2007.08.31

低山のお花は今年も・・・

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(れんげしょうま・今年も少ない。。。)

ここ一月ほどまったく別のブログのような山の記録が続いてしまいましたが、八月も下旬に入ってようやく近場の低山に戻って参りました~。(^^ゞ

と言うことでこの時期といえば御坂か南大菩薩のどちらかというパターンなんですけど、まずは森の妖精レンゲショウマに逢いたかったので、久しぶりに御坂の主稜筋をお花見がてら歩いてきました。

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(ブナハバチの影響で林が明るい。黒岳への道すがら)

一時の暑さはないものの、やはり今の時期下から歩く気があまりしないので河口湖駅から三ツ峠入口へバスで出てからのスタート。本当はもっと楽をして天下茶屋まで行きたかったところなのですが、バスの時間がちょっと遅すぎます。

でも高山を歩いた直後って山歩きがなぜか楽なんですよね。この日も快調で歩き出しから一時間とかからず御坂峠に到着。でも峠直前から徐々に花が出てくるのに少ないな~と思っていたら、峠の周辺もやはり少ない。

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(再展開した思われるブナの葉)

峠から黒岳へ向かってもお花の状況は変わらず、どの花も少なくてホーンとに淋しい状況。おそらく7月の天候不順の影響がが大きいのでしょう。そしてこの辺りはブナの美しいところでもあるのですが、以前掲示板でかずさんから報告があった通りブナの大半がブナハバチにやられており、林は盛夏とは思えない明るさです。

それでも丸坊主になったブナは少なく覚悟していたよりはマシな状況で、おそらく丸坊主になったと思しきブナからは新しい葉が展開しており、この時期に新緑というのもなんか妙ですね。でもこの新しい葉っぱはいつ頃黄葉するのでしょう。春先の葉とおそらくズレる気はするのですが、コレも今後がちょっと気になります。

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(黒岳山頂附近にて)

花はカイフウロとオクモモジハグマがふたり気を吐く感じ?ヤマハッカやママコナもたくさん咲いているけど例年とは比べものにならないし、道端に普通に見られるはずのレンゲショウマやタムラソウもポツポツ。オオバギボウシに至っては花をほとんど見かけません。今年は大ハズレでしょう。でもトリカブトやレイジンソウ、サラシナショウマなどの秋の花も咲き始めており、登るにつれ種類が徐々に増えていきます。

ブナとツガに覆われた昼なお暗い黒岳山頂手前の分岐附近もやはり明るく、その林からパッと明るくなった所が黒岳の山頂。お花はそれなりにあるもののやっぱりちょっとさみしい。。。山頂の周りを埋めるユウガギクもようやく咲き始めといったところで今週末頃から見頃になりそうです。

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(さらしなしょうま&あさぎまだら)

展望台を往復してから主稜線をなおも西へ向かうと、破風山や中藤山への登り返しがちょっとしんどいのにこの日はホント楽ちんな感じで登れてしまったのも高山効果??花が少ない分、自分のペースでスイスイ歩けてコレはコレで非常に気持ちのよいモノですね。

そんなわけで11時過ぎには大石峠に着いてしまい、ここで日影を捜してランチ。でもここの草原のお花も例年どころか去年と比べてもかなり淋しい状況で、大ぶりのコオニユリが殊の外目立つ感じ。

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(大石峠も花が少ない)

そんなお花の少なさとは対象的に休憩を終えても歩きはまだまだ快調で、大石峠から節刀ヶ岳への登りもすいすい。節刀ヶ岳は寄りませんでしたが、マツムシソウ(大石峠附近にほとんどなかったので撮り損ねた)とコバギボウシに逢いたかったので雪頭ヶ岳には寄りましたです。(^^ゞ

鬼ヶ岳に戻って、さて下山はどうしよう。この日は吉田の火祭りがあるのでただでさえ乱れるバスの事を考えると根場へ降りるのは論外。芦川へ降りるにしても鍵掛峠まで抜けても良いけど鶯宿ではお酒が買えないので、ここは二年ぶりに鬼ヶ岳北尾根を下ることにしました。

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(たむらそう&きあげは)

