2011.11.09

熊倉山から大血川へ下ってみる

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(勝ちゃん新道上部のひとコマ)

前の山行きが久しぶりの好天だったのでこれで少しは安定するかなと思っていたら、先週末はまたまた逆戻り??のようなお天気でしたね。それでも土曜(11/05)は下り坂ながらも晴れてくれたので、久しぶりに秩父方面へ。

今回は宗屋敷尾根経由で熊倉山に登ったら、去年からずっと気になっていた聖尾根の1307m峰にあった赤い道標の道である勝ちゃん新道を降りてみました。

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(宗屋敷尾根1003m峰の山ノ神)

そおいや秋に秩父の山を歩くなんておそらく10年以上なかったと思います。アカヤシオのお花見で通い慣れた宗屋敷尾根ももちろん紅葉の時期は初めて。今回はその辺りもちょっと楽しみで、毎度のごとく一番電車で武州日野駅に出たらさっそく取付までてくてく。

宗屋敷尾根末端附近はまだまだ緑が優勢で、さっそく尾根に取り付くと周囲はさすがに藪っぽいですね。それでも植林には手が入っていて、GWの時よりも歩きやすくなっていました。

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(宗屋敷尾根のひとコマ)

植林の中をせっせと登って山ノ神の祀られている1003m峰に上がると、ここから色づき始めた雑木林に自然林、カラマツ植林を交えるようになりますが、コハウチワカエデが一部綺麗に色づいている他は全般的にはあまり宜しくないかなぁ。

でも地面にはすでにほとんど落葉していたコミネカエデの真っ赤な落ち葉で敷き詰められて、これは見事でした。

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(蝉笹方面とアカヤシオ)

これまた1003m峰過ぎからぼちぼち見られるアカヤシオも大半が枯色で、赤く綺麗に色づいたのはごく一部。それでも1284m峰附近から撮った↑↑の木はボクのために準備してくれていたのかどうかはわかりませんが(笑)コレだけ綺麗に色づいていました。

そしてその先の1300m圏の先の鞍部から明瞭に延びている↓↓の道も初訪の折りから気になっているものですが、こちらは次回以降にまわしましょう。(^^)

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(この径路もず~っと気になってるんですよねぇ)

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(稜線のアカヤシオはほぼ枯色)

今回は鞍部から1370m圏のピークには上がらずに左の植林帯を捲いて先のギャップの鞍部に出てみましたが、こちらとて鞍部へ上がる箇所は結構急でさすがに楽はさせてもらえませんね。

ギャップの鞍部からは尾根を一気に詰めて蝉笹に上がり、そのまま南のシラカケ岩へ向かいます。

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(シラカケ岩より)

ランチは当然こちらでしたけど、やっぱり曇ってきちゃいました。それでも足下には錦に染まった山肌を見下ろせるのが良いし、展望も霞みながらもそこそこ利いて、両神山辺りの山稜はなんか墨絵のようで面白かったです。

ランチを終えて熊倉山へ向かうも稜線のアカヤシオもやはりほとんどが枯色。まぁ遠目で見れば赤に見えなくない・・・訳ないですよねぇ(笑)。

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(三門の広場)

さすが紅葉の時期、熊倉山の山頂には5名ほどのハイカーが思い思いにお休み中。そんな方達とちょこっとお話をしてからが、この日の本番?でまずは聖尾根の1307m峰へ向かいます。

熊倉山で一番林相の良い三門の広場の辺りも良い具合に色づいており、今回はこれからが良さそうかも??と少し期待を持ちつつ先を行くと、じきに1307m峰の赤い道標の分岐に出ますが、まずはそのまま通り過ぎてひと下りしたテラスへ。

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(1307m峰より聖尾根方面)

テラスからも展望は意外に良好で、休憩をかねて展望をしばらく楽しんだら来た道を戻り、さっそく勝ちゃん新道を下り始めます。

道はまず1307m峰西尾根というか横岩川の左岸尾根を降りていくのですが、下り始めから色づいた美しい雑木林の中を行く感じでのっけからなかなか良い雰囲気。

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(勝ちゃん新道上部のひとコマ・Part2)

そしてこの辺りはハウチワカエデやヤマボウシの赤が綺麗に色づいていて見事だったし、運良くこの辺りで再び日差しが入ってくれたのもラッキーでした。

当初の予想では道は少なくとも957m峰ぐらいまでは行くのかなぁと思っていたのですが、なんと下りだして10分ほどで再び赤い道標が現れ、ここから道は尾根を左に外れだしたのは意外というか単純に驚きました。もうかよ!って(笑)。

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(ヤマボウシ・綺麗に色づいていた)

このままこの尾根を辿りたかったなぁと後ろ髪ひかれる思いもあったことはあったんですけど、今回のところは勝ちゃん新道を辿るのが主たる目的。諦めて左の道を追うと、小尾根から斜面をつづら折れに下って行き、まもなく植林帯に突入。

それでも時折紅葉の美しい雑木林を交える箇所があって、道のりは決して悪くはないですね。枝沢源流部の緩斜面といった趣の「追分の平」を過ぎると、じきに掛小屋を通り過ぎて一旦開削中の林道に降り立ちましたが、ここはそのまま20mほど歩くと左手に道が延びていて、それを下りきるとあっけなく民家が見えて大血川の登山口に降り立ってしまいました。

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(勝ちゃん新道・中腹辺り)

熊倉山からボクの足でいろいろ寄り道しながら下って登山口まで一時間半なら、道標に記してある「登り二時間」というのは概ねあってそう、ということは勝ちゃん新道は熊倉山への最短ルートでもありますね。

