2009.12.21

切通峠~大栂~二本杉峠・世附の山山を今度は逆から

B091221a
(大栂山頂)

いやいや今年の冬はやたらに暖かいなぁと思っていたらここのところの寒さはいったい何なんでしょう。おかげで風邪をひいてしまい、山行きが1週間空いてしまいましたが今週は無事に歩けましたヨ。(^^)

ということで週末の山行きは日曜(12/20)でもちろん世附!です。今回は平野から切通峠を越えて馬印(水ノ木)に降り、そこから菰釣橋~菰釣山林道と歩いて大栂ノ沢右岸尾根たる大栂南西尾根を登り、大栂から忍橋へ延びるイデン沢(コモツリ沢・菰釣沢)780m圏二俣中間尾根たる大栂東尾根を下降。地蔵平に出たら二本杉峠をを越えて細川橋に出る、という今回は世附の山を西から東へ横断するコースを歩いてきました。

B091221b
(切通峠への道すがらより)

しっかし朝の吉田はマジで寒い!でも富士は本当に美しい!富士がなければただでさえ寒い真冬にこんな所来ないよなーと思いつつ、もっと寒い山中湖の平野はいったいどうなっているんだろう・・・とちょっと不安だったけど実際には8時ぐらいのせいか思いの外暖かく、意外にスムーズなスタートを切れました。

今回は6年ぶりに山靴を新調したので林道歩きの多いコースを組んだんですけど、切通峠を越えて馬印に降り、登り返して大栂ノ沢までとなるとさすがに長いです。水ノ木の造林小屋は猟??のせいか小屋から煙が出ていてどうやら主がいる様子。

B091221c
(菰釣橋にて・奥は大栂)

個人的には七年半ぶりとなる菰釣橋の再訪が一番楽しみだったんですけど、着いてみれば以前と変わらず何の変哲もない橋。それがガッカリしたというよりホッとしたというのが正直な感想で、晴れていると水ノ木沢側の奥には大栂が見えるんですね。

そして当時は末端部からスズタケに埋もれていた金山沢と水ノ木沢の中間尾根もご多分に漏れずスズタケが後退して難なく尾根に取り付けるようになっていました。

B091221d
(大栂ノ沢・菰釣山林道は荒れていた)

次の大洞橋で富士見林道と別れて左の菰釣山林道に入るとすぐに「ドコモ丹沢清流の森」と称した小屋が建っていて、そのすぐ先でゲート。林道はなおも続きますがここから道は荒れだして、あの時点でゲートがかかっていたのも納得という状態です。

やがて見たところ水ノ木沢と等分と思しき流れの大栂ノ沢をを渡ると目的の大栂南西尾根なのですが、今回は水ノ木沢というか水ノ木歩道の降り口を確認したかったので、なおも林道を辿って降り口を確認。ここから林道はスイッチバックするように登り、再び南東尾根に戻ってきたところで適当に尾根に取り付きました。

B091221e
(大栂南西尾根<大栂ノ沢右岸尾根>のひとコマ)

まぁ当初から予想がついていた事ではあるんですけど、のっけから植林。間伐後の放置された倒木を乗り越えつつ尾根上に上がるとその先もずっと植林が続きますが、間伐はしてあるし時折雑木も交えるので尾根自体はそれなりに明るいです。

862m峰からふた登りくらいすると痩尾根が続くようになりますがだからといって岩や白ザレが続く訳でもなく、植林のおかげでスズタケもほとんど被らずにスイスイ登れるのが取り柄、というのはちょっと言い過ぎでしょうかね。

B091221f
(南西尾根・大栂直下まで来てようやく自然林が出てきた)

そんな道のりも左手から明瞭な尾根が合わさる1060m圏に上がると左手の水ノ木沢側がやっとこ自然林に変わってここからが本番。そのすぐ先で大栂の周りを東から南~西へぐるりと捲いて大ダルミへ出る捲道(昔は登山道だったらしい)もようやく確認できました。

ここから尾根左側の立派なブナ林を愛でつつゆるゆる上がり、やがて地面に小笹が広がるようになるとポンと大栂の山頂に飛び出しました。

B091221g
(大栂直下のブナ自然林・Part1)

これはもう何度か言ってますけど、大栂の山頂は素敵な自然林にほぼ覆われてなかなかいい雰囲気なんですけど、それだけに西側の植林が却って目につくというか目障りというか、要はそれが本当に惜しい。

そのおかげで日差しが少し遮られるのも寒いこの時期にはちょっと難のある所で、この日は風もあったのでランチ場探しに山頂から南東尾根へ下りつつうろうろ。この辺りは二週前にも歩いたけど、その時は曇っていたので晴れているとやっぱり雰囲気が違いますネ。

B091221h
(大栂直下のブナ自然林・Part2)

そんな木々の一本一本が映えている様子を見ると、この大栂といい向かいの菰釣山といい、この辺りはなんとブナの美しい山なのだろうと改めて驚嘆してしまいました。

そんな美しいブナ林の中の風の来ない平坦地を見つけてランチ。カップ麺の貧しい食事でも静かで幸せなひとときを過ごせることうけあいです。(^^)

B091221i
(大栂東尾根<イデン沢780m圏二俣中間尾根>上部辺り)

真冬並みの気温では落ち着いてしまうとさすがに寒くなってきたので、しょうがなし腰を上げて先を行きます。ここで南東尾根と別れて忍橋へ直接下れる東尾根に分け入り下降開始。

東尾根を下るのは丸一年ぶりで、今回再訪したのは第一に尾根を横切る城ヶ尾歩道を探しだすこと。でもこれは注意深く降りていたらあっさりと見つかってしまいました(笑)。

B091221j
(大栂東尾根・下部はモミ・アカガシも目立つ)

なおも続く美しい林を愛でつつ下って行くとスズタケが徐々に濃くなり行く手を阻みますが、それもさほど長くは続かず、やがてモミにアカガシが混ざってきて徐々に雰囲気が変わってきます。

第二の目的は初訪の折りには見落としていたそのアカガシを確認すること。二週前のような大木こそなかったけど、やはりこの標高になるとモミとセットで生えているようですね。

B091221k
(この日の地蔵平はこんな感じ)

40分ちょいで忍橋に降り立ったら、あとはもう通い慣れた道。地蔵平へ下り、道志歩道経由で二本杉峠を越えて細川橋へ向かったのでした。

道志歩道を歩くのは今年の春先以来でしたけど上部の一本橋??がそろそろヤバかったりと、春と比べても若干荒れているので通過の際は注意が必要だと思います。

B091221l
(道志歩道のひとコマ)

無事に下山を終え、上ノ原の神社でいそいそ着替えをしてから「バスの時間の寸前のつもり」で細川橋に出たら、ボクの勘違いでバス停に着いたのは実際の時間の二分後でした(笑)。でも普通は間に合いますよねぇ。。。

神社からバス停へ下っている間にもバスは見かけなかったので、どうやらバスは定時運行していた模様です。でもさぁローカルバスってのは5分ぐらい遅れるのがデフォルトでしょ~?とにかくローカルバスのくせに定時運行なんてしてんじゃねー、こら-!と暴言を吐きたくなるような悔しさでした。あ~あ。おかげでM-1にも間に合わなかったし。(-"-;)
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.12.20 (Sun)  快晴
富士吉田駅 07:15→ 平野 08:02/08:10- 切通峠 08:45- 切通沢橋 09:20- 馬印 09:50- 菰釣橋 10:05/10:10- 862m峰 10:50- 大栂 11:40/12:40- 忍橋 13:25/13:35- 地蔵平 14:10- 二本杉峠 15:15- 細川橋 15:45
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.12.07

二本杉峠~大栂~高指山・世附の山山を再び横断

B091207a
(アカガシの大木・織戸沢右岸尾根にて)

さてさて紅葉も終わりに近づき、徐々に寒くなってくるとそろそろ西丹沢は世附の季節到来でしょうか?(^^)

ということで日曜(12/06)は世附通い再開の第一弾。今回は細川橋から二本杉峠を越えて千鳥橋に降り、大栂南東尾根を登り返して、織戸沢右岸尾根を下降。水ノ木(馬印)に降りたら切通沢橋まで林道を歩いて、今度はバラシマ沢右岸尾根たる高指山東尾根を登り返して平野に出るという、世附の山山を再び横断するコースを歩いてきました。

B091207b
(畦ヶ丸~屏風岩山の稜線と奥に大室山)

さすがに12月に入るとハイカーも減りますね。西丹沢行きバスも余裕で座れて一路細川橋へ。ここで降りたのもボク一人で、二本杉峠への道すがらに一人抜いたらあとは平野まで完全な一人旅でした。

千鳥橋に降りたら、橋を渡ってさっそく大栂南東尾根の枝尾根に取り付きます。土曜にしっかりした雨が降ったせいかスズタケはまだまだしっかり濡れていたけど、尾根上には道筋がついていたのでさほど濡れずに済んだのは助かりました。

B091207c
(大栂南東尾根のひとコマ・Part1)

この枝尾根は地形図通りの急な尾根で、植林から伐採後の低木灌木帯にかわって登り切るとあっさり大栂南東尾根と合流します。そしてその先が広い830m峰なんですけど、植林が多くて若干暗い感じなのが何とも惜しい。椿丸を想起しますね。

830m峰を過ぎると、植林に雑木林、残された自然林、伐採跡を交えつつ尾根を行く感じ。そして最初はわからなかったんですけど、道中、黒木(針葉樹・ここでは主にモミ)ではない緑がやたらと目につくので、その辺りをよ~く見てみるとなんと照葉樹!調べてみたらアカガシでした。

B091207d
(富士見峠附近の林道より)

モミやブナの大木に混じってアカガシも幹周り2m近い立派な大木が散見され、なにせこれだけ照葉樹の多い山を歩いた記憶がほとんどないのでとても新鮮でした。しかし世附は照葉樹も豊富なんですねぇ。こうなると丹沢の他の山域はどんな感じなのだろうと丹沢初心者のボクは単純に疑問を持ったんですけど、これは新たな発見でもありました。(^^)

830m峰からさほどの時間もかからずに林道に上がったので、そのまま尾根伝いに936m峰を越えて富士見峠へ。峠から林道に出て東の展望地へ向かうと、ようやくここでマトモに見える富士とのご対面だったんですけど、なーんか南や西から怪しい雲が。。。

B091207e
(大栂南東尾根のひとコマ・Part2)

このまま大栂まで行ってしまうとおそらく曇ってしまうので、予定を変更してここでランチにしました。結果としてこの判断は正解で、再び腰を上げて大栂へ向かうと予想通り徐々に曇ってきました。

富士見峠から上は二年前に歩いたんですけど、以前と比べると藪が若干薄くなって歩きやすくなっている気がします。

B091207f
(大栂直下はブナ林が美しい)

登るにつれ尾根上(イデン沢側)に立派なブナがぼちぼち現れはじめるとここからがハイライトなんですけど、この辺りになるととうとう曇ってしまってそれが惜しいというかちょっと悔しい!

