2006.12.24

大淵谷から鬼ヶ岳、王岳川へ

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(鬼ヶ岳より王岳と南アの山山)

大石から大石峠へ登る時、登山道の入口に古びた看板があるのはご存じのことと思いますが、その中身をよ~く見ている人は意外に少ないのではないでしょうか。

↓はその看板の画像の一部。それによると昔は大淵谷からも金山や十二ヶ岳へ行けたようで、今回(12/23)はその道の確認と、御坂の主稜線歩き、そして王岳北側を流れる王岳川の様子を見ながら芦川側の上九一色へ抜けました。

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(大石峠への登山口にある看板には・・・)

今年は暖かい暖かいといわれていますが、家を出て大月行きの電車に乗るまではあったかいな~と思っていました。その車中ではかずさんとの遭遇(!)もあり、大月駅に降りると意外やこれが結構寒い。あせあせ富士急に乗りかえると行けば行く程寒くなり、河口湖に降りると建物や看板、標識等々周囲のあらゆるものにみんな霜がついている有様。わかっちゃいるもののさすがにコチラは寒いですワ。

でもこれだけ寒いと云うことは天気がよいということで、朝焼けに染まった富士を眺めつつバスで大石へ向かいます。

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(大淵谷、最奥の堰堤附近・奥は金山)

ペンションの手前でバスを降ろしてもらいさっそく歩き出すと、若彦トンネルはもう完成していて開通間近を思わせる様子。20分程歩くと大石峠の登山口に着きますが、今回はここを直進です。

植林に覆われた林道を淡々と行くと金堀山から流れる名奥川を渡り、林道はまもなく右岸に移りました。この辺りから地形図の記述と違って林道は荒れだし、つぎつぎ現れる堰堤を捲きつつずっと大淵谷の右岸を行きます。

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(いちおう富士も・・・鬼ヶ岳より)

「地形図に書かれている最奥の堰堤」を過ぎると道は突然良くなり堰堤も新しいものになりました。でもここまで来るといい加減林道歩きに飽きてきて、早く山道になれよ~と思いつつなおも林道を行くと最奥の堰堤でようやくジ・エンド。大石からここまで70分程でした。

山道はカラマツ植林の許その先へ自然に延びており、真新しいマーキングを追いつつ左岸に移ってしばらくは左岸側を行く感じ。そして最奥の二俣で一度中間の尾根に上がり、再び左岸をトラバースするようになるとあっけなく十二ヶ岳~金山の稜線に出てしまいました。途中シモバシラの撮影大会もあったのにここまで二時間かかっておらず、大石からの最短コースでしょう。ここにも今年の6月にはなかったマーキングがついていました。

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(御坂主稜・鍵掛峠へのみちすがら)

何の手応えもなくあっけなく上に上がってしまったことに驚きつつ、金山に上がって鬼ヶ岳へ向かいます。もう雲一つない快晴ですから富士はもちろん南アや八ツも見え見え。期待していた北アは雲がかかっていてダメでしたが文句なんてある訳がありません。(^^)

鬼ヶ岳も時間が早いせいか誰もいなかったのですが、展望を楽しんでいたら意外に風があって体が冷え切ってしまったのでランチは北尾根の分かれる西のピークで取り、なおも主稜を西へ行きます。主稜は花の絶えない盛夏も良いけど、明るく展望が楽しめる今の時期もやっぱり捨てがたい。ルンルン気分で鍵掛峠へ降り尾股山への尾根が分かれている吉沢山へ登り返します。

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(吉沢山と1372m峰の最低鞍部にて)

遠くにあった王岳の姿が近づくと吉沢山に着き(標識の類なし)さっそく北へ下りはじめます。ひと下りして現れる露岩を右(東)へ慎重に慎重に捲けば、かなり急なものの後は鞍部へ下るだけ。最初は見下ろしていた「アシビ」ともいわれる1372m峰を見上げるようになると最低鞍部に降り立ちました。

この鞍部から左(西)へ流れるのが王岳川で左岸の尾根を伝ってから河床におり、しばらくは枯れた河床のゴーロ歩き。やがて水流があらわれ、左岸側に植林が現れると道形も明瞭になり、その道が突然右折して右岸へ渡ると林道に出ました。

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(王岳川上流部の様子)

このままこの林道を歩いても良かったのですが、地形図を見るとかなりの遠回りなので林道が一度沢に近づいた所で林道から離れてもう一度左岸に移るとこちらにも明瞭な道が延びていました。この道もしばらく降りると右岸に移って地形図通りに先の林道と合流。合流すればあとは上九一色までお気楽に車道を歩けば良いだけです。

とはいえそのまま歩いたのでは遠回りだし、R358は交通量が多くて楽しくないのでいろいろショートカットしながら上九一色の役場(今は合併したので正確には出張所)へ向かいました。

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(王岳川左岸の破線路は明瞭)

小一時間ほどでたどり着いた上九一色の出張所は日帰り温泉施設もあるのですが湯冷めが怖いので今回はパス。一息ついたら出張所の広場で着替えて、巨大な屏風のような御坂の主稜線をボーっと眺めながら甲府へ向かう市営バスを待っていました。

んが、バスの時間になってもなぜかバスは来ず、早く来ないかな~とその後も呑気に10分程待った所で気がついたのです。
 
 
23日って祝日だった・・・_| ̄|○
 
 
 
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(右より横沢頭、王岳と吉沢山北尾根の稜線・上九一色出張所より)

そう、甲府市営バスは日祝運休なのでした(笑)。もう少し早く気がつけば上流の鶯宿から石和行きのバスを捕まえに行けたのですが、16時過ぎでは今から行っても間に合うか逃すかはかなりギリギリの線。それにもし逃したら鶯宿では本当に行き場がなくなるので、ここは本当に長い道のりだけど芦川沿いに下って身延線の芦川駅へ向かうのが無難な所でしょう・・・ということでここから実験クンの重い重い再スタート(笑)。

