでも最後の最後で大咲きの木に逢えたのでまぁ満足でしょうか。それにマンサクがこちらにもあるのがわかったのも大収穫でしたし。

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(アセビ・仙岳尾根下部、有馬川の川沿いで見頃)

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(イワウチワも蕾が堅い)

植林の中を下って下ってやがて有間川の音が聞こえてくると、ここで痩せた岩稜に変わったのが秩父らしくてちょっと嬉しかったけど、そこはもうすでに尾根末端。ここで今年初となるアセビの花に、まだ堅いながらも蕾をつけたイワウチワを見られたのが嬉しかったですね。

その岩場からひと下りでまだ営業していない観光釣場に着地。対岸へ渡って県道にでたら、あとはさわらび湯を目指すだけです。

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(コチャルメルソウ・大ヨケノ滝で花がようやく見られた)

帰りの道中はフサザクラでも見られればもう充分と思っていたのですが、釣場からすぐ先に流れる大ヨケノ滝を通りがかった時にハッと気がついて寄ってみると、やっぱりいましたよ!にコチャルメルソウがっ!!

今回は完全に諦めていたのでコレはラッキーでしたし、実は棒ノ折山に着いた時点でコース変更も考えていたのですが、予定通りに歩いて本当に良かった。その後はもちろん咲いているフサザクラにも逢えて、ほくほく気分でさわらびの湯へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2012.03.28 (Wed)   晴 後 曇
飯能駅 06:18→ 河又 07:00- 白谷沢登山口 07:25- 林道に出る 08:25- 北東尾根乗越す 08:40- 棒ノ折山 09:30/09:50- 槇ノ尾山 10:15- 展望台 10:30- 有馬渓谷観光釣場 11:15- さわらびの湯 12:10
 

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2012.03.27

東丸を一山として歩く

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(かなり久しぶりの東丸山頂)

う~ん。なんか「世附の山歩き」は週刊ではなくとうとう月刊になってしまいましたね。(^^ゞ 先の日曜(03/25)は10年近くぶりとかなり久しぶりだった東丸界隈でした。

ということで今回は吉政から切通峠を越えて切通沢橋に出たら、先月歩いたバラシマ沢(茨島沢)790m圏二俣中間尾根の東隣の尾根の950m峰を通る740m圏二俣中間尾根を登り返して西丸~東丸稜線に上がり、東丸へ。そして東丸からは東丸北東尾根たる東丸ノ沢左岸尾根を下降して東丸ノ沢の出合に降り、それから林道に上がって、菰釣橋~水ノ木造林小屋の山ノ神、そして大棚も見物して、なおも大棚沢林道を登り返して切通峠、ではなく1083m峰東尾根に沿って延びる送電線巡視路経由で吉政に戻る、という相変わらずのややこしいコースを組んで歩いてきました。

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(バラシマ沢<茨島沢>740m圏二俣中間尾根下部・カヤトを往く)

今年は寒い寒いと言われながらもさすがに三月下旬ともなると山中湖もかなり暖かいですね。でも目の前の富士には雲が立ち上がるようにまとわりついていてどうやら風がかなり強そうな感じ。まずは切通峠を越えて目的の尾根の取付でもある切通沢橋を目指します。

峠を越えて林道に降りるまでは順調にいけますけど、その先の林道歩きが林道が荒れているせいでわかっちゃいるけど意外に時間がかかります。ちなみにお花は切通沢橋周辺でキブシが咲き始め、フサザクラはつぼみが膨らんできて開花直前と言った所。そんなお花のチェックをしながら休憩を取り、それから目的のバラシマ沢740m圏二俣中間尾根に取り付きました。

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(カヤトの一角より・橡ノ丸と丸尾山)

この中間尾根は施業図(第3次国有林野施業実施計画図)を見ると全編ほぼ植林のようで、登りはじめこそその通りな手入れの悪い暗い植林帯でしたが、ひと登りすると木が途切れて伐採跡のカヤトの草原に変わったのは天気が良かっただけにちょっと嬉しい誤算。

しかもカヤトにはうまい具合にトレースがついていて藪漕ぎも不要。行く先に広がる青い空も眩しいぐらいで見ているだけで嬉しくなってしまうし、振り返ればもう見慣れた光景ながらも、雑木の山肌を纏った丸尾山、橡ノ丸の尾根の姿がなんともそそられます。