それでも山頂直下のブナ林はやっぱり素晴らしいですね。尾根上に見えるのももちろん良いんだけど、大栂の東斜面に広がる落葉を終えて姿を現した裸木一本一本の風情が殊の外美しくて、しばし見とれてしまう程です。

B091207g
(大栂より菰釣山)

そんな尾根の雰囲気を楽しみつつ上がるとようやく大栂の山頂に到着。菰釣山の方はガスが湧き始めていましたけど、こちらの方は休憩している間に日差しが復活し始めていました。

こんな事ならもうちょっと富士見峠でのんびりしていれば良かったのかなぁ?とも思うけど、平野へ向かうとなるとそこまではのんびりできないし、まぁ今回の所はちょっと運がなかったと言う事なのでしょうネ。

B091207h
(織戸沢右岸尾根のひとコマ・Part1)

適当な所で腰を上げれば次は水ノ木です。まずは稜線を椿丸方面へふた下りほどしてから織戸沢左岸尾根の下降に移ります。

左岸尾根は下り出しこそ植林と雑木林といった感じでしたが、下るにつれ植林やスズタケが時折絡むもののモミやアカガシ、ブナなどが現れて、さきの大栂南東尾根の中腹辺りと同じような雰囲気になったのにはまたビックリ。

B091207i
(織戸沢右岸尾根のひとコマ・Part2)

850m圏から800m圏の尾根のクランクするところもわかりやすく、明るい雑木林になったり痩せ尾根になったりとそれなりに変化もあって良いアクセントでした。

そして4m近いモミに大ブナを見かけるとそのすぐ下が富士見林道で、ここは林道を突っ切りそのまま尾根通しに下ります。再び藪っぽくなった中、シカ柵の網とスズタケに挟まれつつノロノロ下っていると、首に何かがついている感触があったので手を回したらなんとマダニ(笑)。今回はハードに藪歩きをしてないし、大丈夫だと思ったんですけどねぇ。。。

B091207j
(織戸沢 水ノ木沢出合)

ということで尾根末端の織戸沢出合に降り立ったところで全身ダニチェック。チェックを終えたら水ノ木沢を渡らなければいけないんですけど、予想通り前日の雨のせいで水量が多くて道なりの飛び石はX。でも少し上がった所から難なく飛び石で渡ることができ、馬印へ向かいました。

馬印からは大棚沢の林道に入って、林道をてくてく。馬印に着いた時点で時間的にリミット近かったので大棚ははしょって、ただひたすらに日陰の暗い林道を歩いて行きます。

B091207k
(高指山東尾根<バラシマ沢右岸尾根>のひとコマ)

バラシマ沢の出合がある切通沢橋までは馬印から40分弱で到着。ここからそのまま切通峠へ向かうか、それとも当初の予定通り高指山東尾根を登って高指山へ向かうかちょっと迷ったんですけど、結局東尾根を登ることにしちゃいました。

尾根末端からは尾根に取り付けなかったので、その先の沢筋からせっせと登って東尾根上に上がるとしばらくは無粋な植林が続きましたが、それもじきに抜けてモミやブナの自然林を交えるようになります。同時にスズタケも出てきますがこちらも被る程度であまり濃くはなく、なかなか良い雰囲気なんですけど時間が時間だけに日陰が多くて。。。

B091207l
(東尾根・最初の送電塔より、大栂と東丸)

じきに最初の送電塔に上がると、ここは久しぶりの展望地。今さっき歩いて来た世附の山山を眺めつつ、帰りのバスの予約をしようとしたら意外やX(FOMA)。しょうがないのでパンを食べただけで先を行くと、次の送電塔(尾根を右に外れたところにある)を過ぎた辺りから明瞭な巡視路が現れてあとはすいすい。

しかも登るにつれ立派になるブナ林の様子にまた驚きつつ、気分を良くしつつ行くとあっさりと縦走路に飛び出して、そのすぐ先が高指山でした。

B091207m
(東尾根上部はブナが見事だった)

もう日が沈んでと言うか「日が富士に隠れて」暗くなり始めた周囲の様子をボーッと眺めつつ、帰りのバスの予約をしたらあとはチンタラ平野へ向かったのでした。

今回はとにもかくにもアカガシの多さに気がついた事が一番の収穫だったんですけど、そのおかげで今まで植林ばかりなのでは??とあまり興味の湧かなかった水ノ木や世附の南の方も俄然気になってきました。この冬もやっぱり世附通いが続きそうです。(^^)(^^)
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.12.06 (Sun)  晴 時々 曇
新松田駅 07:20→ 細川橋 08:20- 二本杉峠 09:10- 千鳥橋 09:35/09:45- 830m峰 10:10- 富士見峠 10:50/11:35- 大栂 12:30/12:40- 分岐 13:05- 織戸沢出合 14:10/14:20- 切通沢橋 15:05- 最初の送電塔 15:40- 高指山 16:10/16:20- 平野 16:55
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009.11.01

世附のゴールデンルートはまさに黄金色!(菰釣山シキリ尾根~地蔵平~屏風岩山西尾根)

B091101a
(ブナ黄葉は盛り!菰釣山シキリ尾根<南東尾根>のひとコマ)

いや~久々に記事の写真がほぼ全てがブナ!「花のひかり」をご覧頂いている方々におかれましてはおそらくお気づきの事でしょうけど、通い始めたからには一度はこの時期の世附の様子を見てみたかったのです。そんな訳で今回(10/31)は錦繍の西丹沢・世附の第一弾と言ったところでしょうか。(^^)(^^)(^^)

ということでこの日は道志側の御正橋から前ノ岳経由で菰釣山に上がり、もうお馴染みとなっている??菰釣山南東尾根たるシキリ尾根~シキリ沢右岸尾根を下降。富士見林道に降り立ち、地蔵平に出たら西尾根を辿って屏風岩山へ。そして屏風岩山南南東尾根たる笹子沢左岸尾根の径路を辿って中川に降りました。

B091101b
(甲相国境稜線の紅葉は終わりに近い)

相模湖から延々乗り継いで道志へ行くバスも半年ぶり。乗客もそれなりにいましたが、御正橋まで乗ったのはさすがに私一人。目の前に聳える御正体山やすでに色づき始めた集落の様子にワクワクしながらまずは菰釣山を目指します。

急な植林帯を抜けて前ノ岳に上がると周囲に自然林が見受けられるようになるのですが、北斜面のせいか紅葉はすでに盛りを過ぎていたし、その色にも日原のような「冴え」がないかなぁ。なのでブナノ丸に上がり甲相国境稜線を辿りはじめればもう紅葉はお終いに近い感じでした。

B091101c
(菰釣山シキリ尾根のひとコマ・Part2)

B091101d
(菰釣山シキリ尾根のひとコマ・Part3)

それでも梢越しに見える水ノ木側の山肌は良い感じで色づいていてます。今回は余裕のあるコースなので菰釣山に着いたらしばらくのんびり。でも晴れているせいなのかかなり暑い!この日は目一杯のコースを組まなくて良かったとホッとした瞬間でもありました。

心ゆくまで休んだらさっそくシキリ尾根に。
下り出しこそ落葉したのが多かったけどメインのブナ林に入ると徐々に色づきはじめ、そして徐々に綺麗になる紅葉に声は次第に出なくなり、ただただ周囲を彷徨いながら降りていくようになってしまいます。

B091101e
(菰釣山シキリ尾根のひとコマ・Part4)

B091101f
(菰釣山シキリ尾根のひとコマ・Part5)

当然のことなんですけど、盛りの紅葉もなおも降りるにつれて緑が優勢になってきますが、それは前の日原の時に言った通りすでに光を通す輝く緑。これもまたよし、です。

1000m圏のシキリ沢源頭Pに降り立ったら、当然ここで主尾根と離れてシキリ沢右岸尾根に入ります。前々から言っている通り植林は少ないし、イデン沢(コモツリ沢・菰釣沢)側の自然林がまたこれが見事!