大血川の集落は上流側と下流側と集落が二箇所に分かれていて、降り立ったのは上流側(2万5千分図「雲取山」の範囲)集落の井戸沢にほど近い最奥の民家の辺り。個人的には下流側の集落に降りるのでは?と予想していたのでコレも意外でした。

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(ここが大血川側の登山口)

ここまで来たら後はバスの通るR140までひたすらに車道を下る段取りだったのですが、さて・・・と歩き始めてすぐに出会った集落の方に軽く挨拶したら・・・

挨拶がてらいろいろ話しているうちにその方が今降りてきた勝ちゃん新道を造られた方という事がわかってビックリ。ということでお茶に呼ばれて(笑)いろいろ話をお聞きしてみると、新道はその方が個人で5年間掛けて通したとか。相当山慣れしている方ではありますが、女性ひとりでここまでやられるとはただただ驚くばかり。ちなみに道の名前は甲武信の徳ちゃん新道をもじっているそうです。

結局かなり長居してしまい、三峰口駅まで送ってもらうおまけまでついて、本当にお世話になりました。<(_ _)> <(_ _)> 熊倉山は標高の割にどこから登ってもタフな山ですけど、全くの初心者でなければ勝ちゃん新道も大血川へ下るという少し趣の変わったルートとして歩く価値は充分にあると思いました。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.11.05 (Sat)   晴 後 曇
武州日野駅 06:50- 宗屋敷尾根取付 07:30- 1003m峰 08:40/08:50- 1284m峰 09:45- シラカケ岩 10:35/11:25- 熊倉山 11:45/12:00- 1307m峰 12:20/12:30- 尾根外れる 12:45- 追分の平 13:15- 大血川(登山口) 13:30
 

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2011.06.02

シロヤシオを愉しむ大平山と都県界尾根

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(シロヤシオ・高い所でも満開間近!)

しかし5月だというのにいきなり台風に梅雨入りとエラい事になってしまいましたね。おかげで先週末は当然の事ながらお山はお休み。なんですけど実は長沢背稜/都県界尾根のシロヤシオは標高的に日にちが少しズレてくれた方が却って好都合だったので、久しぶりにひとり火曜隊(05/31)で歩いてきましたヨ。

今回は川俣から花新田(はなにた)経由で大平山、七跳山に上がり、それから都県界尾根を西へ三ツつドッケまで行き、ヨコスズ尾根を降りるコースでした。

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(台風後のせいかカラ沢も水量充分)

今は小川谷林道が使えないので大平山なら秩父側から入るのが穏当でしょう、ということで西武秩父駅からタクシーを走らせて川俣からのスタート(¥3770)。雨後のせいか?ガクウツギの濃密な香りが漂う植林帯をせっせと行き、まずは花新田を目指します。

さすがに台風の後だとカラ沢の水量もたっぷりで壮観でしたが、登っていくと水流の切れる場所はほぼ一緒なんですね。まぁそれでも一部水流が顔を出したりした所もありましたけど、やはり名前通りの沢だなぁと言う印象です。

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(今の時期の花新田)

水流の方はそんな感じだったものの、周囲の渓畔林はすでに緑に覆われてなかなか見事。しかもこの辺りで時々晴れてくれたりもしたので、この日花以外で一番ワクワクしたのがカラ沢の花新田までの道のりでした。

そして辿り着いた花新田もすでに周囲は緑に覆われていましたけど、枯れかけたフクジュソウが金色に見えなくもないかも(笑)。でもフクジュソウって花の時しか気にしない事もあるんですけど、結構大きく育つんですね。

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(右の枝尾根へ薄い径路が延びていた)

花新田でパンを食べたら次は大平山を目指します。けどどうやって稜線に上がろうかなぁ、と思いつつ結局右俣を適当に上がるしかないんですが(笑)、今回は歩き出すとすぐ上でマーキングがあることに気がついて、そこからふと右側を見てみると、なんと右の尾根へ向かって明瞭な切り開きが延びていたのでした。

これは気がつかなかったなぁ・・・と思いつつさっそく辿ってみるとまもなく右の尾根上に上がり、そこから先は踏跡となって北のカラ沢の右俣へ緩く下っている感じ。その先が気になりつつも尾根上にも明瞭な切り開きが上がっていたので登ってみると、あっけなく稜線上のブナの広場に出てしまいました。花新田から15分強でしょうか。

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(稜線はスズタケが薄くなり歩きやすくなった)

稜線はすでにガスっており、後はひたすらに尾根を登って大平山へ向かいますが、いやぁスズタケが枯れて本当に歩きやすくなりましたねぇ。こんな天気で藪こぎなら服がびしょ濡れになるのは避けられないんですけど、当然そんな事もなく至って歩きやすくなってます。

ただ大平山はどれも尾根が広いので今後この枯れたスズタケが姿を消すと、特に下降はスズタケが茂っていた頃よりも却って難度が上がるかも知れませんネ。

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(大平山周辺は満開間近)

大平山に着くまでにシロヤシオは見られるのかなぁ、と思いつつ上がっていたものの、実際に現れたのは山頂に着いてから。意外やこの高度でももうほとんど花が開いて満開寸前の状態です。

そしてここからようやくシロヤシオやトウゴクミツバツツジを愛でながら歩けるんですけど、さすがにここまで来るとお腹が減りすぎて、不本意ながら天目山林道が乗り越す大クビレで周囲がガスガスの中、ランチとなりました。

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(七跳山への登りしなにあるシロヤシオの広場)

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(花付きが良い木は本当に凄い!)

