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2011.04.25

お花探して、都県界尾根の南面を登り降り

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(長尾谷980m圏二俣附近)

さて先週がヒカゲツツジだったので今週はアカヤシオもそろそろ咲き始めているかなぁと思ったんですけど、贅沢な話それだけだと少々物足りないし、今年はお花の開花が珍しく例年並み(近年ではない)に近い形で推移しているので、うまくいけば今年はまだ見ていない早春の花も見れるかも、ということで先の週末(04/24)は久しぶりに奥多摩に戻ってきました。

今回は倉沢から長尾谷の水源林巡視路と長尾谷を遡り、センゲン前窪左岸尾根を登って蕎麦粒山へ上がり、それから稜線を東へ日向沢ノ峰、踊平まで辿ったら大丹波川を下降。今回はそれからなおも欲張って雁掛沢右岸尾根を登り返して1002m峰(新蔵指ノ丸)に上がり、真名井北稜を降りて上日向に出るコースを歩いてきました。

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(ハナネコノメ、なんとか間に合いました)

この日は好天の予報も、倉沢までの道中はなぜか曇り空にガスでちょっとヤバいかなぁと思い始めていたら、倉沢に着く頃には雲一つない青空に変わっていて本当にホッとしました。

おかげで林道歩きは雨上がりということもあって爽快で、木々の芽吹きにヤマザクラにミツバツツジなどを愛でつつてくてく。棒杭尾根の取付を過ぎ、じきに林道の終点に着いたら一息ついただけですぐに巡視路に入ります。

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(長尾谷 センゲン前窪1070m圏二俣)

巡視路の方は相変わらずわかりづらい箇所はあるものの、特に荒れた箇所もなく、通行に問題は無い感じ。周囲にはハシリドコロにヨゴレネコノメ、ツルネコノメソウ、エイザンスミレ。そして今年お初のコチャルメルソウに、ハナネコノメもなんとか間に合いました~。

巡視路は980m圏二俣までなので、ここで小休止したらあとはちょっとした沢歩き。最近マトモな雨が殆ど降っていないので沢の水量が気がかりでしたが、雨後のせいか思いの外水量があってなかなか楽しい道のり。左又窪の出合から右岸側崩落のデブリを乗り越えると、目的のセンゲン前窪左岸尾根の取り付けでもある1070m圏二俣に出ます。

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(センゲン前窪左岸尾根・中腹辺り)

出合で休憩していると、あれれいつの間にやら雲が増えてきたことに少々ガッカリしつつさっそく左岸尾根に取り付くと、のっけはアセビに岩屑混じりの急な尾根で、それをなんとか登り切るとようやく雑木林に変わって、ゆるゆる歩けるようになりました。

上に上がると尾根が広くなるのでいろいろ寄り道もしたい所でしたけど、今回の所はあまり寄り道せずに登っていきましたが、それでも尾根上に4m、5m級のミズナラが当たり前のように?出てきたのはさすがに日原の端くれですネ。

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(幹周り5mはありそうなミズナラ)

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(蕎麦粒山より川苔山方面)

そんなミズナラを見ると徐々に枯れたスズタケが出てきますがさほどの事はなく、周囲が自然林に変わるとまもなく都県界尾根の縦走路(厳密には蕎麦粒山の捲道)に飛び出しますが、ここはもちろん最後まで登り詰めてから(笑)、蕎麦粒山へ向かいました。

蕎麦粒山に着く頃には曇ってきたどころがガスも出てきてしまい、折角の山頂も薄着だった事もあってかなり寒かったので、休憩もそこそこにすぐに歩き始めてしまいました。

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(踊平附近のアカヤシオ・見頃はGW以降か)

防火帯の縦走路を歩いているとここでようやくハイカーとぼちぼちスライド。そして日向沢ノ峰の辺りにはそれなりに人がいた、というかみんな若い人ばかりだったのには驚きました。かの地震以降、山の人出が減っているのは確かなんですけど減っているのはメインの中高年辺りが主なのでしょうかねぇ??

そんな訳でランチ場と目論んでいた所にも先客さんがいたので、そのまま素通りして踊平へ。気になっていたアカヤシオは予想通りまだ蕾でしたが、花付きは悪くなさそうでホッとしました。

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(獅子口でランチって本当に久しぶりでした。。。)

稜線は寒いのでアカヤシオの確認をしたらすぐに東へ下り始めると、梢越しに花が咲いているであろう赤く染まったカツラの木々が見られて、地味ながらもこれも個人的にはかなり嬉しい光景でした。できれば間近で見たかったけど。。。

そしてじきに獅子口小屋跡に出たら、ここで水場の獅子口に上がり、今回はここでランチと相成りました。元々好ましい場所ですし、風もなく、再び晴れてきてくれたこともあってこの判断は正解でした。でもここでご飯食べたのって学生の時以来かなぁ。。。沢にはまだ雪が残っていて一瞬驚きかけたんですけど、これは先週降ったもののようですね。