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(950m峰)

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(950m峰を過ぎるとスズタケが出てくるが長くは続かない)

そんな気持ちの良い登りはカヤトの切れる950m峰まで。そこから少し先を行くとお馴染みのスズタケが現れますが、今やスズは枯死が進んで適度に疎になっているし、藪自体もそう長くは続かず想像よりもかなり歩きやすいです。

それにこの中間尾根は基本植林ながらもちょこちょこっと雑木の区間も交えて、あまり期待していなかったこともあるけど、趣もそれなりにあって想像よりも悪くない尾根でした。

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(東丸への登りしな)

それでもスズタケの藪が続くようになると西丸~東丸稜線への最後の登りになって、じきに稜線と合流。そう言えばボクが初めて西丹沢というか世附を訪れたのが何を隠そうこの西丸東丸だったんですけど、当時一番驚いたのは純粋なスギ・ヒノキ植林帯の中でもスズタケがワシワシ茂っていたこと。

そんなスズタケもこの辺りは世附の中ではまだマトモなに残っている方ながらも往年の濃さにはほど遠く、下って登り返す東丸への道中も随分と歩きやすくなったなぁ、と言う印象。登りかえしは意外にしんどかったもののあっけなく東丸に着いてしまいました。

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(東丸ノ沢左岸尾根<東丸北東尾根>上部のひとコマ)

この頃には稜線にも強風が吹き付けるようになってかなり寒くなっていたのですが、偶然にも山頂の北東斜面に風の通らない小広いテラスがあったのはラッキーでした。今回はもちろんそのテラスでランチ。休憩中も天気がめまぐるしく変わって休憩を終えることにはなんと雪が。。。

その雪は再び歩き出す頃には止んでくれましたが、東丸から北へ延びる尾根を捉えて東丸ノ沢左岸尾根を下り始めてもしばらくはかなり寒かったです。

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(左岸尾根から見える西丸はなかなか立派だ)

しかしこの東丸ノ沢左岸尾根が施業図を見ても今回のハイライトだと目していたのは想像通りで、のっけからモミ、ブナの立派な木々が散見される素敵な林相が広がっていて、3~4mクラスの立派なモミをいちいちチェックしながら下っていく感じ。

それと、尾根の左側に広がる↑↑西丸の立派な姿もおそらくこの辺りからしか見られない光景。快く思っている山がこうも立派に見えるのはそれだけで嬉しいような気もしますね。

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(4m超のモミ・左岸尾根ではモミの大木が多くみられた)

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(左岸尾根下部にて)

でも地形図ではRFの要もないだろうと思い込んでいた左岸尾根の下降は900~870m圏辺りが意外にややこしく、ここの通過がこの尾根のポイントになると思います。

そこさえこなせばあとは金山沢へ向け急降下するだけで、植林の中、スズをひっつかみつつ下るとじきに奥に滝が見える東丸ノ沢の出合にピタリと着地しました。

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(水ノ木の造林小屋上にある山ノ神)

花崗岩の白さが美しい金山沢の河原から林道に這い上がったら、ここから長~い林道歩きの始まり。とはいえ今回は時間的に余裕があるのでいろいろ寄り道できます。ちなみにダンコウバイは菰釣橋附近で咲き始め。これはお彼岸の前道志とほぼ同じレンジですね。

そしてそして今回は水ノ木の造林小屋の上にある山ノ神にようやく参拝する事ができました。小屋の脇から延びる道が参道だったんですね!4mを超える大ブナに5m級の大モミやアカガシなどのいかにも世附らしい社叢の奥に鎮座する山ノ神は独特の神々しい雰囲気があって、ここはもっともっと早く訪れるべきでした。

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(もちろん大棚にも寄りました)

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(298号鉄塔より、奥に菰釣山~大栂、右手前が東丸)

山ノ神に参拝したあとは久しぶりに大棚も鑑賞(水量豊富でダイナミック!)して、そのあとの帰途は今まで楽した分のツケを払う長い長い林道歩き。林道が荒れているせいか登りも思いの外時間がかかります。単独の時は馬印から林道の終点まで40分ほどで歩けましたけど、今はそうはいかなそうですねー。