さっそく鬼ヶ岳西峰??へ向かってから北尾根を下りはじめると、最近になって測量が入ったのか尾根上は少し刈り払われた様子でマーキングもついていました。んが、そんな歩きやすい道のりも1502m峰附近までで、その先はマーキングがなくなり、尾根も広がって道形は判然としません。ということで結局地形判断のスキルを要する状況に変わりなしと言ったところです。

でも今回北尾根を歩いてビックリしたのは↓このリョウブ。いったいどなたの仕業でしょう。糞は見かけなかったもののコレは気がかりですね。

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(コレってもしや・・・鬼ヶ岳北尾根にて)

下りも快調そのもの至ってスムーズで、鬼ヶ岳から一時間ほどで中芦川入沢の堰堤に降り立てばあとは林道を歩いてオートキャンプ場を抜け、芦川へ向かう段取り。30分ほどで中芦川の役場に出てもバスの時間にまだまだ余裕があったので新井原の沢妻亭まで頑張って、今回初めて沢妻亭に寄ってビールとおそばで〆ました。

ちなみにおそばは美味しゅうございましたがお店が16:30閉店なのがちょっと残念かな?ってお店がバス利用者の事なんて考えているわけ無いので(笑・冬場は14時閉店だし)コレはもうしょうがないか。でもそのあと酒屋さんのある新井原のバス停まで足を延ばして芦川のほとりでバスを待っていたんですけど、ここは川の風が吹き抜ける本当に気持ちのよい所です。お花は今年も残念でしたけど、それでも御坂は良いところだなぁと改めて感じつつまったりバスを待つのも山行きの楽しみの一つ、なんですよね。(^^)

・・・・・☆

◆ 2007.08.26 (Sun)  晴 時々 曇
河口湖駅 07:18→ 三ツ峠入口BS 07:45/07:50- 御坂峠 08:45- 黒岳 09:30/09:45- 中藤山 10:35- 大石峠 11:10/12:05- 金山 13:00- 鬼ヶ岳 13:20- 雪頭ヶ岳 13:35- 鬼ヶ岳 13:50- 水ノ沢山南鞍部 14:25- 堰堤 14:45- 中芦川 15:10- 新井原 15:30
 

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2007.07.09

ブナハバチ大発生・・・続報

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さて、私用の嵐(要は自分が一番悪いのです・・・苦笑)でいまだにレスや更新が遅れていますが <(_ _)>、↓でも触れたブナハバチの状況が皆様の報告から少しずつ入ってくるようになりました。

結局ブナハバチの発生は南関東のかなりの範囲に及んではいるようですけど、大発生しているのは南大菩薩~御坂にかけての山稜のようで、大菩薩や奥多摩、そしてそれらとは分断されている丹沢道志の方は発生はしているけどまたごく一部の模様です。

とにかくこのまま終息してくれるのかそれともまだ暫くは続くのか、その辺りが気になりますし、御坂で大発生となれば西に続く天子の方も気がかりですね。とにかくブナハバチはブナしか食べないようですし、ブナ自体が高木なので幹で見分けがつかないと今の時期わかりづらいかも知れませんが、まだしばらくは山を歩かれた際はブナの様子を気にかけてもらえれば・・・と思っております。<(_ _)>
 

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2007.04.10

御坂の主稜線、ようやく完歩

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(常葉川 反木川中間尾根・尾根下部は芽吹きがはじまっていた)

ボクは「稜線を繋げる」ということにあまり熱心ではないというか、無頓着な方なのでそういうの目当てで歩くことは滅多にないのですが、今回歩いた天子山塊とのジャンクションでもある中之倉峠からパノラマ台の間は交通の不便さもあって御坂主稜筋の中でも最後まで歩けないでいた所でした。

ということで先週の日曜(04/08)は下部側の古関から常葉川 反木川中間尾根を延々と辿って中之倉峠~パノラマ台に上がり、これまた長らく懸案となっていながら放置していた烏帽子山、城山と辿って精進へ下るコースを組んで歩いてきました。

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(中間尾根920m圏峰北脇にあった、もと水力発電用の貯水槽か?)

