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2006.12.04

雁ヶ腹摺山、南から北へ

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(吹切尾根上部にて)

今年の秋口に大久保山(大菩薩の方のネ)の鉄塔から中双里の立派な姿を見たら、ここも久しく訪れていなかったことに気がついて、土曜(12/02)は3年ぶりに訪問しました。今回は中双里にこれまた3年ぶりとなる雁ヶ腹摺山と長らく懸案となっていた大樺ノ頭から北へ派生する尾根・・・大樺尾根(大樺尾)の下降を絡めて歩いてきました。

エアリアが改訂されてから中双里の表記が消されてしまったので(エアリア改訂でマイナーな地名山名をあらかた抹殺したのはちょっと酷いんでない?)、中双里とはどこにある山なのか?と言いますと、雁ヶ腹摺山から南へ派生する吹切尾根上の吹切峰(1522m)から南西へ延びる支尾根上にある1356m峰のことです。

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(中双里の尾根中腹にはスズタケの被る箇所もある)

前回は野分沢を遡ってから中双里へ登りましたが、今回は初訪の折りと同様中双里の尾根の末端近くから取り付いて尾根通しのルート。ルート自体は最初の野分沢を渡る桟橋が朽ちかけている程度で、余計なマーキングもほとんどなく、これといった変化はありません。

紅葉は麓でもほとんど終わっており、尾根上は雲一つない快晴の許、雑木林の木々を愛でながら落ち葉を踏んでいく感じで、少々寒い気候と相俟ってもうそれは完全に冬の姿でした。

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(中双里の広い頂稜)

そんな尾根を淡々と行くと1250m圏から尾根が広がり、ここからが中双里のハイライトといえる所。尾根の中心はスズタケが被るので、左側の雑木林に逃げてゆるゆる詰めていきます。落ち葉をサクサク言わせながら広尾根をさまよう感じで歩くのはやっぱり気持ちが良いですね。

そして一度尾根が痩せ、緩く登り返すと中双里の山頂で、山頂附近の雰囲気は今ひとつなれど今度は小笹の敷き詰められた広尾根歩きが待っています。

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(中双里から大ケヤキダルへ下る所・向かいは吹切尾根)

でもそんな道のりも中双里から10分程で出る奈良子林道まで。今回はそのまま尾根を詰めるのではなく、東の吹切尾根にある野分ノ峰へ寄って(三角点を写真に収めたかったのです)から吹切尾根を詰める段取り。

野分ノ峰から吹切峰の南鞍部までは藪っぽく、気になっていた明瞭な道筋はその南鞍部から合わさる?ようですね。その道筋を合わせればあとはようやくその姿を現してくれた雁ヶ腹摺山を目指すのみ。

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(白谷ノ丸と黒岳・奈良子林道に出た所より)

吹切峰からは素敵な自然林とカラマツ植林を交えたスズタケの刈り払い道。だた三年の間に周囲のスズタケが育ってきており、下道はかなり明瞭なれどスズタケが道に被る箇所もあってこのままだと旧に復するのかなぁ・・・といった感じ。

そんなスズタケ帯を抜けると、また小笹の敷き詰められた素敵な緩斜面に変わり、間もなく大峠からの登山道と合流しました。

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(吹切峰附近にて)

もう12月に入っているので大峠への林道も冬季閉鎖だろうと思っていたら、何と軽装のハイカーが降りてきてかなりガックリ。先週末は通れたようですけどもうすぐ冬季閉鎖に入るはずです。

大峠が使えれば山頂は結構な人出で、それを避けるように下の方でランチ。でも晴れてはいるものの売り物の??富士は↓うっすら見える程度でした。でも休憩を切り上げる頃にはあらかた下山を始めており、誰もいない山頂から北の楢ノ木尾根に入り大樺ノ頭へ向かいます。

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(雁ヶ腹摺山より・・・富士は念じてください・笑)

大樺ノ頭は訪れるたびにスッキリする感じで、最後まで残っていた北東側のスズタケもキレイに刈られて明るい山頂になっていました。ここから北へ延びる尾根が今回下る予定の大樺尾根。しかしその下の1660m圏で二ノ沢を挟んで左(西・北尾根)右(東・北東尾根)に分かれる両尾根共に「大樺尾根」と呼ばれているらしいので、今回は改訂前のエアリアで表記されていた左の北尾根を下ることにしました。

下りだしは小金沢シオジの森の遊歩道になっているせいか明瞭な道が通っており、スズタケも道上だけでなく尾根上を幅10mほどに渡ってキレイに刈り払われておりスイスイ歩けます。

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(大樺尾根1591m峰附近にて)

