2011.11.25

紅葉求めて小川谷の中流域をぐるりと周回

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(中段歩道・ハンギョウ主尾根の辺り)

しかし勤労感謝の日(11/23)は怖ろしく良い天気でしたね。当初はいまいちな予報が出ていたので遅出短めのコースを組んでのんきに遅めの電車で奥多摩に出たらすでに空はどピーカン。悪いことではもちろんないけど天気良すぎ・・・(笑)。

とはいえもう遅出にしてしまったのでコースを変えるわけにもいきません。今回はタワ尾根を大ミズナラまで一旦上がってからそのまま九右衛門窪左岸尾根を下降して上段歩道を捉え、篶坂ノ丸東尾根(篶坂尾根)まで行ったところでおおよそ尾根伝いに下段歩道、小川谷に降り、橋を渡って小川谷林道に出る巡視路を辿って滝上谷橋へ。それからクラミクボ左岸の巡視路を中段歩道まで登り返して、あとは中段歩道をひたすらに辿って東日原に戻るという、小川谷の中流域を繞るコースを歩いてきました。

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(一石山への登りしな)

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(大みずなら)

ということであれだけ混んでいた東日原までの道のりも一石山神社へ向かえば毎度のごとく一人旅。神社に参拝してからタワ尾根に取り付くと、紅葉の盛りはもう一石山への登りしなまで降りてきていまして、短い箇所ながらもここは楽しめました。

そういう訳で一石山に上がるとこの辺りですでにほぼ落葉で、あとは名残の紅葉を愛でつつ、周囲の木々を愛でつつ大ミズナラまでゆるゆる登ったら、今回もそのまま北へ行って九右衛門窪左岸尾根を下降。今回は下道まで降りずに上段歩道までで、それから下降路の分かれている篶坂ノ丸東尾根を目指しました。

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(上段歩道・カエデを残してほぼ落葉)

途中、伏木窪の工事現場を久しぶりに通りがかったのですが、かなり大がかりにやっていますね。なので工事はまだしばらく続きそうな雰囲気です。そして上段歩道も雑木帯ではカエデを残してほぼ落葉していましたが、メグスリノキがなかなか綺麗でした。やっぱり晴れていると輝きが違いますネ。

伏木窪を過ぎると二頑張りぐらいで篶坂ノ丸東尾根上の下降路の分岐に到着。ここで下降路に入ると下段歩道まではほぼ植林の中で15分ぐらい(掛小屋のある885m峰北側の緩斜面)。今回は長らく気になっていた下道からなおも下る道を辿るのが一番の目的だったりします。

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(小川谷に降り立ちました)

さっそく下り始めると道は沢筋になっている緩斜面をジグザグに降りて、じきに小川谷に降り立ったんですけど、サワグルミなどの渓畔林が本当に見事でした。チドリノキの黄葉も盛りだし、ここに日差しが届いていたらどれだけ素晴らしかったことでしょう。でもここは谷底の上に周囲の尾根との関係上日差しの入る時間がかなり偏っていそうですね。

そんな訳で好ましい場所にもかかわらず休憩することもなく、ここで橋を渡って対岸へ移り、ゆるく登り返すとまもなく小川谷林道に出ました。

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(滝上谷橋)

そこはちょうど大栗尾根の突端付近だったので、とりあえず林道を下るとすぐに滝上谷橋で、お次は中段歩道へ登り返さなければいけないので、どの巡視路を拾おうかなぁ~となおも林道を下ると、クラミクボを横切ってハンギョウ尾根の枝尾根にさしかかった所で明瞭な巡視路が上がっていたので、今回はこの巡視路を追ってみることに。

予想ではそのまま尾根伝いに上がるのかな?と思っていたら、道はひと登りしたところで左手へトラバースを始めて、なんとクラミクボに出てこれにはビックリ。

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(巡視路はクラミクボに沿って延びている)

ここから道はクラミクボの左岸に沿って延びているようでしたが、沢沿いと言う事もあり、登につれ道はあやふやになったので歩きやすい箇所を選びながら登っていく感じ。

なので本当に道が沢に沿って延びているのか疑心暗鬼にもなりかけましたけど、両側の斜面をチェックしてもそれらしき道が別れている感じでもないので、ここは沢に沿って登るのが正解のようです。

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(途中で右岸側に外れ、右岸尾根の掛小屋で中段歩道と合流)

沢は二度ほど分かれますが本流と思しき方を選べば問題はなく、ずんずん登っていき、行く先がちょっと急になってきたなと思った途端、右岸側(左手)に石垣が見えたので近づいてみると、そこから明瞭な道が右岸斜面に延びていたのでした。

さっそく追ってみると、道は明瞭ながらも荒れ気味でヒヤヒヤする箇所があったものの、登るようにトラバースしていて、ふた登りぐらいでクラミクボ右岸尾根の主尾根に乗ったな、と思ったらそこから見覚えのある潰れた掛小屋が見えて中段歩道と合流しました。

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(中段歩道・ハンギョウ主尾根の辺り・Part2)

ここまで来れば後は中段歩道を延々と辿って日原に戻る段取り。しばらくは植林ですが、再びクラミクボを横切ってハンギョウ尾根をトラバースするようになると、周囲は自然林に変わってここからが中段歩道のハイライト。

主尾根(モノレール軌道の通る尾根ではなく、その先のカロー谷出合からの尾根)までは素敵な木々を愛でながらゆるゆる歩けて楽しい道のり。周囲を注視すればミズナラにブナなどの立派な木々も散見されて、ここはいつ訪れても本当に素敵な所だと思います。

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(中段歩道・ハンギョウ主尾根の辺り・Part3)

でもでも今回は主尾根を乗り越してからが本番で、しばらくいくと行く先がほぼ赤一色。オオモミジやイロハモミジ、コハウチワカエデも散見されますけど、なんといってもここのメインはメグスリノキ。かなり多い。しかも今年の傾向からすべてが綺麗に染まっているわけでないのにこの見事さですから、綺麗に染まった時はさぞかし壮観でしょう。

そんな様子が嬉しくて、心ゆくまで周囲を散策。立ち止まってボーッとしたり結構長居してしまいました。(^^ゞ

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(同じくPart4・メグスリノキが特に多い)

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(カロー谷に降り立ちました)

そんな事をしても今回は短めの行程だったので、それでもまだ余裕があります。バスの時間を調整するようにゆるく歩いても10分とかからずにカロー谷に到着。こちらは赤いのは少なく、チドリノキを残してほぼ落葉でこちらは思ったよりも進んでいました。

カロー谷で水遊びなんぞしてからなおも中段歩道を辿ると、ここから滝入ノ峰北西尾根の辺りまでは登り勾配が続きます。

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(中段歩道・カロー谷~日原小跡間は荒れてきている)

カロー谷と日原小跡の間は今年の5月以来でしたが、山抜けが二箇所ほどあって5月の時よりも荒れてきている印象。特に最初の崩落地は狭いながらも高捲き下捲きを強いられる箇所で、ここの通過はちょっと気を遣います。

それでも下りになって植林帯に入れば一安心、と思い込んでいたらこちらも倒木や大きな石が道を塞いでいたりと、台風大雨の影響がありあり。というかもしかすると奥多摩はさほど揺れていないとはいえ、かの二発の大地震の影響も少しはあるのかなぁ、と思ったりもしました。

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(中段歩道・カロー谷~日原小跡間のひとコマ)

のんびり歩いてもカロー谷から日原小跡までは1時間半ちょい。それでもバスの事を考えると程よい時間です。校舎脇の水場で着替えをしてから酒屋さんでビールを買い、転回場の脇で周囲を山山を眺めながら、この日の歩きを反芻しつつ帰りのバスを待ったのでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2011.11.23 (Wed)   (快晴に近い)晴
奥多摩駅 08:35→ 東日原 09:05- 一石山神社 09:30- 大ミズナラ 10:40- 上段歩道に降り立つ 11:00- 上段・下段歩道連絡路分岐 11:30- 小川谷に架かる橋 11:55- 滝上谷橋 12:05- 巡視路取付 12:10- 中段歩道と合流 13:00- カロー谷 14:00- 日原小学校跡 15:35
 

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2011.11.22

川苔山から棒ノ嶺、岩茸石山へ、登り降りを交えつつ

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(黒山山頂)

ここへ来て「週末だけ天気イマイチ」の流れがちょこっと変わってきましたでしょうか。先の日曜(11/20)ももうダメかと思っていたら大雨さんが早く通り過ぎて、なんと山歩きが出来そうな天気になってくれましたね。

今回はウスバ尾根経由で川苔山へダイレクトに上がったら、曲ヶ谷沢右岸尾根たる曲り尾根を辿って一旦大丹波川に降り、都県界尾根へ登り返したらあとは尾根伝いに棒ノ嶺~黒山~岩茸石山と縦走して、沼沢尾根とも云われる沼沢川右岸尾根を降りて川井駅に出るコースを歩いてきました。

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(ウスバ尾根・中腹辺りはコアジサイの黄葉が見事だった)

天気が回復傾向とはいえ、予報があまり良くなかったせいか電車もバスも思いの他人出が少なく、二番バスで川乗橋に降りたのは5、6人程だったと思います。ウスバ尾根初訪の時は尾根の完全完歩の為に末端の延びる逆川出合から登りましたが、今回はおとなしく竜王橋から作業道を拾って尾根に取り付いてみました。

ウスバ尾根は植林が多いので紅葉の類はほとんど期待していなかったのですが、940m圏の緩斜面に上がるとカラマツ植林も混ざって明るくなるせいか、林床を埋めるコアジサイが綺麗に黄葉していたのは意外だっただけにかなり嬉しかったです。