土曜は寝坊してしまい、今回の山行きも日曜になってしまったので古関へは甲斐常葉駅から吉田行きのバスで出たのですが、今回はボクの他にハイカーがいてビックリ。でもバスの車中はその方とお話していたせいか古関まではあっという間で、バス停から道路脇の桜が満開だったR300を本栖方面へしばらくいった所からさっそく尾根に取り付きます。

意外にスッキリした斜面をせっせと登って常葉川 反木川中間尾根の尾根上に上がるとそこには古関の集落からと来た思われる明瞭な道筋が延びていました。それからしばらくは植林が続きますが、晴れていたせいかすでに暑くなっており普段は嫌っている植林も日差しの入らないその暗い木陰が涼しくてちょっとホッとします。でも登るにつれ植林は徐々に雑木林に変わり、芽吹きはじめた灌木は日に当たって輝き、落ち葉の地面一面にタチツボスミレが咲いて、ミツバツツジにウグイスカグラも咲き始めて春本番の様子。

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(950m峰の下りしなより1036m峰)

半端な所にある△898.2mは四等点(御坂は半端な所にある四等点が多い)ではなく三等点でした。そしてそこからひと登りして上がる920m圏峰の手前では明瞭な道が南から北へ乗り越しており、ちょっと気になったので周囲を探索してみると、920m圏峰のすぐ北に今は使われていないコンクリの水槽らしきものがありました。これは何だろう??と思って地形図を見てみると疑問はすぐに氷解。どうやら本栖湖から水を引いて、ここの貯水槽から反木川の発電所に水を落としていたようです。

雑木の歩きやすい道のりも、その先の1000m圏峰を境にして尾根南側が皆伐後の灌木帯に変わり、尾根上も灌木の藪が被るようになって一気に歩きづらくなります。ここから950m峰の南鞍部までが今回の行程で一番藪の濃い箇所でした。

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(△1131.4m峰附近だったと思う)

灌木帯を抜け、1036m峰への登り返しに入るとまた歩きやすい雑木の道になりほっと一息。その先も灌木が薄く被る箇所があるもののほとんど気にならず、対岸の梢越しに見えるはずの雨ヶ岳から毛無山~大ガレノ頭の稜線はガスっていて姿を見せてくれません。晴れているというのに。。。

そしてこの日二度目の三角点峰となる△1131.4m峰に上がると目の前にはおそらく富士が見えるのでしょうが、これも雲に埋もれて見えません。ここから南の尾根に巻き込まれずに東の鞍部へ急降下する箇所がこの日の行程で一番わかりづらい箇所でしょう。

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(中之倉峠にある石柱)

1123m峰から緩く下って登り返した黒木のどうでも良い小ピークが実は御坂と天子の主稜線を分けるジャンクションピークで、その本当に小ピーク然とした様子にちょっとだけガッカリ。ここで南へ降りると中之倉峠なのですが、まずは御坂の主稜線をきっちりトレースするため(笑)稜線伝いに東の鞍部に降りてから南の捲き道を戻って峠へ向かいました。

んが、峠に出る手前の本栖へ降りるであろう明瞭な道が分かれている所に「甲斐の山山」に記述されていた↑の石柱があったとは知らずにそのまま峠に行ったら下部側に明瞭な道が下っているだけ。あれ~??と思いつつ半ば焦りながらしばらく周囲を捜索して、ようやく件の石柱を発見しました。要は最初に見かけた時、パッと見だたの境界石標にしか見えなかったのでそのまま通り過ぎていたのでした。

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(中之倉峠を過ぎると自然林が現れる)

ここから梢越しに本栖湖の湖面を見ながら(本栖湖を間近に見るなんて何年ぶりだろう!)、そして尾根の北側がミズナラ・ブナの素敵な自然林に変わり、道筋もしっかりします。ただその道は尾根のピークを南に北に捲きながら延びているので今回はそちらを通らず、徹底的に尾根通しで歩く事につとめました。

途中スズタケの被る箇所が二箇所ほどありましたが道筋は明瞭なのでさほどの事はなく、なかなか立派なミズナラやブナの木々を愛でながら行くと、ようやく三方分山からの登山道と合流。とりあえず最高点の1328m峰に上がってから、すぐ南のパノラマ台に向かいます。

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(富士もちょこっと顔を出してくれた・パノラマ台より)