B091101g
(シキリ沢右岸尾根のひとコマ)

そんな尾根途中の緩斜面で軽くランチをとり、なおも尾根を辿っていくとじきに富士見林道に降り立ちます。今回は訳あって忍橋には寄らずそのまま地蔵平へ。

周囲が色づき始めた地蔵平の地蔵堂に参拝したら、お次は屏風岩山の西尾根です。

B091101h
(地蔵平はこんな感じでした)

B091101i
(屏風岩山西尾根のひとコマ・Part1)

こちらも登りだしこそ植林ですが、それも伐採跡の切れる750m圏の尾根の肩まで。ここで今下ってきた菰釣山とシキリ尾根を眺めてから先を行くと、そこはもう立派なブナの林立する自然林が待っています。

さすがにこの辺りの標高だとまだ緑が優勢ですけど、この標高でこれだけのブナ林が見られるのってボクの知る限り、関東では丹沢以外思い浮かばない。この辺りはこれからの寒波でキュッと冴えのある色づきになる?のかも??しれませんね。

B091101j
(屏風岩山西尾根のひとコマ・Part2)

B091101k
(屏風岩山山頂のひとコマ・Part1)

そして登っていくにつれて今度は周囲の木々が再び色づいてきます。ここにしろシキリ尾根にしろ、今までは裸木の時期しか訪れた事がなかったので、意地悪な言い方をすると「アラ」も目につくのですが、葉のある時期に歩くとそれが全く目につかない。

紅葉のドレスを纏った木々はそれこそまさに魅惑的といえるのでしょうネ。しかしこんなおっさん惑わしても木にとっては何の得にもならないハズなんですけどねぇ(笑)。

B091101l
(屏風岩山山頂のひとコマ・Part2)

今回も地蔵平からきっちり一時間で屏風岩山に上がったら、植林の多い山頂部なんてどうでもよく、世附側のブナ林をゆるゆる散策。こちらも丁度見頃に入った感じで最高のフィナーレ、では下りが残されているので厳密に言うとそうではないんですけど、最後は丸五年ぶりに南南東尾根たる笹子沢左岸尾根の径路を完全に辿って中川へ下ったのでした。

今回のコースは素晴らしいブナ自然林の多い、そしてそれとは反対に植林もかなり多い世附の山の美味しい所だけを歩けるまさに世附のゴールデンコースだとボクは思っているんですけど、今回はそのゴールデンコースを天気のお陰もあってまさに黄金色(ゴールデン)に輝く時に歩けて喜びも感動も一入でした。思いっきり贅沢を言っちゃうとあと少し日原のような色の「冴え」があったら最高だったんだけど、そんなこと言ったら罰が当たりますね(笑)。

B091101m
(ようやくご対面!西丹沢頂稜河川土地名称図)

さて、今回ヒネり少なめに歩いた理由が↑↑この図を見るためだったのです。

この図はいわゆる「西丹沢」とされている玄倉・中川・世附などの河内川の流域の、地形図や登山地図ではわからない地名が大変詳細に記載されている、恐ろしく凄まじいもの。一部は管轄である松田警察署のサイトで見られるのですが、以前畦ヶ丸で知り合った方からその全図を見られると聞いてこちらに降りてきたのでした。

実際に対面すると実際のガイドや登山地図とは全く違う名称に驚愕し、そしてボクが世附の藪尾根でいくつか見かけた尾根を横切る気になる道形もこの図を見て疑問が氷解したのでした。以前は荷干歩道と聞いていた白石歩道や城ヶ尾歩道、奥世附歩道にマーキングでその名を初めて知ったビリ沢歩道などなど。

まぁ名称についてはとりあえず登山地図に記載のない物(特に沢・尾根)から採用していき、あとは併記した方が良いかなと思われるときは併記する形にするつもり、かなー??しかし奥多摩には宮内・真鍋などなど、奥秩父には原全教。大菩薩では松井・岩科とすぐに浮かびますけど、丹沢にはそう言う存在の方っていらっしゃらないのでしょうかねぇ。。。と丹沢初心者のボクはふと思ったのでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2009.10.31 (Sat)   晴
相模湖駅 06:30→ 三ヶ木 06:45/06:55→ 月夜野 07:35/07:50→ 御正橋 08:30- 前ノ岳 09:25- ブナノ丸 09:45- 菰釣山 10:00/10:20- 1000m圏シキリ沢源頭P 11:20-(途中休憩15分)- 823m峰 11:55- 地蔵平 12:30- 屏風岩山 13:30/13:45- 669m峰 14:10- あしがら荘前BS 15:00
 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009.04.13

道志と前道志、二つの気になる沢を歩く

B090413a
(大旅川・山ノ神沢出合の山ノ神)

ここのところずいぶんと暖かい日が続きますね。とはいえ高い所はまだまだ冬木立なのでやっぱり低めの所を・・・と思案していてふと浮かんだのが、気になりつつも今の今まで放置したままだった道志は朝日山へのクラッシックルートでもある大旅川(沢)と、一昨年に一部歩いて宿題になっていた前道志の津成(つなし)沢の事。ということで今回(04/11)は大旅川と津成沢、二つの沢を歩くためのコースを組んで歩いて来ました。

上野原から無生野行きのバスに乗ったのは何年ぶりのことでしょうか。坪山のヒカゲツツジが見頃に入って飯尾行きのバスは立客が出るぐらいの入りなのに、こちらの方は発車直前に乗り込んでも悠々と席を確保できます。

B090413b
(サンショ平にて)

今回は西タンノイリ沢からサンショ平へ上がる道を歩くつもりだったのでバスが転回する赤倉岳まで送ってもらってのスタート。この辺りですでに桜は満開。芽吹きも始まり良い気分で南へ延びる林道に入ります。

20分ぐらい歩くと林道終点に着き、そこには「赤鞍ヶ岳」と書かれた小さい道標があったのでこの先も道が整備されているんだろうな~、とのんきに思っていたら左岸から堰堤をいくつか捲いた所であれあれ道が?ない??というか周囲を見回してもサンショ平へ向かう西タンノイリ沢の東俣(あくまで仮称です)の道は見当たらず、西俣の方に若干薄い道筋だけが延びていたのでした。

B090413c
(大旅川への下りしな)

まぁ例のごとくどこかで見落としたんだろうけど良い機会なのでその西俣の道をなおも辿ってみると、道は植林の沢沿いに沿ってしっかり延びており、しばらく行って道が沢から離れて小尾根に乗ったなと思ったらあっけなく雛鶴峠とサンショ平を結ぶ稜線上にあがってしまいました。(おそらく日向舟<927m>と912m峰間の鞍部の一つ北側のピーク)

少し休憩をしたらサンショ平へ向かいます。この道を歩くのは何年ぶりだろう?道中さすがに灌木やスズタケが被る箇所もありましたけど、それでも以前のことを考えると思いの外スッキリしていると思います。

B090413d
(大旅川最奥の堰堤を見上げる)

サンショ平に着いたら間伐されてスッキリした東の王ノ入川側からの展望を少し楽しんで、さっそく西の大旅川の下降に入ります。とはいえ大旅川側はどこもスズタケの茂るカラマツ林で取り付くというか下り出すしまがありません。ここは朝日山との最低鞍部まで降り、そこからひと登りしたピークから西へ延びる枝尾根を拾って下り始めました。

下りだし当初はカラマツ林のもと灌木が煩く歩きづらかったのですが、すぐに伐採跡になってどうして??と思っていたらそれは大旅川に降りるとすぐに周囲の測量を行っていた人達に会って疑問は氷解。そこからひと下りで↑↑の真新しい堰堤に飛び出し、そして真新しい林道が右岸側に延びていました。

B090413f
(大旅川・林道より下は径路が比較的残っている)

その堰堤を過ぎても林道ではなく沢筋を歩いたのですが、沢は放置された倒木が散乱してかなりヒドい事になっています。しかしそれもカツラの大木が目印な地形図に載っている最奥の堰堤を越えるとようやく落ち着き、すぐ下を横切っていた菅野盛里林道を過ぎるとそれらしい雰囲気になってくれてホッと一息。

林道からは径路もわかるようになって何度か渡り返しながら下っていき、道が右岸に移ると山道と云うよりは林道と思しき広い道に変わって、おっと!一度は目にしたかった山ノ神があっさり見つかりました。

B090413e
(エンレイソウ)

意外にしっかりしていた祠の様子に驚きつつも参拝して、なおも下っていきます。道は相変わらず林道といった感じで地形図の破線がこの林道なのでしょう。林道が高捲き始めた所で沢に降りて沢沿いに行くと周囲は植林が多いものの、意外なナメに滝も見られて雰囲気をそれなりに楽しめました。

そして先ほど別れた林道が左岸から橋を渡って合流するとすぐ先が最奥の民家で、そこから林道をひと下りで雛鶴峠を越える県道に出て大旅川はこれでおしまい。今度は高畑山へ向うので目の前のカマノ沢右岸尾根に取り付きます。

B090413g
(雛鶴峠から高畑山への登りしな)

カマノ沢右岸尾根は伐採後の灌木低木の若干ヤブっぽい尾根で明るいのは良いんですけど、この日は日差しが強くかなり暑かったのでそれがしんどかったです。県道から実働50分程で雛鶴峠~高畑山の稜線に出て、個人的な稜線の未踏区間をつなぐために(日向舟と高畑山の間が未踏だった)一度南の日向舟に寄ってから、来た道を戻って高畑山へ向かいました。

あとは芽吹きの始まった雑木林の稜線をゆるゆる登って行きます。右岸尾根の登りしなは暑くてしんどかったのに稜線は涼やかな風が吹き抜けてなんと気持ちの良いこと!あと盛りは過ぎているもののマメザクラがやたらに咲いていて驚きましたけど、これは花が当たり年なのかそれとも単にマメザクラの多い所なのか。。。

B090413h
(やっとこ見つけたミツバツツジ・今年は外れ??)