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(川苔山直下はカラマツを残してほぼ落葉)

登っている最中は時折晴れ間も覗いてこのまま回復していくのかなぁと思い込んでいたら、ウスバ乗越を過ぎて最後の登りにさしかかる頃にはほとんどガスってしまいガックリ。山頂直下は僅かのカラマツとカエデの類を残してほとんど落葉していました。

しかし急いでもいないのに川乗橋から二時間で山頂に着いてしまうはさすがにダイレクト尾根ですね。少ないながらもこの時間にハイカーがいるのはこれまたはさすがに川苔山。休憩中も時々ガスが晴れて石尾根や都県界尾根が少し姿を見せてくれたものの、綺麗に晴れる気配が全くなかったので諦めて先を行くことにして、東へ下り始めます。

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(曲り尾根<曲ヶ谷沢右岸尾根>上部・ただただ濃霧 (^^;;;)

防火帯の快い尾根を下って真名井北稜に入り、これまた気持ちの良い雑木の広尾根を介して痩尾根に変わるとじきに曲り尾根との分岐点である1168m峰に着きますが、なぜか東へ行くにつれ周囲のガスは濃くなるばかり。

これは参ったなぁ・・・と思いつつそのまま曲り尾根に入ると(笑)とりあえず岩がちのせいか尾根が痩せている箇所もあって助かりました。ガスガスの中下って送電塔に出たところで間違えていないことにホッと一息。

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(曲り尾根下部・送電塔を過ぎて漸く霧が晴れた)

送電塔を過ぎるとまもなくガスが晴れて、ようやく周囲の紅葉を愛でつつ歩けるようになりました。(^^)

下るにつれ周囲の山肌や登り返す予定の都県界尾根が見えてくると、尾根は曲ヶ谷出合へ向け急降下。出合附近の様子からあそこへうまく降りられるのかなぁ、と気にしつつもそのまま降りると案外うまいこと出合に着地。下りで気を遣うのは対岸の左岸尾根の方だったんですね。忘れてたわ。

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(曲ヶ谷沢出合)

この辺りは紅葉の盛りなものの曇っていて寒々しかったので、パンを食べただけで登山口へ向かいます。

道中、赤はもうしょうがないけど、チドリノキの黄葉が沢を覆う様子は本当に見事で、晴れていればこの辺りの川原でランチにしたかったなぁ。。。

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(雑木の尾根を都県界尾根へ登り返した)

出合から20分ほどで登山口に着いたら、お次は都県界尾根へ登り返さなければいけないのですが、そのまま長尾ノ丸へ登る尾根は春先に歩いたので、どうしようかと林道を下っていくと、一本だけ良い具合に色づいた雑木の尾根(560m圏二俣中間尾根)を発見。

ということでその尾根の突端から取り付いてみたものの、グズグズかつかなりの急斜面で非常に宜しくない取り付き方をしてしまいました(汗)。

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(コハウチワカエデ)

それでも尾根上に上がれば、あとは植林と盛りの紅葉が美しい雑木林に分けられた尾根をそのまま詰めるだけ。カエデの類も良いのですが、地面を見るとコナラとミズナラの両方の葉が落ちていて、要は混淆しているんですけど、そんな辺りの箇所を長く歩くなんて言うのもちょっと久しぶりのような気がします。

そんな登りも意外や30分ほど都県界尾根に上がってしまい、ここからは尾根を東へ。棒ノ嶺は人が多いだろうし、この辺りから徐々に晴れてきたので、途中の良いところでランチをして、それから棒ノ嶺へ向かいました。

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(棒ノ嶺より・蕨山も武川岳も山頂附近が隠れている)

やはり天気のせいでしょうか、少し遅めとはいえ山頂は意外に淋しい人出。展望の方は都心や北側はそれなりに良好でしたが、西側はおそらく1000m辺りからガスで↑↑こんな感じ。

それでもハイカーはおしなべて若くて、しかも山歩きを始めたばかりの人が多いようで、ボクが慣れきってしまった様々な事象にいちいち感動している姿を見ると、正直反省させられることも多々ありましたです。

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(黒山直下の雑木林)

さて棒ノ嶺までは比較的定期的に訪れているのですが、ここから東は10年以上は歩いてなくて、黒山より南に至ってはおそらく15年以上は歩いてなかったので、実はこの先が今回のメーンイベントとも云える区間。

なのでちょっとワクワクしながら歩き出したんですけど、こちらも結構雑木林が多かったんですねぇ。この辺りから晴れが続いてきた上に紅葉が盛りな事もあったんでしょうけど、特に黒山の前後と山頂は素敵な所でした。

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(ツツジの紅葉が美しいところもあった)

黒山を過ぎても雑木林の多さは変わらず、盛りの紅葉と西日に当たって輝き、それは楽しい道のりです。

途中、岩場の辺りではサラサドウダンを始めとしたツツジの紅葉がこれまた見事で、短いながらもこの日はこの赤でちょっと救われました。葉裏を確認するアタマがなかったので未確認ですが、Hgさんの所を見るとアブラツツジもいるようですね。

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(岩茸石山直下)

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(歩いてきた尾根を振り返る・岩茸石山より)

名坂峠から黄金色に染まった中を岩茸石山へ登り返す所もこれまた佳かったですし、う~ん何で今まで食わず嫌いをしていたのでしょう。ここはツツジの時期に再訪してみたいと思いました。

それに登り着いた岩茸石山もこんなに広々としていたでしょうか?ここで曇りがちながらも今歩いて来た稜線をしばし眺めたら後は下山。とりあえず馬仏山へ向かいましたが、登山道はピークを捲いているんですね。

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(日没後の沼沢川右岸尾根<沼沢尾根>の送電塔より)

そんな訳でヘロヘロ馬仏山に上がり一つ南のピークへ緩く下ると、ここが沼沢川右岸尾根の分岐のピーク。もう日が暮れだしていたのでそのまま尾根の下降に移ったのですが、最初の670m圏峰へ向かう箇所が結構なギャップで登り返しがもうヘロヘロ。しかも下っている間に日も暮れてしまい(笑)、闇が迫る植林の中を川井駅目指して駆け下ったのでした。

さて、もうご存じの方も多いとは思いますが今月の15日から狩猟期に入りました。一般には2月15日まで。そして特別に延長しているところは概ね3月一杯でしょうか。この手の山歩きをされている方におかれましてはしばらくは気を遣う日が続きますね。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.11.20 (Sun)   晴 後 時々 曇
奥多摩駅 07:25→ 川乗橋 07:40- 竜王橋 08:10- ウスバ乗越 09:10- 川苔山 09:40/09:50- 1168m峰 10:30- 曲ヶ谷出合 11:15/11:25- 登山口 11:45- 槇ノ尾山 12:40-(途中休憩40分)- 棒ノ嶺 13:35/13:40- 黒山 14:05/14:15- 名坂峠 15:20- 岩茸石山 15:30/15:40- 馬仏山(723m峰)15:55- 送電塔 16:25- 川井駅 16:40
 

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2011.11.17

石尾根の低い所を搦めつつ、ゆるゆると

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(日蔭指尾根・1080m峰への登りしな)

先週末は笹一ツアーの翌日も良い予報が出ていたので珍しく連荘してしまいました。(^^ゞ で、翌日曜(11/13)は奥多摩は石尾根の辺りへ。

今回は遅出用の尾根としてとっておいていた日蔭指尾根を登路にとって狩倉山、六ッ石山に上がり、それから石尾根縦走路の捲道を辿って榧ノ木尾根に出たら、榧ノ木山、倉戸山と尾根伝いに歩いて、大麦尾根経由で奥多摩湖に降りるコースを歩いてきました。

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(植林帯の開けた所から平石尾根と本仁田山)

この日は久しぶりの遅めの電車で奥多摩に出たんですけど、凄い人出もさることながら、ハイカーの年齢層も一気に若返りましたね。ホント一昨年ぐらいまでだったらボクなんて確実に若い方だったのに、今や確実におっさんですわ(笑)。

なのでバスも続行便がくっつく盛況ぶりも、大沢で逃げるようにバスから降りればしばらくは一人旅が保証されたもの。少し車道を歩いて日陰指尾根に取り付くと、植林の中急な登りが休みなしに続いてただひたすらに登っていく感じです。

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(この大岩は左へ捲き気味に登った)

途中、開けた露岩の肩があったりしたものの、登って登ってようやく植林を抜けたのは1080m峰への登りにさしかかった890m圏辺りから。ここから1080m峰までの登りが日蔭指尾根の核心とも言える箇所で、先ずは植林を抜けていきなり通せんぼした大岩は左から捲き気味に登ってみました。

そしてその大岩を捲き終えると急ながらも広々とした美しい雑木の尾根に変わり(トップの写真)、しかも紅葉が盛りという事もあって今度は色づいた木々を愛でつつゆるゆる歩けるという、この緩急ならぬ「急緩」な感じがなんかたまらないですね。

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(1080m峰直下はぐずぐず露岩の急斜面)

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(1080m峰を過ぎると概ね落葉完了に近い)

そして1080m峰への最後の登りにさしかかると今度はぐずぐず露岩の急斜面を登るというおまけもついて、漸く1080m峰に上がると、あれあれ高度感はあるもののあまり展望は利きませんね。しかもその先は半分植林だし(笑)。

