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2011.11.09

熊倉山から大血川へ下ってみる

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(勝ちゃん新道上部のひとコマ)

前の山行きが久しぶりの好天だったのでこれで少しは安定するかなと思っていたら、先週末はまたまた逆戻り??のようなお天気でしたね。それでも土曜(11/05)は下り坂ながらも晴れてくれたので、久しぶりに秩父方面へ。

今回は宗屋敷尾根経由で熊倉山に登ったら、去年からずっと気になっていた聖尾根の1307m峰にあった赤い道標の道である勝ちゃん新道を降りてみました。

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(宗屋敷尾根1003m峰の山ノ神)

そおいや秋に秩父の山を歩くなんておそらく10年以上なかったと思います。アカヤシオのお花見で通い慣れた宗屋敷尾根ももちろん紅葉の時期は初めて。今回はその辺りもちょっと楽しみで、毎度のごとく一番電車で武州日野駅に出たらさっそく取付までてくてく。

宗屋敷尾根末端附近はまだまだ緑が優勢で、さっそく尾根に取り付くと周囲はさすがに藪っぽいですね。それでも植林には手が入っていて、GWの時よりも歩きやすくなっていました。

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(宗屋敷尾根のひとコマ)

植林の中をせっせと登って山ノ神の祀られている1003m峰に上がると、ここから色づき始めた雑木林に自然林、カラマツ植林を交えるようになりますが、コハウチワカエデが一部綺麗に色づいている他は全般的にはあまり宜しくないかなぁ。

でも地面にはすでにほとんど落葉していたコミネカエデの真っ赤な落ち葉で敷き詰められて、これは見事でした。

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(蝉笹方面とアカヤシオ)

これまた1003m峰過ぎからぼちぼち見られるアカヤシオも大半が枯色で、赤く綺麗に色づいたのはごく一部。それでも1284m峰附近から撮った↑↑の木はボクのために準備してくれていたのかどうかはわかりませんが(笑)コレだけ綺麗に色づいていました。

そしてその先の1300m圏の先の鞍部から明瞭に延びている↓↓の道も初訪の折りから気になっているものですが、こちらは次回以降にまわしましょう。(^^)

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(この径路もず~っと気になってるんですよねぇ)

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(稜線のアカヤシオはほぼ枯色)

今回は鞍部から1370m圏のピークには上がらずに左の植林帯を捲いて先のギャップの鞍部に出てみましたが、こちらとて鞍部へ上がる箇所は結構急でさすがに楽はさせてもらえませんね。

ギャップの鞍部からは尾根を一気に詰めて蝉笹に上がり、そのまま南のシラカケ岩へ向かいます。

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(シラカケ岩より)

ランチは当然こちらでしたけど、やっぱり曇ってきちゃいました。それでも足下には錦に染まった山肌を見下ろせるのが良いし、展望も霞みながらもそこそこ利いて、両神山辺りの山稜はなんか墨絵のようで面白かったです。

ランチを終えて熊倉山へ向かうも稜線のアカヤシオもやはりほとんどが枯色。まぁ遠目で見れば赤に見えなくない・・・訳ないですよねぇ(笑)。

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(三門の広場)

さすが紅葉の時期、熊倉山の山頂には5名ほどのハイカーが思い思いにお休み中。そんな方達とちょこっとお話をしてからが、この日の本番?でまずは聖尾根の1307m峰へ向かいます。

熊倉山で一番林相の良い三門の広場の辺りも良い具合に色づいており、今回はこれからが良さそうかも??と少し期待を持ちつつ先を行くと、じきに1307m峰の赤い道標の分岐に出ますが、まずはそのまま通り過ぎてひと下りしたテラスへ。

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(1307m峰より聖尾根方面)

テラスからも展望は意外に良好で、休憩をかねて展望をしばらく楽しんだら来た道を戻り、さっそく勝ちゃん新道を下り始めます。

道はまず1307m峰西尾根というか横岩川の左岸尾根を降りていくのですが、下り始めから色づいた美しい雑木林の中を行く感じでのっけからなかなか良い雰囲気。

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(勝ちゃん新道上部のひとコマ・Part2)

そしてこの辺りはハウチワカエデやヤマボウシの赤が綺麗に色づいていて見事だったし、運良くこの辺りで再び日差しが入ってくれたのもラッキーでした。

当初の予想では道は少なくとも957m峰ぐらいまでは行くのかなぁと思っていたのですが、なんと下りだして10分ほどで再び赤い道標が現れ、ここから道は尾根を左に外れだしたのは意外というか単純に驚きました。もうかよ!って(笑)。

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(ヤマボウシ・綺麗に色づいていた)

このままこの尾根を辿りたかったなぁと後ろ髪ひかれる思いもあったことはあったんですけど、今回のところは勝ちゃん新道を辿るのが主たる目的。諦めて左の道を追うと、小尾根から斜面をつづら折れに下って行き、まもなく植林帯に突入。