ようやく高畑山に辿り着くと時間が時間のせいでしょう先客さんが一人だけで、目の前に見えるはずの富士も春霞の中何とか確認できるぐらい。パンを一つ食べたら最後は津成沢です。

山頂からひと下りして着く仙人小屋跡とも云われる植林下の小平地から、直角に右へ曲がる登山道と反対に延びる薄い道を追うと、じきに植林を抜けて見覚えのある小平地に着きます。そこには気になる穴があって(前の時はスルーした)それをよく見てみるとどうやら井戸のようです。水は涸れていましたけど。

B090413i
(この岩のバンドを辿ると・・・)

なおも道を追うと今度は高畑山から延びる590m圏二俣の中間尾根に上がりますが、尾根の下り(北方向)には前にはなかったマーキングがありました。個人的に津成沢の径路はこの尾根を下っていると思っているんですけど、前は590m圏二俣の左(東)右の沢を歩いたので今度は右(西)の沢を降りるつもりでなおも先を行くと、次の植林の小尾根を前にして道が薄く分岐していたのでここから降りてみました。

当然のごとくその後は道はあるのかないのかわからないまま津成沢に降り立つと沢床には径路らしきものが通っていて驚きましたが、すぐ下には堰堤があったのでそれはおそらく大桑山の北面を捲く林道からの径路のような感じ。荒れた沢筋を下って右に潰れ小屋を見るとじきに水流が現れ、小滝が続くようになり、あれあれ踏跡が沢を捲き初めて↑↑のようなちょっとスリリングなバンドをこなすと・・・

B090413j
(このような滝を捲きます・津成沢にて)

左に↑↑のような滝と一緒に径路も急降下。滝はトータルで20mちょいあるでしょうか。水はさすがに細いですけど、ここにもこんな滝があったのかー!とちょっと嬉しい出逢いでした。(^^)

この急降下をこなせばあとは難場もなく、じきに見覚えのある590m圏の二俣に到着。その下の560m圏二俣に出ればあとはもう通い慣れた?道。最初こそヤブっぽいものの地形図通りの径路がついていて、下るにつれ周囲が芽吹いてくる様子にウキウキしながら帰路についたのでした。

B090413k
(シロバナエンレイソウ)

今回は大旅川があんな感じだったので結構ガッカリしていたんですけど、その後の尾根道、そして植林は多いものの最後の津成沢がなかなか楽しめました。大旅沢の方は毛嫌いしないでもう少し早い段階(4、5年前)で歩いていればあんなひどい状況で歩くことはなかったでしょう。ボクがこういう場で断言しちゃうって事は実は結構少ないと勝手に思っていますけどあのコースはもう歩く価値がない・・・のかも。
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.04.11 (Sat)   快晴
上野原駅 08:28→ 無生野 09:20- 林道終点 09:45- 稜線 10:10:10:20- サンショ平 10:55/11:05- 最奥の堰堤(林道終点)11:25- 山ノ神 12:05- 県道 12:25-(途中休憩15分)- 日向舟 13:20- 高畑山 14:30/14:40- 最奥の堰堤 15:20- 560m圏二俣 15:55- 津成 16:30- 鳥沢駅 17:05
 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009.03.22

菰釣山南面と東面で遊んで、ミツマタも

B090322a
(梅ノ木沢右岸尾根上部にて)

この冬は雪がマトモに積もらなかったこともあって、結局ミツマタの花期な今の今まで西丹沢通いが続いてしまいましたネ。ということで今回はミツマタのお花見・・・だけだと人は多そうだし若干面白味にも欠けるので、お花見の前にふた遊び??

まず最初に菰釣山の南面、梅ノ木沢右岸尾根を下降してから梅ノ木沢910m圏二俣中間尾根を登り返して菰釣山に戻り、お次は菰釣山の東面、菰釣山南東尾根たるシキリ尾根~シキリ沢右岸尾根を下降して忍橋へ。そして富士見林道を歩き地蔵平に出て、屏風岩山西尾根を登り、それからミツマタのお花見をしながら東尾根を降りました。

B090322b
(朝の菰釣山)

相変わらず青根~道志へ出るバスは思いの外盛況で、これから暖かくなるからハイカーがもうチト増えそうかな?でもこの様子ならこの路線もしばらくは安泰かもしれませんね。

ということで毎度のごとく下善の木でバスを降りたら今回は通い慣れたサガセ東沢ではなく西沢の方へ。林道沿いでフサザクラが咲き始めていたのは予想通りだったんですけど、前に見かけたハナネコノメが全くいなかったのは予想外。実のところ個人的にこれはかなりガックリだったんですけど、それでも気を取り直して菰釣山へ向かいました。

B090322c
(梅ノ木沢右岸尾根中部辺り)

この日の行程が行程なので若干早めに歩いたとはいえ、まさか歩き出しから1時間半で菰釣山の山頂に着くとは思ってもいませんでした。山頂で富士を見つつ少し休んだらさっそく南のスズタケ被る道に入ります。

南の三角点から大栂へ向かう尾根と別れて、梅ノ木沢右岸尾根の下降に取りかかります。上部は尾根と言うより自然林に覆われた広~いそしてなかなか素敵な斜面で、スズタケもさほど濃くなく、のっけから辺りを彷徨うように降りていく感じ。

B090322d
(梅ノ木沢 水ノ木沢出合)

周囲の木々を愛でたりカメラに収めたりしながら南へカーブする尾根をとらえて下っていくのですが、尾根は終始藪が覆っているのではなく時折切れたりしてかなり歩きやすかったのは意外・・・と思っていたらやっぱり地形図通り出てきやがったヨ。モミの植林が(笑)。

やっぱり水ノ木は植林が多いです。それでもまだ少しは周囲が明るくスズも残っていたんですけど、それもまもなく全面ヒノキのスッキリした植林に変わってあとはただ下るだけ。じきに梅ノ木沢と水ノ木沢の出合に降り立ちました。

B090322e
(梅ノ木沢910m圏二俣・右の5m滝)

綺麗な沢の水で顔を洗ったら、今度は右の梅ノ木沢を行きます。すると岩陰にハナネコノメが咲いていて思わず狂喜してしまいました。花自体沢に沿ってポツポツとしかもまだ咲き始めでしたが、個人的に春の花はどれでも二年ぶりですので喜びの方もひとしお。

そしてじきに右から5mほどの滝がかかる910m圏の二俣に出ます。滝は左右とも縁を捲けそうでそのまま詰めれば大ダルミへ行けるのですが、時間の都合もあり、今回は左から回ってザレを登りその二俣の中間尾根に取り付きました。

B090322f
(梅ノ木沢910m圏二俣中間尾根・植林をようやく抜けた所)

しかし尾根に取り付いてみると、この尾根も左側が植林されて放置された??モミの植林になっていてちょっとガッカリ。でもなぜにちょっとかといえば、植林のお陰でスズタケが薄いんですね(笑)。そんな訳で時折灌木や倒木が邪魔をするぐらいで思いの外登りやすい道のり。でも趣という点ではやっぱり、ねぇ。。。

そんな登りも尾根の広がる1000m圏を境にようやく終わりを告げ、明るい雑木林に変わってちょっとホッともしました。同時にスズも被ってきましたけどそれもさほどではなく、あとはゆるゆる尾根を登っていくだけ。

B090322g
(大栂が近づいてきた・梅ノ木沢910m圏二俣中間尾根にて)

そして右手に大栂のピークが近づいてくると周囲は立派なブナも散見される自然林に変わって、まもなく菰釣山と大栂を結ぶ吊尾根に飛び出しました。

そして菰釣山に戻ると周囲はにわかに曇ってきて、朝はくっきり見えた富士ももう消えかけています。例によってダニチェックを終えてからランチにしようとしたら、先ほど尾根に上がった所の後方にいた大パーティがやってきて居場所がなくなったので、先を行くことにして今度は南東尾根・・・どうやら「シキリ尾根」が正しい名前のようです・・・に入ります。

B090322h
(菰釣山南東尾根<シキリ尾根>上部のブナ林)

ひと下りすると例のブナ美林帯に出て、その辺りの藪のない所でランチの思惑だったんですけど、今度は風が吹き付けるくらいに強くなってとてもそんな気になれず、とりあえず適所を探しながらなおも下ることにしました。

南東尾根は1年ちょいぶりぐらいでしたが、こちらも徐々にですけどスズタケが薄くなっている印象でした。シカも増えているみたいだしその辺りの影響もあるのかなぁ。。。

B090322i
(道中アセビが咲き始めていた)

そして道中アセビが咲き始めていたのも、花の少ない所ゆえ嬉しかったんですけど、ここまで来てもマンサクの花が見つからないというかマンサクの木自体目に入りません。

そんなこんなで結局シキリ沢源頭の1000m圏まで降りてしまい、ここから下は別の意味でも適所がないので結局この狭いピークでランチ。そして少しのんびりしていると、えーっ先ほどの大パーティが降りてきてまたビックリ。この尾根もこういうパーティが入るような尾根になったんだなぁ。

B090322j
(シキリ沢右岸尾根にて)

しかも少し話をするとそのパーティさんもボクが降りる予定だったシキリ沢右岸尾根を降りるようだったので、途中何度か前後したものの先を行ってもらい、のんびり降りました。

そして823m峰に着いたら意外や時間に少し余裕があったので、富士見林道に降りたら先の忍橋に寄って、それから地蔵平へ向かいました。こちらも道中はフサザクラにダンコウバイがちょうど見頃で、もしや・・・と思っていたマメザクラ(フジザクラ)さすがにまだ蕾でした。

B090322k
(地蔵平の辺りはフサザクラが満開)

そして地蔵平に着くと先ほどの大パーティさんは休憩中。とりあえず地蔵堂に寄って手を合わせたら、今度は屏風岩山西尾根を登るので、右手の適当な斜面を探して適当に取り付きます。

西尾根を歩くのは丸二年ぶりでしたがこちらは以前よりもシカが格段に多く、フンもずいぶん増えたなーと思ったら、リョウブだけでなくとうとうモミが囓られはじめていたのには愕然としました。このままだと数年後には世附の山もモミがおおかた枯れて、丹沢の他の所のようになるの・・・かも。

B090322l
(屏風岩山西尾根にて)

そして尾根上のスズタケもほとんどなくなっていたお陰ですいすい歩けて丸一時間で屏風岩山に上がりましたが、山頂にはとうとうガスが・・・。ほとんど素通りのまま東尾根を下くだりはじめました。

笹子沢へ降りる南南東尾根との分岐の辺りではまだ蕾だったミツマタも、下るにつれ徐々に開花したものになって、お目当てだったミツマタの濃い東尾根の下部はちょうど見頃で↓↓↓うひょひょこんな感じ。v(^^) 今年もミツマタの花に香りに触れることができたことを感謝して大滝橋へ向かいました。

B090322m
(ミツマタはこの辺りで見頃・屏風岩山東尾根下部にて)

今回はバス利用だけど世附の自然林とミツマタを両方楽しもうというかなり欲張ったコース取りでしたが、終わってみれば焦ることなく、しかも好き勝手に歩けたのにあっさり17時台のバスを捕まえることができた。いろいろな意味で会心の一日でした。でもまだ中川の温泉に入ったことがないから一度は温泉につかってみたいものです。ということで魅惑の西丹沢訪問は本当にいつまで続くのでせうか。。。
  