梯(かけはし)でR358から離れれば芦川沿いは上流部と同じように閑散としており、雰囲気もなかなか良かったのですが、間もなく日が暮れ真っ暗な車道をとぼとぼとぼとぼ・・・。でもふと見上げた星空が本当にキレイでねぇ。。。

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(日祝はお休みなのね~・笑)

結局上九の出張所から芦川駅までは14km弱、ちょうど二時間半の道のり。芦川沿いの道から開けた甲府盆地に出た時の夜景の素晴らしさにその労もちょっとだけ報われました。

まったくもって自分のミスなんだけど・・・お陰でこの日の楽しかった山行きの印象がずいぶんと薄れてしまった気がします。とにかく皆様におかれましては(特に公共交通機関利用者は)曜日祝日の確認を充分にしないとボクみたいになりますよ~、ということです。まぁお金さえあればタクシー呼ぶことでごくごく簡単に解決するんですけど(笑)。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.08.24

御坂のお花の様子など

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(森の妖精れんげしょうま・・・盛りでしたが花は例年の半分ほど)

今週はちょっと忙しくて・・・普段だったら記事無しの所ですが、レンゲショウマについて照会がいろいろ来ているので今回は「短報」という形で・・・<(_ _)> <(_ _)>

北ア行きの記事のコメントで少し申し上げましたが、日曜(08/20)は御坂主稜(御坂峠~大石峠)をお花見がてら軽く歩いてきました。7月からずっとこちらや南大菩薩の様子を見てうすうすは感じていたものの、今年はやはり花が少ないですね。とにかく歩き出しから道ばたの彩りが少ないのが明らかで、よく見ると一通りの種類は咲いてはいるものの量はかなり少ない状態。その中でも道中頑張って咲いていたのはカイフウロだけだったように思います。

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(黒岳山頂にて)

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(たむらそうは咲き始め。周りの花はかいふうろ)

その上、全体的に開花も遅れており、数の多いユウガギクやタムラソウ、テンニンソウが一部で咲き始めましたが蕾は固いのが大半。アザミの類もまだ蕾だし、トリカブトの蕾なんてまだムカゴみたいでこの分だと咲き始め自体が9月にずれ込みそうな感じです。

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(見かけた白菊三種・・・ゆうがぎく、いなかぎく?、しらやまぎく)

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(大石峠にて)

ということで御坂といったら・・・なレンゲショウマもご多分に漏れず少なかったです。こちらは例年の半分程度といった具合でしょうか。まぁもともとの量が多いので道中歩いていればそれなりには楽しめますが、普段の姿を見慣れていると寂しさはちょっと禁じ得ないかもしれません。

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(てんにんそうも一部で咲き始めたが、こんなのが大半)

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(も一枚・・・(^^;;;)

でも、お花が少なくても今シーズンに入ってようやく森の妖精に逢えたので、今回はそれだけで感謝なのでした。本当にいろいろな意味で。それにお花狙いだとどうしてもその咲き具合にヤキモキしてしまうのはまぁしょうがないんだけど、どんなにありふれた花でも最初に逢ったときは・・・あぁ今年も無事に逢う事ができた・・・と自然に思うようになりました。

これから徐々に涼しくなってくれば、紅葉だってもう間近。しかし歳喰うと時間が経つのが本当に早いですね~。「もう秋かよ」って。なんかな~(苦笑)。
 

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2006.07.24

芦川側から御坂の山へ

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(御坂主稜線・・・吉沢山辺りだったような気がする)

さて、今年の春に上九一色村の北部と甲府市が合併したお陰で甲府市営バス(旧中道町営バス)の路線が上九一色まで延伸され、芦川中流下流域の山々も山行きのプランに入れらるようになりました。

そんなわけで今回は長らく懸案となっていた、王岳より御坂主稜を西に行った1430m圏ピークから北西へ烏帽子山を経て寺川と王岳川の合流点まで延びる尾根(あーややこしっ・笑)を登路にとり、王岳、鍵掛峠と歩いてこれまた長らくの懸案だった芦川側の鍵掛峠みちを降りて鶯宿に出るという、芦川側からの登降にこだわったコースを組んで歩いてみました。

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(烏帽子山の尾根下部はアカマツ林下の灌木帯)

甲府市営バスは4月の桃見の時に乗り逃したニガい苦い思い出があるので、今回は万全を期して身延線の南甲府駅からタクシーで始発の市立甲府病院に出ました(¥900)。ちなみに土曜の朝のせいか??南甲府駅にタクシーはおらず電話で呼び出しましたが5分程できたので時間は超余裕。市立病院までの車中の様子を見た感じでも駅から歩いてもバスの時間には充分に間に合うと思いますし、冬ならば寒いけど南アや周囲の山山を眺めながら行くのはちょっとオツかも知れませんヨ。

んで、二年ぶりに乗った市営バスは新しい車(もちろんライトバンには変わりなし)になっており乗り心地も上々。そして一番気になっていた中道橋での山梨交通バスとの接続ですけど、現状の運用では絶望的と云って差し支えないでしょう。確実に捉えたいのであればここは市立病院から乗るべきだと思います。

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(今日のお花 その1・きんれいか)

単に寝不足なのか車の乗り心地が良すぎるのかはわからないけど結局終点まで寝てしまい、炎天下の中寝ぼけ眼をこすりながらのスタート。本郷の集落を越えて寺川沿いの道に入ると、行く先の尾根や御坂主稜が見えるハズなのに上はガスってほとんど見えない状態。

じきに通る王岳橋で王岳川を渡れば、もう目的の烏帽子山の尾根の末端部なのですが、やはりというかわかっちゃいるが末端部はアカマツ林下の灌木のジャングルになっていて、人のやる気を削ぐには充分な様子(笑)。それでも気をとり直して尾根に取り付きました。

