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2010.05.06

新緑うずまく倉沢をぐるりと

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(塩地窪小屋跡上部の緩斜面)

今年の春は寒い日が続いて新緑の進み具合も遅めに推移しているようですけど、それでもGWに入ってようやく山でも芽吹きに新緑を楽しめるようになってきましたね。

そうなるとそろそろ日原周辺を歩きたくなるのが人情??というもので、今回は倉沢から塩地谷の水源林巡視路、そして横篶山東尾根(幕岩尾根)を辿ってヨコスズ尾根に上がり一杯水・三ツドッケへ。その後は西のハナド岩に寄ってから縦走路を東へ行き、棒杭尾根を下降、そして再び塩地谷の巡視路経由で魚留橋、倉沢橋に戻るコースを組んで歩いてきました。

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(倉沢もすごい水量でした)

しかし今年は雨が多いからどこの沢も水量が豊富なのはわかっていたんですけど、こうやって林道を歩きながら倉沢を眺めていると改めて今年はすごいなぁ、と思ってしまうぐらい見事ですね。

そんな訳で沢の見物にうろうろしてしまい、結構な時間がかかって魚留橋に出たらここでさっそく巡視路に。ひと登りすると斜面に日差しが入り、青い空をバックに周囲の木々の新緑が輝くそれは見事な光景が広がって、毎年毎年見慣れているはずの光景なのに、しばらく立ち止まっては歩くの繰り返し。

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(塩地谷の水源林巡視路のひとコマ)

しばらく登ると道は一旦植林帯に入りますが、もうひと頑張りするとそれも抜けて、塩地谷がグッと近づいて再び新緑との再会。塩地谷ももちろん水量が多く、それが周囲をより瑞々しくしているような感じさえします。

巡視路が分かれる茅尻沢を抜けると、まもなく広々とした緩斜面が現れて塩地谷に降り立ちます。この辺りが塩地窪小屋跡で、ここで一息のつもりもその居心地の良さにこれまた結構のんびりしてしまいました。

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(カツラの芽吹き)

休憩を切り上げたら、そのまま尾根へ・・・ではなく今回は来た道を戻り、再び茅尻沢を横切ってしばらく行った所から尾根(横篶山東尾根の枝尾根)に取り付きました。

のっけからアセビ混じりの露岩の急登が続いてしんどいですが、植林ではないのは良い所。しばらく登ると密かに楽しみにしていたシロヤシオが現れるのですが、木に花芽がひとつもついていない。。。まぁこの辺りは個体数が少ないのでなんとも言えないところはあるけどちょっと気がかりです。

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(横篶山東尾根<幕岩尾根>枝尾根の一こま)

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(ミツバツツジ)

今年お初のシロヤシオこそお預けでしたが、それでもミツバツツジや対岸に見えるヤマザクラの見事さに慰められつつ淡々と登るとやがて魚留橋からの主尾根と合流。主尾根の方は片側が植林のようで、こちらは歩いたことがないんですけど、終始こんな感じなのでしょうかね?

主尾根と合流すると左側が植林になりますが、それもしばらくすると抜けて周囲が一気に自然林に変わる所がこの尾根のハイライトでしょう。4m近い大ブナや↓↓のイヌブナの見事さに驚きつつ、周囲の素晴らしさに気分も良くなって、あとはそんな尾根をゆるゆる歩くだけです。

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(このイヌブナはすごい)

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(横篶山直下)

ただこの頃にはにヨコスズ尾根が間近に見えていて、着くな着くなと思っていてもやっぱりあっけなく横篶山に着いてしまいました。山頂でまた休憩をしてから北へ下り、登山道と合流。ヘロヘロしながら三ツドッケへ向かいます。

辿り着いた三ツドッケの山頂に心配していた違法伐採おじさんの姿はなく、少々ホッとしました。人出も意外に少なかったのですが、山頂は狭いので北側の露岩のスペースでランチにしました。

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(ハナド岩のアカヤシオ・蕾は堅い)

休憩中に周囲のツツジの様子も見てみましたが、シロヤシオはまだ早くてちょっとわからないですねぇ。それでも丸々としたつぼみをつけた木も数本あって、それはおそらくアカヤシオ、かなぁ?

休憩の後、アカの様子見もかねてハナド岩へ寄ってみたのですが、こちらも蕾はまだ堅く、今後の気温次第ですけどあと十日から二週間はかかりそうな感じ。ただ花付きは想像したよりは多くて、それなりに見れる程度には咲きそうですね。

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(一杯水・この水量が珍し過ぎてパチリ)

ハナド岩からは来た道を戻り、今度は縦走路を辿って東へ向かいます。しかし沢の水量がああも見事なのですから、一杯水↑↑の水量も降雨直後でもないのにここにしてはものすごい量。記念にカメラに収めてしまいました(笑)。

棒杭尾根は久しぶりでしたが、植林が多くやっぱり急ですねぇ。なので結構しんどかったんですけど、それも下の分岐から塩地谷の巡視路に入ったら、周囲の新緑や道のロケーションの素晴らしさに疲れた気分も吹き飛んでしまいました。

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(巡視路・棒杭尾根から塩地窪小屋へ下る所)

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(茅尻沢に戻りました)

そんな中をルンルン気分で歩いてじきに塩地谷小屋跡に降り立つと、東向きのせいかこの時間になると周囲は日陰になってしまうんですけど、それでも周囲がどことなく明るいのは新緑のお陰なのか日が延びたせいなのか。

お花を追うのはもちろん楽しいけど、花が少なくても人気(ひとけ)のまったくない、こういう素晴らしい自然林の中にいるのがボクは一番好きなんだなぁ、と歩いている最中つくづく思いました。とにかくこの日は塩地谷の素晴らしさにつきた一日。新緑ってなんでこんなに元気が出るのでしょう!最後の林道歩きはさすがに少々疲れ気味だったけど、気分は晴れやかでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.05.02 (Sun)   晴 時々 曇
倉沢橋 07:20- 魚留橋 08:10- 塩地窪小屋跡 09:00/09:15- 横篶山(1289m峰)11:00/11:15- 三ツドッケ 12:15/13:25- ハナド岩 13:50/14:00- 一杯水 14:30- 棒杭尾根分岐 15:05- 塩地窪小屋跡 16:05- 魚留橋 16:30- 倉沢橋 17:05
 

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【奥多摩 2010】」カテゴリの記事

コメント

AKIOさん、

やはり一度は歩いてみないといけないことはわかっているんですけど(それで痛い目にあったこともあるし)、やはりそうですか。遠目で見てもそうだから、今回も茅尻沢から登ったんですけど、正解そうですね。

とはいえこちらにはシロヤシオがあるので植生の方が気にはなっているんです。まぁきが向いたら歩くことでしょう。ありがとうございました。(^^)

投稿: komado | 2010.05.06 22:16

こんばんは。茅尻沢もこのあたりはなかなか綺麗ですね。幕岩尾根は主尾根も、鳴瀬橋から入る南東尾根も、下部は植林主体だったように記憶しています。魚止橋から巡視路が主尾根を乗っ越すあたりまでは雑木ですが。一杯水もいつもこれくらいの水量があれば、避難小屋に泊る人ももっと増えるでしょうね。

投稿: AKIO | 2010.05.06 19:59

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