1080m峰を過ぎると周囲の木々もほとんど落葉を終えていて、後はこんな感じで上まで行くのかな、と思いつつ登っていくと、行く先がなぜか明るいというか開けた感じに見えたので、これは・・・と思って急いで登り切ると、そこは南側が開けた露岩の尾根の肩(1250m圏)になっていて、どうみてもここは今回最大の休憩ポイントでしょう。

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(1250m圏尾根の肩より狩倉山・・・手前のピーク)

ということでまだ早めながらもここでランチにしたのは大正解で、休憩している間に前日と同様に曇ってしまったのでした。

そうなるとじっとしてるだけで寒くなってしまうので、腰を上げて狩倉山へ向かったのですが、所々植林帯が絡むのはもうしょうがないんだけど、日蔭指尾根はとにかく歩いて楽しい尾根だったので、上部だけでも植林がなかったら本当に推奨できる尾根だったのになんとも惜しいなぁ、と思いながら登っていた気がします。

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(六ッ石山山頂)

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(石尾根縦走路・捲道のひとコマ)

狩倉山に上がって六ッ石山へ向かう頃には完全に曇って手袋が欲しくなるような寒さになってしまい、↑↑六ッ石山の山頂もちょっと寒々しい感じ。山頂周辺を少し寄り道したら、ここで縦走路をなおも西へ行く事にしました。

将門馬場を過ぎてから水根沢林道分岐辺りまでの石尾根縦走路の捲道はその縦走路の中でも有数の美林地帯で、立派なブナやミズナラが続く道のりはいつ歩いても楽しいですね。所々スズタケが復活している箇所がありましたけど、スズが緑のままでいるのか・・・個人的にはその可能性は低そうな気がしています。

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(榧ノ木山の手前辺り)

石尾根縦走をを分けると再び植林の中に入り、水根沢林道を分けてじきに植林を抜けると榧ノ木尾根はもう間近。

榧ノ木尾根は相変わらず自然林の美しい素敵な尾根ですが、曇ってしまったのがあぁ惜しすぎる。。。

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(榧ノ木尾根・倉戸山が近づくと紅葉が見頃になってきた)

なぜかいつもしんどく感じる登り返しをこなして榧ノ木山に上がったら、お昼が早かったのでパンを食べつつまったり。そして再び歩き出すここからが榧ノ木尾根の楽しいところ。

大量に積もった落ち葉を分けつつ歩く道のりはいつ歩いても楽しいし、倉戸山が近づくと再び盛りの紅葉とも再会。しかもちょこちょこっと日差しが入るようになったのは幸運だったかも。

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(メグスリノキ)

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(倉戸山山頂周辺も紅葉は見事だったが。。。)

倉戸山もオオモミジやコハウチワカエデ、メグスリノキなどの紅葉が盛りで思いの外良い具合に色づいていましたが、日が傾いている時分の上に曇っていたのがここも惜しかった。もうちょっと日差しがあったらここは綺麗だっただろうなぁ。。。

そんな周囲の紅葉を楽しんだら、あとは大麦尾根をゆるゆる下って奥多摩湖へ向かったのでした。(^^)
  
・・・・・☆
 
◆ 2011.11.13 (Sun)   晴 後 曇
奥多摩駅 08:35→ 大沢 08:50- 1080m峰 10:30/10:35- 1250m圏 11:00/11:45- 狩倉山 12:10- 六ッ石山 12:25/12:35- 水根沢林道分岐 13:30- 榧ノ木山 13:50/14:05- 倉戸山 14:40/14:45- 見はらしの丘ゲート 15:10- 奥多摩湖 15:25
 

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2011.11.02

錦繍の日原・再び孫惣谷を繞る

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(1355m峰北東尾根のひとコマ)

しかしここへ来てようやく(本当に!)安定した晴天が続くようになりましたね。先の週末(10/29)はもちろん紅葉目当てで日原を歩いてきましたよ。(^^)

今回は天祖山表参道を一旦ハタゴヤまで登ってから、孫惣谷右岸の採石事務所~表参道へ上がる巡視路を辿って表参道に復帰。それから天祖山~水松山直下の分岐まで行き、板小屋窪を下降して孫惣谷の巡視路を水松谷出合、ウトウ沢、そして焼小屋尾根とも言われる焼小屋窪右岸尾根が乗り越す箇所まで辿ったら、その右岸尾根の登り返してタワ尾根に上がり、あとはタワ尾根をそのまま一石山神社まで下るルートを歩いてきました。

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(途中で見かけた4m超の大ブナ)

久しぶりの好天に気合も入って久しぶりに一番バスで日原に出てみるとまずはこいずみさんが同じバスで、それからそそくさと歩き出すと今度は車のいっきさんに拾われて八丁橋までひとっ飛び。これは本当にラッキーでした。<(_ _)> <(_ _)>

おかげでより気分も良く表参道に取り付き、急な斜面をせっせと登って尾根上に上がると、をを!ここで終わりかけながらも今年は諦めていたキッコウハグマの花に逢えたのはまたまたラッキー。なんか幸先良すぎてちょっと怖いですねぇ(笑)。

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(1355m峰北東尾根のひとコマ・Part2)

40分ほどでハタゴヤについたら、ここで6年半ぶりに採石事務所への巡視路へ入ります。しばらくは登り勾配で、登り切ったらあとは採石事務所へ下り出すのですが、その途中に明瞭な分岐があってそこから巡視路が上へも上がっており、今回はその巡視路を歩いてみるのが第一の目的。

実際に入ってみると道は1355m峰北東尾根を絡むように登っているのですが、道が尾根左側の植林帯ばかりに偏っており、かなりもどかしいですね。結局我慢出来ずに尾根の直登に切り替えたら、いきなり4mオーバーの大ブナに大モミが簡単に見つかったりするのはさすが天祖山といったところでしょう。

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(会所・ミズナラを残してほとんど落葉)

尾根上は紅葉も綺麗でなかなか素敵だったのですが、そんな自然林もじきにカラマツ植林に変わってしまい、するとここで先ほど放棄した巡視路に復帰できてしまいました(笑)。道はそれから植林帯の中を大きく横へトラバースして、折り返して再び戻るようにトラバースし終えるとちょうど表参道に飛び出しました。

合流点で少し休んだらようやく天祖山を目指す段取りで、ここからが紅葉の中を歩ける道のりなのですが、正直色づきはあまり宜しくないですね。ただ、これだけの好天ですので、そこはたっぷりの日差しがカバーしてくれます。

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(長沢谷方面・雲取、二軒小屋、ノーナギ尾根)

会所まで上がるとミズナラを残してほぼ落葉している状態で、天祖山に上がってなおも先を行くと、大ブナ尾根廻りのいっきさんに追いついたので梯子坂ノクビレまでご一緒して、クビレでお別れして休憩していたら今度は先に行っていたと思い込んでいた(足がお速いので)こいずみさんが後からやってきてビックリ(笑)。

長沢谷へ下るこいずみさんに先に行ってもらってから水松山方面へ登り返すと、第二の目当てであった途中のコハウチワの紅葉↓↓は盛りを過ぎていましたが、それでもここはこの日唯一の赤の綺麗なところ。見応えがありますね。

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(吊尾根のコハウチワカエデは盛りを過ぎていた)

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(天祖山分岐附近・カラマツ黄葉は盛り間近か)

稜線近くまで上がると広葉樹は落葉も近い感じですが、カラマツはまだ盛り間近。文化の日当たりが良いのでしょうけど、カラマツも近年は綺麗に色づいたのを見る機会がないので、この気候では難しいのかも。

そんな天祖山の分岐の辺りで少し休んだら、稜線は歩かずに板小屋窪の下降に移ります。

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(板小屋窪のひとコマ)

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(板小屋窪のひとコマ・Part2)

板小屋窪は初訪の折りにカエデの類が多かったので様子を見てみたかったのですが、目当ての源流部はすでにほとんど落葉しており、しばらくはそんな涸れ沢を降りる感じ。ただ真南を向いているせいか渓は明るく、雰囲気は悪くないです。

時折現れるちょっとした小滝を捲きつつゆるゆる下って行くと徐々に紅葉が見られるようになると、これからがこの沢のハイラト。赤はちょっと弱めなものの紅葉黄葉にシオジの緑が良い塩梅。台風の影響もほとんど無くて快適でした。

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(孫惣谷の巡視路よりウトウノ頭)

んで、あとは孫惣谷の巡視路と合流してワサビ沢の出合でランチのつもりだったんですけど、巡視路が合流する梯子坂窪の出合に降りるとそこはすでに日陰になっていて、ここは午後になると日陰になることをすっかり忘れていました。

当然その先のワサビ沢の出合も日陰だったので、う~んランチはしばらく先までお預けですねということで、ここから巡視路を辿り始めたのですが5月の時よりも荒れてますね。道中、崩落地は増えているし桟道の老朽化も気になるところです。

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(水松山中尾根末端部)

結局ランチは平坦地の多い、水松山中尾根(南東尾根)の末端部で頂きました。採石場は間近だけど、尾根上の紅葉も良い感じになっていてなかなか良かったなぁ。そおいえばこの日は採石の作業音があまり聞こえない気がしたのですが、お休みだったとか??