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(烏帽子山の尾根上部にて)

下は晴れていたので藪も乾いていましたが間もなくガスの中に入ると濡れだして、こちらもすぐにびしょ濡れ。尾根上には登山道だった?とも思えるような明瞭な道筋が通っていましたが灌木倒木に埋もれており、実際にはその脇をつかず離れずで行く感じ。その上次第にバラ藪も出てきて行く手を阻みます。

そんな状態なのですぐに上がるだろうと思っていた尾根を横切るR358へ上がるにも30分以上かかり、そこから先も暫くは灌木の藪が続きました。しかしそんな藪も尾根の形状らしくなると半分が雑木林になり、やがて全面雑木林になると藪も消えてまもなく烏帽子山の山頂につきます。

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(カイフウロ、ホツツジも咲き始めた)

烏帽子山は尾根南面が伐採跡になっており、普段なら周囲の展望を楽しめるのでしょうが今回はX。主稜線や釈迦ヶ岳(芦川北稜のぢゃないよ)の方がどう見えるのかが気になっていたので残念でした。

尾根も烏帽子山より先は藪も少なく格段に歩きやすくなり、雰囲気も悪くありません。おかげでスイスイ行けて主稜の登山道までは45分ほど。

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(今日のお花 その2・しもつけそう)

主稜に上がればあとは王岳を目指すだけなのでもう一仕事ありますが、気は楽です。展望はもちろんきかないけど、時折ブナ自然林を交える素敵な道のり。んが、お花の方がヤマブキショウマにツルシロガネソウ、終わりかけのシモツケが目につくぐらいで意外に少ない。

これは標高が低いせいだろうと思っていたのですが、王岳でランチをとりなおも稜線を東に行っても、シモツケソウにキンレイカ、カイフウロ、ハナチダケサシ・・・と種類こそ増えましたが、やはり思いの外。先週の南大菩薩の時は単純に遅れているだけなのだろうと思っていましたけど、もしかすると・・・この不純な天気が続くと3年前(2003)の再来があるかも・・・ってボクの思い過ごしで終わって欲しいのだが。。。

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(鍵掛峠みち・・・鍵掛峠直下附近)

そんな心配がしばらく頭の中にあったのですが、そんな思いを別の意味で吹き飛ばしてくれたのが下りの鍵掛峠みちでした。とにかく下り始めの急な沢筋をトラバリながら下っていくところ。根場側の大ブナが見られる自然林とは違うけど、こちらも下草のみどりが眩しい素敵な道。少々しっとりした雰囲気なのもまた良かったりします。

そして地味だけどヤマアジサイが満開の中、大岩をいくつも見ながら下っていき、傾斜が緩むと枯れたスズタケが現れほっと一息。ここから再び日差しが入るようになると周囲の緑が輝いて、緑に染まりそうというかなんとも形容しがたい光景に声も出ません。

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(鍵掛峠みちの上部はこんな大岩が多い)

しかしこの先が大雨の度に荒れているのか道標がボロボロだったり、沢を渡る箇所で若干不明瞭だったりしますが、マーキングを追えば難なく降りられると思います。林道までは鍵掛峠から一時間弱といったところでしょうか。

林道に降りればあとは鶯宿を目指すだけで、懐かしい尾股山の山稜を眺めたり、長らく気になっていたグリーンロッジはユーシンよりもきれいそうだゾと思ったりしながら歩いてバスの始発である鶯宿まではこれまた一時間弱の道のり。

あとはバスの時間までバス停横の鶯宿諏訪神社(ここの階段にある大ケヤキも見物かも)で休んでいたのですが、芦川は何もないところだけど本当に良いところです。今回改めて思いました。同じ御坂の山でも郡内側から行くのとではその山行きの印象も全く違うものになる。不思議ですね。石和の方が不便になって行きにとりづらくなってしまったけど、もう少し涼しくなったら石和駅~山梨県立博物館間の徒歩の実験君を兼ねて芦川からの御坂の山、歩いてみたいです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.07.09

毛無山東尾根を末端から

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(四ヶ岳附近より十二ヶ岳)

ココログさんが大がかりなメンテを前にかなりというか非常に重たくなっているので、早々とアップしちゃいます。(^^ゞ

ということで土曜(07/08)はまたまた御坂へお花見。本当は先週訪れたかった毛無山の東尾根を末端から歩いてきました。

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(天神峠にて)

今回はチト寝坊してしまい、河口湖駅から尾根末端部にかかる大石の奥川橋までタクシーを奮発(¥2490)。富士は見えなかったけど久しぶりに晴天下のスタートは暑いけどやっぱり気持ちが良いですね。

尾根末端部の県道側は切り立っているのでどう上がろうかと思いましたが、橋のたもとの藪の中に踏み跡が明瞭に通っており、尾根の北側を回り込むようにして難なく上がれて一安心。尾根上は意外にスッキリしており歩きやすかったです。

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(淵坂峠にて)

淵坂峠までは植林にアカマツ混じりの雑木林が続き、藪は一部の陽当たりの良い箇所で濃いぐらいでした。尾根上にはいくつか峠道らしき道形も認めらましたが、天神峠や淵坂峠は切り通し状になっていてさすがに名前のある峠という風情。

そして淵坂峠を過ぎると今までとは明らかに違う植生になり、御坂主稜のような雰囲気になってきます。雑木林にそして下草に日差しが降り注ぎ周囲の緑は眩しいぐらい。そんな下草の中でニガナやママコナが咲き始め、ヤブレガサもそろそろか。でも一株だけ見つけたオケラのまだ緑の蕾に妙に惹かれました。

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(今日のお花 その1・うすゆきそう)