パノラマ台に着く頃にはもう13時を回っていたせいか、広い展望台には一人いるだけで静かだったのには驚きましたが、雲の切れ間から富士が姿を見せてくれたのにはもっと驚きました。今回は諦めていたのでこれは嬉しかった。そして王岳の方を見てみると、あれ?全然白くない!そお云えば今までの道のりも、雪が全くなかったなぁ(笑)。

奇跡的に??姿を見せてくれた富士も間もなく雲に隠れてしまったので結局ちょっと休憩しただけで下山開始。烏帽子山へ向かいましたが、こちらも思いの外自然林の続く美しい道のり。烏帽子山から城山への尾根を拾うと道は薄くなるものの、尾根を外さなければ問題ありません。そして本栖への分岐を直進するように行くと痩せた露岩の尾根に変わり、溶岩の石組が目を引くのろし台跡の先が城山の山頂でした。

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(黒木と苔と溶岩の道・東海自然歩道にて)

ここで最後の展望を楽しんでなおも降りると、道はR139じゃなくて東海自然歩道の方に降りるのですね。せっかく自然歩道の方に降りたのですから、精進へは自然歩道を歩いて向かうことにして歩き出すと、そこはさすがに樹海の中。黒木と苔と溶岩の暗い道の道中はすぐ脇を通るR139の車の音が妙に心強かったです(笑)。

今回でようやく御坂の主稜線が完全に繋がり、そして奥秩父は笠取山南の白沢峠から中之倉峠までも尾根伝いに繋がりました。今後は天子・・・先ずは目の前の「雨さん」なんだろけど、なかなか行きづらい山だからいつ歩けることやら。でも雨ヶ岳~中之倉峠は下りにとりたいなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧ださいませ。<(_ _)>
 

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2007.03.06

芦川北稜・・・北から南へ

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(曽川左岸尾根にある廃寺)

今年もはや3月に入ってしまい18きっぷの使えるシーズンとなりました。ということで日曜(03/04)は本当に珍しく御坂の西端は芦川流域の連荘でしたが今回は南稜ではなく北稜の方。豊富の関原から三珠の中山へ抜けるコースを組んで歩いてきました。

今回はバスで甲府駅から豊富(現中央市)へ出てからのスタート。んが、豊富終点でバスから降りたらバスの車中に半分寝ていたこともあって現在地がわかっていませんでした(笑)。バス停付近の道も新しくて地形図と照合できないし。。。

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(764m峰の西尾根はこんな感じ)

しょうがないのでとりあえず目の前の尾根が登る予定だった甲府・中央市境界尾根だと思ってとことこ歩いて行くと、尾根に近づいた所で何か様子が違う。おかしい。とそこに地元の方が通りがかったので、お話しがてら現在地を聞いたら関原の西隣にある大鳥居にいたことがわかり慌てて関原へトラバース。初っぱなから40分程ロスしてしまいました。

ようやく関原に戻ったとはいえ、当初予定していた414m峰東隣の破線路の取付まで行くのは少々面倒なので、沢沿いにしばらくいってから適当な所で境界尾根に取り付く事にして、まずは関原峠みちを捜しながら沢(沢名調べるの忘れた・・・)を奥へ行きました。とはいえ実際は堰堤工事に使われていた林道が延びていて関原峠みち自体も分岐もよくわかりません。

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(ダンコウバイは満開)

その林道も堰堤を二つほど越えると終わってしまい、ここで沢床に降りて堰堤をいくつか高捲くと明瞭な二俣に出ます。地図を見るとそこは500m圏でその間の尾根は境界尾根764m峰の西尾根。見た目にも無理なく行けそうなのでここでようやくその西尾根に取り付きました。

尾根は痩せた岩尾根で藪も少なくて歩きやすく、そして尾根の両側には満開のダンコウバイが思いの外多く咲いていました。しかも振り返れば霞んでいるものの北岳が聳えているというなかなか楽しい尾根。先週は凄く寒かったのに、そして3月始めだというのに汗をかきかき二俣から30分ほどで764m峰に上がると、境界尾根の方にはそれなりに明瞭な道筋が通っていました。

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(大峠附近の緩斜面)