今回は朝と同じルートで切通峠に戻るのもなんなので、送電線巡視路が通る1083m峰東尾根経由で歩いてみましたが、尾根に上がって最初に出る298号鉄塔からの展望が大変よろしく、この時期にしては奥の檜洞も蛭ヶ岳も?かなり鮮明に見えていました。

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(暮れなずむ甲相国境稜線)

そして1086m峰からの下りも、傾いた日差しのあたる稜線がこれまた殊の外美しく、切通峠に戻るのではなくこちらに回って本当に良かったなぁとしみじみ思いながら吉政へ向かったのでした。

今回で西丸南西尾根(要所小屋沢左岸尾根)から東へ三本並ぶ尾根群をようやく全て歩くことができました。本当はもっと早く歩けると思っていたのに結果として2ヶ月もかかったのは予想外でしたけど、それでもそのおかげで季節の移ろいや別の魅力も発見することができて本当に有意義な山行きになりました。今回歩いた東丸の北面もなかなかステキでしたし、西丸~東丸間の枝尾根群は植林が多いと言う先入観を一度捨てて、残った未踏の尾根をぼちぼち歩かなければいけないなぁ、と思った次第です♪
  
・・・・・☆
 
◆ 2012.03.25 (Sun)   晴 時々 曇 一時 雪
吉政 07:25- 切通峠 07:45- 切通沢橋 08:45/08:55- 950m峰 09:45- 稜線合流 10:15- 東丸 10:55/11:55- 東丸ノ沢出合 13:20/13:40- 造林小屋 14:15/14:25- 大棚 14:40/15:00- 切通沢橋 15:50- 298号鉄塔 16:40- 1086m峰 17:00- 吉政 17:20
 

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2012.03.22

高畑山と舟山のあいだを南へ北へ

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(高畑山南東の雑木林の緩斜面)

やれやれ、3月に入ってからの週末の天気の悪さにはほとほと参りましたわ。おかげでお山へ行く気になれないまま、お彼岸になってようやく歩ける天気になってくれました。

そんな春分の日(03/20)は雪の状況がわからないので世附方面はやめて、前道志の毎年春のお彼岸の頃に通っているあたり。今回は高畑山北尾根を登路にとり一旦高畑山に上がったら、南東斜面を散策しつつ適当に楢山沢へ降りて雛鶴神社に参拝。なおも無生野まで下ったら、今度はフジノタ沢(藤ノ田沢)の径路を追いつつ左岸尾根の上部に這い上がり、立野峠へトラバース。それから主稜線を東へ舟山まで行き、塩瀬沢(厳密に言うと本谷ではなく支流の右俣と言った所か)を一ノ瀬橋までそのまま下って梁川駅に戻る、という相変わらずのややこしいコースを組んで歩いてきました。

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(高畑山北尾根・下部から雑木なのは嬉しい)

しかし前道志は近くて良いですね。朝6時過ぎに起きても8時半頃には歩きだせるんですから。天気が良い割に意外にハイカーの少ない鳥沢駅からまずは小篠のイトヒバを目指して車道をてくてく。

こちらの方は一時期津成沢界隈を通っていた頃以来でしたけど、道は何となく覚えていますね。久しぶりにイトヒバの大木を鑑賞したらそのまま畑のあぜ道を上って行き、フェンスの中に入って高畑山北尾根に取り付きました。

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(ダンコウバイ・700m以下でようやく咲き始め)

北尾根は珍しくのっけから雑木林なのが良いですね。アンテナ施設を過ぎ、次のピークには地形図には載っていない四等点(△511.2m)がありました!

その四等点峰を過ぎると、おっとここで今年お初の咲き始めたダンコウバイ。周囲が基本茶色いなか、黄色いお花がひときわ鮮やかです。しかしお彼岸で標高500m程とは近年ではかなり遅いですね。ダンコウバイが咲いていたのを見てちょっとスケベ心が涌いてきたものの、別の捜し物は不発に終わり、あとは尾根を淡々と詰めていきます。

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(高畑山北尾根上部の様子)

しばらく上がると尾根の右側が植林に変わり、ほぼ同時に明瞭な道形も尾根に沿うようになって、それでもその道形は歩きづらいので尾根の歩きやすい箇所を選んで登っていると、あっけなく尾根を横切る登山道をに飛び出してしまいました。