ランチを終えたら、ここからがこの日のメーンイベント。さっそく七跳山へ向かってとひと登りするとでてきますでてきます。シロヤシオが!花付きの良いのはビッシリと咲いていてすごい咲きっぷり!思わず一人声をあげてしまいます。

そして尾根が一旦平衡を取り戻すとそこがまさにしろシロヤシオの広場で、周囲は凄い花付きの木々ばかり。とにかく素晴らし過ぎるとしか言いようがない光景が広がっていて、ランチはここまで我慢するべきでした。

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(トウゴクミツバツツジも見事)

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(とりあえずアップも)

ただ周囲をよく見てみると花付きの良くないのや花を全くつけていないシロヤシオの木々も散見されるので、総じて言うとこれでも花付きは「良好」といったレベルなのかも知れませんね。

これまた咲き始めたトウゴクミツバツツジと共に花を愛でつつ、周囲をウロウロしつつ登っていくと、徐々に蕾も増えてくるのでこの辺りは今週末でもまだまだOKというか満開かも。

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(七跳山周辺も満開間近だったが・・・)

そんな興奮がちょっとだけ覚めてくるとようやく七跳山に到着。お花に夢中になってしまったせいで大クビレから40分以上もかかっていました。

ここで南のシロヤシオを確認しに行ったものの、稜線上は先ほどよりもガスが濃くなってシロとトウゴクミツバの組み合わせも↑↑こんな感じになってしまったのはとにかく残念でしたけど、まぁいいか。(^^)

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(三ツドッケ北面はほぼ満開)

あとは長沢背稜/都県界尾根の稜線上や南の縦走路を気の向くままに選びつつ、ツツジを愛でつつ三ツドッケへ。

着いた三ツドッケのシロヤシオも満開寸前の状態。こちらもガスが濃かったのが残念でしたが、それでもなんやかんやで長居してしまうのはお花が見事だからに他なりません。山頂は今週末でもお花を充分に楽しめることでしょう。

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(一杯水への下りしな)

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(ヨコスズ尾根上部は盛りを過ぎた)

もうもう心ゆくまでお花を楽しんだら、ようやく下山です。三ツドッケから一杯水の間は盛りすぎ。それでも台風でお花が落ちている感じでなかったのは意外でしたが、一杯水を過ぎ、ひと下りするともうお花は終盤。

足下を彩る紅白のツツジの花びらもまた趣深く、ルンルン気分でしかも欲張りにもチチブドウダンを探しつつ(笑)あとは東日原へ下っていったのでした。

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(ヨコスズ尾根のひとコマ)

この日は自分の予想ではこんな天気だろうと想像していたとおりの天気だったので、実は山行きにちょっとだけ前向きになれてなかったんですけど、実際に歩けば天気は当たってしまったものの山の楽しみは沢山ありますね。

お陰で本当に歩いて良かった、そう心底思えた佳き山行きになりました。シロヤシオなら丹沢へ行けばもっと沢山咲いているのでしょうけど、ボクみたいなヒネクレ者にはこういう所で静かにお花を楽しめる方がやっぱり好きなんですね。まぁたまには人のたくさんいる華やいだ所も良いけど、そう言う所はたまにじゃないと心底イヤになっちゃうんですヨ。あぁ(笑)。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.05.31 (Teu)   霧 時々 曇
川俣(渓流荘前BS)07:00- 細久保 07:35- 二俣 08:15- 花新田 09:25/09:30- 稜線 09:45- 大平山 10:45- 大クビレ 11:00/11:40- 七跳山 12:25- ハナド岩 13:10/13:20- 三ツドッケ 13:45/14:05- 一杯水 14:30- 東日原 16:00
 

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2011.05.12

アカヤシオを愉しむ熊倉山

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(今年は久しぶりに花付きが良い・宗屋敷尾根1284m峰附近)

いやぁ今年のアカヤシオは今までの様子から久しぶりに期待出来そうだったので、先週末の天気が本当に気がかりだったんですけど、日曜(05/08)は上手い事晴れてくれてホッとしましたよ。(^^;;;

ということで今回は毎年恒例となっているアカヤシオのお花見で、宗屋敷尾根~熊倉山~聖尾根のお馴染みコースをのんびり歩いてきました。

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(足下も彩るアヤカシオ・1008m峰附近)

今年もタクシーは使わず武州日野駅からてくてく宗屋敷尾根の取付まで歩いたんですけど、麓から山肌に咲くアカヤシオのピンクをポツポツ確認できたなんてホントに久しぶりの事。初っぱなからもうそれだけでテンションが上がっていましたね(笑)。

駅から40分ほど歩くと出る取付の山ノ神に挨拶したらさっそく尾根に取り付き、植林の中をせっせと登ると1003m峰辺りからアカヤシオがぼちぼち出てきます。意外や低い所でもお花がまだ綺麗に残っていましたが、さすがにこの辺りでは盛りは過ぎていて、でもそのお陰で頭上でも足下でもお花を楽しめるのでこれはこれで悪くないです。

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(宗屋敷尾根中部のひとコマ)

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(熊倉山をバックに)

アカヤシオが途切れても足下にはヤマザクラの花びらが散らばっていて、これもなかなか趣がありますね。そうこうしているとカタクリやイワウチワもぼちぼち目に入ってきますが、こちらは盛りちょい過ぎぐらいでしょうか。

それでも今回はアカヤシオが見事過ぎました。「大」はつけられないけど久しぶりの当たり年。これぐらい咲いているとのんびりしてしまう上にいろいろ寄り道してしまうので、歩くペースがなっかなか上がりません。

