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2010.07.22

北岳へ、今年の夏山初日

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(北岳までもう少し)

ふう。特段変わったことがあった訳でもないのになんとな~く過ごしているうちに山行きが一月半も空いてしまいましたネ。(^^ゞ

そんな訳であれこれ考えるヒマは腐る程あったので(笑)海の日の連休もいろいろ計画を立てていたのですが、天気の都合で金曜から動けず(小屋の混雑を避けたかった)、とりあえず?今年も計画が流れかけた北岳へようやく行ってきました。

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(大樺沢沿いの道・水量たっぷり)

今回は甲府前泊で一番バスに乗って広河原に出てからのスタート。さすがにハイシーズンの好天となれば人出の方も最高潮ですが、大樺沢へ向かうハイカーはそれなりに多いながらも想像よりは少ない印象。雪解けと相まって大蒲沢の水量も豊富で、二俣までの道中はなかなか快適でした。

この時期の北岳は初めてだったのでお花の方も期待してたんですけど、そちらは思いの外少ない印象。やはりシカさんの影響大ありでしょうかね。それでも以前白馬の清水尾根で逃したミヤマハナシノブにも無事逢えて、これはお初なだけに個人的にちょっと感慨深かったです。

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(左俣の雪渓を登ります)

雪は二俣の手前から現れ、二俣で少し休んだらそのまま左俣の雪渓を行きます。ここは右俣へ行くハイカーの方が断然多かったですが、それでも左俣の方も途切れながらも人がぼちぼち向かう感じでした。

それにつけても好天下の雪渓歩きはやっぱり爽快です。雪渓の状態を気にしつつも好きな所を歩けるし、何より涼しい!そして北岳バットレスよりも真っ青な空に延びる飛行機雲の方に目が行ってしまったのが不思議なんですけど、それもまたよし。標高が上がっているので少々苦しかったんですけど、実働50分ほどだったのが物足りないぐらい。

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(八本歯ノコルへの登りしな)

雪渓が終わってからの八本歯ノコルへ向かう枝尾根もダケカンバの新緑がこれまた青い空に映えまくってそれは見事でした。そしてここですれ違った方からなんと諦めていたキタダケソウがまだ咲き残っている情報を聞けたのも幸運で、ここで当初ははしょるつもりだったトラバース道も歩くことにしました。

コルに上がると再び人が増えたので、すでにヘロヘロながら休憩もそこそこにとりあえずトラバース道の分岐へ向かうと、いやいや今度は南に東に北と名だたる高山が連なる展望が待っていました。

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(八本歯ノコル附近より)

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(トラバース道・雪はない)

そんな展望を楽しみつつヘロヘロ登って、ようやくトラバース道との分岐にたどり着いてここでようやく大休止。あーあ間ノ岳にも行きたかったな~、と思いつつ周囲の展望をしばらく楽しんだら、腰を上げてトラバース道に入ります。

キタダケソウ本当にいるのかなぁ、と少々不安になりながらも先を行くと、間もなく花が現れ一気楽しくなってきました。まずはハクサンイチゲにミヤマオダマキ、イワベンケイ。それからミヤマキンバイ、キバナコマノツメ、ミヤマキンポウゲ、そしてシナノキンバイが斜面一面一斉に花を咲かせてなかなか見事でした。

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(キタダケソウ・まさか間に合うとは!)

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(シナノキンバイは盛りで見事だった)

そしてキタダケソウも意外やあっけなく見つかりました。というかあまりにあっけなくてあまり感動がなかったかも(笑)。確かにハクサンイチゲと混ざって咲いているので予備知識なないと見落としやすいかもですね。でも花の状態が思いの外良かったのも嬉しかったです。

その後もシナノキンバイで埋まった斜面を見つつ、足下にはシコタンソウ、ミヤマムラサキ、タカネシオガマなどなども見かけて、このトラバース道がこの日一番お花を楽しめた箇所。人も少なく静かだったし、ここをパスしてたらお花も含めて少々物足りない感があったかもしれませんね。

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(今回見かけたお花、の一部 ^^;;;)

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(稜線に出た所より間ノ岳方面)

そして稜線に出たら山荘までは下らず、ここで引き返すように北岳へ。再び人も増えますが、団体さんも少なく快調に歩けます。しかしそれにつけても男女問わず若いのが多いこと!近年そう言う傾向ではあったんですけど、もう山歩き自体がブームになりつつあるようですね。

稜線もお花が多く、そんなお花を愛でつつ雷鳥を見かけたりしながらせっせと登っていると、とうとう東側からガスが上がってきて、北岳山頂に着く頃には西側はまだ晴れているものの、東側は完全に真っ白。

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(こちらもお花は豊富でした)

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(キバナシャクナゲも間に合った)

人の多い山頂はどうでもいいので一息ついたら下山開始、というか久しぶりに山を歩いたせいか腿が少々けいれん気味だったので、肩の小屋まで下ってからうどんを頼んで軽くランチ。ここもかなりの人出でしたけど、なぜかベンチのスペースを確保できました。

天気が良いせいか皆さんご機嫌で、隣り合った方達としばらくお話ししながらご飯を食べるというのもいかにも夏山ですね。とはいえ後から後から人がやってくる状況では長居は顰蹙でしかないので、適当な所で切り上げて先を行きます。

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(肩の小屋へ下る頃にはガスが・・・)