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(今日もここまで・・・くーーっ(泣))

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(ニリンソウが咲き始めた・大丹波川沿いの道)

今回はまだ先が長いのでランチを短めに切り上げたら、小屋跡に戻り、なおも下っていくとお花はここからが本番。長尾谷でも見かけたお花にプラスして、ニリンソウにコガネネコノメ、ヒトリシズカ、ヤマエンゴサク、ミツバコンロンソウ、フタバアオイ、ヤマネコノメソウ、ミヤマキケマンなどなど。

でも今回一番くやしかったのは先週と同様、アズマイチゲが↑↑だったことです。。。

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(コガネネコノメとニリンソウ)

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(下部まで来ると芽吹き始めている)

お花の多さも楽しいのですが、下るにつれ周囲の木々が芽吹いてくるのもこの時期ならではの楽しみですね。(^^)

曲ヶ谷出合附近ではミツバツツジにアカヤシオも咲いていましたが、この標高ではさすがに盛りは過ぎていました。でも花付きはこちらも悪くなかったです。

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(雁掛沢右岸尾根のひとコマ)

曲ヶ谷を過ぎれば、じきに沢を離れてあとは林道歩きを残すのみなんですけど、今回はアカヤシオが見たくて欲張りにももうひとがんばり。下流の雁掛沢出合まで降りた所で、右岸尾根を登り返しました。

右岸尾根の方はのっけから雑木林で急ながらも藪の少ない歩きやすい尾根でした。ツツジは下部ではミツバでしたが、登るにつれ、それらしい露岩の痩せ尾根に変わると少ないながらもアカヤシオが出てきます。

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(アカヤシオがいれば足下にはイワウチワがいます)

送電塔を過ぎ、再び露岩の尾根に変わるとここから1002m峰までがこの尾根のハイライトで、徐々に増えていく満開のアカヤシオと足下には咲き始めのこれまたピンクの濃いイワウチワを愛でながら歩ける、短いながらもなかなか楽しい道のりでした。

そしてなぜかお花が減ると1002m峰に着き、ここで真名井北稜と合流。1002m峰から尾根を東へひと下りした辺りはすでに満開をやや過ぎた感じでしたが、ここから下はミツバツツジが頑張ってくれました。

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(赤杭尾根をバックにアカヤシオ・真名井北稜より)

実のところ真名井北稜はアカヤシオのいない下の方はあまり期待していなかったんですけど、おかげでこちらの下りも楽しめながら下れたのはラッキーだったかも。

いろいろと欲張りすぎるとあまりいい事がないというのが世の常だと思うんですけど、今回はおかげで最初から最後までお花に恵まれた山行きになりました。去年のツツジは今ひとつでしたけど、今年はどうやら期待出来そうですね。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.04.24 (Sun)   晴 後 曇
奥多摩駅 07:25→ 倉沢 07:50- 魚留橋 08:25- 980m圏二俣 09:25/09:35- 1070m圏二俣 10:00- 蕎麦粒山 11:15- 日向沢ノ峰 11:45- 踊平 12:00/12:05- 獅子口 12:20/13:00- 曲ヶ谷出合 13:55- 雁掛沢出合 14:15- 1002m峰 15:10/15:20- 上日向 16:35
 

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2011.04.18

今年もちょっと早めの坪山へ

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(ヒカゲツツジ・西尾根コースでは見頃に入った)

しかし、あれだけ地震がデカイといろいろと影響がありますね。春の花が次々と咲き始める時期なのに先月の前道志以降再び行けない日々が続きましたが、ようやく歩けるようになってきました。

ということで今回(04/17)は久し振りなものでどこを歩こうか本当に悩んだんですけど、ここ二年ほど早め(ヒカゲツツジ)の坪山と麻生沢の組み合わせがなかなか楽しく、花の頃合いも一番良さそうなので今年も歩いてきました。もうこれはレギュラー化ですねっ。

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(御岳神社のいわざる??)

今までは平日に歩いていたんですけど、今年は日曜日。早めとはいえ人出の方が気になりつつ上野原に出ると、駅前のハイカーの多さに唖然としましたが、これは井戸行きと松姫峠行きを早々と待っている人が多いと言うのがあったようで、一番の飯尾行きは一台で収まるぐらい。

ということで坪山へ登る人も想像よりは少なく、今回は初めて御岳神社で参拝しました。ここはささやかながらも雰囲気のある所ですね。猿橋と同様何かのお祭りのようでしたけど、こちらは朝という事もあり提灯だけでしたが。。。

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(イワウチワはすでに満開)