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(シラカケ岩辺りを見上げるとアカヤシオの花の色がわかる)

おかげで今回はトップの写真にもした1284m峰附近が一番の盛りで、ここ数年はこのピークに上がっては毎年のようにガッカリしていた事もあって、久しぶりの咲きっぷりに喜びも一入でした。

1284m峰を過ぎてからはしばらくお花見が続き、1370m圏の岩コブへの登りや北鞍部へのギャップに降りる辺りは地震の影響もなく順調に通過。そのギャップから宗屋敷尾根のピークである蝉笹への登りにさしかかるとお花に蕾が徐々に混ざってくる感じです。

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(稜線は見頃に入った・蕾も多いので今週末もOK)

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(シラカケ岩より)

そして蝉笹に登り着いたら、そのまま南のシラカケ岩へ。稜線でお花6割蕾尾4割ぐらいでしょうけど、それでも見事なのは花付きがよいからに他なりません。シラカケ岩は例のの地震以降登山者自体がが減っているせいか、この日も貸し切りでした。(^^)

ちなみにほぼ定点はこんな↑↑感じ。写真だと少々わかりづらいのですが、対岸の岩コブも今年は綺麗にピンクに染まってます。

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(大血川へ下る道の説明でしょうか・・・)

稜線は風が強かったものの、結局一時間ほどのんびりしたらお次は北の熊倉山へ向かったのですが、地味な山頂ながらGWは例年それなりに賑やかな熊倉山の山頂もこの日は先客さんが一人だけというかなり淋しい状況でした。

そんな訳で一息ついただけで聖尾根へ向かったんですけど、道中去年の記事でも触れた1307m峰附近から大血川へ下る道の「道標の写真」だけが↑↑なぜか貼り付けてあって、それによるとこの道は勝ちゃん新道というらしく、道中もいろいろ見所がありそうでちょっと興味が湧いてきました。ここはいつか歩かなければいけませんね。

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(両神山をバックに)

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(聖尾根1307m峰附近より)

そして1307m峰も見た目は寂しいですが、実際には尾根の脇の花が花付きも良く、おおよそ満開でこちらも見事でした。あと今年はヒカゲツツジもまだ咲き始めながらも花付きはこちらも良好。基本アカとヒカゲは花付きが連動しない傾向が強いんですけど、今年は去年と逆ながらも同じ傾向でした(笑)。

1308m峰より下では例の捲道の分岐がある1060m圏ピークの所が今年はちょっとは追いやすくなったかなぁ、とは思いますけど、う~ん。それでも聖尾根の下降は基本的に全くお勧めできない状況に変わりないと思います。

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(ヒカゲツツジも花付きは良好)

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(聖尾根下部の新緑)

その捲道を回って尾根上に戻ればあとは徐々に濃くなる新緑を愛でつつ尾根を下るだけ。植林が育って展望が悪くなっていた802m峰も間伐が入ったようで今年は良好でした。ここも来年以降はどうなるのかなぁ、と思いつつ聖山(聖岩)にも寄ってから三峰口駅へ向かいました。

しかしこの日は熊倉山も淋しかったけど、三峰口駅前も真冬のように閑散としていました。GWなのに。今は三峯の玄関口が西武秩父に移ってるんだろうけど、帰りの直通電車も立客で満杯になる例年の人出にはかなり及ばない感じで、帰路はちょっと複雑でした。そおいや4日の東日原も人出はあったんだけど登山者が極端に少なかったんだよなぁー。

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(聖山より・・中央やや右より奥の▲が熊倉山)

またかよ・・・と思われる向きもありましょうが、最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコースであって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。(^_-)

2010年 【2010.05.04】
2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.05.08 (Sun)   晴 時々 曇
武州日野駅 06:50- 取付 07:35/07:40- 1003m峰 08:55- 1284m峰 10:10- シラカケ岩 11:00/12:00- 熊倉山 12:20- 1307m峰 12:40/13:00- 1165m峰 13:50- 802m峰 14:20- 聖山(725m峰)14:45- 三峰口駅 15:25
 

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2011.05.01

お花探して、川苔山と大丹波川と、欲張って棒ノ折山まで

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(足毛岩のアカヤシオ満開・今年は普通に咲いてました)

今年は珍しく例年並み(しつこいようですが「近年」ではない)にお花の開花が進んでいるので、芽吹き前の日原よりはやはり川苔山周辺のアカヤシオとお花の方に行ってしまいました。(^^;;;

ということでGWの山行き第一弾(04/30)は川苔谷から川苔谷770m圏左岸尾根を辿って足毛岩、川苔山に上がったら獅子口に降りて、先週も歩いた大丹波川を下って登山口に出て・・・ここで終わりではなく、それからまたまた欲張ってここで長尾丸山南尾根を登り返して都県界尾根を棒ノ折山(棒ノ嶺)まで行き、白谷沢を降りてさわらびの湯に出るコースを歩いてきました。

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(川苔谷のひとコマ)

さすがにGWとなると凄い人出ですね。しかもその時期に川苔谷を歩くのですから人が多いのは当たり前、なんですけど、直接川苔山へ登れるウスバ尾根は植林が多すぎて個人的には積雪期以外歩きたくないので、個人的にできる対応と言ったらさっさと歩くこと(笑)。