毛無山に近づくと一部歩きづらい箇所も出てきますがそれもごく一部。汗をかきかき尾根を詰めると周囲が明るくなり毛無山に飛び出します。

するとお花の方も一気に増えてきてヤマオダマキにイワキンバイ、シモツケ、コアジサイ、そしてキンレイカの黄色い蕾も彩りを添えて、晴れていたこともありこの辺りの標高が今回一番華やかな所でした。

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(稜線の登山道も下草が生えそろった)

そして十二ヶ岳へ向け岩場の続く道を西へ行き始めると、ウスユキソウに、トダイハハコも咲き始め盛夏は間近を思わせる雰囲気。テンニンソウはさすがにまだだけど、レンゲショウマの蕾は先週の御前山より少し大きくなって、これもこの先楽しみな光景です。(^^)

しかし今回歩いて驚いたのが人出の少なさで、行き交う人もひとりだけ。十二ヶ岳辺りなら誰かしら休んでいてもおかしくないのに、この日は誰もいません。結局、その後の金山の行きしなにすれ違ったのが最後であとは下まで一人旅でした。

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(今日のお花 その2・しろばなにがな と はな?にがな)

金山へ向かうと標高が上がるせいかお花の方は少なくなり、ヤマオダマキにハナチダケサシ、ツルシロガネソウあたりが目立つぐらい。周囲にもガスがかかりだしたこともさみしい雰囲気と感じた遠因かも知れません。シモツケソウもヨツバヒヨドリもカイフウロもまだまだ蕾。

金山から鬼ヶ岳へ向かうもこちらもガスで、素通りに近い感じで根場へ向け下山開始。↓の雪頭ヶ岳の草原は先の花々にハナニガナとシロバナニガナ、ノアザミに終わりかけのアヤメが咲いているぐらい。こちらもまだまだこれからですね。

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(雪頭ヶ岳もまだまださみしい感じ)

そんなガスも下るにつれ消えてきて、麓の根場に着く頃にはまた日差しが出るぐらいになっていました。周囲には観光客の車が多数停まっており、こちらは夏の行楽シーズンに入った感じな華やいだ雰囲気。そんな西湖の駐車場で顔を洗い着替えをし、酒屋へ足を延ばしてビールを飲んでまったりしていると、なんととっくに通り過ぎていたと思っていたレトロバスが30分遅れでやって来たのはラッキーでした。

しかもレトロバスはレトロバスではなく普通の乗合バスが「代行」という形で走っており、これはおそらくレトロバスでは乗客の数からして小さすぎるという判断だったのでしょう。運転手さんのガイド付きでゆったりと帰れたのもこれまたラッキーでした。(^^)

御坂の山はまだまだマイナーですけど、麓へ降りてしまうとそこは日本でも有数の一大観光地。これからの時期は帰りのバスの定時運行が難しくなるということを頭に入れておかないといけないですね。でもこれからのお花のことを考えると個人的にはそんなことは些細なことに思えてしまうのです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.06.28

深々と歩く御坂の山山

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(黒岳山頂直下にて・林床の花はユキザサ)

今週末は珍しく土曜に好天の予報が出ていましたね。でもいろいろあって山行きは日曜になってしまいました。(^^ゞ

ということで日曜(06/25)はおおかたの予想通り、夏の花の様子見を兼ねて御坂の主稜筋へ。本当に久しぶりに黒岳南尾根を登路にとり、あとは主稜を西へ大石峠まで歩いてきました。

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(黒岳南尾根下部にて)

黒岳南尾根を末端から歩くのはおそらく5年ぶりのこと。今回も初訪の折りと同様、長崎から取付こうと思ってのですが、バスで寝過ごしてまい(笑)、長崎からの尾根(馬乗石山を通る尾根)の西隣の尾根から取付きました。

下に県道が通っていることもあり、のっけの急斜面を慎重に登って尾根が緩めば一安心。あとは灌木の薄く被る尾根をひたすらに詰めていきます。

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(今日のお花 その1・たかね?ぐんないふうろ)

藪は間もなく途切れて、スッキリとしたアカマツ混じりの雑木林に変わると、林床には緑の下草も現れ、ヤブレガサはすでにつぼみを付け始めてスタンバイ。素敵なミズナラの疎林もあるし、こんな林の様子を見るたびに あぁやはりここは御坂なんだなぁ。。。と思いながら歩いているような気がします。

1156m峰を過ぎ、露岩混じりの急登介して1376m峰に上がると、ここからが南尾根の核心部。といっても行程が難しい訳ではなく、明るい自然林のもと、ヤマツツジの残花も鮮やかな巨岩・露岩を右に左に、そして岩の間をすり抜けるように行くのがなんとも小気味よい感じ。

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(黒岳南尾根・烏帽子岩(ではない)附近にて)

そして烏帽子岩で展望はないながらもやはり上がって(手がかりが少ないので岩が濡れている時は要注意です)、周囲に露岩がなくなるとまもなく広瀬からの道と合流。そしてクサタチバナの咲く広い尾根をひと登りで板取沢からの道を合わせれば、黒岳への最後の登りが始まります。

地図を見れば一本調子の登りが続くこの辺りも、黒木混じりのブナの自然林にカラマツ植林、そして開けた露岩帯と意外にバラエティに富み、林床の下草もいろいろ変わるのが実は楽しい。テンニンソウで埋まった緑の広がりも久しぶりだし、ニッコウキスゲもつぼみを付けてそろそろ咲きだしそうな雰囲気。

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(黒岳山頂直下にて)

そして周囲が明るくなるとポンと山頂直下の展望台に飛び出し、山頂までは一頭足。山頂の広場こそごく一部でアヤメが咲いているぐらいですが、周囲の美しい自然林を散策すれば下草のユキザサが満開。ユキザサ自体は地味なので、晴れているときよりこういうガスった天気の時の方が却って目立つというか引き立つ感じで好ましいと思うのです。