・・・・・☆
 
◆ 2009.03.21 (Sat)   晴 後 曇
相模湖駅 06:30→ 三ヶ木 06:45/06:55→ 月夜野 07:35/07:50→ 下善の木 08:25- サガセ西沢ゲート 09:05- ブナ沢乗越 09:30- 菰釣山 09:55/10:05- 梅ノ木沢出合 10:55/11:05- 梅ノ木沢910m圏二俣 11:15- 尾根に出る 12:00- 菰釣山 12:20/12:30- 1000m圏シキリ沢源頭P 13:05/13:30- 823m峰 14:00- 忍橋 14:10- 地蔵平 14:45- 屏風岩山 15:45- 大滝橋 16:55
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.03.17

春を探して道志の低いところを・・・

B090317a
(金波美峠から阿夫利山への道すがら・Part1)

ここ数週の菜種梅雨もどき??がようやく終わって気温も上がり、そろそろ春の花の情報がぞくぞく入ってくるようになりましたね。そんなわけでキレイに晴れ上がった日曜(03/15)はそんな春の花を探しに道志主稜の低い所を歩いて来ました。

去年のこの時期は諸般の事情により山歩きができなかったので、この時期のお花に逢うのは丸二年ぶりのこと。それだけに短いコースでしたけど楽しみにしていたのでした。(^^)

B090317b
(ダンコウバイ・咲き始めた)

今回は藤野駅からやまなみ温泉でバスを乗り継いで菅井下からのスタート。一旦508m峰に上がってから東海自然歩道の通る主稜筋に出る段取りで、山を越えて自然歩道と合流したらををーっっ!!さっそくダンコウバイとご対面。ありふれた花も二年ぶりともなると出逢いの感激もひとしおですね。

そんな訳で妙にテンション上がったまま花を探しながら雑木の美しい稜線を行くと、キブシにウグイスカグラ。足許にはスミレが見られるかと思ったけどまだ一週間程早かったようです。

B090317c
(平野峠より西は雑木林の快い道)

尾根を北へ捲く自然歩道を別れて尾根通しに舟山<587m>に上がって天神峠に。ここで東海自然歩道と別れてなおも稜線を西へ行きます。道中ダンコウバイはそれなりに見られるものの、う~ん、もう一つのお目当てであるマンサクがなっかなかみつかりません。

途中でマンサクらしきねじねじのヤツをいくつか見かけたんですけどどれも花はなし。個人的にマンサクとはどうも相性が良くありません。でも平野峠を過ぎ、その先しばらくは雑木林がなかなか素敵でこの辺りがこの日一番気持ちの良い所でもありました。

B090317d
(富士も終始くっきりと見えていました)

やがて植林が出てきてアカマツ林に変わると何の変哲のないムギチロの山頂に到着。これで道志主稜で未踏だった平野峠とムギチロの間がようやく繋がりました。(^^)

ここまでは天気がいいこともあって終始富士とおつきあいしていたんですけど、富士が見られるのもこの日の行程的には巌道峠までなのでそれまでにいっぱい見ておいて(笑)、やがて巌道峠に降り立ちます。

B090317e
(安寺沢林道より安寺沢を繞る山並み)

ここから大タギレへ行くのに一度鳥居立まで登るのはあまりに徒労なので、今回は一旦安寺沢林道を下って、林道が安寺沢の本谷を横切った所で沢を詰めて大タギレへ向かいました。

実際に歩いてみると峠から本谷までは林道歩きで15分弱。そしてそこから植林の中、暗く若干荒れた沢筋を遡ること10分程であっさりと大タギレで、ジェットコースターのように尾根を伝うのと時間的な差はわからないけど体力的にはかなり楽なはずです。

B090317f
(大タギレ・4年前と変化なし)

周囲には意外やスズタケも残っていて以前とあまり変化のなかった大タギレの様子に少々驚きつつ、池ノ上へのしんどい登りをこなしたら、あとは多少のアップダウンはあるもののもう楽な道のり。

降り立った金波美峠には上野原町でつけられた新しい道標があったのですが、阿夫利山はともかく、あれあれ安寺沢の方向がおかしいですね。これに従うと反対側の神野へ行っちゃいますよ(笑)。(私自身未確認ですが、おしり道下さんより、ここは一度神野側に降りてから、尾根の真下を通っているらしいトンネルを通って安寺沢方面へ戻るかたちなのでは?というご指摘がありました)

B090317g
(この日見かけたお花達)

と言うわけで阿夫利山への道もとうとう整備されたという訳ではないようで、伐採後の灌木に雑木林の明るい尾根をゆるゆる行って、阿夫利山に着いたらそこは以前とあまり変わらないヤブっぽい山頂でした。

阿夫利山から再び美しい雑木林に変わって、落ち葉を蹴りつつゆるゆる行くとじきに金剛山<632m>とのジャンクションである井戸沢ノ頭に着きます。で、ここから地形図の破線路と思しきマーキングが井戸沢へ向かってたくさんついていましたが、新たに設置された道標の道もおそらくこれなのでしょう。これならエアリア基準でみるとまだ赤破線が妥当な所でしょうね。

B090317h
(金波美峠から阿夫利山への道すがら・Part2)

ここで登山道?と別れて東の尾根を辿っていき、やがて思いもかけず出くわした露岩のちょっとした登りをこなすとそこが金剛山でした。そこには古峯神社の祠があって、祠の脇には「安寺澤 富岡 一古澤」と周囲の集落の名が彫られていて地元の信仰の篤さが伺われます。

ここからはその信仰からか、ろくすっぽ歩かれていない感じではあるけどしごく明瞭な道が下っていて、あとはこの日の行程を反芻しながらルンルン気分で富岡へ向かったのでした。

B090317i
(金剛山<632m峰>にて・古峯神社の祠があった)

この日もそうだったし今年に入ってから山で人に出会った山行きって、いまだに先月の鳥ノ胸山だけなんですけど、富岡のバス停にはパーティがいたし帰りのバスも中央線もすでにハイカーで一杯でした。

今はもうかなり暖かくなったのでそれだけの人出があっても不思議ではないんですけど、そんな様子を見ること自体かなり久し振りだったので、なんか不思議な気分でした。とにかくお次の山行きではマンサクに逢えるといいな。フサザクラとかカツラとかハナネコノメとか水辺のお花はどうしようか・・・今年もそんなことをあれこれ考えるのが楽しい季節になったんですね。
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.03.15 (Sun)   快晴
菅井下 07:20- 508m峰 07:40- 舟山 08:30- 平野峠 09:35- ムギチロ 10:10- 巌道峠 10:40- 大タギレ 11:00- 金波美峠 11:35-(途中休憩45分)- 阿夫利山 12:55- 金剛山 13:40/13:55- 富岡入口BS 14:40
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.08

白石沢、フジモク沢周辺の尾根をぶらぶら

B090308a
(白石沢830m圏二俣<桃ノ木沢出合>にて)

・・・ということで西丹沢の世附通いはまだ続いています。今回(03/07)は一年ちょいぶりに白石沢、フジモク沢あたりをぶらぶら。(^^)(^^)

今回もまたまた道志側から城ヶ尾峠に上がり、久し振りに甲相国境尾根を西へ中ノ丸手前の1220m圏峰まで行ってから、南へ延びる白石沢830m圏二俣中間尾根(桃ノ木沢右岸尾根)を末端まで下降。そこから右岸の中ノ丸南尾根に這い上がり、西へトラバースして南西へ伸びる枝尾根をとらえてフジモク沢(本水沢)790m圏二俣に降り立ち、その中間の尾根を登って菰釣山の避難小屋へ。それから国境尾根を東へブナ沢ノ頭まで戻り、その南東尾根(フジモク沢870m圏二俣中間尾根)を末端まで降り、ここで先ほど登った右岸側のフジモク沢790m圏中間尾根の907m峰附近を越えて忍橋林道に出て、あとはそのまま地蔵平。そして二本杉峠を越えて細川橋へ下山、というかなりややこしいとしか云いようのないコース(笑)を歩いてきました。

B090308b
(朝の城ヶ尾山・左奥に富士山も見える)

行きの電車ではまだ曇っていた天気も道志に着く頃にはすっかり晴れ上がり、富士や白くなった御正体山を見ながらのスタート。例によって城ヶ尾峠に上がったら今回は久し振りに国境尾根を西へ向かいます。

ちなみに稜線の雪は多くても5cmほど。城ヶ尾山で一休みしてから中ノ丸手前の1220m圏峰まで稜線を行き、ここでも一休みして南へ延びる白石沢830m圏二俣中間尾根の下降に入りますが、こちらは明らかな二次林のもとのっけからスズタケが枯れ始めていて尾根上はすっきりしていました。

B090308c
(白石沢830m圏二俣中間尾根<桃ノ木沢右岸尾根>上部にて)

なので何の躊躇もなく下降を始めるとしばらくはそのままで、その中で伐り残されたブナやミズナラを見るような感じでしょうか。下るにつれ一時的にスズタケが出てきて歩きづらくなりましたが、それもほんのひととき。

あとはそのまますいすい下ると、お隣の白水ノ沢 白石沢中間尾根と同じようにイヌブナの立派な株が目立つようになって、あっけなく白石沢に降り立ちました。

B090308d
(ヤブの濃い箇所はごく一部。白石沢830m圏二俣中間尾根にて)

この830m圏の二俣辺り(桃ノ木沢出合・トップの写真)は小広い沢床が広がっていて、思わずのんびりお休みしたくなるような所でしたが、先はまだ長いので休憩はほどほどに。ここで右岸側(中ノ丸南尾根側)の適当に上がれそうな斜面を探してみたらそれなりのがあっさりと見つかったので、その斜面に取り付きせっせと登って行きます。

ぐずぐずの斜面を登り切るとそこは↓↓中ノ丸南尾根910m圏附近モミやブナの目立つ広い緩斜面で、ここは一目見ただけであぁあそこか!とすぐ思い出しました。そんな様子に思わず南尾根をそのまま詰めたくなってしまいますが、それを抑えてここはなおも西へトラバースをして南西へ延びる枝尾根をとらえます。