でも川苔谷の道はいつ歩いても素敵な道ですね。しかも細倉橋までちょっと速く歩いたお陰でここは新緑を楽しみながら歩けました。とはいえここは人の通りの絶えない道なのでこれから変な尾根を登るヤツに附いてこないように、通りがかるハイカーを先に行かせて、人がいなくなったのを見計らって770m圏の左岸尾根に取り付きました。

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(川苔谷770m圏二俣左岸尾根・下部は露岩が続く)

左岸尾根は露岩や岩屑の散らばるアセビの痩せ尾根といった感じで、この様子は・・・と思い始めた途端に少ないながらもやはりいましたアカヤシオ。川苔谷を歩いているときにそれっぽく見えたのはもしかしたらこの尾根に咲いていたのが見えていたのかも知れません。

とはいえ登りだしの好ましさも、ある程度登っていくとやはりというか植林帯に突入。尾根は登るにつれ急になっていき、ただひたすらに登り詰めるしかない感じですが、それも今は表向き廃道となっている横ヶ谷とウスバ乗越を結ぶ巡視路を突っ切ると、二頑張りぐらいでウスバ乗越からの捲道と合流しました。

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(足毛岩より遠く鷹ノ巣山)

捲道に出れば足毛岩の肩はすぐ近くで、去年のアカヤシオがかなり酷い状況だったのでちょっとドキドキしながら肩から足毛岩へ向かうと、今年はちゃんと咲いていましたよ。しかも満開寸前の一番良い状態。

そんな様子に心底ホッとしつつお花を愛でつつ周囲を一回りするというか、足毛岩自体が急峻な岩コブなので深入りしるぎると大ケガでは済まなくなるんですけど、それでもついつい花が固まっている方を追ってしまいますね。みなさまもくれぐれもご注意の程を。

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(川苔山附近はカラマツが芽吹き始めた程度)

そんな花をボーっ眺めつつパンを食べたら、肩に戻って一路川苔山へ。

20分ほどで着いた山頂はさすがに川苔ですね、すでに10人近くの先客さんがおり、しかも展望も今ひとつなので一息ついただけで直ちに下山??開始(笑)。とりあえず蕎麦粒山方面へ向かいます。

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(稜線のアカヤシオは一部咲き始めたけど、蕾も好きなので・・・)

さすがに稜線のアカヤシオはポツポツ咲き始めといった感じでしたが、花付きは悪くないです。でもアカヤシオは蕾も美しいんですよねぇ。もう何度も言ってるけど、この鮮やかなピンクってホントに自然のものとは思えません。

しかも途中では散りかけながらもマンサクの花も見つかって、これには狂喜してしまいました。マンサクこそ今年は本当に諦めていましたから、まさかGWに間に合うとは。。。

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(一週間でここまで変わりました・大丹波川のひとコマ)

そんな散りかけのマンサクに気をよくしたら(笑)、今回は踊平へ向かわずに直接獅子口へ下る道を下りました。最初は植林下の道から、周囲が新緑に染まりつつある雑木林に変わるとじきに先週も訪れた獅子口で、今回も頃合いが良いのでここでランチとなりました。水が良いとカップラーメンがんまい。(^^)

そしてランチを終えたら先週同様大丹波川の道を下りましたが、一週間違うと緑の進み具合がわかって面白いですね。↑↑の画像、定点ではないですけど先週のと比べられそうなので。。。

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(大丹波川のお花達・・・の一部)

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(曲ヶ谷出合)

あとお花の方はニリンソウが満開で、先週見かけたお花にプラスしてシロバナエンレイソウにナガバノスミレサイシン、ミヤマハコベ、ツルキンバイ、マルバスミレあたり。あっそうそう、アズマイチゲは天気のせいもあるのでしょうが一株だけ半端に咲いているのがなんとか見つかりましたぁ。

曲ヶ谷出合附近からのアカヤシオも盛りは過ぎたもののまだ見事で、今回はその後も寄り道せずにおとなしく林道の通る登山口に上がりましたが、実は寄り道はこれからで(笑)そこからなおもというかそのまま長尾丸山南尾根に取り付きました。

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(雁掛沢を挟んだ芽吹く両岸の山肌)

長尾丸山南尾根はわかっちゃぁいましたが、全編植林下の尾根でただひたすらに登るだけ。ただ山頂が近づく頃に出てくる尾根上を塞ぐ巨岩がこの尾根唯一のアクセントで、それを右から捲くと都県界尾根の捲道を突っ切り、長尾丸山に飛び出しました。

ここまで来ればあとは棒ノ折れ山を目指すだけで、満開のヤマザクラを愛でつつ芽吹き始めた稜線をゆるゆる行くと、諦めていたカタクリも盛りは過ぎたもののまだまだ健在。

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(都県界尾根・芽吹き始めてきた)

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(棒ノ折山山頂)

都県界尾根が本当に静かだったので、棒ノ折山はどうかなぁと思ったんですけど、さすがにここは人気の山15時前だというのに20人近くはいたでしょうか。それでも広い山頂なのでこれだけの人数ではスッキリしてますね、と思いかけてまわりをよーく見てみると山頂の北側が整理されて本当にスッキリしていたんですね。

しかし本当に驚いたのはこれからで、休憩を終えて下山を始めるとすでに15時を大きく回っているというのにまだ上がってくる人達がかなりいたことでした。しかもみんな軽装というかいわゆるハイキングとかピクニックの延長みたいな感じで歩くペースも遅いし、あの人達は一体何時頃下山できたのでしょうねぇ。。。

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(トウゴクサバノオ)

さて、今回ここまで欲張って白谷沢を下ったのは最後に↑↑に逢いたかったから。(^^)