そんな訳で西尾根に入るともちろん人は歩いているものの思いの外少なく、木々の芽吹きに、咲き始めたミツバツツジを愛でながら快適に歩けます。

しばらく登って露岩が出てくると、さっそくヒカゲツツジのお出まし。これまた開花が意外に進んでいて、尾根中腹まではすでに見頃に入っていました。去年は雪にやられたようですけど、今年はおそらく大丈夫でしょう。(^^)

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(木々も芽吹いてきた)

そしてじきにイワウチワも出てきて、こちらは丁度満開。これだけの量が咲きそろうとやはり見事ですね。ヒカゲツツジの方は登るにつれ花から蕾が増えてくる感じですので、来週以降が本番でしょうか。

道中の人出の少なさに反して坪山の山頂はさすがに日曜日とこう事もあって満員状態だったので、少し休んだだけで、そそくさと西原峠方面へ向かいました。

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(カタクリ)

西原峠へは一昨年は尾根、去年は捲き道だったので今年は尾根伝いに歩いてみましたが、こちらへ向かうと人が一気に減りますね。道も一部藪っぽい箇所があって最近は手入れされてるのかなぁ・・・という感じ。

それでもこの辺りは尾根北側の雑木林がやはり良いですね。この北側の辺りはなかなかそそられる所なんで、一度は歩いてみないといけないなぁ。。。

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(西原峠附近・アブラチャンの花でうっすら黄色い)

そして無粋な林道に降り立つとまもなく西原峠、なんですけどこの林道端でアブラチャンにキブシ、ヤシャブシ、ダンコウバイ、ネコヤナギにマメザクラと総じて地味ながらも、今年は諦めていた花に逢えたのが今回一番嬉しかった事かも。

そして峠から南へ向かうと、しばらくは木々の間をアブラチャンの黄色がほんのり染める、これまた地味ながらも実は楽しい道のり。

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(大寺山より麻生山・三ッ森<北峰>)

大寺山までは林道歩きを交えたりもしますけど、この林道って今は使われているのでしょうか?だからこそ山道然とした箇所もあって却って良かったりするのですが。。。

大寺山を越え、林道がここまで延びていない事にホッとしつつ、雑木の美林帯を下って登り返すとようやく三ッ森に到着。まだ晴れてはいるもののの周囲は霞んで富士はもう確認できるかできないぐらい。あと山頂の鏡、まだあるんですね。しかも鏡面が妙に綺麗なのも謎だし(笑)。

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(ミツバツツジ)

そんな展望をボーッと眺めたら、例のごとく麻生沢二俣の中間尾根を下降して麻生沢へ向かいます。

去年は尾根のミツバツツジが殆ど咲いてなかったんですけど、今年はぼちぼち咲いていて楽しめたというかホッとしました。ヒカゲツツジもそこそこ咲いていたし、今年のツツジはマトモに咲いてくれると良いですね。

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(麻生沢の二俣<720m圏>)

相変わらずしんどい尾根末端の急斜面をなんとか降りきって二俣に降り立てば、あとは麻生沢の沢歩きを残すのみ。

ここまで降りるとすでに周囲は芽吹きが始まっており、その中を歩くだけでも心躍るのに、その上に水辺に沿って歩ける訳ですから楽しくないわけがないわけでして(笑)・・・

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(ツルネコノメソウ)

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(麻生沢のひとコマ)

またその上にユリワサビにミツバコンロンソウ、ヨゴレネコノメ、ツルネコノメ、カタクリ、ミヤマキケマン、スミレの類(笑)などなど、お花を愛でつつ歩けるのでやっぱり楽しいですね。

そして下流に近づくと咲き始めのニリンソウにヤマルリソウ。そんな中をいそいそと写真を撮りつつ歩いているといつの間にか林道終点に出ていました。

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(ヤマルリソウ)

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(イチリンソウも咲き始めていた)

今回も林道から春爛漫な駒宮の集落をトラバースして、そのまま葛野川左岸の径路を辿ったんですけど、この道もまだ利用者がいる??ようでなんと改修されていたのには驚きました。

道中アズマイチゲはなぜか花をほとんど付けてなかったようですが、咲きかけのアマナにヤマエンゴサク、イチリンソウも咲き始めていて、最後の最後まで楽しい道のり。

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(葛野川左岸の径路・なぜか改修されていた)

そして浅川に降り立ったら、一本前のバスに間に合いそうなので慌てて浅川入口BSへ登り返し。上和田からのバスはなんと貸し切りでした。しかし行きがけとエラい差ですねぇ。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.04.17 (Sun)   晴 時々 曇
上野原駅 08:08→ 御岳神社前 09:15- 坪山 10:25/10:30- 西原峠 11:30-(途中休憩60分)- 大寺山 13:00- 三ッ森(北峰)13:25/13:30- 麻生沢・二俣 14:25/14:30- 林道終点 15:25- 浅川入口BS 16:05
 

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