B090308e
(中ノ丸南尾根910m圏の緩斜面)

南西の枝尾根も辿り着いたときこそ同じように広々としたモミ、ブナの立派な木々が並ぶ快い所でしたが、その枝尾根を下り始めるとすぐに尾根右側がヒノキの植林になってちょっとガッカリ。

それにもめげずその植林に沿って慎重に下っていき、ここで去年も見かけた荷干径路と云われるらしい尾根を横切る明瞭な道に出るとそのすぐ下がフジモク沢で、そこはちょうど良く今度登り返す予定の尾根が延びる790m圏の二俣でした。

B090308f
(フジモク沢<本水沢>790m圏二俣にて)

ここ二週程ぐづついた天気が続いたせいでしょうか?フジモク沢の意外な水量の多さに驚きましたが、もっと驚いたのがその中間の尾根と右岸側の斜面がほぼ全面植林だったこと。

やはり林道が近くまで来ているということは奥まった所でも当然そういうことになってしまうんでしょうね。この辺りから曇ってきたこともあって何となく気の向かないまま、しょうがなし??スズタケの茂る植林の中間の尾根に取り付きました。

B090308g
(ようやく植林を抜けて・フジモク沢790m圏二俣中間尾根にて)

尾根は見た目と違って植林のお陰でスズタケのない所を選んで歩けるものの、どうしてもただ歩くだけになりがちです。906m峰もそんな中の趣に欠ける平頂でもちろん素通り。

ただただ登って登って1000m圏を過ぎるとようやく植林を抜け待望の自然林に変わりましたが、今度はスズタケが行く手を阻み、先が思いやられる感じだったんですけどそれもつかの間。まもなく藪は薄くなってそれなりに歩きやすくなりました。

B090308h
(フジモク沢790m圏二俣中間尾根上部にて)

そんな気分を象徴するように天気も回復してきて、あとは藪を分けつつ立派な木々を探りながら尾根をゆるゆる登って行きます。やがて左手の菰釣山の存在が大きくなるとあっけなく国境尾根の登山道に飛び出し、そこから西へひと登りでようやく避難小屋に到着。

一息ついて落ち着いた所でまずは全身のダニチェックを丁寧に(笑)。すると再び曇ってきたこともあり妙に寒くなってきたので、菰釣山までは行かずにそのまま小屋の中でランチにしました。

B090308i
(菰釣山避難小屋)

大パーティさんの脇でちょこまか貧しいランチをとったら、今度は国境尾根を東へブナ沢ノ頭まで行きます。この辺りも積雪は多くて5cmほど。ただブナ沢乗越を過ぎるとこの辺りはあまり刈り払われていないのか?道をスズタケが覆うようになりましたが、道筋自体は至って明瞭でした。

とりあえずブナ沢ノ頭の山頂と思しきピークまで足を伸ばしたら少し西へ戻って南東尾根の下降に入ります。

B090308j
(ブナ沢ノ頭南東尾根<フジモク沢870m圏二俣中間尾根>にて)

こちらはスズタケが茂っている上に南東尾根に乗るまでは急なので慎重に下りましたが、若干東へズレてしまいその修正にけっこう時間を食いました。これなら上まで登り返して下り直せば良かったかも。

尾根に乗って1010m圏の顕著なピークに緩く登り返せば、こちらもそれなりの濃淡の変化はあるもののスズタケは適度に薄くなり、周囲の林を愛でながら降りられます。そしてスズタケが切れるとこちらでもイヌブナが目立つようになりましたが、ちょっとした露岩帯を慎重に降りると幸いにも植林のないままフジモク沢(870m圏二俣)に降り立ちました。

B090308k
(フジモク沢870m圏二俣にて)

今回は沢をそのまま下るのではなくここから忍橋林道に出なければいけないので、ここで植林に覆われた右岸側(フジモク沢790m圏二俣中間尾根側)の登れそうな斜面を探して取り付きます。

そして先ほど登ったフジモク沢790m圏二俣中間尾根の907m峰の西鞍部あたり越えてそのまま一つ南の枝沢に降り立ち、その沢を少し上がると・・・はいはいマーキングがすぐに目に入って、その右岸側には明瞭な道筋が延びていました。

B090308l
(忍橋林道のひとこま)

その道をひと登りすると忍橋林道の終点に出て、あとは林道の通りかかる菰釣山南東尾根(シキリ尾根・ミキリ尾根)の末端部には目もくれず地蔵平までそのまま林道を下りました。

小一時間程の林道歩きでようやく地蔵平に着いたらもう15時半。これではセギノ沢の方は時間的に無理なので、お地蔵様に道中の無事を祈ったらあとはのんびり二本杉峠を越えて細川橋へ下りました。ちなみにミツマタの花は下部というか麓に近い所でようやく咲き始めといった所でまだまだ蕾が多く、これからの天候次第ですけど見頃はお彼岸以降になると思われます。

B090308m
(ミツマタは一部咲き出す・見頃はお彼岸以降か)

今回は懸案でもあった白石沢・フジモク沢周辺の尾根群を一気に歩いた充実した一日でした。こちらの辺りは間近に林道や径路が通っていることもあって、林相的な妙味と言う点ではイデン沢やバケモノ沢流域の山稜に一歩ちょいは譲りますけど実際の歩きとしてはなかなか楽しいものでした。この日は一部でとうとうダニが出始めたというのに魅惑の西丹沢訪問はいったいいつまで続くのでせうか。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.03.07 (Sat)   晴 後 曇
相模湖駅 06:30→ 三ヶ木 06:45/06:55→ 月夜野 07:35/07:50→ 下善の木 08:25- 水晶橋 08:55- 城ヶ尾山 09:40- 白石沢830m圏二俣 10:30/10:40- 中ノ丸南尾根910m圏附近 10:50- フジモク沢<本水沢>790m圏二俣 11:05/11:10- 菰釣山避難小屋 12:30/13:00- ブナ沢ノ頭 13:15- フジモク沢870m圏二俣 14:15- 忍橋林道終点 14:40- 地蔵平 15:30/15:40- 二本杉峠 16:30- 細川橋 17:05
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.02.22

赤沢から戸沢へ・世附の濃密なブナ林へ再び

090222a
(城ヶ尾峠まであと少し・赤沢左俣930m圏二俣中間尾根のひことま)

しっかし西丹沢通いはいつまで続くのでせうか・・・(笑)。毎度ほとんど同じような写真であいスミマセン、ということで土曜(02/21)はまたまたな世附入り。今回はそのブナ自然林の様子から西丹沢の核心でもある菰釣山南東面のイデン沢流域と双璧をなすであろうバケモノ沢流域は赤沢の探訪でした。

ということで今回は道志側から城ヶ尾峠に上がり、赤沢の右俣と左俣を分ける920m圏二俣の中間尾根を下降。それからその西隣の左俣930m圏二俣中間尾根を登り返して再び城ヶ尾峠に戻り、地蔵平へ向かう途中の1084m峰南東尾根を下降して、今度は戸沢を遡行。そして戸沢の最奥の1000m圏二俣中間尾根を登ってモロクボ沢ノ頭に出て、畦ヶ丸を回って西丹沢へ降りました。

090222b
(藪は思いの外薄い・赤沢920m圏二俣中間尾根上部にて)

城ヶ尾峠までの道のりはもう何度も云ってるので詳しく云いませんが、道志へのバスは今回も意外な盛況。そして峠までの道のりは前日の雪がうっすらと積もっていて多くても5cmほどでした。

城ヶ尾峠に上がったら大界木山方面へ向かい、鳥ノ胸山・浦安峠からの尾根が合流する手前に南へ分かれている尾根が最初に降りる赤沢の920m圏二俣中間尾根。梢越しに見える真っ白な富士や北岳??に挨拶してからさっそくスズタケを分け尾根に入ります。

090222c
(赤沢920m圏二俣中間尾根のひとこま)

しかしスズはすぐに薄れて適度に疎と言った具合になり、歩きやすくなってやること、と云えば尾根上や周囲のブナ見でしょう。天気は良いしのっけからルンルン気分です。(^^)

しかも下っていると下道は「道」と云いたくなるような立派なものに変わって、なんで??と思っていたら、狭い一角ながらヒノキの植林が出てきてまもなく尾根を横切る旧東海自然歩道(奥野歩道)に飛び出します。しかしそこから下は道がなく、倒れたスズタケの中をムリヤリ行き、なんとか尾根末端の赤沢920m圏二俣に着地しました。

090222d
(赤沢に降り立ちました)

さっそく沢で埃だらけの顔を洗い、少し休憩してから左俣を少し行くとすぐに930m圏の二俣で、その中間の尾根が今度登り返す城ヶ尾峠に上がる尾根。青い空の許、そこには鮮やかなスズタケの緑が広がって、パッと見こそ美しいのものの実際にはそれが倒れていて(笑)、思わずやる気をなくしそうになりましたが、しょうがなし取り付きます。

実際に上がってみるとスズ自体は思いっきり密ではないものの倒れているので、結局潜りながら進むと意外に早く旧東海自然歩道を突っ切りました。それからしばらく行くとようやく顔を出せるようになって、あとは素敵な林を愛でつつのろのろ藪をこぐ感じ。

090222e
(赤沢左俣930m圏二俣中間尾根、末端部はこんな感じ)

それでも時々藪のない小さなスペースがあったのには助かりました。そして登るにつれ尾根上やその周りにも立派なブナが目につくようになり、スズタケも若干薄くなって歩きやすくなります。

木々を愛でつつ写真を撮りつつ登って登ってようやく甲相国境尾根に飛び出すと、すぐ下が城ヶ尾峠。まっさらな雪面にはまだ自分の足跡しかありません。峠にはテーブルベンチはあるし頃合いも良いのでこちらでランチと相成りました。

090222f
(こちらはミズナラ・赤沢左俣930m圏二俣中間尾根のひことま)