764m峰からこれまた30分ほど登ると芦川北稜と合流。落ち葉の敷き詰められた広尾根というか緩斜面の奥にある一番の高みが七覚山(946m)で頃合いも良く、今回はここでランチとなりました。展望は皆無だし若干荒れ気味ではあるけど、広々とした雑木林の元で休むのは気持ちがよいです。結局また少し昼寝をしてから(笑)、北稜を西へ行きます。

芦川北稜を歩くのは丸三年ぶりでしたが変ったところはほとんどなく、灌木の茂る荒れ気味の雑木林に、植林帯、そして時折通りかかるスッキリとした雑木林を交えて行きますが、道中ゴミが多いというか増えているのには閉口しました。袋のままのはつい先月の日付。。。(-"-;) せめてハイカーの仕業でないことを祈りたいです。

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(曽川左岸の高捲き道。道形はほとんど消失していた)

関原峠に降り、茶屋平を越えてもう一度登り返したピークが大峠で、ここですぐ先の912m峰に一度寄って901m峰方面を一瞥。それから雑木の広がりが心地よい尾根を慎重に降り、降りきった鞍部が北稜の南側を流れる曽川源流部から中山(居平)へ下る破線路の分岐で、南へはそれなりの道形がきちんと下っていました。

さっそく南へ下りはじめたものの曽川の源流部に出た所で早くも道形はなくなり、しばらくは右岸を行く感じ。そして水流があらわれると912m峰と901m峰の鞍部から来ている枝沢と合流。破線路はここから左岸を高捲くのですが、左岸側は10m程の岩壁になっていてとりつくしまが全くありません。しょうがないので少し下ってから上がれそうな斜面を見つけて這い上がると薄いながらも破線路と思しき道形を見つけて一安心。

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(廃寺の建物の中は・・・)

あとはこのままその道形を辿ればいいのですが、この先道形は殆ど消失しており、実際は崩れを捲きながらぐずぐずになった急斜面のトラバースを延々と強いられる危険なもので当然ながら廃道状態。でもそんなしんどい道のりも901m峰北西尾根の一つ北にある肥えた尾根に上がると、すぐ先に立派な建物が・・・そうそれが地形図に載っているお寺でした!

その場所からして今は当然廃寺ですけど、建物は思いの外しっかりしており↑のような天井画も残っていてました。そのお寺からは上へ上がる明瞭な道筋がついていましたが、試しに辿ってみてもどんどん上へ上がるだけなので今回は地形図の通り(実際は若干違っていた)なおも急を斜面をトラバース。20分ほどでようやく901m峰北西尾根に上がって一息つけば、あとは中山へ降りるだけです。

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(高捲き道から901m峰北西尾根に上がった辺りか)

北西尾根から尾根を外れる箇所も難なく見つけられ、真っ暗な壁のようにも見えた南稜を見上げながら明るい雑木林の中をグングン下って中山に無事到着。昨年末は真っ暗な中を通りがかったこの辺りも、明るい時は千波の滝がちゃんと見えるんですね。下から見ると水量はともかくその落差(150mほどでしたっけ?)はなかなか壮観です。

そして中山から芦川駅へも去年末の下見で(笑)だいたい一時間とわかっているので、周囲の様子を見ながら県道をちんたら歩いて駅へ向かいました。

北稜を歩くのは久しぶりでしたが、こうやって歩いてみると実際楽しいし、そしていろいろな楽しみもありそうだということに気がついて、収穫多き一日でした。今度こちらを歩くのはいつになるかわからないけど、迦葉坂あたりが気になるかな~。(^^)(^^)

・・・・・☆

ということで、この日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2007.02.26

今度は芦川から蛾ヶ岳へ (^^ゞ

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(前畑で見かけた大ケヤキ)

来週から8000円で買える青春18きっぷ(今シーズン限定)が使えるというのに、春の姿を求めて近場ではなく芦川南稜の山へまた行ってしまいました。(^^ゞ

ということで土曜は大畠山の北東尾根を登路にとり蛾ヶ岳(ひるがたけ)へ上がり、大平山まで足を延ばしてから先月歩いた反木川 三沢川中間尾根の続きである南尾根を下降して下部側の中河原に出るという、一月とは逆の行程で歩いてました。

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(大畠山北東尾根も道筋はしっかりしていた)