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(右俣コース・思いの外お花が少ない)

あとはそのまま下って、去年の秋と同じく右俣コースを下ったんですけど、ここも大樺沢沿いと同様にお花が思いの外少なくて驚きました。

ここは本や他の人のサイトを見ると花の道、と言うイメージがあったんですけど、実際歩いてみるとシカさんのお好きでないものがかなり目に付くし、そのせいで近年その数をごっそりと減らしているのかなぁ、と言う印象です。10年前、いや5年前でもかなり様子は違ったんじゃないかなぁ?と思うのですが。。。

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(ミヤマハナシノブ)

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(二俣に戻りました)

なのでいともあっさりと二俣に降り立ったら、二俣の雪渓で涼んで広河原へ戻りました。

今回久しぶりの山行きでしたが、好天に恵まれたお陰もあって「やっぱり山はええなぁ」と心底思えた一日でした。梅雨も明けたし、これからは普段通り歩けることでしょう。あとはお天気次第~ですねっ♪
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.07.18 (Sun)   晴 時々 霧
甲府駅 04:00→ 広河原 06:15- 二俣 07:35/07:55- 八本歯ノコル 09:30- トラバース道分岐 09:50/10:10- 稜線 10:55- 北岳 11:45/11:55- 肩の小屋 12:25/12:45- 二俣 14:15/14:20- 広河原 15:30
 
バス(広河原-甲府駅+協力金)x2 ¥4000
うどん(肩の小屋) ¥900
 
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
あと大変遅れてしまいましたが久しぶりにリンクの紹介も。(^^ゞ

奥多摩を歩かれる方はもうご存じの方も多いでしょう、なLBDさんの山と無線を楽しむ奥多摩をリンクしました。

奥多摩の山山の説明やそれに纏わるお話もさることながら、今でも精力的に歩かれる様子はオンラインアルバムの方で見ることができます。みなさまどうぞご覧ください。(^^)
 

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コメント

チンボーさん、

ホント同じバスだったようですね!まさか知っている方がいらっしゃるとは思ってもいませんでしたよ。

ボクも海の日以前だったら山荘に泊まって間ノ岳を考えていたんですけど、さすがにここまで延びてしまうともう選択肢は日帰りしかありませんでした。ボクもそろそろ夕焼やご来光を見たいですね。(^^)

投稿: komado | 2010.07.25 18:44

AKIOさん、

本当に一日違いだったんですね。
チョウノスケソウ、ボクも稜線で終わりかけのしか見かけませんでした。確か標高の低い八ヶ岳ではまだまだ盛りの筈のような気がしたんで、意外でした。

そうそうボクは広河原山荘で迷った末に飲み物を買わなかったお陰で1本220円也の水しか購入できませんでしたよ(笑)。この時期は広河原山荘で前もって購入しておくべきなんですね。

投稿: komado | 2010.07.25 18:41

MR.Tさん、

ケムトレイルということば、初めて聞きました。
正直に言うと真偽の程はまだボク自身判断しかねる所もあるのですが、今後は少し気にして見ようかなと思っています。

ありがとうございました。

投稿: komado | 2010.07.25 18:37

こんばんは~
同じ日に北岳行っていたんですね。甲府駅前ではたぶん一緒だったのでは?さすがに北岳日帰り山行とは考えもしませんでした。おそろし~。誰かが、肩の小屋の天場で、さっき話しを聞いた人が日帰りみたいだ、と、話しをしていたような気がしましたが、komadoさんのことだったのかな?と、思いました。でも、肩の小屋からの夕焼とご来光もなかなか良かったですよ。

投稿: チンボー | 2010.07.23 23:59

キタダケソウはまだ綺麗ですね。小生は八本歯のコルで休憩しながら、巻き道を行こうか少し迷ったのですが、時期的に少し遅いのではないかと思って結局稜線に沿って歩きました。稜線沿いもお花はいろいろ楽しめましたが、キタダケソウは次回のお楽しみです。チョウノスケソウもありましたが終わりがけでした。19日は午後もガスはなく暑い日でしたので、白根御池へ下る予定を変更して二俣へ下りました。二俣上部で、小生も初めてミヤマハナシノブをいくつか見ることができました。汗だくで下ったので広河原山荘の生ビール(800円)で幸せな気分になり長い一日を終えました。そして翌々日に画像掲示板を見てアレッと思った次第です。

投稿: AKIO | 2010.07.23 20:31

ちょっと、お邪魔します。これは飛行機雲ではなく『ケムトレイル』と呼ばれるものです。
 その証拠に、この様な航跡が毎日見られ、空が白空か、せいぜい水色空の毎日でもう青空はありません。
 ケムトレイルで画像、動画を検索したり、『ケムトレイル・気象操作掲示板』等をご参考頂ければ幸いです。各地の散布がわかります。
 アメリカ、ドイツは大手マスコミが報道せざるを得ない状況で、日本もそろそろでしょう。
 お写真を拝見しても、空が白っぽい、粉っぽい感じです。昼夜分かたず散布する事が多い為そうなります。
 日本はアメリカのカリフォルニア州程度の広さしかない為、大型機で周回散布が可能です。その為、田舎とされる所でも目撃されます。

また、曇りの日はバレないので散布しまくりです。梅雨の時期は気付く人も減ります(要は毎日散布するという事です)。

投稿: MR.T | 2010.07.23 00:15

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