今回は北尾根を辿るのが目的なのでもちろん登山道は突っ切って尾根を登っていきます。ここからふたたび全面雑木林に変わってこの辺りの雑木林が北尾根のハイライトでしょうか。楽な道のりとはいえ一旦尾根を西に捲く登山道は植林が多く、明らかに趣に欠けますね。

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(高畑山山頂)

そんな訳で気分良く871m峰を越えたら、一旦西に捲いた登山道が合流してひと登りで高畑山の山頂に到着。山頂は先客さんが二人だけとは少々意外でしたが、そもそもここで休む気は全くないので、山頂からの富士を確認したら目的の南東斜面へ向かいます。

それでも東へ下ると登ってくるハイカーと複数すれ違った事にちょっとホッとして、目的の雑木林の緩斜面に到着。去年偶然この辺りに登り着いた時から今回のランチ場はココと決めていたのでした。

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(高畑山南東斜面は炭焼の?トラバース道が残っている)

のんびり休憩を終えたあとは、去年できなかった周辺の雑木林の散策。のつもりで適当に降りてみたら、いつの間にやら去年見つけたトラバース道を東へ東へ歩いていたのでした(笑)。途中には炭焼の跡が何箇所があり、この道はその為の作業道だったのかもしれません。

そんな雑木林を選びながら適当に降りても結局は植林は避けられず、しょうがなしそのまま下るとあっけなく楢山沢の林道に着地。すぐ先が奥奈良山橋でした。

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(雛鶴神社)

あとは林道、県道を歩いて無生野へ。せっかく通りがかるのだからと雛鶴神社に寄ってみると、拝殿の階段には雪が積もっていて足跡もなし。こんな場所のせいでしょうか、規模の割には人の訪れがほっとんどないようですね。

その雛鶴神社からふた下りほどしたら無生野の集落で、秋山川にかかる橋の先、バス停の手前からフジノタ沢に入ります。

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(フジノタ沢<藤ノ田沢>・植林の許、明瞭な径路が沿っている)

フジノタ沢は右岸尾根を歩いて以来6年ぶりで、道の様子はあまり覚えていなかったのですが、実際に歩いてみるとあぁ!こんな感じだったですね。と徐々に思い出してくる感じ。わかりづらい立野峠への道を分けてしばらく行くと、沢の規模に似合わない巨大な堰堤に出て驚きましたが、これは左から難なく捲けました。

堰堤を捲き終えても道はなおも植林の中を明瞭に延びていて、これはいったいどこへ行くのだろう・・・とワクワクしながら追うと、最奥の680m圏の二俣は右へ分かれていて、どうやらこれで左岸尾根に上がりそうな雰囲気。

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(フジノタ沢左岸尾根の上部に飛び出しました)

そして沢のどん詰まりまで来た所で植林が切れると同時に道も消滅も消滅しましたが、構わず急なツメを詰め上げると、ここにも炭焼の跡があって、そこからひと登りで左岸尾根に這い上がりました。

そこはちょうど810m圏の尾根が平衡になっているところで、この辺りも雑木林の美しいところ。次は右岸尾根をキッチリ登ってみたいなと思いつつ尾根を少し上がると、ここで薄いながらもまた東へ延びるトラバース道を発見。

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(細野山より)

さっそく辿ってみるとこれもなかなか良い道でしたが、次の枝尾根で植林に変わってしまったのが残念なところ。その植林帯を抜けて次の枝尾根を乗り越すと浜沢からの明瞭な峠みちと合流して、ひと登りで立野峠でした。

立野峠に着いた時点ですでに14時を過ぎ。でも今回は駅に戻るという時間に縛られないコースなので予定通りに東の舟山目指して主稜線を東へ行きます。今年は寒いのでお花の彩りはまだ望めませんけど、雑木林の多い道のりは何度歩いても良いですね。

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(塩瀬沢の源流部・炭焼の跡があちこちで見られた)

立野峠から一時間程で舟山に着いたら、来た道を少し戻って北へ適当に下るともうそこは塩瀬沢(の右俣)で、ここでも沢に降り立つまでに炭焼の跡が二箇所みつかって驚きました。しかしこの日は炭焼の跡を何回見かけたのでしょうか。

そうこうしているうちに水流のない塩瀬沢にうまいこと降り立ったら、あとは沢をひたすらに下るだけ。とりあえず面倒な難場はおそらくないだろうと踏んでみましたが。。。

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(塩瀬沢のひとコマ)