身延線に乗って芦川で降りると、もう目の前には目的の大畠山が見えるのですが、先月は真っ白だったその姿も今回は雪らしきものは全く見あたりません。空には雲一つない快晴で風が若干あるものの気温は高く至って快適。車窓から見つつづけていた南アや八ヶ岳としばしお別れして、さっそく芦川沿いの県道を歩いていきます。

第一発電所を過ぎ、第二発電所手前の椚平から地形図の破線路に入って、ひと登りで山上集落の趣がある前畑に出ます。ここが大畠山北東尾根の末端部でその北東尾根を回り込むようにしてから取り付けばあとは登るだけで、ひと登りすると右手から地形図の破線路と思われる明瞭な道筋が合わさり、藪もほとんどなくなり比較的快適に歩けるようになります。

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(蛾ヶ岳山頂にて。奥は八ヶ岳、左には北アもうっすら)

まもなく左手に千波の滝(かなりの落差があるようだが梢越しなのであまり見えなかった)を見ながら快い雑木林の尾根を上がっていくと道は北東尾根を外れて左手へトラバースしますが、心配しながらもそのまま辿るときちんと北東尾根に戻り一安心。道中そんな箇所がもう一箇所あってそれをこなすと見覚えのある地点だな、と思ったらそこが北尾根との合流点でした。

そして蛾ヶ岳の稜線が間近に見えてくると尾根に強風が吹き付けるようになり・・・二月なんだから当たり前なんだけどこれが本当に冷たくて、大畠山に上がるとすぐに稜線の一段に下に通っている登山道に逃げ込んでしまいました。そんな状況なので今回は稜線通しで歩く気になれず、南を捲く登山道を行きます。

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(大平山への道すがら)

三年ぶりとなった西肩峠はちょっと賑やかになっていて、峠にあった私製の丁寧な絵地図には大畠山北東尾根の道は「嫁入道」と書かれていたのが興味深かったです。そして峠から再び冷たい風に吹かれるようになり、折角の蛾ヶ岳も風が強くて寒くて5分と立っていられません。この頃には南側が雲っていて富士は見えずじまいで、早々に東へ逃げ二つ隣のピークの南斜面に狭いテラスを見つけてそこでランチとなりました。

狭いテラスは窮屈ながらも風さえ入らなければ結構快適だったこともあり、昼寝などして(笑)小一時間ほど過ごしたら、大平山へ向かいます。でもこの大平山への道のりもなかなか良いですね。雑木林の続く緩やかなみちのり。今回も全行程雑木林の多い行程でしたが雰囲気はこの辺りが一番良かったです。

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(大平山南尾根1031m峰北鞍部の神社)

そして折門峠(実際の折門峠は大平山南鞍部にある。地形図で表記されている東鞍部とは違う)へ向かう道と一旦別れてから大平山に上がり、それから南の折門峠へ下って南尾根の道に入りました。こちらもろくすっぽ歩かれていないものの雑木林の許、道筋はしっかりしています。実はここで今年初となるマンサクを自力で見つけて狂喜してました(笑)。

大平山南尾根の道の分岐は地形図に載っている分岐とは実際ちょっと違うので、そこら辺に勘を働かせながら1031mの北鞍部に降りると、そこには地形図通り二つの立派な社がある神社になっていました。武田菱に「機山公」と彫られた石碑?があったので武田神社かも??(ba_sobuさん、ありがとう) でももう面倒見する人もいないのでしょう、二棟共に板で塞がれていて中は見えず、若干荒れておりました。

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(林道より天狗岩から蛾ヶ岳の尾根)

そして1031m峰に上がり、一旦御弟子からの林道に降りるとここで一月に歩いた天狗岩から蛾ヶ岳の稜線が一望で、林道のお陰ではあるんですけど「岩」らしい天狗岩のクリアで立派な姿を見られたことがちょっと嬉しかったです。(しかし、林道を否定したり持ち上げたり・・・あ~勝手な言い草だ)

そして再び尾根に戻ると、今度はこれまた今年初となるダンコウバイも見かけるようになり、じきに懐かしい??(って一月にはじめて訪れたのに・・・)双体道祖神の祀られた中河原の分岐に降り立ちました。休憩がてら周囲を見てみるとあれれ三沢川へ下る道に真新しいマークがついてるゾ。。。