ランチを終えたら1084m峰を目指し地蔵平方面へ向かいます。こちらの捲道は二年前に旧東海自然歩道を歩いて以来ですが、道の状態は悪くなってないけど良くもなっていない感じ。でもここから見る赤沢の斜面のブナは変わらずに美しいです。というかこの捲道を歩いたからこそ今回赤沢の枝尾根をくまなく歩いている訳なのですが・・・(^^ゞ

道が城ヶ尾山からの尾根に上がるとまもなく尾根を右(西)に外れるので、ここで尾根伝いにやや薄くなったスズの中に入れば、そこは自然林に囲まれた1084m峰の広い広い平頂です。スズタケが適度に残っているので周囲を好き勝手に動き回れる訳ではないけど、ここはこんなに素敵な所だったのか!というのが正直な感想。たとえ地蔵平へ下るだけの道のりだったとしてもここは寄る価値のあるピークですね。

090222g
(1084m峰のひことま・Part1)

そんな林を愛でながら南東尾根に入ると一旦スズが濃くなりますが、アレっ?という感じで藪自体がなくなると、そこは藪のないこれまた気持ちの良い自然林の広尾根が現れて唖然とするやら嬉しいやら。

そんな広尾根の中を彷徨うように降りていくと、だいだい中間点辺りで旧東海自然歩道が横切り、やがて行く先にスズタケの壁が見えてきました。

090222h
(1084m峰のひことま・Part2)

が、良く周りを見てみると意外や切り開きがあって、そこからは明瞭な道筋が伸びていたのにはビックリ。こうなればあとは素敵な林を愛でつつお気楽に降りるだけ・・・だと思っていたら、尾根の右側に植林が現れると道は尾根を右に外れてその植林の方へ行ってしまいました。

地形図を見てみるとこの道は地蔵平からバケモノ沢左岸に沿って延びている廃林道へ出るような気がしていますが、さぁどうでしょう。それはともかくこちらは道がなくなってもなおも尾根通し。スズの中をわしわし降り、赤沢の沢音が聞こえてくると尾根も急になりましたがそこはスズタケのお陰で安全に降りられ、難なく赤沢に降り立つとそのすぐ下が赤沢とバケモノ沢の出合でした。

090222i
(1084m峰南東尾根・中間では広々とした所も)

ここからはバケモノ沢~戸沢と沢歩きの始まり。水晶沢との出合までは先月も歩いたので、その先が楽しみでしたが難のある所はほとんどなく、先月はその落ち口の上に降り立った大界木山南尾根と南東尾根を分ける枝沢との出合(890m圏)の滝は、下から見ると20mを超えるどころか実際は10mほどの高さだったりして・・・(笑)。

そして次に現れた二段の滝はビブラムでへつるにはしんどいので高捲いたのですが、高捲いた上に明瞭な道があって一瞬ビックリ!と思ったらそれは旧東海自然歩道だと言うことにすぐに気がつき・・・上から見るとその捲いた滝のこともあぁ!あの滝だったのか!と思い出したのでした。

090222j
(戸沢・大界木山南尾根と南東尾根を分ける枝沢の出合にかかる滝)

道中ほぼ全般に亘って藪の被る旧東海自然歩道の中で唯一のランチ場とも云えるその歩道が突っ切る所には、前には気がつかなかった「水昌沢」の標識がありましたけど、これは当然大間違いですのでご注意のほどを。今回この歩道を何度となく突っ切りましたけどマーキングが増えましたね。ボクがこの歩道を歩いた二年前は古ぼけた、しかも役に立たないようなマーキングが道中四つか五つ見かけただけなのに。。。

歩道からしばらく行くとこれまた先月降り立った戸沢の970m圏二俣に出ますが、なんと本谷は水のない方。でも少し上がると再び水流が現れ、ようやく最奥の1000m圏二俣に到着。一息ついたらその中間の尾根に取り付きました。

090222k
(戸沢・旧東海自然歩道を過ぎた辺り)

この尾根も最初こそスズタケにアセビの煩い趣に欠ける痩せ尾根という感じでしたが、国境尾根が近づいてくるととようやく待望の自然林が現れて、国境尾根に飛び出す短い間でしたけどこちらもなかなかの雰囲気でした。

稜線に飛び出したら時間も時間なのでお遊びはほぼおしまい。あとはへろへろモロクボ沢ノ頭に上がり、へろへろ畦ヶ丸を越えて西丹沢へ向かいました。

090222l
(戸沢1000m圏二俣中間尾根にて)

前回の戸沢源流部遊びが雪のために中途半端で終わってしまったので、今回は西丹沢のもう一つの核心である赤沢・戸沢の濃密なブナ自然林に酔いしれることができ・・・というか泥酔してしまうぐらいに思う存分に堪能できた大満足の一日でした。おかげでいまだに二日酔いですわ(笑)。とにかく興味は尽きない魅惑の西丹沢、次はどこを歩きましょうかねぇ。(^^)(^^)

・・・・・☆

◆ 2009.02.21 (Sat)   晴(ほぼ快晴)
相模湖駅 06:30→ 三ヶ木 06:45/06:55→ 月夜野 07:35/07:50→ 下善の木 08:25- 水晶橋 08:55- 城ヶ尾峠 09:35- 赤沢920m圏二俣 10:25/10:35- 城ヶ尾峠 11:40/12:05- 1084m峰 12:20/12:30- 赤沢出合 13:00- 戸沢・旧東海自然歩道横切る 13:35- 戸沢1000m圏二俣 14:05- モロクボ沢ノ頭 14:40- 畦ヶ丸 15:05- 善六ノタワ 15:30- 下棚沢出合 16:00- 西丹沢(西沢出合)16:35
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.02.18

室久保川側から鳥ノ胸山へ

B090218a
(西棚ノ沢でのひとこま・Part1)

ここのところは冬らしい寒さが続いていますけど、先週末の暖かさ・・・特に土曜は気温が25℃近くまで上がって本当に異常といいたくなるような陽気でしたね。

そんなわけで週末の山行きはちょっとは涼しくなったであろう日曜日(02/15)。今回は世附じゃないけどまたまた西丹沢は鳥ノ胸山でした。

B090218b
(沢沿いに径路が一応は通っている)

今回は室久保川側の加入道山・白石峠の登山口からのスタート。まずは林道を歩いて西棚ノ沢の出合へ向かいます。

そんな出合へ出るのにちと苦労しましたが、そこには東屋?があって室久保川の右岸側にも古びた径路が延びていたけど、これは的様へ繋がってるのでしょうか?それはともかく西棚ノ沢の方も小滝の左脇にこれまた古びた階段が見られてどうやら径路がありそうな雰囲気です。

B090218c
(西棚ノ沢でのひとこま・Part2)

滝を越えると径路はしっかり延びていて最初こそその径路を辿っていましたが、ちょっとした小滝にナメの続く沢の様子に惹かれていつの間にやら水線に沿って歩いていました。そして実際の径路も少し高捲く感じで延びていて、そちらを歩くのも悪くないかも。

ビブラムなのでつるつる滑りながらも遡行する感じで行けて、思いの外楽しい道のりだったのはとにかく意外。そして↓↓の滝を越えると水は少なくなり、じきに越路沢の林道に出ました。

B090218d
(最後の滝を越えれば林道は間近)

ここから林道を歩いて恋路峠(越路峠)へ向かいましたが、実際の峠はそのロマンティックな名前から想像したものとは違って植林下の林道が突っ切る暗い鞍部で少々ガッカリ、かな?

峠からは再び尾根に乗って鳥ノ胸山へ。こちらの尾根はは急だけど、藪は908m峰附近だけで至って歩きやすかったです。植林を抜けたあとの雑木林もなかなかの雰囲気。

B090218e
(鳥ノ胸山より・実は富士も写っている)

そして鳥ノ胸山の山頂が近づくと、再び植林になって鳥ノ胸山の南峰に飛び出しました。そこから一頭足で山頂です。

山頂からは富士の展望が良いとはきいていましたけど、すでに周囲は曇り始めており、それでも富士の山頂付近だけは何とか見えていました。山頂には先客さんもいたし、時間も早いのでお昼は下の秋葉山でとることにして先を行きました。

B090218f
(快い雑木林が続く・秋葉山への下りしな)

秋葉山への道は地形図通りに急ですが、一面に雑木林の広尾根がとにかく美しく、足許はふかふか。とにかく気持ちよくって、この下りが登りの西棚ノ沢と並ぶこの日のハイライトで、この辺りは新緑・紅葉の頃も良さそうです。

そうしてたどり着いた秋葉山には、御坂でよく見かける新しい四等三角点があってビックリ(△880.7m/エアリア、地形図にも記載なし)。行程的には余裕なので周囲の展望を楽しみつつのんびりランチをとってから、秋葉山の神社に参拝。そして越路沢の出合へ延びる尾根をとらえてあとはのんびり下っていったのでした。

B090218g
(秋葉山には四等点があった)

麓に降り立ったら室久保川側のスタート地点まで戻らなければ行けないのですが、それも国道歩きをできるだけ避けられるルートを探しながら歩けてこれはこれで悪くありません。この日は狩猟の最終日のせいか?白石峠側のお盛んな様子を眺めつつ、再び晴れてきたことに気分を良くしつつ、のんびりとスタート地点へ戻ったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.02.15 (Sun)   晴 後 曇
室久保川・白石峠登山口 07:45- 西棚ノ沢出合 08:05/08:15- 最後の滝 09:30- 恋路峠 10:05- 鳥ノ胸山 11:20/11:30- 秋葉山 12:00/13:05- 曙橋 13:35- 道志中学校 14:00- 室久保川・白石峠登山口 14:20
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.02.09

二本杉峠~椿丸~丸尾山・世附の山山を横断

B090209a
(椿丸より大栂、菰釣山方面)

なーんか二週前とおんなじような写真ではないけど(笑)・・・はい今週も西丹沢は世附の山に入ってました。(^^ゞ

今回(02/08)は未踏の気になる山であった椿丸と丸尾山を訪れるがためのコース取り。細川橋から二本杉峠に上がって千鳥橋に降り、そして法行橋に移動してから838m峰経由で椿丸に上がって織戸峠に。それから織戸峠道の径路を探りながら水ノ木橋(馬印)へ降り、大棚沢の大棚を見物して今度は尾根伝いに丸尾山へ登り返して平野へ下りました。