とはいえお花はここからが本番。山頂の散策を終えて稜線を西へ行くと、アヤメにグンナイフウロ(もしかするとタカネかも)、キンポウゲ、ヤグルマソウなどが次々と現れ、ヤマツツジにウツギの類(ってなんだよ!それ・笑)も多く、緑の中に彩りが増えていくのを見るのは天気が今ひとつでもウキウキしますネ。

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(この辺りはミヤマカラマツ・不逢山附近にて)

アヤメにグンナイフウロが満開だった破風山でいそいそランチをとり、花をボーっと眺めながら休んでいるととうとう雨が降りだしてきました。破風山からなおも西へ向かうとグンナイフウロは見かけなくなり、代わりに??ミヤマカラマツやヤマオダマキ、そして不逢山の辺りでようやく咲き始めたニッコウキスゲとの再会を果たして大石峠へ降り立ちます。

大石峠の草原はいちおうアヤメにニッコウキスゲ、キンポウゲがメインですが、まだまだ緑の方が優勢な感じ。それでもアヤメやキスゲといった派手な花が咲いていると少し華やいだ雰囲気になりますね。

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(今日のお花 その2・あやめ)

そんな草原で雨の降る中、またまたボーっと佇んでから、今回は大石へ下山。峠みちは藪っぽい箇所が一部刈り払われており、今シーズン中に全て手入れがされるのかも知れません。

林道に出ると、ピンクの鮮やかなシモツケにも逢えて気分も良かったのですが、それも間もなく見ることになる若彦トンネル絡みの工事でぶち壊し。工事絡みの標識等を見ていると、どうやら来年の4月には開通しそうな感じです。このトンネルが開通した暁には吉田から芦川へのバス路線ができることを密かに祈っているのですが、まぁ夢物語でしょう(笑)。

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(大石峠にて)

本格的に夏の御坂へ通い出してから今年で4年目になります。以前は毎度毎度同じ稜線に、咲く花もだいたい予想できてくると歩いていてつまんなくなるのかな~?と漠然と思っていましたが、これがなんのなんの・・・というか通う度にずぶずぶ深みにはまっていく感じ。なんか藪山と一緒だな。

とにかくその変化に心が浮き立つし、たとえありふれた花でも今年も逢えたことに心から感謝している自分がいるうちは、御坂に限らず夏の花めぐりはやめられないのでしょうね。

とにかくこれからの夏の御坂は本当にお勧めです。御坂なんて・・・歳くってからでも歩けるから所だから・・・といって先延ばししていると、そのうちシカにみんな食われちゃういますよ~(笑)。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.06.25

富士急・5枚回数券はいかが?

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(大月駅~河口湖駅間用は一枚あたり¥1010)

夏の花もボチボチ咲き始めてそろそろ御坂の山山へ通う季節になってきました。

しかし御坂方面へ行くとなると、関東周辺で一番高い運賃体系を持つであろう富士急をどうしても使わなければいけないので、交通費が結構というかかなりかさみます。

そんなわけで以前、御坂のお山用に河口湖西湖フリーきっぷを紹介しましたが、これも制約が多くて思ったよりも使うことが少なく、結局普通に切符を買うということの方が多くなっているのが現状です。これだと芦川にも行けないしね。

ということで御坂マニアの皆様におそらくちょっとだけ朗報・・・かも(笑)。先月三ツ峠の行きしなに車内で広告を見かけた5枚回数券というものを今回購入してみました。

回数券というのは基本的に11枚の切符を10枚分の値段で買えるのもの。でもいくらこれから御坂へ通うと云っても11枚というのはさすがに消化にしんどい量なので端から購入は考えていなかったのですが、今回新発売されたのは5枚というのがミソ。割引率も11枚のとほとんど変わらず、大月~河口湖用は一枚あたり¥1010と百円お安くなっています。

ただし有効期限が購入日から三ヶ月間(これでも延長されたらしい)なので、個人的には今の時期しか買えないのですが、これが二人とか三人パーティだったりしたら充分に使う価値もあるでしょう。

発売箇所はおそらく有人の駅であればOKだと思います。ただし、大月駅でのタイトな乗り換え時間中に購入するのはおそらくしんどいというか顰蹙かも知れません。余裕を持った方がいいかもです。

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(新河口湖駅舎、ほとんど完成しました)

あと・・・半年ぶりに河口湖駅を訪れたら、新駅舎がほとんど完成していました。
見た目通りのウッディな建物で、すでに一部使用されていますが、おそらく富士登山の開始と同時に正式なオープンになるような気がします。次に訪れるときは中でビールが買えるのかな~??
 

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2006.05.22

水雲山と御巣鷹山、ようやく繋がる

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(水雲山の尾根の全貌・一番左が御巣鷹山・右隣が水雲山)

先週と同様、今週もぐずついた天気が続き直前まで週末の天気も今ひとつの予報でしたが、日曜(05/21)は本当に久しぶりの晴れマークが並んで、私もお山は日曜でした。

ということで今回は去年の冬以来となる水雲山。初訪の折りは雪のせいで御巣鷹山までたどり着けなかったので、今回はそのリベンジもありました。

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(祠の中はなぜかビニールが・水雲山にて)

さて今回はバスを使わず、都留市駅からリッチにタクシーで三ツ峠北口登山口まで乗り付け(¥3130)てのスタート。おそらくタクシーはその奥にある水雲山の尾根まで行ってくれると思うのですが、この尾根はのっけから急登が続くので、準備体操を兼ねた林道歩きが欲しかったのです。

雪の時はわからなかったのですが、尾根の下道は結構明瞭なんですね。登りだしは端境期ということもありお花は少ないのですが、それでも日差しに照らされた新緑の木々はもうもう・・・そこにいるだけで元気が出てきます。