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(中河原の集落)

今回は下の集落の様子を見たかったので、尾根を辿るのはここまでにして中河原へ向かうと10分ほどで中河原の集落に出ました。ここで下山は終えたもののバスの通る古関まではもう一頑張りだ、と思って県道をを歩いていると、なんとすぐに地元の方に拾われて古関へひとっ飛び。おかげで一本前の身延町営バスに乗れました。おじさん本当に有り難うございました。<(_ _)>

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(身延町営バスの時刻表・・・甲府市と違って祝日はOK)

土曜だと町営バスに富士急バスもあって古関は意外に便利です。今回町営バスにはじめて乗りましたが、身延線との連絡も良く、富士急よりも安価(古関→久那土駅 ¥260)でこれを使えば天狗岩もあそこまでヒネらずとも行けることがわかりました(笑)。

でもヒネったお陰で芦川南稜の山の良さを知ったわけですから、決して悪いことではありません。おじさんからもいろいろお話を聞けたし、御坂の最西端でもあるこちらの山山がますます好きになってしまいました。来月から18きっぷが使えるし、もう一回は訪れたいですね。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2007.01.16

天狗岩から蛾ヶ岳へ

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(反木川 三沢川中間尾根より天狗岩と峰山集落)

二年前に蛾ヶ岳(ひるがたけ)南西尾根を歩いた時、その東側に延びている蛾ヶ岳南尾根の真ん中辺りに姿を見せたテーブルのような平頂の山。その場で地形図を広げてみるとその山には「天狗岩」と名前がついていて、それからその山はずっと気になる存在になっていました。

でも天狗岩のその位置からこれはタクシーじゃないと行けない所だなと思ってそのままにしていたのですが、18きっぷのシーズンに入り、「さて今度はどこへ行こうか」と精進や市川大門の地形図をぼんやりと見ていたらこれは行けるかも・・・というルートがパッとひらめいたのです。(^^)

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(650m圏峰東鞍部の石仏達)

ということで日曜(01/14)その天狗岩と蛾ヶ岳をつないだ山歩き。今回は甲斐常葉駅から富士吉田行きの富士急バスで古関に出て、古関から反木川 三沢川中間尾根上にある照坂峠に上がり、その中間尾根を登って中川原の分岐に出た所で一度三沢川に降りて、天狗岩の南東尾根を捉えて天狗岩へ登り返し、南尾根を伝って蛾ヶ岳に至る、とかなりややこしいというか苦肉ともいえるルートを組んで歩いてきました。

身延線がワンマン運転のせいか2分ちょいの遅れ=バスの発車時刻で甲斐常葉駅に着いたのですが、そこは織り込み済みなのか何なのか吉田行きのバスは5分以上の遅れでやって来て一安心。古関に出てストレッチもそこそこにさっそく歩き出します。

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(反木川 三沢川中間尾根652m峰にて)

照坂峠には地形図の道で上がりましたが、送電塔までは県道の一段山側に車道が通っており、そこから上がるのが一番無難なのでしょう。送電塔からは道なりに行くように山道が延びており、そこから5分程で照坂峠に着きました。

照坂峠は地形図に載っているぐらいだから、の思いはむなしくそこは植林下の暗い峠で、往時を偲ぶような遺構も皆無。ちょっとガッカリして尾根を行くとこれがなんと・・・藪に倒木と荒れている箇所はあるものの、道筋のしっかりした明るい雑木林が続く快適な尾根。林は低い所らしくなんとクヌギやカシワがメインでそんな落ち葉の積もった道の感触はかなり新鮮です。

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(天狗岩南東尾根より中間尾根を見下ろす・奥は七面山)

それに梢越しに見える南アももちろん立派。そんな様子にルンルン気分で650m圏峰、652m峰を越えると対岸の遠くにあった天狗岩が徐々に近づき、地形図の破線路が横切る中河原の分岐に着きます。ここにもいくつかの石仏が祀られており、参拝してから左手に下る道を行くとすぐに三沢川に降り立ちました。

飛び石で対岸に渡ればもうそこは天狗岩南東尾根の山腹で、ここで沢沿いに少し下るとまた道が現れ、南東尾根を乗越した所で尾根に取り付きました。

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(天狗岩山頂)