それでも時折紅葉の美しい雑木林を交える箇所があって、道のりは決して悪くはないですね。枝沢源流部の緩斜面といった趣の「追分の平」を過ぎると、じきに掛小屋を通り過ぎて一旦開削中の林道に降り立ちましたが、ここはそのまま20mほど歩くと左手に道が延びていて、それを下りきるとあっけなく民家が見えて大血川の登山口に降り立ってしまいました。

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(勝ちゃん新道・中腹辺り)

熊倉山からボクの足でいろいろ寄り道しながら下って登山口まで一時間半なら、道標に記してある「登り二時間」というのは概ねあってそう、ということは勝ちゃん新道は熊倉山への最短ルートでもありますね。

大血川の集落は上流側と下流側と集落が二箇所に分かれていて、降り立ったのは上流側(2万5千分図「雲取山」の範囲)集落の井戸沢にほど近い最奥の民家の辺り。個人的には下流側の集落に降りるのでは?と予想していたのでコレも意外でした。

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(ここが大血川側の登山口)

ここまで来たら後はバスの通るR140までひたすらに車道を下る段取りだったのですが、さて・・・と歩き始めてすぐに出会った集落の方に軽く挨拶したら・・・

挨拶がてらいろいろ話しているうちにその方が今降りてきた勝ちゃん新道を造られた方という事がわかってビックリ。ということでお茶に呼ばれて(笑)いろいろ話をお聞きしてみると、新道はその方が個人で5年間掛けて通したとか。相当山慣れしている方ではありますが、女性ひとりでここまでやられるとはただただ驚くばかり。ちなみに道の名前は甲武信の徳ちゃん新道をもじっているそうです。

結局かなり長居してしまい、三峰口駅まで送ってもらうおまけまでついて、本当にお世話になりました。<(_ _)> <(_ _)> 熊倉山は標高の割にどこから登ってもタフな山ですけど、全くの初心者でなければ勝ちゃん新道も大血川へ下るという少し趣の変わったルートとして歩く価値は充分にあると思いました。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.11.05 (Sat)   晴 後 曇
武州日野駅 06:50- 宗屋敷尾根取付 07:30- 1003m峰 08:40/08:50- 1284m峰 09:45- シラカケ岩 10:35/11:25- 熊倉山 11:45/12:00- 1307m峰 12:20/12:30- 尾根外れる 12:45- 追分の平 13:15- 大血川(登山口) 13:30
 

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【奥秩父・秩父・奥武蔵 2011】」カテゴリの記事

コメント

涼さん、

いやホント、以前はどこでも見られた光景だったと思います。造られた方のお家は明治初期に建てられたもので通し柱も梁もすごく立派で、それを見られたのも良かったです。

でもそんな立派な家ももう後に住む人がいないというのは日本全国共通の問題なんでしょうね。

投稿: komado | 2011.11.13 20:03

SAKURAさん、

カズさんのとこの拝見してるといろいろ行かれてますものね~。浦山Cわ。(^^)

今年は行きたい時にいろいろあっていけなくてそれでかなりへこんでいたんですけど、今年は近場の色づきはイマイチだったのでまぁ良かったのかも。紅葉も終わりに近づいて、あとは雪降ってくれないかなぁ、と(笑)。

投稿: komado | 2011.11.13 19:59

AKIOさん、

イヤほんとうに驚きましたね。
道標も派手だけど字はうまいですよね。赤は大血川をもじったのかとか習字されているのかとかその辺りの事を聞くのを忘れたのがちょっと心残りだったでしょうか。

そおいや城山も峠まで上がれば近かったですね。個人的にはタクシーで見上げるだけだった大血川の集落を間近に見られただけでもこの日歩いた価値はありました。(^^)

投稿: komado | 2011.11.13 19:57

こんにちは

どの写真も素敵ですが、とりわけ最後の写真に心惹かれました。以前はどこにでもあったような、懐かしい風景です。

投稿: | 2011.11.12 16:24

勝ちゃん新道の紅葉が綺麗でいいコースですね。
降りてからバス停まで2時間強という所でしょうか…?
komadoさん、お茶に呼ばれて送って頂け人徳ですね~♪
女性一人で5年掛けて作ったとは…
凄い方もいらっしゃて感謝ですね。

毎年綺麗な所にいらっしゃるからと伺いました。
今年は初秋から遠出ばかりで、紅葉狙いでソロで山に登ってません。
もう、近場の里の紅葉にとあきらめました。
遊びすぎて体調も今一だし…トホホ!

投稿: SAKURA | 2011.11.11 21:36

Komado さん、こんばんは。

レポ非常に興味深く読ませて頂きました。

小生も5月に聖尾根を登った時、気になっていました。でも女性ひとりで造られたとは本当に驚きです。割と派手な道標からして、地元の山好きオジさん連中が造ったのだろうと勝手に想像していました。確かに車でアプローチすると近いですね。城山コースも鞍部まで車で行けるので頂上までは同じくらいかもしれません。

それと、小生は29日(土)に矢岳に行ったので、宗屋敷尾根の写真も興味深かったです。矢岳の頂上直下の自然林も色はイマイチでした。下山途中の大伐採帯からの展望の方が妙に印象に残っています。

投稿: AKIO | 2011.11.10 20:35

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