ランチを終えたらなおも巡視路を辿って今の水松谷出合に降り立つと、なぜか道にロープが張られて通せんぼされていて、今来た方向が通行止になっていました。まぁあの状態では致し方ないでしょう。歩く人は少ないと思われますけど、くれぐれもご注意の程を。

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(焼小屋窪右岸尾根<焼小屋尾根>のひとコマ)

水松谷の出合からは藪っぽい道を再び登り返し、そのまま孫惣谷左岸の道へ入ったら、まだまだ時間にも余裕があったのでここで下山せずになおも焼小屋窪右岸尾根を登り返すことにしました。

焼小屋窪右岸尾根は5年半ぶりで短いながらも初訪の折りは悪くない印象を持っていたのですが、久しぶりに歩いてみると紅葉の時期をいう事もあるのでしょうが、なかなか良いですね。

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(焼小屋窪右岸尾根のひとコマ・Part2)

途中で大岩を見かけたり、尾根上部ではなぜかカラマツ植林が絡むのはご愛敬。40分ほどの短い時間でしたけど、良いアクセントになりました。(^^)

んで、紅葉盛りのタワ尾根を下るとまもなく篶坂ノ丸に到着。時間が時間なので先客さんがいたのには驚きましたが、それでも周囲を散策したら、あとは紅葉を愛でつつゆるゆる一石山神社を目指したのでした。

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(篶坂ノ丸山頂の一角)

いやぁしかし、早朝から夕方までまっ晴れの日って今年どれだけあったでしょうか。とにかく近年は天候が不安定で、この秋もずっとスッキリしないというか、秋らしいスッキリした日が全くなかったので、もうそれだけで楽しいというか幸せでしたね。今まで不安定だったぶん、これからしばらくはこんな天気が続くと良いのですが。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.10.29 (Sat)   快晴
八丁橋 07:15- ハタゴヤ 07:50- 巡視路分岐 08:05- 表参道合流 08:55- 天祖山 09:55- 梯子坂ノクビレ 10:20/10:30- 天祖山分岐 10:55- ワサビ沢出合 12:00-(途中休憩40分)- 水松谷出合 13:20- 焼小屋窪右岸尾根乗越す 14:00- 篶坂ノ丸 14:45 一石山神社 16:00- 東日原 16:30
 

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2011.09.26

タワ尾根と小川谷の間を降りたり登ったり

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(七跳尾根末端部・不思議な撓みの空間)

なんかいきなり涼しくなったというかちょっと寒くないですか?と言いたくなるような気候になって、ようやく近場の低山も快適に歩ける季節になって、三ヶ月ぶりに日原に戻ってきました。(^^ゞ

ということで連休の中日である土曜(09/24)はタワ尾根を大ミズナラまで一旦上がってからそのまま九右衛門窪左岸尾根を下降して下段歩道を捉え、下段歩道を材木小屋尾根の先まで辿って犬麦谷の出合へ降りたら、七跳尾根を林道まで上がり、林道終点から三又へ。それから滝谷を遡り、今は廃道扱いの旧上段歩道を辿って下ッ滝を見物して、シオジ平にも寄り、北面を適当に登りつつ四軒小屋尾根の1388m峰に上がったら、なおもウトウノ頭まで登ってタワ尾根を下降する、というタワ尾根と小川谷の間を行ったり来たりするかなりややこしいルートで歩いてきました。

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(九右衛門窪左岸尾根・植林が多い)

今現在、小川谷に日原川本谷、そして倉沢の林道までもが通行止めになっている状況の中、日原に入るのは初めてだったんですけど、行きしなのバスの車窓から見えた倉沢林道に厳重なゲートがされていたのには少々驚きました。本谷の方も同じような感じなのでしょうかねぇ。。。

それでも乾いた好天の許歩き出すのはやはり気持ちがよいです。この日は珍しく登りだったので身を清めてから一石山神社に参拝し、それからタワ尾根に取り付いてまずは大ミズナラを目指します。

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(下段歩道・鈴坂窪の辺りはやはり・・・)

まだまだ緑の中をせっせと登って、朝の大ミズナラと対面したら今回はそのまま北へ行き九右衛門窪左岸尾根の下降に移ったのですが、降り始めて間もなくモノレールの軌道が横切っていたのにはビックリ。でもまだ先があるので軌道を気にしつつ植林の尾根をそのまま下降すると、なんと軌道は上段歩道に沿って延びている軌道から分かれていたのでした。

上段歩道を突っ切ってからはちょっと伏木窪寄りに降りていくとじきに下段歩道に着地。普段よりかなり多い伏木窪の水量に驚きつつさっそく下段歩道を辿り始めると、難所でお馴染みとなっている鈴坂窪の枝沢を渡る桟道が予想通り流されています(笑)。

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(下段歩道のひとコマ)

コレは困ったなぁ・・・と思いつつ試しにそのまま渡ってみると、あれ?意外や地面が柔らかくてトラバースできてしまいました。ここは短いながらも流された斜面がいつもツルツルで桟道がない時は高捲いていた(これとて結構危険だった)のですが、これも台風のおかげ??ただ一歩間違えれば大ケガ以上は確実な箇所ですので通行は全くお勧めできないことに変わりない状態ですね。

その難所さえ越えればあとは時折自然林も交える下段歩道をスイスイ行き、材木小屋尾根をぐるりと横切ると、じきに古い道標のある分岐に到着します。そこから先は通行止で去年訪れた時にあったロープは台風のせいか?外れていますが、おそらくその先は今でも本当に通行不能と思われますので念のため。

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(犬麦谷出合に架かる吊橋)

そしてその分岐から小川谷へ下ると間もなく吊橋に降り立ち、さっそく渡ってみると左手がもう犬麦谷の出合なんですね。両岸の迫った小川谷も犬麦谷も水量が多く見事な景観で、橋を渡り終えたらそのまま巡視路を辿っても林道に上がれるのですが、結構下手側に上がってしまうので、ここで犬麦谷を渡ってから斜面を這い上がり、上がりきったところが↑↑トップの写真の不思議な撓みの所でした。

正確に言うとそこは登ってきた斜面=七跳尾根枝尾根と主尾根の間の沢筋で、苔の生えた岩塊が転がっている様子はカツラの大木が立っていることもあってシオジ平ちょっと想起させますが、そこよりは暗くて湿度もある感じ。それにつけても小川谷には素敵な所がまだまだあるんですね~。ここに偶然導かれたことが今回一番の収穫だったかも知れません。

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(三又・水量が平時よりかなり多い)

そんな撓みの中を散策してから向かいの七跳尾根の主尾根に取付いて10分ほど登ると林道に飛び出し、そこから10分弱で林道終点でした。そしてその林道終点から三又までの道のりも少々気がかりだったのですが、倒木が道をふさぐところが2、3箇所あった程度で想像よりは荒れていないなぁと言う印象。

道から見える小川谷の水量に改めて驚きつつ三又に降り立ったところで、頃合いも宜しくまた三又でランチ。小川谷林道が車どころか歩行者も歩けなくなったのは正直痛いのですが、それでもそのおかげで三又は本当に静かになって、のんびりできるのでこれはこれで悪くないですね。というかむしろ好ましいかも。
 
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(滝谷に沿う旧上段歩道・道はか細く、通行はかなり危険)

さて三又からは酉谷の登山道の様子を見るつもりだったんですけど、ランチの間に完全に曇ってしまったので予定を変更、久しぶりに滝谷に入ってみました。

とはいえ丸腰ビブラムで水線を歩くのはしんどいので、左岸を高捲きつつに今は廃道扱いとなっている旧上段歩道を捉えて辿ったのですが、相変わらず軟弱な急斜面にか細い不明瞭な道形が延びている危険なシロモノで、こちらも通行は甚だお勧めできない状態です。

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(下ッ滝/滝谷 F4)

そんなしんどいルートを小一時間程行くとようやく右岸へ移って、お馴染みの林界班標の所まで来ればもう安心で、折角ここまで来たのだから、まずは下ッ滝(滝谷 F4)に寄ってみるとこちらも水量が多くてなかなか見事でした。

それから上段歩道をちょっと登ってシオジ平(あくまでkomado呼称です)にも寄ってしばらく周囲を散策。東斜面ゆえ午後は日が入らないのが残念ですけど、それでも久しぶりだったのでいろいろと確認できたことも多く、面倒がらずに立ち寄っておいて良かったです。

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(シオジ平も久しぶりです・^^)

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(大カツラも相変わらず見事)

散策を終えたらあとはどうしようかと考えると、現状では上段歩道を下るのは無理というか、結局どこかでタワ尾根上へ上がらなければいけないので、面倒だけど今回の所はウトウノ頭まで登るしかないようです。

とはいえ四軒小屋尾根をそのまま登るのも何なので、先ずは尾根の北側斜面をトラバりつつ適当に上がって1388m峰を目指してみました。

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(四間小屋尾根の北面を適当に・・・)

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(1388m峰緩斜面のブナ林)

若めのブナが素敵な斜面を適当に登っていくと30分ほどで1388m峰の緩斜面に出て、周囲をまたまた散策したら、あとは一気にウトウノ頭を目指します。

四間小屋尾根もスズタケがなくなって久しいのですが、藪がないと登りは速いですねぇ。30分とかからずに山頂についてしまい、これなら諦めていた16時台のバスに間に合いそう。ということで休憩もそこそこに下山をはじめると、

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(篶坂ノ丸山頂の一角)

あとはガスりかけたタワ尾根を下るだけかと思っていたら、朝に大ミズナラ附近で見かけたモノレールの軌道って篶坂ノ丸まで延びていたんですね。しかも孫惣谷側からも軌道が上がってきており、接合するポイントはなんとスイッチバックになっていて妙にヲタ心をくすぐりますねぇ(笑)。

よくよく考えてみると、ここのモノレールって水源林の中でもかなりの長大路線になる筈。通しで乗ると何分ぐらいかかるのでしょうね。5000円ぐらいまでなら喜んで出しますので一度乗せてもらえないでしょうか?(笑)

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(そりゃないぜ、セニョリ~タ・・・)