最後のお目当てに逢えたら、あとはお花愛でつつ新緑愛でつつ滝を見つつ、さわらびの湯を目指したのでした。

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(白谷沢のひとコマ)

しかし朝の奥多摩と違って帰りのさわらびの湯は人出が今ひとつな感じでした。というか今回も若めの人の割合がかなり高く、帰りのバスなんてオッサンはボク一人だけ。まぁ山ブームのせいもだろうし、先週も書きましたけど地震以降山に入ってないのは実は中高年ばかりなのでは?と思ってしまったのでした。 

・・・・・☆
 
◆ 2011.04.30 (Sat)   曇 時々 晴
奥多摩駅 07:25→ 川乗橋 07:40- 細倉橋 08:15- 尾根取付 08:40- 足毛岩 09:40/10:00- 川苔山 10:20- 獅子口 11:10/12:05- 曲ヶ谷出合 13:10- 登山口 13:25- 長尾丸山 14:10- 棒ノ折山 14:55/15:10- 岩茸岩 15:30- 白谷沢登山口 16:25- さわらびの湯 16:45
 

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2011.03.09

ひさしぶりのはなにた

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(花新田・フクジュソウはごく一部で咲き始め。見頃は彼岸近くになりそう)

いやぁ、よくよく考えてみたら↑↑ここは丸10年ぶりでしたネ。(^^ゞ
ということで今回(03/05)は久しぶりに花新田へ行ってきました。

ええと・・・ここは過去に4年間ほど通っていたんですけど、当時から一部ガイドはあったもののまだ知る人ぞ知る存在だったものが、今のようにここまで人が入るようになったのは2000年代に入って某メジャー誌にガイドが載ったことと、インターネットの普及が大きかったと思います。なのでそれからずっとご無沙汰していたんですけど、早い時期なら人も少なかろう、ということでこの時期の様子見もかねての訪問です。

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(細久保最奥の家屋)

さて今回は朝のバスが無くなったせいではないのですが、珍しく車で毛附の駐車場(一日¥300)へ乗り付けてからのスタート。珍しい所から歩き出したおかげで毛附トンネル周辺で地元の方々が作ったシカやイノシシなどの木の動物(これがなかなか見事!)などを見られたのはちょっとした収穫でした。(^^)

そしてすぐに着くと思っていた細久保が意外に遠かったのは少々以外でしたが、10年前はまだ電気が引かれていた↑の最奥の家屋もとうとう廃屋となったようです。そおいや細久保が無住になったと聞いたのは5年ほど前だったかなぁ。。。

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(道は思いの外しっかりしていたが・・・)

なので細久保から先の道の状態が気がかりだったんですけど、前は広大な伐採地だった所が植林されたせいか、道はしっかりしていて難なく歩けます。

ただ周囲にはシカ柵が張りめぐらされていて、途中柵の扉の出入りが何度かありました。シカの侵入を防ぐためにも扉の紐はしっかり締めましょうネ。

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(手前の木が??・奥は4mほどのカツラ)

でも10年違うといろいろと変わった箇所があるのは当然のこととして、結局一番変わったのは自分自身なのかも知れません。とにかく歩いていても当時とは目に入るものが違うのがよ~くわかるのです。

たとえばシカ柵とシカ柵の間の荒れた沢で↑↑こんな4mクラスの大木達がいとも簡単に目に入るのはやはり今だからな訳で、昔は全く目に入っていなかったんですよね。しかし奥のカツラはわかるんですけど、手前の木がわかりません。詳しい人教えて教えて。

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(カラ沢を詰めていきます)

奥へ進むにつれ道は荒れてきますが、それもほんのひととき。まもなくカラ沢の二俣に降り立てばあとは左の沢を詰めるだけです。

さっそく沢を詰め始めると当初はあった水流もじきになくなり、代わりに雪が出てきます。

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(見上げれば素敵な渓畔林が)

今回歩いて一番気持ちよかったのがこの辺りで、程よく締まった雪のお陰で歩きやすいし、なにより周囲の渓畔林がなかなか良いですね。

歩き疲れてふと斜面を見上げれば、雲一つ無い青空をバックに立派な木々が目に入り、至福のひとときでした。

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(咲いているのはごく僅か)

登って登って、立派なシオジの倒木を越えるとそろそろ・・・なんて話を聞いていたので適当に登っていたら、あれれいきなり咲いたフクジュソウが目に入って、ここで花新田に着いたことを知ったのでした。

しかし周囲のスズタケが枯れたせいで周囲が広々と感じるのは決して気のせいではないでしょう。花はさすがにまだ咲き始めですが、周囲の地面をよ~く見てみるとすでにあまたの蕾たちが頭をもたげており、足の踏み場もありません。

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(標柱は健在でした! ^^)

なのでここは以前の記憶をたよりに遠巻きに歩く羽目になったんですけど、見た所、極端に荒れたとが花が減ったとかいう事はなさそう??ですね。

とはいえ花の最盛期のように境界を完璧に区別がつけられないので、沢をかなり上がった所でようやくランチと相成りました。

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(花新田を見おろす)

さてランチを終えたら後は下山、なんですけど来た道を戻るのもあんまりなので、稜線まで詰め上げてから峠ノ尾根経由で戻ることにして出発なのですが・・・

周囲のスズタケが枯れたお陰でかなり楽になったと思い込んでいたツメの登りが、実際はスズが枯れたお陰でスズ自体が折れ易くなってしまい、まったく手がかりにならなかったので別の意味でまたしんどい登りでした。

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(稜線上のスズタケはとうとう枯れてしまった)