下りはじめてからじきに水流が現れると小滝がぼちぼち出てきて、雰囲気は悪くないですね。そして明るい雑木林から植林帯に変わると、4mほどのこれまでで一番大きい滝を見て、すぐ先が寺下峠みちの横切る二俣でした。

ここから左岸に明瞭な道が現れましたが、もしかするとこれは峠みちの旧道かもしれません。そして沢の方は滝がぼちぼち続いて、これは周囲が植林でなければそれなりに遡行の楽しめる沢だったんじゃないかなぁという印象です。

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(塩瀬沢・寺下峠道を過ぎると植林が続く)

明瞭な道がとぎれてからも、周囲が植林のおかげでしょう。左右どちらかに踏跡が延びているので歩くのに難はないのですが、一箇所だけ手がかりの少ない急斜面があって、そこは慎重にクリア。

そこを過ぎると間もなく見覚えのある矢平山北西尾根の取付でもある360m圏の二俣に到着。ここからは明瞭な作業道が延びているので、そちらを行く前にすぐ下の滝の落ち口で少し遊んで・・・(笑)。

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(ハナネコノメもようやく咲き始めた)

そんな訳で一ノ瀬橋に着いたのはもう17時に近い時間でしたが、お彼岸になるとまだ明るいですね。久しぶりに歩けたおかげか??ちょっとスッキリした気分で、あやふやな記憶を頼りに梁川駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2012.03.20 (Teu)   晴 時々 曇
鳥沢駅 08:40- 小篠のイトヒバ 09:10- 513m峰 09:55- 高畑山 11:00-(途中休憩45分)- 奥奈良山橋 12:20- 無生野 12:50- フジノタ沢右岸尾根に上がる 13:30/13:45- 立野峠 14:20- 舟山 15:20- 寺下峠道横切る 15:55- 340m圏二俣 16:25- 一ノ瀬橋 16:45- 梁川駅 17:15
 

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2012.03.18

まさかの再発

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(東芝EMI TOCT11330  ¥1500)

天気が悪くて山にも行けないので、久しぶりに「花のひかり」を見てくださる方の中でほんの数名しかわからないであろうごくごくマイナーな音楽のお話なんですけど(笑)、いやぁこのアルバムの再発には本当にビックリしましたヨ。

このアルバムは1986年に今のヴィジュアル系の源流とも、伝説のゴスクイーン?と言われている??G-Schmitt(ゲーシュミット)のボーカルであり、ある意味「主体」でもあったSYOKOと、ジブリ等の映画音楽で今や誰もが知っている久石譲とが正にガップリ組んで制作されたミニアルバムで、G-Schmittののバンドサウンドとは打って変わって打ち込みサウンドを主体としながらも、メジャー臭皆無のダークで退廃的な当時のG-Schmittのイメージを壊さずに仕上げる辺りはさすがに久石譲。というか今や大家となってしまったあの久石と当時対等以上に渡り合っていたSYOKOさんてやっぱり凄いと、久しぶりに聴き直して心底そう思ったのでした。

再発の話を聞いた時はこれでG-Schmittの音源の再発にも繋がるのかも?と思ったんですけど、この再発はどうやら単にレーベルの再発シリーズの一環のようで、もしかしたらSYOKOさん自身も渋々だった?かも??しれません。それでも佐藤薫プロデュースシリーズでSADIE SADSやNUBILE、SARASVATIといったWECHSELBALG(ヴェクセルバルグ・G-Schmittもこのレーベル所属だった)周辺のバンドの音源が再発された直後だったのでかなりコーフンしましたし、初CD化でもあったのでこれはかなり嬉しい事でしたね。

しかもしかもこの機会に合わせたのか何なのか・・・来月にはこれまた知る人ぞ知るあの「時の葬列」まで復活するとか!AUTO-MODにSADIE SADS 、MADAME EDWARDA、SODOM(THE SODOM PROJECT名義ですけど)といった錚々たるメンツはこれにG-Schmittが加わったらもう完璧じゃないですか!といったラインナップで2002年のギズムの凍結ライブを最後にオフィシャルで名前の出なくなったSYOKOさんは今は何をされているでしょう。とにかく次はG-Schmittの音源の再発をぜひとも望みたいところです。本当に・・・なんとかならないでしょうか。。。
 

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