まぁ軌道がタワ尾根上部のように尾根上を通っていないのが救いと言えば救いなのですが、それでもほぼ定点で撮っている箇所が↑↑こんなんなってしまいました。。。

タワ尾根のモノレールは残念ですけど、周囲の林道がああいう状態になってしまった以上、今回の山行きもそうですが創意工夫の結果として今まで歩かなかったところを歩く機会に恵まれたり、新たな発見があったり、日原でも歩かなければいけない所がまだまだあるなぁと心底思えた山行きになりました。この秋は今まで毛嫌いしていた所をちょこっと絡めて歩く計画も立ててみようと思っています。

・・・・・☆
 
◆ 2011.09.24 (Sat)   晴 後 曇
奥多摩駅 07:25→ 東日原 07:50- 一石山神社 08:15- 大ミズナラ 09:10- 下段歩道 09:40- 犬麦谷出合 10:20- 林道終点 11:00- 三又 11:25/12:10- 下ッ滝(F4・二ノ沢出合)13:00- シオジ平 13:10/13:20- 1388m峰 13:55- ウトウノ頭 14:20- 一石山神社 15:35- 東日原 15:55
 

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2011.09.14

三頭山~御前山はすでに秋の装い

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(シオジの大木・三頭沢にて)

かの北ア行きも予定はあったものの、その後は暑すぎたり、涼しくなったと思ったら天気が不安定だったりと、結局山行きが丸一ヶ月あいてしまいましたネ。(^^ゞ ということで今回(09/12)はなぜか一人月曜隊。久しぶりの奥多摩でこれまた久しぶりに三頭山から御前山へ縦走してきました。

三頭山と言う事で今回は五日市からバスで数馬に出てからのスタート。天気は最高ですけど、時間が遅いとさすがに暑いですね。それでもそのままノーマルに歩くことはなく (^^) 今回は昨秋に引き続いて先ずはハチザス沢に入ります。

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(ハチザス沢のひとコマ)

左岸の道をひと登りし、三頭山は右へ行ってくださいと書いてある謎の看板のある分岐はもちろん右。そしてそこからしばらく行った先にある分岐では昨秋は右に入ってハマったので(笑)、今回は左の道を行ってみることに。

奥へ進むにつれ徐々にハチザス沢の水流が近くなり、涼しくて良いなぁ・・・と思い始めた頃、道はハチザス沢に降り立ち、ここで朽ちかけた桟道に沢に渡してある丸太で右岸に移ると、ここから先は右岸をやや高捲き気味に行く感じ。そして両方共に滝で合わさる石原小屋窪とハチザス沢の本谷であるカナ山沢の出合を足下に見おろしながらそのまま右岸側を行くと、まもなくカナ山沢のほとりに出ました。

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(石原小屋窪右岸尾根・雑木と植林の尾根)

周囲は倒木も多く少々荒れた感じでここから先の道が皆目わからなくて、さてどうしたものかと思ったんですけど、先の看板で三頭山へ繋がる道があると言ってるのですから、ここは対岸の石原小屋窪の右岸尾根に道がないと「三頭山への道」とは言いづらい気もします。なので今回は対岸へ渡ってからその石原小屋窪右岸尾根に取り付いてみました。

尾根に上がった当初こそ道筋はあやふやでしたが、登るにつれそれなり明瞭な道が現れてきたので、もしかしたらこの辿り方で正解かも知れないけど確信はまったくありません(笑)。尾根は雑木に少々の植林が絡む明るい尾根で雰囲気は悪くないです。

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(ハンカイシオガマ)

暑い中せっせと登っていくと、尾根上には徐々に涼しい風が通るようになって意外に快適に歩けたのはさすがに秋ですね。そんな登りが小一時間程続くと今は通行止になっている深山の路と合流。そこからひと登りで石山の路と合流すれば、あとは大沢山を目指すだけです。

もう以前の姿にはほど遠いものの、狙い通りこの辺りからお花が出てきて、オクモミジハグマ、ノダケ、シラヤマギク、シロヨメナ、ハンカイシオガマ。ありふれた花花も今年はもちろんお初になるので嬉しいですね~。

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(三頭山避難小屋付近より)

大沢山を越えて避難小屋に降りた所で、富士が隠れかけていたことに気がついて慌ててカメラに収めたらコレが正解で、富士は↑↑この画像が一番その姿を見せてくれていたのでした。

そして着いた三頭山山頂もこの日は人もまばら。平日というのが一番大きいことは確かなんですけど、都民の森への直通バスが月曜はお休みだったのも大きかったと思います。実は三頭山へ行こうと思ったのは前日にこのことを知ったからなんですけど、おかげでベンチを占領して心置きなくランチをとれました。

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(三頭沢のひとコマ)

さて、これから御前山となれば尾根伝いに歩くのが普通なのですが、お花が少なくなっていたので今回は三頭沢を下ってから里山の路を登り返すコースを歩く事にして、避難小屋に戻って三頭沢へ降りると、それなりながらもやはりこちらはお花がまだ残っていますね。

カメバヒキオコシにツリフネソウ、シラネセンキュウ、セキヤノアキチョウジ、 ソバナ、キバナアキギリ、 キンミズヒキ、 オクモミジハグマ, ホソエノアザミ、オヤマボクチ、ダイコンソウ、サラシナショウマは咲き始めで、諦めていたレンゲショウマにも逢えたのは結果としてはラッキーでした。

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(この日見かけたお花・Part1)

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(三頭大滝はこんな感じ)

お花を愛でながら降りても三頭大滝には1時間かからずに到着。水の流れている大滝って何年ぶりでしょう。ただ滝に近づいてもあまり涼しくなかったのでカメラに収めたらさっさと森林館へ向かい、それから里山の路を登り返します。

里山の路は初めてでしたけど、こちらもお花は少ないものの植林に雑木林を交えて想像していたよりは良い道でした。若干遠回りになるものの今の時期は尾根伝いよりもこちらの方が良いのかもしれませんね。

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(砥山・ここは初訪でした)

里山の路を上りきった所からなおも尾根伝いに右へ上がりきると砥山(1302m峰)で、ここは登山道が北へ捲いているので個人的には初めてのピークでした。yui氏のプレートもあまり見かけなくなりましたネ。

そして砥山から尾根伝いに登山道に戻れば、次は月夜見の駐車場へ向かう段取りなのですが、今回は面倒になってしまったので周遊道をそのまま歩いて月夜見山は捲いてしまいました。。。

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(御前山への道すがら)

平日なのにバイクの意外な多さに驚きつつ月夜見第二駐車場についたら、ここから再び山道に入って御前山を目指します。

防火帯の切られた尾根道はいつ歩いても快いものですが、かっては草ボウボウだった尾根道も今はスッキリしてしまって、歩きやすいことは歩きやすいけど、当然ながらお花はほとんど無くてやっぱり淋しいですね。

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(ソーヤの丸デッコより三頭山方面を振り返る)

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(惣岳山直下・淋しくなりましたねぇ・・・)

それでもソーヤの丸デッコへの急な登りが始まると少ないながらもお花がぼちぼち出てきてちょっとだけホッとしました。前述のお花にプラスしてミヤマヤブタバコ、ヒヨドリバナ、シュロソウ、タカオヒゴタイ、フシグロセンノウ、アキノキリンソウ、ヤマジノホトトギス。ヤマトリカブトは蕾がまだ小さかったです。

尾根上の草がまばらになっただけでなく草丈も低くなっていて、地べたに張り付くように花が咲いている姿はもう石尾根とあまり変わりがないというか、石尾根もかつてはこんな風に変わっていったのだろうなと想像してしまいました。

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(この日見かけたお花・Part1)

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(御前山山頂・誰もいない)

惣岳山から御前山へ向かうところではアズマレイジンソウにも逢えて、個人的に逢いたかったお花にみんな逢えたのはこの時期、状態ではラッキーでしたと言えるでしょう。(^^)

誰もいない御前山に辿り着いたらあとは栃寄沢経由で下山しましたが、途中に広がる体験の森の道、今回歩いて周囲の概要をようやく覚えることが出来た・・・と思います(笑)。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.09.12 (Mon)   晴 時々 曇
武蔵五日市駅 07:43→ 数馬 08:50- カナ山沢 石原小屋窪出合 09:20- 深山の道と合流 10:20- 大沢山 10:55- 三頭山(西峰)11:10/11:45- 三頭大滝 12:30- 森林館 12:45- 砥山(1302m峰)13:15- 月夜見第二駐車場 13:55- 小河内峠 14:25/14:35- 惣岳山 15:20- 御前山 15:35/15:45- 境橋 17:15
 

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2011.06.08

タワ尾根、小川谷源流部を8の字周回

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(シロヤシオとトウゴクミツバツツジ、アズマシャクナゲが一斉に咲く 石楠花尾根)

先の週末はその前の週から一転、そこそこ天気の良い週末になりましたね。でも先週はムリヤリ火曜に歩いたのがたたったか、後が大変で(笑)そのせいで土曜はまったく起きられずに山行きは翌日曜(06/05)になってしまいました。

ということで今回は孫惣谷の栃ノ木窪右岸尾根を辿って一旦篶坂ノ丸に上がり、それから北の鳥居谷の左俣である元小屋窪辺りを適当に降り、上段歩道を捕まえて小川谷の三又に出たら石楠花尾根を登り返して、長沢背稜/都県界尾根の縦走路まで登った所で縦走路を西へ行き、時間がないので酉谷山は捲いて(笑)タワ尾根を通しで下降するという、タワ尾根と小川谷源流部の辺りを8の字に周回するコースを歩いてきました。