とはいえ稜線へは30分弱で上がれたので、やはり密藪よりは楽だったのでしょう。稜線にはすでに大平山からのトレースがついていて驚きましたが、ホコリを払ってひと下りすれば、この稜線最大の見所でもあるブナの広場に出ます。

五年前の記事を見ると、稜線は当時からすでに落葉が始まっていたもののまだ緑の葉が残っていたのですが、今は完全に枯れてしまい、↑↑このブナの広尾根もブナを愛でつつ自由に散策できるのは果たしていい事なのか悪いことなのか。

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(峠ノ尾根のひとコマ)

それはともかくとして、秩父ならではな両神山や浅間山の姿を梢越しにちらちら見つつ、途中でまだ残っていた古い道標とも再会したら間もなく大ドッケで、今回はここで右の峠ノ尾根に入りました。

今回はさほど長いつきあいではなかった枯れたスズタケも間もなく途切れて、和やかな雑木林を交える辺りはこの峠ノ尾根のハイライトでしょう。ただ展望を密かに楽しみにしていた1050m圏の伐採地にシカ柵が張られて入れなかったのは、行きがけに想像できた筈ですね(笑)。

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(コナラの大木が立つ地藏峠)

そんな伐採地を過ぎれば、あとは地藏峠へ向け急降下。送電塔からは尾根伝いではなく、巡視路を辿った方が楽に峠へ降りられることを完全に忘れていました。

そして地藏峠に降り立てば、峠の北側からは毛附の駐車場が足下に見下ろせて、あとはお気楽に金倉橋へ下れるものだと思い込んでいたんですけど、

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(金倉橋への道はもはやハイキングコースではない)

実際に北の道を降りてみると、のっけから高度感のある急斜面のトラバースなのでちょっと嫌な予感がしてたら、やはりというか道は徐々に細くぐずぐずになり、その上溝状に抉れた小沢を渡らされたりと、これがなかなか素敵な荒れっぷり。もはやエアリアの赤実線コースでも、「ハイキングコース」でもありませんので、要らぬ神経を遣いたくない向きには南の川俣へ下る道を採った方が良いでしょう。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.03.05 (Sat)   快晴
毛附P 08:20- 細久保 09:15/09:25- カラ沢の二俣 10:30/10:45- 花新田 12:10/13:15- 稜線 13:40- 大ドッケ 14:25- 地藏峠 15:50/15:55- 毛附P 16:20
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
恥ずかしながら今日気がついたのですが、前のバケモノ沢の記事の山行きの日時がなぜか一月になっていたので、修正しました。実際は 02/26(Sat)です。<(_ _)>
 

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2011.02.15

川苔谷から浦山へ、ゆるゆるスノーハイク

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(仙元尾根・仙元峠からの下りしな)

さてさて寒さも緩んでようやくこちらでも雪がマトモに降るようになってきましたね。でもそのお陰で折角の三連休も天気が宜しくなく、山行きは唯一好天となった最終日の日曜日(02/13)。

降雪直後となれば先ずは石尾根が浮かぶんですけど、二日間雪が降ったとはいえ纏まった降り方ではなかった感じだし、最近は山ブームで人出も多いので、それならまっさらな所にトレースをつけるほうが面白いだろうと、今回は珍しく川苔谷から百尋ノ滝へ行き、それから大高捲きして塩地谷左岸の巡視路経由で川乗林道に降り、1380m峰(桂谷ノ頭のお隣のピーク)南尾根を登って蕎麦粒山、仙元峠。そしてかなり久しぶりに仙元尾根を降りて浦山大日堂に出るコースを歩いてきました。

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(川苔谷の登山道・積雪は平均すると10cmほど)

三連休の、そして降雪直後の好天とあっては真冬とはいえ日原行きの二番バスは立客さんが出る盛況ぶり。とりあえず川乗橋に着いたらさっさと歩き出したんですけど、いつの間にか鳥屋戸尾根の取付に間伐用の?モノレールができていて、しかもお仕事を前に暖機中。ホント3000円ぐらいまでならお金出すから一度は乗せて欲しいものです。

細倉橋までの林道は雪がうっすら積もっていたもののすでに轍が通っており、下も少々凍っている程度で楽に歩けたのは幸いで、川苔谷の登山道もすでにトレースがついており、新雪のお陰で気を遣う所もなく至って快適でした。

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(百尋ノ滝)

本当だったら二週間前に訪れていたはずの百尋ノ滝はさすがに↑↑この程度でしたが、滝の下部は落ちた氷が堆積していてコレはコレでなかなか見事ですね。

さて、今回も秩父へ抜けるつもりだったので百尋ノ滝から川乗林道に上がらなければいけないんですけど、去年は少し戻って手前の尾根を伝って林道に出たので、今回は丸山西面というか塩地谷左岸の巡視路を辿ってみようと、そのまま登山道を登って、ある所で分岐だろうと思って入ってみたら実はそれがただの斜面でした(笑)。戻るのが面倒で深追いしてしまったこともあってここで40分のロス。

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(山ノ神は珍しい・塩地谷左岸の巡視路)

結局実際の分岐は間違えた所からひと登りした所に明瞭に分かれていて、間違えようのない所でした。あぁこれでグミノ滝は無理かも。。。

さっそく巡視路を辿りはじめる植林の中を道筋は明瞭に延びていて、まっさらな新雪を分けつつ歩くのはやっぱり楽しい。ただの雪の斜面と化した素敵なトラバースもあって、ウキウキしてきますね。しかも雪のお陰で植林の中も明るいし、この周辺では珍しい山ノ神なんかもあったりしてコレは収穫でした。