B090209b
(二本杉峠から千鳥橋への下りしな)

二本杉峠道は去年イデン沢の帰りしなに歩いていて、植林の多さはいかんともしがたいけどその歩きやすさが印象的で、今回登りに採ってみてもその印象は同じもの。峠に上がったら一息ついてそのまま千鳥橋へ向かいます。

千鳥橋への道も地蔵平へ行く道と同様に道形が薄い箇所や、狭い道をへつりながら行くところもありましたがそれも一部。道が沢から離れてトラバースするとじきに公園のようなアカマツ植林地を過ぎ、千鳥橋に出ました。と言うことで道の状態としてはこちらの方が状態が良く、慎重に歩けばさほど問題のない道のように思います。

B090209c
(大又沢林道のひとこま)

千鳥橋からは大又沢の林道をてくてく下ります。林道の廻りには植林が思いの外少なく、広い大又沢の流れを見ながら歩けて雰囲気は悪くないです。ま、それも雲一つない快晴のお陰もあるかもしれないけど。天気が良いとそれだけで心が浮き立ちますネ。

右へ別れる法行沢林道を一瞥するとまもなく法行橋に到着。ここから取り付きましたが、のっけから露岩混じりの急な登りが続いてしばらくは気を遣います。

B090209d
(838m峰への登りしな)

尾根にのって右手に伐採跡のカヤトが目に入るとようやく尾根が緩んで、雑木と植林に分けられたプロムナードに変わりました。そうなればあとはそんなゆるゆる歩くだけ。梢越しに見える法行沢の奥に聳える大栂の意外な巨きさに驚きつつゆるゆると。。。

左より浅瀬橋からの尾根が合わさると植林が多くなったのがちょっと残念だったかな。この広くて緩い尾根は完全に私好みの尾根だけにこれは惜しいな~。合流してから20分程で誰もいない椿丸の山頂に到着しました。

B090209e
(織戸峠への下りでようやく自然林が現れた)

椿丸は北側が伐採跡のカヤトになっていて、北面の展望がなかなか良いですね(トップの写真)。今まで北側からこちらの方を見てばかりだったので新鮮な光景でした。軽くランチをとりつつ周囲の同定にいそしんだなんて久しくしてなかったような気がします。(^^)

ランチをとり終え同定にも一段落ついたところで腰を上げて、今度は菰釣山へ伸びている尾根を北に織戸峠へ向かいます。一旦下りだすとようやくとも云える自然林が現れて嬉しい限り。モミは少ないながらも立派なブナも多く、この菰釣山南尾根は見所の多い尾根だと言うこともよーくわかりました。

B090209f
(織戸沢に降り立った附近)

ひと山越えてひと月ぶりとなる織戸峠に降り立ったらさっそく水ノ木へ向かいます・・・と言いたいところなのですが、なんと鞍部の西側からは「南西へ下り気味にいく道」「南西へ水平気味に延びる道」の二本の道が分かれていて??思わずう~~~む。(-"-;)

とりあえず下り気味の道を採ったらまもなくわからなくなってしまったので、峠に戻って今度は水平の道を行くと・・・おっとこれで良さそうな感じ。 西へトラバースして小尾根に乗ったところで道はその尾根を伝って降りて、じきに織戸沢の沢床に降り立ちました。

B090209g
(織戸沢・最初の堰堤附近)

沢に道らしきものはあるような?ないような??感じ。とはいえ沢床が広いのでそのまま適当に下るとじきに水流が現れましたがまぁなんとも緩やかな流れ。春の日差しが差し込む沢は暖かく、もうマンサクやダンコウバイが咲いてるんじゃないの~?とでも言いたくもなるような雰囲気でまるで春の小川のよう。

しばらく下ると右岸側にマーキングが出てきましたが、道が薄いし沢を歩きたかったのでパス。そして先に堰堤が見えてくるとまた右岸側にマーキングが出てきましたが、これは上の富士見林道に出るのでしょうか。ここもパスして堰堤は左から捲きました。

B090209h
(織戸沢と水ノ木沢の出合・飛び石で徒渉できた)

すると次の堰堤が見えてきたところで今度は右岸側に明瞭な道が延びていたので(マーキングあり)、これは径路だろうと思って辿ってみると道は沢に沿って延びていて間違えない感じ。が、それも長くは続かず、まもなく斜面をトラバースしているだけのようになってしまい、バカらしくなったのですぐ上を通っていた林道に上がってしまいました。

しかし林道を歩き出して5分とかからずに林道が織戸沢の右岸尾根を乗り越してしまったので、ここで林道と別れてこの右岸尾根を下降。当初は歩きやすかった尾根もじきに鹿柵が現れ、鹿柵の網とスズタケに挟まれつつ下っていると左手から明瞭な道が合わさってビックリ。これが元の峠道なのでしょうか。

B090209i
(大棚沢の大棚)

まもなく切り通し状の鞍部に出たところで鹿柵が切れ、ここで道も尾根の西側へ移るとひと下りで織戸沢と水ノ木沢の出合に到着。水ノ木沢はさすがに結構な流れでしたが、なんと道なりに石が並んでいて飛び石で対岸に渡れたのはもしかすると今の時期だけなのかも。

対岸に渡るとすぐ上に水ノ木林道が通っていて、また林道をてくてく。水ノ木橋から大棚沢の方に入り、想像よりもかなり立派だった大棚を鑑賞したら、今度は丸尾山を目指して対岸の尾根にムリヤリ取り付きました。

B090209j
(丸尾山の林道は山道のようになっていた)

こちらは登りだしが急で、まもなく出た林道は左手に回り込んで尾根に復帰。するとこちらにも先ほどと同じような鹿柵が現れて、またまた網とスズタケにサンドされながらノロノロ登っていきましたが、柵が長く続かなかったのが幸い。あとは自然林と雑木林の中をせっせと詰めていきます。

そんな急登から尾根が緩むとそこはもう918m峰の一角。ここからは雑木の緩い尾根を行く感じなのかなぁ、と思ったらスズの茂った尾根の痩せた箇所もありましたが、それも良いアクセントといった程度。気になっていた林道ももう廃用のようですでに広い山道のようになっていて、これはこれで悪くないと思いました。

B090209k
(甲相国境稜線と西丸、中央奥には御正体山・手前の送電塔より)

1007.4m三角点峰の次のピークがエアリアで「丸尾山」とされているピークですが、そこには鳥獣保護区の標識が立つだけの淋しいピークだったのもまた意外。ここで帰りのバスの予約をしてから尾根を最後まで詰めて切通峠に降り、平野へ向かいました。

今回は世附でも麓に近い低いところのせいか自然林こそ少なかったのですが、雑木林や展望のきく伐採跡のカヤト、そして沢道、尾根道に径路探し、あと少々の林道歩きとバラエティに富んで、個人的にはしごくテキトーに組んだコースだったのに、それを良い意味で裏切るなかなか面白いコースでした。魅惑の西丹沢には楽しみがまだまだ多そうですネ。(^^)(^^)
 
・・・・・☆
 
◆ 2009.02.08 (Sun)   快晴
新松田駅 07:20→ 細川橋 08:25- 二本杉峠 09:15- 千鳥橋 09:45- 法行橋 10:00- 838m峰 11:00- 椿丸 11:20/11:45- 織戸峠 12:05/12:15- 水ノ木橋(馬印)13:30- 大棚 13:40/13:50- 918m峰 14:35-(途中休憩10分)- 丸尾山 15:20- 最初の送電塔 15:40/16:00- 切通峠 16:20- 平野 16:50
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

◆ カテゴリーのご案内 | 【その他の山域 2004・2005】 | 【その他の山域 2006】 | 【その他の山域 2007】 | 【その他の山域 2008】 | 【その他の山域 2009】 | 【その他の山域 2010】 | 【その他の山域 2011・2012】 | 【その他の山域 2013】 | 【その他の山域】 | 【前道志・道志・丹沢 2004】 | 【前道志・道志・丹沢 2005】 | 【前道志・道志・丹沢 2006】 | 【前道志・道志・丹沢 2007】 | 【前道志・道志・丹沢 2008】 | 【前道志・道志・丹沢 2009】 | 【前道志・道志・丹沢 2010】 | 【前道志・道志・丹沢 2011】 | 【前道志・道志・丹沢 2012】 | 【前道志・道志・丹沢 2013】 | 【前道志・道志・丹沢】 | 【大菩薩・権現山稜 2004】 | 【大菩薩・権現山稜 2005】 | 【大菩薩・権現山稜 2006】 | 【大菩薩・権現山稜 2007】 | 【大菩薩・権現山稜 2008】 | 【大菩薩・権現山稜 2009】 | 【大菩薩・権現山稜 2010】 | 【大菩薩・権現山稜 2011】 | 【大菩薩・権現山稜 2012】 | 【大菩薩・権現山稜 2013】 | 【大菩薩・権現山稜】 | 【奥多摩 2004】 | 【奥多摩 2005】 | 【奥多摩 2006】 | 【奥多摩 2007】 | 【奥多摩 2008】 | 【奥多摩 2009】 | 【奥多摩 2010】 | 【奥多摩 2011】 | 【奥多摩 2012】 | 【奥多摩 2013】 | 【奥多摩】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2004】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2005】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2006】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2007】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2008】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2009】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2010】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2011】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2012】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2013】 | 【奥秩父・秩父・奥武蔵】 | 【御坂・天子・富士 2004】 | 【御坂・天子・富士 2005】 | 【御坂・天子・富士 2006】 | 【御坂・天子・富士 2007】 | 【御坂・天子・富士 2008】 | 【御坂・天子・富士 2009】 | 【御坂・天子・富士 2010】 | 【御坂・天子・富士 2011】 | 【御坂・天子・富士 2012】 | 【御坂・天子・富士 2013】 | 【御坂・天子・富士】 | つれづれ | つれづれ 2004・2005 | つれづれ 2006・2007 | つれづれ 2008・2009