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(扇状地状になった大幡川の源流部・水雲山より)

尾根の中腹あたりに差し掛かる頃、密かに狙っていたイワカガミがちらほら出てきます。まだ咲き始めだったので見頃は来週末以降でしょう。でも見頃前だからってガッカリはしません。なぜなら今年は諦めていたコイワザクラに間に合ったからです。(^^)

そんな花々を愛でつつ、すいすい登っていると、あっけなく水雲山に出てしまいました。のんびり写真を撮りながら歩いても取付から1時間40分程。例の祠の石碑はなぜかビニール袋でくるまれていました。この理由をご存じの方、募集中です(笑)。

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(いわかがみ・咲き始めた)

水雲山は開けた岩峰なので展望も良いのですが、初訪の折りから個人的にここでいいな~と思っているのが、眼下に広がる扇状地状になった大幡川の源流部の様子。周りの山稜から下へ延びる枝尾根の一本一本が下で集まった様子はまるで緑の流れのようで、なんとも印象的です。

そして水雲山を過ぎるとツガやモミなどが増えて、三ツ峠山頂直下の独特の雰囲気が出てきます。水雲山からも相変わらず急登が続くものの、北口登山道を合わせて御巣鷹山までは40分程でした。

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(富士と富士桜のつもりが・・・開運山より)

山頂附近はまだまだお花も少なく、目につくのは花付きの良いフジザクラぐらい。その上、この辺りから曇りだして開運山からの富士も見えずじまい。人も多いのでさっさと東尾根を下りはじめて大久保山へ向かいました。

東尾根も端境期のせいかお花は少なく、大久保山に着いてランチにしようとしたら、ここで単独さんと遭遇。いろいろ話しているうちに、山頂のすぐ下にある大久保山の三角点を探しているとの事だったので、私もまだ見たことがなかったし、さっそく捜索してみたのですが・・・

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(大久保山南尾根上部にて)

・・・コレがないんですね~(笑)。探せばすぐに見つかると思っていたので意外だったし、ここは「点の記」をきちんとチェックするべきでした。結局その後にランチをとり、下りは大久保山の南尾根を辿る事に決めて下山をはじめます。

南尾根の最初は岩場を縫うように急降下するのですが、イワカガミでも・・・の思惑も外れてお花は尾根全般にわたって少なかったです。しかし、岩あり、緩やかな自然林あり、伐採跡あり、そして下のアカマツ林では灌木のジャングルにRFの妙味も加わったなかなか楽しい尾根。

しかもこの尾根の末端附近には山祇神社があるという準備の良さ??で、全身の埃を払ってからいつものようにお礼をして山行きを〆る事ができるのも、きりが良くて気持ちのよいものです。

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(大久保山南尾根885m峰附近にて)

三つ峠付近は去年の秋に通うかも、と云いつつ実際に歩いたのは今になってしまいましたが、今回は本当に楽しかったです。これからの時期、アカマツ林に茂る灌木の藪がちょっとというかかなりイヤなものではありますが、これから御坂は花の季節に入るのでお花に絡めてでボチボチ歩こうかな、と思いました。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.05.16

鶴ヶ鳥屋山・・・思わぬ藪遊び

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(市境界の稜線・近ヶ坂峠と△685.2mの中間辺りか)

奇跡的に??天気の良かったGWを挟んで、ぐずついた天気が続きますね。ここ数年は5月に入るとぐずつく事が多くて、「五月晴れ」という言葉がある意味死語になりつつあります。個人的には05/07から勝手に梅雨入りにしていたりして(笑)。

ということで先週末も土曜が朝から雨だったのでお山は日曜でした。予定では久しぶりに藪尾根でも・・・と思っていたのですが、先に云ったとおり土曜が雨だったので予定を変更。本社ヶ丸から高川山にかけての大月都留市界稜線の唯一の未踏部分である近ヶ坂峠から大幡峠~鶴ヶ鳥屋山を歩いてきました。

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(滝子山、顔を出す)

天気がぐずついているせいなのか、GW明けのせいかなのか、朝の電車は初冬並みにハイカーが少なくて少々ビックリ。そんなわけで初狩駅でも私ひとりが降りただけで、天気が回復して顔を出し始めた滝子山の姿にちょっとワクワクしてさっそく歩き出します。

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今回は近ヶ坂峠へは屏風岩・大岩廻りではなく八田川沿いに通る鍵掛峠みちを歩いてみたのですたが、堰堤工事が進んでいて林道が結構奥まで延びているんですね。お陰で峠みちはよくわからず、地図を見て直接鍵掛峠へ詰めたという感じ。

そんなわけで峠みちがどう延びているのかは一度下らないとわからないでしょう。しかし今度歩くとなったら何年後のことになるのだろう。。。

 
 
鍵掛峠に上がると尾根を通る大岩からの登山道の他に、峠を乗越す感じで近ヶ坂峠へのトラバース道も延びていますが、市境界の稜線の未踏部分が厳密に言うと近ヶ坂峠ではなく、その東にある750m圏峰より西なので、ここは面倒でも一度750m圏峰へ登り返してから、尾根伝いに近ヶ坂峠に下りました。
 
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(近ヶ坂峠附近にて)

しかしその750m圏峰から一旦西へ降りはじめると、下道は明瞭なものの尾根には灌木が被りだし、すぐ下の近ヶ坂峠に降り立つ頃には下はすでにびしょ濡れに。これを避けるためにこちらへ転進したのに思惑は大ハズレでした。

とはいえ今頃のように気温が高くなってくれば、雨具を着て中が蒸れ蒸れになるよりは思いっきり濡れてしまった方が却って気持ちが良いもの。藪を分けるたびに当たる水気は身体がひんやりするし、化繊の服なのですぐに乾く。なので日帰りの時は藪こぎのために雨具を着る事は滅多になかったりします。