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(栃ノ木窪右岸尾根・防火帯の切られた?カラマツ林)

日曜はちょっと長めのコースだったので久しぶりに一番バスのスタート。珍しくいっきさんも一緒の電車バスだったこの日は不思議と朝から快調で、まずはてくてく林道を歩いて栃ノ木窪へ向かいます。

おろせ橋からのしんどいヘアピン登りもこれまた快調にこなして栃ノ木窪には一時間ちょいで到着。ここで休憩がてらパンを食べてから、先ずは水流のない栃ノ木窪に上がり、それから右岸の尾根に取り付きました。

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(栃ノ木窪右岸尾根上部はさすがの自然林)

のっけが手入れの良い植林帯なのは想像通りで、ひと登りして尾根広がるとここでオロセ尾根と採石事務所を結ぶ水源林巡視路が横切ります。というかここから巡視路が尾根上へも分岐していて、実はそれが通い慣れた孫惣谷左岸の巡視路の潰れ小屋から下ってきた道。しばらくはその巡視路を追いつつ尾根を登る形になります。

その巡視路を辿りつつ登っていくとやがて巡視路が尾根を左に外れるので、そこで尾根の直登に切り替えるとすぐに左岸の巡視路を突っ切り、今度は防火帯の切られたような感じのカラマツ植林を行くようになりますが、

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(朝の篶坂ノ丸)

そんなカラマツ林もさほどは続かず、じきに緑の美しい自然林に変わるともう篶坂ノ丸は間近。さすがと思わせる立派なミズナラやブナも散見される尾根上をゆるゆる登ると、あっさりと広い篶坂ノ丸の山頂に到着しました。

日差しがあったこともあって気持ちのよい山頂には先客さんがいらっしゃって、休憩がてらしばらくお話ししていたんですけど、虫が多かったのは参りました。汗も引いたところで山頂を辞して、次は北の元小屋窪を適当に降りていきます。

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(元小屋窪<鳥居谷左俣>のひとコマ)

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(上段歩道はほぼ変わりなし)

歩きやすいところを選びつつ、適当にトラバースを交えつつ元小屋窪に降り立つとじきに上段歩道に出たんですけど、勢い余って危うく上段歩道を見落とす所でした(笑)。

あとは緑覆う上段歩道をてくてく歩いて三又へ降りる段取り。道中変わった箇所はないものの、小川谷林道が通行止のせいか通行者が極端に少ない感じに見えます。

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(三又は相変わらず素敵なところです)

そんな道中も、ずんずん下って下段歩道と合流し小川谷に沿っていくようになると雰囲気が一変。とにかくシオジやサワグルミなどの渓畔林が殊に美しく、三又の辺りはいつ訪れても素敵な所なんですけど、それでもただの和み系でなく、ちょっとした深山の緊張感を漂わせている所もこの辺りの魅力のように感じます。

そんな様子にやっぱりこの時期の三又は一度は訪れないとね~、とご機嫌になりつつ、今回はこちらでランチ。いつものようにお昼寝は出来ませんでしたけど、林道が止まっているお陰で通行者もなく、のんびりすることができました。

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(石楠花尾根下部あたり)

休憩を終えたら今度は石楠花尾根なんですけど、丸八年ぶりの再訪となった目的は明らかに名前負けした規模ながらも(笑)自生しているアズマシャクナゲ花期の様子が見たかったため。

取付から1205m峰までの急な鉄砲登りをなんとかこなせば、あとは八年の間にスズタケが消えてしまったこともあって比較的楽に歩けて、ツガの林立する痩せ尾根に、ミズナラの疎林が美しい広尾根を交えて、今回は登りにとったこともあってかなり新鮮な気分で歩けます。

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(アズマシャクナゲ・盛りはやや過ぎたか)

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(石楠花尾根上部)

そして1400m圏峰に上がるとここで散りかけながらもシロヤシオがいたのには驚きましたが、実は密かに狙っていたのでこれは想定内のお話。

でもそこからなおも上がってシロヤシオやトウゴクミツバツツジの花が満開になってくると、その中にアズマシャクナゲが混ざってきたのは想定外というか本当に驚きました。花々を見かけた瞬間、ここは北関東の山かよと思いかけたぐらいで(笑)、当然規模は知れているものの日原というか奥多摩でもこの三種のツツジが同時に見られる場所があったんだぁ、としばし茫然としてしまいました。

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(シロヤシオ・高い所はまだまだ満開)

とはいえその三つを見る分には至って普通に見られるんですけど、これがいざカメラに収めるとなると、痩尾根上と言う事もあってかなり難しく、ボクのウデではあまり宜しくないながらもトップの写真が精一杯。

そんな訳でかなり時間をかけてなんとかカメラに収めたら、なおも盛りのシャクナゲやシロヤシオを愛でつつ登っていくと、やがて長沢背稜/都県界尾根の縦走路に飛び出しました。

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(長沢背稜/都県界尾根・徐福ノタオ辺り)

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(トウゴクミツバツツジも見事な花付き)

縦走路に上がった時点で13時過ぎ。これならタワ尾根廻りでも17時台のバスに間に合いそうなので、当初の予定通り縦走路を西へ行きましたが、周囲がガスってきたのをこれ幸いに酉谷山は捲いてしまいました。

縦走路もトウゴクミツバツツジが花盛り。サラサドウダンはぼちぼち咲き始め、足下に大量に生えているマイヅルソウも一部咲き始めて、野の花では実は今回これが一番うれしかったかも。

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(タワ尾根上部もトウゴクミツバツツジが見事)

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(イワカガミは花盛り)

タワ尾根に入っても先月は見事に蕾をつけていたトウゴクミツバツツジが一斉に咲き出しており、尾根上部は見事でしたし、アズマシャクナゲやチチブドウダンも去年よりは花付きが宜しく、個体数が少ないながらもこちらも見事でした。

でも今回タワ尾根を降りたのは石楠花尾根では見られなかった↑↑イワカガミに逢いたかったからで、個人的にも6月に入ってようやく今年の初物。こちらも多くないながらも花盛りでもう十二分に楽しめましたです。(^^)

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(篶坂ノ丸に戻ってきました)

あとはウトウノ頭のプレートがなぜが二つあった事に驚きつつ、8の字の要である篶坂ノ丸に戻ったら、霧に煙るタワ尾根をすいすい降りて一石山神社を目指したのでした。
 
日原は自然林が素晴らしいのでこの時期はどこを歩いても本当に楽しいんですけど、今回は石楠花尾根がある意味かなりの衝撃でした。これは世附の時にも書きましたが、季節を変えて歩くことってやっぱり大事なんですね。ホント今回は久しぶりに参りましたわ。そんな感じです。

・・・・・☆
 
◆ 2011.06.06 (Sun)   晴 後 霧
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:55- おろせ橋(八丁橋)07:35- 栃ノ木窪 08:05/08:10- 左岸巡視路突っ切る 08:55- 篶坂ノ丸 09:25/09:50- 上段歩道(元小屋窪)10:10- 三又 10:55/11:35- 1205m峰 12:00- 縦走路 13:15- タワ尾根乗越す 14:15- ウトウノ頭 15:00/15:05- 金袋山 15:35- 一石山神社 16:25- 東日原 16:55
 

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2011.06.02

シロヤシオを愉しむ大平山と都県界尾根

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(シロヤシオ・高い所でも満開間近!)

しかし5月だというのにいきなり台風に梅雨入りとエラい事になってしまいましたね。おかげで先週末は当然の事ながらお山はお休み。なんですけど実は長沢背稜/都県界尾根のシロヤシオは標高的に日にちが少しズレてくれた方が却って好都合だったので、久しぶりにひとり火曜隊(05/31)で歩いてきましたヨ。

今回は川俣から花新田(はなにた)経由で大平山、七跳山に上がり、それから都県界尾根を西へ三ツつドッケまで行き、ヨコスズ尾根を降りるコースでした。

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(台風後のせいかカラ沢も水量充分)

今は小川谷林道が使えないので大平山なら秩父側から入るのが穏当でしょう、ということで西武秩父駅からタクシーを走らせて川俣からのスタート(¥3770)。雨後のせいか?ガクウツギの濃密な香りが漂う植林帯をせっせと行き、まずは花新田を目指します。

さすがに台風の後だとカラ沢の水量もたっぷりで壮観でしたが、登っていくと水流の切れる場所はほぼ一緒なんですね。まぁそれでも一部水流が顔を出したりした所もありましたけど、やはり名前通りの沢だなぁと言う印象です。

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(今の時期の花新田)

水流の方はそんな感じだったものの、周囲の渓畔林はすでに緑に覆われてなかなか見事。しかもこの辺りで時々晴れてくれたりもしたので、この日花以外で一番ワクワクしたのがカラ沢の花新田までの道のりでした。

そして辿り着いた花新田もすでに周囲は緑に覆われていましたけど、枯れかけたフクジュソウが金色に見えなくもないかも(笑)。でもフクジュソウって花の時しか気にしない事もあるんですけど、結構大きく育つんですね。

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(右の枝尾根へ薄い径路が延びていた)

花新田でパンを食べたら次は大平山を目指します。けどどうやって稜線に上がろうかなぁ、と思いつつ結局右俣を適当に上がるしかないんですが(笑)、今回は歩き出すとすぐ上でマーキングがあることに気がついて、そこからふと右側を見てみると、なんと右の尾根へ向かって明瞭な切り開きが延びていたのでした。