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(1380m峰南尾根下部の↑の高木が気になって登ってみました)

でも道中、丸山東面からの巡視路が合流しなかったのは意外で、分岐から30分ほどで川乗林道に降り立ちました。そこは去年確認していた橋の袂からモノレールが延びている所で、百尋ノ滝からここまでの時間はロスの分を考えても実際は林道経由でも巡視路経由でもさほど変わらないようです。

人の足跡こそ無いものの林道にはすでに轍が通っていた事に驚きつつ、ここから離岩尾根を登るつもりで林道を歩いたんですけど、川乗林道と日向沢林道との分岐に着いた所でふと塩地谷側を見てみるとお隣の尾根(1380m峰南尾根)に↑のような気になる高い黒木が目に入ったので、急遽こちらを歩いてみることに。

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(1380m峰南尾根・植林の中明瞭な巡視路が通っていた)

日向沢林道が1380m峰南尾根をぐるりと巻く辺りは斜面が切り立っていて尾根に取り付くしまがなかったので、ここは林道をなおも行った所から適当に取り付いたんですけど、いざ取り付いてみるとじきに右手から巡視路と思しき明瞭な道がやってきたので、ここはもっと林道を追うと巡視路の入口があるようです。

そして例の高木はひと登りすると簡単に見つかり、実際には幹周り2m半程の立派なツガでした。周囲の植林が若いので突出して見えたんですね。この先も植林の許明瞭な道が延びていましたが、こちらも雪のお陰で明るく悪い雰囲気ではありません。あと例のツガからひと登りで尾根を横切る明瞭な巡視路が通っていたにも驚いたんですけど、あの辺りは植林ばかりですからねぇ。。。

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(都県界尾根/長沢背稜・積雪は平均すると20~30cmほど)

登って登って都県界尾根/長沢背稜の稜線が間近に見えると、踊平らへ繋がる南の捲道と合流。そこからひと登りでようやく1380m峰に辿り着きました。

さすがに稜線上は雪もそれなりに積もっていて、膝上ぐらいの吹きだまりもあったものの平均すると10~30cmほどでしょうか。すでにトレースが通っていて、しんどい蕎麦粒山への登りも実際にはかなり楽に行けました。

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(行く先に蕎麦粒山)

先ほどのロスに予定変更が響いて蕎麦粒山に着いた時点ですでに12時過ぎ、しかし山頂には意外や誰もいなかった上に、ランチ中も誰も来ず、至って静かに過ごせたのはラッキーでした。そうそうスカイツリーはここからもよく見えますね、というか今回初めて山からその姿を確認できたのはちょっと嬉しかったです。

ランチを終えて再び腰を上げたのは13時を過ぎ。これからグミノ滝に寄ってしまうと帰りのバスに乗れなくなるので、そおいや仙元尾根は「花のひかり」を始めてから歩いてなかったし、近年再整備されたようだし、たまには様子見で歩いてみるかと、久しぶりに仙元尾根を下ることにしました。

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(仙元峠)

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(仙元尾根の下りしなより鳥首峠~武甲山の稜線)

仙元峠に上がってさっそく北の仙元尾根を降り始めると、目論見通りこちらもトレースはなく、真っさらさらな雪面を蹴りながら降りるのはこの日のハイライト。しかし仙元尾根は本当に歩きやすくなりましたねぇ。。。それに今は開けた所もあって西に東に展望を楽しめたのも意外で嬉しかったです。

大楢に降りたら、普段(と言っても歩いたのはかなり久しぶりだったのだが・・・)なら東面の植林帯を嫌ってなおも尾根通しに下っていたんですけど、道間違え防止のためでしょうか?尾根の先にはトラロープが張られていたので、今回はきちんと東へ下る登山道を追ってみました。

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(ごく一部だが60cmを超える吹きだまりもあった)

東面の植林帯をトラバースする箇所も雪のお陰で明るいし、道筋も追いやすかったのですが、ただこれが無雪の時となると実際どうでしょうねぇ。。。仙元尾根の道で一番判断に迷う(特に登りでは)送電線の巡視路が合わさる辺りは、合わさる手前の尾根に私製の道標があるだけだし、マーキングも頻繁についていて以前から比べると随分わかりやすくなったとは云え、総じて言うと全くの初心者さんが入り込むのはまだ少々マズいかも知れません。

道は送電線巡視路と合わさると再び尾根に復帰して、あとは大日さまを目指す段取り。最後の鉄塔(60号)から大日堂へ下る所も急でぐずぐずな斜面だったんですけど、この辺りにはなんと階段がつけられていて、たいへん歩きやすくなっていました。

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(浦山大日堂・かなり久しぶりに参拝しました・^^;;;)

大日堂のバス停は何度か利用していたものの、大日さまに参拝するのは前に仙元尾根を歩いて以来のはず。周辺はあまり変化はないようですが、キャンプ場って今でもやってるのかなぁ。それはともかく道中の無事を感謝したら、対岸に停まっているピンクの市営バスを捕まえて帰路に就いたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.02.13 (Sun)   晴 時々 曇
奥多摩駅 07:25→ 川乗橋 07:40- 細倉橋 08:15- 百尋ノ滝 08:55/09:00-(40分ロス)- 川乗林道 10:25- 尾根取付 10:50- 1380m峰 11:50- 蕎麦粒山 12:20/13:00- 仙元峠 13:15/13:20- 大楢 13:50- 843.5m峰 14:50- 浦山大日堂 15:30
 

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