南東尾根はのっけから灌木の茂る急登で、しばらく行くとヒノキの植林になり藪は落ち着きましたが、アカマツ林に変わると藪も復活。藪自体はそんなに濃いわけではありませんがあまり快適ではありません。

それでも710m圏の尾根の肩に上がると峰山の集落と切り立った天狗岩の姿が間近に見えて俄然やる気が出てきます。峰山からの水平道を突っ切ると雑木林も混ざるようになり気分も上々。スイスイ登って尾根上に雪を見るようになるとあっけなく天狗岩の山頂に着きました。

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(天狗岩より・右奥は竜ヶ岳)

黒木に覆われた暗い山頂も南側が伐られており、そこだけは明るくなっています。ここで大きな富士や高山のごとく聳える雨ヶ岳~毛無山の稜線とご対面。三角点の手前に置かれた二つの石祠に挨拶して、展望を楽しみつつここでのんびりランチでした。

ランチを終えて天狗岩から藪っぽい稜線を辿って北鞍部に降りると、ここで地形図通りに峰山からの蛾ヶ岳南尾根の登山道?と合流します。あとはこの道を辿るだけで、道中は道標こそないものの道は明瞭で、道筋もだいたい地形図通りについていました。照坂峠からの中間尾根もそうだし、二年前に蛾ヶ岳南西尾根を歩いた時にも感じたんですけど、この辺りの地形図の破線路はけっこう正確に書かれているのでは?と思っています。

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(蛾ヶ岳南尾根1174mの登りにさしかかる所)

南尾根の道は1174m峰を過ぎた先で尾根を西に外れ、四尾連湖からの道と合流する六地蔵(西肩峠)の方へトラバルのですが、時間的なこともあってそれは少々面倒。ということでここで道と離れ、尾根通しの登りに切り替えて直に蛾ヶ岳へ詰めました。

結局天狗岩から蛾ヶ岳までは一時間ほどの道のり。着いたのが14時ちょい前だったせいか山頂にはもう誰もいなくて、そんな時間なのに下の甲府盆地も八ツも南アも北アもくっきり見えて、もう云うことなしです。

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(蛾ヶ岳山頂にて・奥は北岳と間ノ岳)

そんな展望をしばらく楽しんだら、ようやく下山開始。今回も山頂から西肩峠には寄らず、そのまま尾根伝いに降りてから西肩峠廻りの登山道と合流して大畠山へ向かいました。

アンテナ施設の建つ無粋な大畠山に着いたらそそくさと三角点をカメラに収めて、今回はここから北尾根に入ります。

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(大畠山北尾根の中腹あたり)

大畠山北尾根は中腹辺りまで雪が残っていましたが、おそらく比較的明瞭な道筋が通っているように思います。そして964m峰のすぐ先にある北東尾根との分岐が下降の一番のポイントで、うまく判断できてもここからの下りがかなり急で、うっすらとついた雪と相俟ってこの辺りの下降は結構恐怖です。

この下りをこなせば露岩帯を西(左)へ捲く箇所がもう一箇所あるものの、まぁ一安心。610m圏や500m圏の分岐を左左にとり、大畠山から一時間程で芦川の左岸側に降り立ちます。そしてそこから先も地形図通りで、発電用と思われる用水路の上に道が造られており、(芦川第一)発電所の吊り橋で芦川を渡って県道に出れば20分程の歩きで芦川駅に着きました。

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(芦川左岸の径路はこんな感じ)

今回二年ぶりにこちらの方を歩かせて貰ったのですがこちらも本当に良い所ですね。同じくらいの標高で考えると東京近郊より植林が格段に少ないし、そのくせ富士や南アなどを見ながら歩けるという「山歩き」という意味ではかなり贅沢な所のようにも感じます。

それにごく一部の稜線以外は山歩きの対象になっていないので大変静かですし、なによりその明るい雰囲気に改めて惹かれました。あと縦横無尽に通っている山麓や山上集落を結ぶ径路も非常に興味深い所。結構遠い所だから通い込めない所ではありますだけど、今後も折を見てボチボチ訪れようかなと思っています。(^^)(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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