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(市境界の稜線・1160m圏の鞍部にて)

結局、普通に車道を歩けば小一時間程で着く大幡峠まで3時間かかってしまい、峠でちょっと休憩・・・のつもりが、服や靴下を絞ったりしてのんびりできないのに大休止になってしまいました。(^^ゞ

でも峠から一歩先を行けば藪は収まり今までのスローペースが一転、明るい雑木林の許、急な登りをせっせと詰めていきます。

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(鶴ヶ鳥屋山山頂付近にて)

中腹の林道も一時間とかからず着き、なおも行くと南東尾根と合流。ここでようやくの自然林との再会・・・だったのですが、この辺りからガスりはじめて最初こそ幻想的だ~なんて思っていたけど、登るにつれガスは濃くなるばかり。

結局山頂もほとんど素通りして、その先の美林地帯ももちろん素通り。新緑の時期だし楽しみにしていたのに、こればかりはもうしょうがないです。

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(船橋沢への下りしな)

んが、船橋沢の分岐で稜線と別れて笹子へ向かうとガスは徐々に晴れ、ふと振り返ると今さっきまでいた稜線や鶴ヶ鳥屋山の山頂がクッキリ。

まぁ・・・タマにはこういう事もありますね。(^ー^*)♪

でも遠回りして鶴ヶ鳥屋屋へ向かう道のりは楽しかったし、これで御坂の主立った稜線も三方分山~蛾ヶ岳と天子山地との境になる仏峠の辺りを残すのみ。この辺りは交通の便がよくないのですが、できれば今年中に歩こうと思っています。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.04.18

今年も桃見 (^^)

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(ヤマツツジ、咲き出す。甲府・笛吹市境界尾根下部にて)

いや~、参りました。詳しくは後の方で云いますが、今回はなぜか歩き出しが笛吹川の中道橋からでした。(^^ゞ

ということで先週の土曜(04/15)は桃見目的で久しぶりに御坂は芦川北稜。滝戸山から北へ狢山。そして金刀比羅神社から東へ方向を変えて寺尾へ延びている、甲府・笛吹市境界尾根(旧中道・境川町村境尾根)を末端から辿って滝戸山へ行き、下りは境川側の鶯宿峠みちを降りてみました。

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(金刀比羅神社の様子)

ということでなぜか(笑)中道橋から延々と市境界尾根の取付けまで歩いたのですが、寺尾に入ってからの・・・満開の桜や芽吹きはじめた木々に彩られた山肌と桃畑を見ながらの尾根越え谷越えな道のり・・・がなかなかよろしく気分も上々。

尾根末端は竹藪に埋もれていましたが、構わず取付くと、ひと登りした所で藪もスッキリして芽吹きの始まった雑木林の好ましい道のりに変わります。

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(滝戸山山頂周辺は美しいミズナラ林)

お花もスミレ(何の?・笑)にイカリソウ、チゴユリ、フデリンドウ辺りは今年お初で、途中にある露岩帯ではヤマツツジも咲き始めていました。そおいやこの日はミツバを見かけなかったのは意外かも。

そんなわけで、この尾根が楽しかったのは末端から金刀比羅神社までと↑の滝戸山の直下。初訪の折りも山頂付近の美林には惹かれていたのですが、北側から来るものなかなか。そして前にも云ったかも知れませんが、滝戸山の西斜面の雑木帯にはかなりそそられるものがあります。

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(鶯宿峠の「なんじゃもんじゃの木」)

桃の時期なんで誰かいるだろうと思っていた滝戸山の山頂も、着いてみれば誰もいなくて休憩中も至って静か。結局この日も完全な一人旅でした。

そして下りの鶯宿峠みちはさすがに往事はよく歩かれていたようで、藪が被るものの道筋自体は至って明瞭。しかし途中から林道が絡んでくるのはもうしょうがないんだろうけど、上部というか境川の源流部一帯の雑木林がこれまた美林で、峠みちにもそんな雰囲気が色濃く残っていただけに、とにかく惜しい!の一言。この道は15年ぐらい前だったらもっともっと気分良く歩けた道だったんでしょうね。うーん。

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(大窪辺りはスモモが満開)

ということで峠みちはおおむね破線路通りについていて、境川に降りるともう林道が来ており、あとは延々と林道車道歩き。でも今回はここからが準メインな恒例にもなっている桃見のはじまり。

大窪辺りでは桃ではなくて李(スモモ)の花が満開で、それが下るにつれ桃の花に変わっていく感じ。李に桃に桜もまだまだ見頃で、そんな畑の下にはタンポポに菜の花、オオイヌノフグリにホトケノザと云った野の花。そして民家の庭には木蓮に躑躅と、まぁまぁ・・・これはもう何度も云っているように絢爛絢爛としか云いようのない光景。

結局、今回も一度東の八代寄りに大回りしてから御所のバス停までたっぷり歩いてしまいました。やはり桃の時期の甲府盆地は年に一度は必ず見たい光景ですね。緩く下りながら歩ける盆地のお陰もあるけど、車道歩きの苦手な私でもこの時期だけはあまり苦になりませんです。

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(モモはもう少し下の方で満開)

さて、以下は先にも触れた・・・人柱になったお話(苦笑)。
実はこの日はゴン太さんのブログで情報を仕入れていた もと中道町営の甲府市営バスに乗って、上九側というか芦川側から入山するつもりでした。

まぁ結果は失敗してバスを(というか実際はライトバンです!)乗り逃してしまい、急遽今回のコースとなった訳です。して今回なぜ乗り逃したのか?と云うことを説明してみますと・・・

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(甲府市営バス・中道北児童館BS)