間もなく右へ北東尾根を分けても道は明瞭。1591m峰を過ぎ、その下の1530m圏の分岐で右へ延びる尾根が大樺尾根の主尾根のようなので、ここで左の尾根へ延びている道筋と分かれてスズタケ被る右の尾根に入りました。

右の尾根はのっけからカラマツ植林のもと余丈のスズタケが被り、下道もなく、これが本当に主尾根かよといった感じ。でも下るにつれ下道が徐々に明瞭になり後は楽に歩けそう・・・と思ったら間もなくその下道も尾根を左へ外れてしまい、結局もとの木阿弥。

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(大樺尾根の中~下部はスズタケが深い)

でもスズタケが深くても下りだから勢いで下れてまだマシかもですけど、これだけ深いと今度は地形判断が難しくなるからどっちもどっちといった所でしょうか。エアリアで表記されていた「大樺尾」は尾根が1420m圏の分岐(ここはわかりづらいかも)で右、そして1320m圏で左の枝尾根で末端、なので今回はその通りに下ってみました。

尾根下部には送電塔があり、そこからは巡視路が延びているはずなのになぜか見つけられず、結局そのまま尾根伝いに行ってから途中で左の沢筋へ下って、なんとか小金沢林道に降り立ちました。

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(とうとう湛水・・・右手が深城集落のあった所)

小金沢林道は急峻な谷筋にムリヤリつけられた林道ゆえ擁壁や岩壁が延々と続くので、実は林道に降りる所が一番難しいと思っていたのですが、実際その通りでした。今回降りた枝尾根はそのまま末端まで降りてもさほどの難なく林道に降りられますが、実際それはかなり珍しい方で、他の枝尾根というか楢ノ木尾根の北枝尾根群全体で云っても尾根末端はほぼ100%に近い確率で高い擁壁になっています。下りにとる人は(そんな人は滅多にいないでしょうけど)それを切り抜ける事のできるスキルが必須で、特に大樺尾根の下降はスズタケの深さと相俟って難度は高いでしょう。

でも、最後でこういう箇所があると山行きが本当に締まるんです。
あ~、おもしかった。(^^)(^^)(^^)


ちなみに下降点から竹の向までは当然林道歩き。大樺尾根を降りる気になったのもバス路線が竹の向まで延伸されたからです。所要時間はボクの足で下降点から深城経由、竹の向まで丸二時間。もう二週間前だったら小金沢の紅葉が盛りで林道歩きも楽しかっただろうなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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【大菩薩・権現山稜 2006】」カテゴリの記事

コメント

あはは。まぁかずさんなら桑西から充分行けますモンね。
ボクはまぁじきが時期だったんですけど、もうちょっと余裕のある時期に歩いてみたい。

でも大樺尾・・・どちらが本家かはわからないけど、もう一本の北東尾根の方の下降は北尾根よりも面倒で、こちらはとある場所へピンポイントで降りなければいけないのです。(^ー^* )フフ♪

投稿: komado | 2006.12.14 22:09

桑西から、大峠まで3時間くらいかなあ?
5月まで待てないかも…。

大樺尾って二つあるの?
一つは今回下ったエアリアのやつだよね。

大樺沢と一ノ沢の間の尾根?
こちらのほうが、大樺尾の本家っちゅうか元祖って感じするね。
どんな資料に載ってるかわかる~?
無理して調べなくてもええけど、載ってる本があれば気になります。

あ~なんかコマドちゃんの世界に一歩足を突っ込めた感じがしますわ~。

擁壁に出ないことを祈っておりますよ~。

投稿: かず | 2006.12.13 21:24

そうそう、大菩薩も丹沢と一緒で4万から5万になっちゃいましたもんね。アレはもう捨てられません!

中双里へは藪はあるだろうけどあそこからでも行けると思いますよ。確かに神社からというのはちょっといい感じ。でも里宮は通りがかるだけで寄ったことないんですよね。機会があったら寄ってみよう。

吹切尾根は来年ですね。ボクももう一本の大樺尾は来年でしゅ。(^^) 

投稿: komado | 2006.12.12 19:58

エアリア91年版が手元にあるのですが、これは捨てないで、永久保存ですな。
最新のは、広範囲になった分、詳細さが消えて、雑になった感じがします。

桑西から林道を進むと右手に鳥居があり、これが赤岩権現の里宮なのですが、こちらから登る道はありますでしょうか?
神社の裏手から登るというのは、定番ですよね。

奥宮は、あの時登ったよね~?
里宮もいっとかなきゃ~!

吹切尾根歩きたかったけど~。
ゲート閉まった頃だよね~。
また来年だ~!

投稿: かず | 2006.12.11 22:35

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