これは気がつかなかったなぁ・・・と思いつつさっそく辿ってみるとまもなく右の尾根上に上がり、そこから先は踏跡となって北のカラ沢の右俣へ緩く下っている感じ。その先が気になりつつも尾根上にも明瞭な切り開きが上がっていたので登ってみると、あっけなく稜線上のブナの広場に出てしまいました。花新田から15分強でしょうか。

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(稜線はスズタケが薄くなり歩きやすくなった)

稜線はすでにガスっており、後はひたすらに尾根を登って大平山へ向かいますが、いやぁスズタケが枯れて本当に歩きやすくなりましたねぇ。こんな天気で藪こぎなら服がびしょ濡れになるのは避けられないんですけど、当然そんな事もなく至って歩きやすくなってます。

ただ大平山はどれも尾根が広いので今後この枯れたスズタケが姿を消すと、特に下降はスズタケが茂っていた頃よりも却って難度が上がるかも知れませんネ。

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(大平山周辺は満開間近)

大平山に着くまでにシロヤシオは見られるのかなぁ、と思いつつ上がっていたものの、実際に現れたのは山頂に着いてから。意外やこの高度でももうほとんど花が開いて満開寸前の状態です。

そしてここからようやくシロヤシオやトウゴクミツバツツジを愛でながら歩けるんですけど、さすがにここまで来るとお腹が減りすぎて、不本意ながら天目山林道が乗り越す大クビレで周囲がガスガスの中、ランチとなりました。

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(七跳山への登りしなにあるシロヤシオの広場)

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(花付きが良い木は本当に凄い!)

ランチを終えたら、ここからがこの日のメーンイベント。さっそく七跳山へ向かってとひと登りするとでてきますでてきます。シロヤシオが!花付きの良いのはビッシリと咲いていてすごい咲きっぷり!思わず一人声をあげてしまいます。

そして尾根が一旦平衡を取り戻すとそこがまさにしろシロヤシオの広場で、周囲は凄い花付きの木々ばかり。とにかく素晴らし過ぎるとしか言いようがない光景が広がっていて、ランチはここまで我慢するべきでした。

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(トウゴクミツバツツジも見事)

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(とりあえずアップも)

ただ周囲をよく見てみると花付きの良くないのや花を全くつけていないシロヤシオの木々も散見されるので、総じて言うとこれでも花付きは「良好」といったレベルなのかも知れませんね。

これまた咲き始めたトウゴクミツバツツジと共に花を愛でつつ、周囲をウロウロしつつ登っていくと、徐々に蕾も増えてくるのでこの辺りは今週末でもまだまだOKというか満開かも。

B110602k
(七跳山周辺も満開間近だったが・・・)

そんな興奮がちょっとだけ覚めてくるとようやく七跳山に到着。お花に夢中になってしまったせいで大クビレから40分以上もかかっていました。

ここで南のシロヤシオを確認しに行ったものの、稜線上は先ほどよりもガスが濃くなってシロとトウゴクミツバの組み合わせも↑↑こんな感じになってしまったのはとにかく残念でしたけど、まぁいいか。(^^)

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(三ツドッケ北面はほぼ満開)

あとは長沢背稜/都県界尾根の稜線上や南の縦走路を気の向くままに選びつつ、ツツジを愛でつつ三ツドッケへ。

着いた三ツドッケのシロヤシオも満開寸前の状態。こちらもガスが濃かったのが残念でしたが、それでもなんやかんやで長居してしまうのはお花が見事だからに他なりません。山頂は今週末でもお花を充分に楽しめることでしょう。

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(一杯水への下りしな)

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(ヨコスズ尾根上部は盛りを過ぎた)

もうもう心ゆくまでお花を楽しんだら、ようやく下山です。三ツドッケから一杯水の間は盛りすぎ。それでも台風でお花が落ちている感じでなかったのは意外でしたが、一杯水を過ぎ、ひと下りするともうお花は終盤。

足下を彩る紅白のツツジの花びらもまた趣深く、ルンルン気分でしかも欲張りにもチチブドウダンを探しつつ(笑)あとは東日原へ下っていったのでした。

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(ヨコスズ尾根のひとコマ)

この日は自分の予想ではこんな天気だろうと想像していたとおりの天気だったので、実は山行きにちょっとだけ前向きになれてなかったんですけど、実際に歩けば天気は当たってしまったものの山の楽しみは沢山ありますね。

お陰で本当に歩いて良かった、そう心底思えた佳き山行きになりました。シロヤシオなら丹沢へ行けばもっと沢山咲いているのでしょうけど、ボクみたいなヒネクレ者にはこういう所で静かにお花を楽しめる方がやっぱり好きなんですね。まぁたまには人のたくさんいる華やいだ所も良いけど、そう言う所はたまにじゃないと心底イヤになっちゃうんですヨ。あぁ(笑)。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.05.31 (Teu)   霧 時々 曇
川俣(渓流荘前BS)07:00- 細久保 07:35- 二俣 08:15- 花新田 09:25/09:30- 稜線 09:45- 大平山 10:45- 大クビレ 11:00/11:40- 七跳山 12:25- ハナド岩 13:10/13:20- 三ツドッケ 13:45/14:05- 一杯水 14:30- 東日原 16:00
 

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2011.05.20

新緑の日原・ツツジ探して三ツドッケの辺りへ

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(シロヤシオ、横篶山東尾根下部ですでに満開)

先週末は新緑が盛りの上に天気も良かったので、↑↑のシロヤシオをお目当てに珍しく日原の連荘でした。

ということで翌日曜(05/15)は倉沢から塩地谷の巡視路~横篶山東尾根を登って横篶山に上がったら、なおも三ツドッケへ登り、それからアカヤシオも見たくて西のハナド岩に寄ってからハンギョウ尾根を下降。そして下の小川谷林道が通行止なので中段歩道経由で日原に戻るコースを歩いてきました。

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(サワグルミ、シオジの新緑見事な塩地谷の水源林巡視路)

この日は二番バスでの倉沢スタート。ボク以外に降りる人がいたことに驚きつつも先を行かせてもらい、さっそく林道をてくてく。魚留橋に着いたらさっそく塩地谷の巡視路に入ります。

足下のクワガタソウやフデリンドウを愛でつつしんどい植林帯を抜けると、シオジやサワグルミなどの渓畔林の新緑が眩しい道のりに変わって、ここからがこの道のハイライト。土曜の孫惣谷や小川谷はもちろん素晴らしいけど、狭いながらも塩地谷の辺りもこれまた素晴らしい。やはり新緑は晴れていると輝きが違うし、その中を歩いているだけで本当に元気が出ますねー。

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(東尾根下部より棒杭尾根の西斜面を見上げる)

茅尻沢を越えるとすぐ先が塩地谷小屋跡の広々とした素敵な緩斜面で、今回ももちろんここで休憩。心ゆくまでのんびりしたら来た道を戻り、茅尻沢を再び越えてから横篶山東尾根(の枝尾根)に取り付きました。

ひとりドキドキしながらひと登りすると、ををー出てきましたよ!シロヤシオ。去年は蕾が殆ど確認できなかったけど、今年は当たりといえるでしょ~な咲きっぷり。ちょうど満開だったのも幸運というか去年の鬱憤を晴らせた感じです。(^^)

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(横篶山東尾根のひとコマ・Part1)

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(トウゴクミツバツツジも咲き出した)

そんなシロヤシオが切れても、その先にはこれまた素晴らしすぎる新緑の自然林が続く段取り(実は中腹までは植林もあるんですけど・・・)。トウゴクミツバツツジも咲き出して、そんな新緑の尾根に彩りを添えています。

時折現れるブナやミズナラの大木も見事だけど、これまた時折現れる露岩もまた良いアクセントで、天気の良さと相まって、もうルンルン気分で歩いて行くだけです。

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(東尾根のひとコマ・Part2)

尾根を登るにつれ緑は徐々に薄くなり、周囲が芽吹きになる頃、あっけなくヨコスズ尾根の横篶山に到着。小広い山頂で少し休んだら、次は三ツドッケを目指します。

横篶山までは一人旅だったけど、この先は誰かいるだろ、と思っていたら一杯水までは本当に静かな道のりでこれは意外で嬉しかったかも。

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(ヨコスズ尾根上部は芽吹き)

さすがに一杯水から三ツドッケへ向かうと人とすれ違うようになりますが、それでも思いの外少ない印象で、着いた山頂も先客さんが二人のみと言った状況。

まずは周囲の展望を楽しみつつ息を整えたら、あとはもちろんシロヤシオの様子見です。今年は諦めかけていたバイカオウレンに間に合ったことに狂喜しつつ、周囲をチェックしてみると、周囲に咲いている白いお花はもちろんシロヤシオではなくオオカメノキ。

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(三ツドッケより北峰・オオカメノキが咲く)

肝心のシロヤシオはまだ蕾が堅く、ボクのレベルではこれが花芽なのかどうか判断つけられないんですけど、まぁ下のシロの花付きが良かったので今年はかなり期待できるでしょう(笑)。おそらく。

あと北側の開けた所から遠目にアカヤシオの咲いている場所がいくつか見つかったのが、今回一番の収穫でした。

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(ハナド岩より大栗尾根とアカヤシオ)

今回はランチも三ツドッケでとって、少しだけお昼寝したら、今度は長沢背稜/都県界尾根を西へハナド岩へ向かいます。

ハナド岩に寄ったのは一にアカヤシオですけど、こちらでは盛りは過ぎたものの、花付きはかなり良かったようですね。大栗尾根にもピンクのポツポツがかなり見えて思わず行きたくなってしまいましたが、今年のアカヤシオはもう充分に楽しんだので、ここは我慢してようやく下山開始です。