  1. 中道町営時代にあった中道橋のバス停(中道橋南詰から少し東へ行った所・山梨交通バス「御所循環」の中道橋BSも同じ場所)が廃止されて、山梨交通バスの中道橋BSでの連絡は中道橋よりなおも道なりに南へ行った所にある中道北児童館BSに変わっていたこと。ちなみに中道北児童館BSと「豊富行き」の中道橋BSは同じ場所です。
  2. 甲府駅からの山梨交通バスがローカルバスの宿命か、5分以上の遅れで運用されていたこと。市営バスの時刻表を見ると、中道橋BSで御所循環で7分、豊富行きで2分の連絡時間があるのですが、実際にはまったく余裕がないというか、豊富行きではおそらく市営バスの方が先に行っている可能性すらある??かも。豊富行きとの接続を取ることなんてことも、おそらくしていない可能性の方が高そうです。

そんな訳ですので確実に市営バスを捉えるためには南甲府駅まで出て、駅から甲府市立病院まで徒歩というのが一番なのでしょう。ちなみに南甲府駅から病院までは2.4kmほど。徒歩30分程といった所でしょうか。ブルジョアな方なら南甲府からタクシーでも1000円でおつりが来るでしょう。甲府へ出る電車は今回と一緒(427M)なので甲府駅での暇つぶしがなくなる分、却って良いカモです(笑)。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.01.30

西からぐるりと王岳へ

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(王岳山頂より・・・わかりづらいが左奥の山中湖が結氷して白く見える)

結局先週の雪も大したことはなかったので、土曜(01/28)は先週予定していた御坂の王岳へ行ってきました。

今回は王岳南尾根の初訪の折りに歩きそびれた五湖山南尾根(といっても途中で東へ折れ曲がっているのですが・・・)から、御坂主稜を東へ辿って王岳へ。そして下りはこれまた王岳南尾根初訪の折りから懸案となっていた根場(ねんば)へ直接降りる西入川ルートを歩いてみました。

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樹氷祭りの様子・・・今冬は管理も楽でしょう (^^)

今回一番驚いたのが9月以来の訪問となった河口湖駅の様子で、いつのまにか駅舎の改築工事に入っており、駅舎もバス停の待合室も売店もみんな仮の建物になっていました。

その上、西湖行きのバスが年頭からダイヤ改正されたらしく一番バスが8分繰り下がって07:38発。ちなみに二番電車の河口湖駅着が07:43という、ある意味非常にムカつくダイヤになっています(笑)。

あと甲府行きの方もどうやら改正されているようですのでご利用の際は吉田営業所(0555-22-7131)に確認された方がよろしいかと思います。(ウェブサイトの方は01/30現在、更新されていません)

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(△1292.5m峰附近の雑木林)

根場から西へ歩き出して間もなく通りがかる野鳥の森公園では、樹氷まつりの初日という事もあり朝っぱらから意外な人出で、それを一瞥して先を行くともうそこはかの青木ヶ原の一角。いきなり「命は親から頂いた大切なもの・・・」という立看番が車道とはいえイヤでも樹海にいる事を認識させてくれます。

目的の五湖山南尾根には御殿庭でR139と合流し、なおも先へ行った所で分岐する大和田林道を少し入ると難なく取り付けました。

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(御坂主稜はこんな感じ)

1126.6m峰に上がると尾根上にはササやバラ藪がやや被るものの明瞭な道筋が現れてまずビックリ。尾根も地形図から歩きやすい広尾根と想像したのは大ハズれで、実際にはやはりここも御坂の一角と思わせる痩せた岩尾根の上下が続く感じ。梢越しながら展望もきき、南ア(特に南部の山山)が大きく見えて堪能できたのですが、開けた所がなかったのでいい写真を撮れなかったのがちょっと残念でした。

でも西精山の標識がついていた1292.5m峰の周辺は小笹の敷き詰められた気持ちのよい雑木林が広がっており、風さえなければもうちょっとのんびりしたかった所です。

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(王岳の姿・・・御坂主稜の道すがらより)

藪らしい藪も五湖山に上がる直前だけで、五湖山あがったあとは西の展望台?に寄って早めのランチと思ったんですけど、主稜に上がった途端強風が吹き付けるようになり断念。

しょうがないのでランチ場を探しつつ主稜を西へ向かうも主稜は尾根が痩せている事が多く、適地となると登山道の上とかになってしまい、結局お腹を空かせたまま王岳まで行ってしまいました。ちなみに主稜の積雪は吹きだまり以外で15cm以下とこちらも少ないです。

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(王岳南尾根上部のブナ林)

根場から大回りで丸4時間かけ、ようやく王岳に着けばあとは直に根場へ下るだけなので、今回は富士をぼんやり眺めながら心ゆくまでのんびりできました。

そして下りにとった西入川ルートですが、道はまず王岳南尾根沿いに降り、途中(おそらく1490m圏)で尾根を東へ外れてカラマツ植林の中 急な斜面を電光形にしばらく降ります。やがて枝尾根を捉えて右手に涸沢を見つつ尾根伝いに下って対岸に渡り、間もなく堰堤に出ると山道はあっけなくおしまい。

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(西入川ルート。夏期は藪っぽいかも)

堰堤からの林道歩きも30分ほどで、結局急いでもいないのに王岳から1時間チョイで根場へ降りてしまいました。おかげで予定より一本早いバスに乗れて、河口湖からはホリデー快速でゆったり帰宅。これは運がよかったです。(^^)

この西入川ルートは道標も山頂にしかないし(なので下りにとったのは正解でした)、植林帯が大半で道の様子から夏期は藪っぽくなる事が予想されますが、慣れた人であれば王岳からのエスケープや根場起点の周回ルートが組めるという意味で使い道は大きそうですね。

ただ私が今後も歩くと言えるかは微妙な所かな。少なくとも時間的な制約がきつくなければ、やはり創研山には寄りたい所ですから。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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