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(ハンギョウ尾根上部)

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(ハンギョウ尾根中部)

ハナド岩から来た道を戻ってハンギョウ尾根に入ると、すでに尾根上部でもミズナラの芽吹きが始まっていて、これからしばらくは徐々に緑濃くなるミズナラ林を楽しみながら降りる感じ。

ここもモノレールができてもうずいぶん経ちますし、この軌道自体がかなり目障りではあるんですけど、それでもここを定期的に歩いてしまうのはやはりハンギョウ尾根のミズナラ林が美しいからに他なりません。本当に惜しいわ。いつもそう思いながらこの尾根は歩いています。

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(中段歩道・カロー谷の辺り)

今回は1210m圏のピークから東へ降りてみたんですけど、すぐ先が植林で(笑)でも分岐からその植林までの間は本当に短かったけど、今回歩いて良かったと思わせるような自然林が広がっていてこれも収穫でした。

あとは適当に降り、じきに中段歩道を捉えたら、ひと下りでカロー谷でした。

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(中段歩道のひとコマ)

これまたサワグルミとシオジの緑が見事な小屋跡で少し休んだら、中段歩道をなおも追ったんですけど、いやぁ前回(2010.09.26)歩いた時はかなり歩きやすいというか今までで一番状態が良かったんですけど、一冬越えたらかなり荒れてきました。

実際の崩落箇所は増えているし、そうでない所でも道に土砂が積もりだして道自体に傾斜がついていたりと歩きづらい箇所も多く、通行には以前のように気を遣った感じです。結局去年の中段歩道の歩きやすさはまさに「ひとときの夢」だったようですね(笑)。

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(ヤマツツジ)

それでも新緑は当然見事だし、最後に狙っていたヤマツツジにも逢えて、これでこの日は狙っていた4種類のツツジをかなり久しぶりにその当日に見ることができて、それも満足でした。

でも三ツドッケでのんびりし過ぎたせいか、日原には予定よりもかなりオーバーして戻ってきてしまい、なぜか移転していた「みんなのいえ」に寄れなかったのが心残りかも。次はぜひとも寄れるような時間に降りたいですね。

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(中段歩道・カロー谷より南は道が再び荒れ始めている) 

ということで結局この日も酒屋でビールを買って外で飲んでたんですけど、まさか多摩moguさんがいらっしゃったとは全く気がつきませんでした。<(_ _)> でもこの二日間はほんとうに楽しく素敵な二日間を過ごせて幸せでした。この週末以降の天気を見てもそろそろ梅雨の走りのような感じもするので、これからしばらくは好天が少々貴重になるかも知れませんネ。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.05.15 (Sun)   晴
奥多摩駅 07:25→ 倉沢 07:45- 魚留橋 08:20- 塩地窪小屋跡 08:50/09:05- 横篶山(1289m峰)10:35- 三ツドッケ 11:20/12:40- ハナド岩 13:05- 中段歩道に出る 13:55- カロー谷 14:05/14:15- 東日原 15:50
 

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2011.05.17

新緑の日原・孫惣谷をゆるゆるひとめぐり

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(孫惣谷 ワサビ沢出合)

う~ん・・・新緑真っ盛りなこの時期の孫惣谷と小川谷はやっぱり外せないですネ。(^^)

ということで先の土曜(05/14)は久しぶりに孫惣谷の辺り。おろせ橋(八丁橋)を起点に孫惣谷林道~御供所(ごくうしょ)~孫惣谷の水源林巡視路でワサビ沢出合まで辿ったら、板小屋窪左岸尾根(以前のエアリアで水松山中尾根とされていた尾根)を登って水松(あららぎ)山に上がり、長沢背稜/都県界尾根を東へ行き、タワ尾根を下降。大京谷ノクビレまで降りた所でウトウ沢を降り、孫惣谷左岸の巡視路を採石事務所まで辿っておろせ橋に戻るコースを歩いてきました。

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(孫惣谷の水源林巡視路・水松谷の辺り)

さて今回は幸いにもおろせ橋歩き出しとはいえ、御供所までの林道歩きは結構急で道中は若干シンドめなんですけど、雲一つ無い快晴の許、新緑に染まりつつある山肌に咲き始めのヒメウツギやヤマツツジ、フジなどの花花を愛でつつ歩ける道中は思いの外楽しく、この道中でこの日の今後が決まっていたような気もします。

ゲートのかかる御供所に着いたら、ここから水源林巡視路に取り付かなければいけないのですが、相変わらす取付から荒れていて(笑)でも荒れているのはこの辺りだけで、取付の山ノ神に挨拶したら毎度のごとく甚だ徒労な大高捲きをこなして「今の水松谷の出合」へ向かいます。

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(孫惣谷の巡視路・荒れている箇所が増えた)

そしてじきに「今の水松谷出合」に出る直前でようやく自然林に変わると、ここから一気に別世界へ。今が盛りな木々の新緑に日差しが燦々と降り注いで、周囲が一斉に萌えるような様子にもう言葉も出なくて。。。

あとはそんな緑を愛でつつゆるゆる歩いていくのみです。

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(カツラの新緑)

とはいえ水松谷から水松山中尾根(南東尾根・エアリアでもようやくこちらを「中尾根」に修正しましたね!)を乗越して以降の巡視路は崩落が進んだ箇所が増えて一頃よりも荒れてきており、このまま放置が進むと通行自体が少々難しくなるかも知れません。

新緑を愛でつつそんな崩落箇所を慎重に越えていくと、まもなくトップの写真にもしたワサビ沢の出合に到着。ここはいつ訪れても素敵な所だけど、でもこの日は特に素晴らしかった。後の板小屋窪左岸尾根の登りに備えて休憩していても、ここで打ち止めにしてしまいたくなってしまうほど。

B110517e
(板小屋窪左岸尾根の登りしなより梯子坂ノクビレの辺り)

それでもそんな気分を振り払いつつ、北へせり上がる板小屋窪左岸尾根に取り付くと、のっけからの急登がかなりしんどいですが、ぐんぐん高度を上げていくせいかそれが新緑の森の中から浮き上がるようにも感じられて、ちょっとカイカンだったりして。

そんな急登が落ち着くと尾根は一転してモミやツガ、そして植えたのか天然なのかはわからないヒノキなどの黒木に覆われたのは以前から遠目で見ていてわかっていたのですが、登っても登っても黒木の林が続いたのはちょっとした驚き。

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(左岸尾根は終始黒木の林が続く)

そしてその黒木の中に立派なミズナラやダケカンバが混じる感じなんですけど、ミズナラは斜面のせいなのか個性的なのが多かったです。

登っていくうちに黒木ながらも尾根の雰囲気が少し変わったなと思ったら、どうやらツガからコメツガに変わったようで、それからふた登りぐらいで右手から中尾根と合流。まもなくカラマツ植林に変わると縦走路を突っ切り、水松山に着きました。

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(コミヤマカタバミ・咲き始めた)

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(長沢背稜/都県界尾根・まだ芽吹き始め)

この日は風が強く、水松山の広い二重山稜の窪地でランチになったのはもくろみ通り?というよりラッキーでした。おかげで風を気にすることなくのんびりでき、しかもお昼寝つきです。

しかしそうこうしているうちになんか曇ってきてしまったので、腰を上げて稜線を東へ行くと、ここからはちょっとしたお花畑。まだダメだと思っていたコミヤマカタバミが咲き始めていたのに喜んでいたら、エンレイソウにシロバナエンレイソウ、そしてウスバサイシンは言われるまで気がつかなかったなぁ。。。

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(ヘリポートより両神山方面)

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(タワ尾根上部・アセビが咲き残っている)

ちょっとしたお花見を終えたらヘリポートを越えて、タワ尾根を下降。こちらはまだ咲き残っていたアセビが見事でした。あまり言う人がいないと思うんですけど、今年はアセビもかなり花付きが良かったのではないでしょうか?

そして大京谷のクビレに降り立ったらお目当ての花を探すも当然の事ながらまだ蕾。今回は時間も少ないのでクビレからウトウノ頭へは上がらず、久しぶりに左のウトウ沢を下りはじめます。

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(ウトウ沢のひとコマ)

ウトウ沢は巡視路までだと短いけど涸沢をそのまま下るのは楽しいですね。降りるにつれ徐々に濃くなる緑にワクワクしてくると、今度は立派なカツラやシオジが目に付くようになって、そんな雰囲気にウトウ沢を横切る巡視路を危うく見落とす所でしたよ。

それでもなんとか巡視路を捉えたらあとは採石事務所を目指す段取りで、ここから先はお気楽に歩けるだろうと思っていたら、こちらも荒れた箇所が少々増えましたでしょうか。それでもここで再び日差しが入るようになって、西日に輝く自然林や新緑のカラマツ林は朝とはまた違う風情でこれもまた素晴らしく、上々のフィナーレでこの日の山行きを締めくくったのでした。

B110517l
(孫惣谷左岸の巡視路のひとコマ)

しかし今の時期はどこを歩いても楽しめるものだと思うんですけど、この日は天気と新緑が5月に入ってようやく噛み合った感じですね。この日の山行きが素晴らしすぎたので、実は珍しく連荘で翌日も日原を歩いたのでした(笑)。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.05.14 (Sat)   晴 時々 曇
おろせ橋(八丁橋)07:45- 御供所 09:10- ワサビ沢出合 10:55/11:15- 水松山 13:10/14:10- ヘリポート 14:50- 大京谷ノクビレ 15:45- 巡視路に出る 16:25- 採石事務所 17:20- おろせ橋 18:00
 

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