2016.08.18

久しぶりの夏山縦走を愉しむ 2(早月小屋~剱岳~剣御前小舎)

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(朝の早月尾根)

夜半はガスられたものの、翌朝は目が覚めれば周囲はスッキリ快晴。さっそく外に出ると前日は殆ど見えなかった大日岳や小窓尾根も姿を見せてくれて、それだけでやる気が出てきます(笑)。

この日も距離はさほどでないので、のんびり朝食を採って準備をして6時前に出発。天気が良すぎてもう結構暑くなってました。

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(オンタデ)

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(尾根の左手は小窓尾根のシルエット)

でも早月尾根自体が北西に延びている尾根のお陰か、日影が多くて登りもはかどります。とはいえ行程的にあまり急いでもしょうがないので、こまめに休憩を取りながらというかチンタラ登るような感じで先を行きます。

お花もぼちぼちあって前日のお花にプラスしてミヤマキンバイ、ハクサントリカブトやミソガワソウ、サラシナショウマ、ウメバチソウともう秋のお花がメイン。でも標高を上げているせいか花の残っているミヤマダイコンソウにも何とか逢えました。チングルマは全て綿毛でしたけど(笑)。

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(ミヤマキンバイ)

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(おもしろいように登れます)

尾根も喧伝されているよりは急ではなく、それなりに人出もあるのでしっかり整備されており、むしろ非常に歩きやすい印象で、おもしろいように標高を稼げます。

尾根の左右も今回は見え見えで、上がるにつれ、その存在が徐々に大きくなる薬師岳が懐かしかった。薬師~五色の稜線はしんどかったけど良い思い出しかないんですよお。

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(ヨツバシオガマ)

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(尾根の右手には剱御前と薬師岳)

なおも登っていくと右手には薬師の隣に黒部五郎が、そして特徴的な笠ヶ岳も見えてきてワクワクしてきます。

行く先も剱岳が近くなると岩岩してきて、それらしい雰囲気。でもまだまだ普通に歩けます。

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(劔が近づいてきた)

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(クモマグサ・間に合いました!)

尾根が岩岩してくるとさっそく出てきましたクモマグサ。何とか間に合った感じでホッとしました。シコタンソウは見落としたみたいです(笑)。

↓のカニのハサミのトラバースも足場がしっかりしており、慎重に行けば鎖も不要のレベルでした。

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(「らしい」のはこのカニのハサミぐらいか)

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(劔岳山頂)

カニのハサミを過ぎるとひと登りで別山尾根の登山道と合流。ここで一気に人が増えてその先が剱岳の山頂でした。

しかし覚悟はしていたけど本当に人が多い。だってみんな記念写真撮るから山頂の神社に参拝すらできません(笑)。

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(山頂より剱沢・立山方面)

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(毛勝三山はすでに雲の下)

山頂に着く頃にはガスが上がってきて北側は雲海っぽくなってましたが、南側はまだまだ展望良好。

そんな展望を楽しみつつのんびり。ただ剱沢の方は雪が少なく、平蔵谷出合辺りはクラックが入ってどう見てもかなり悪そうな様子。これ本当に真砂沢まで行けるのかなあ。。。

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(平蔵谷出合は雪の状態が悪そうだ)

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(平蔵の頭の方もエグいですねえ)

そうやってのんびりしているうちに山頂の神社もようやく空いたので、ようやく参拝(笑)。山頂を辞して先を行きます。

メインルートの別山尾根は嶮所なのに人が多いところなので、どうなることやらと思いつつ下ってみると・・・

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(カニのヨコバイ)

よく言われるカニのヨコバイは最初のスタンスを取るところが五丈石の上部のようですね。そこをクリアすれば鎖があるのでまぁ問題ないのかな、と。後のペアはしっかり確保してましたけど、本来はそれが理想でしょう。丸腰で危ないところを行けちゃったなんて本当はイバれた話じゃないんですから。。。

でもヨコバイや平蔵の頭の登り降りより個人的にしんどかったのが、前剱からの下りでした。個人的にああいう下りが苦手な上に人が多いから、気を遣って消耗しまくりです(笑)。

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(前劔からの下りがしんどい)

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(一服劔より、剱岳を振り返る)

それでもなんとか武蔵のコルに一安心。ここから先は普通に歩けそうです。

一服剱を越えて剣山荘への分岐を分ければ、人も一気に減ってルンルン気分。クロユリのコルから稜線を行く予定も、コルからの行く先がすでにハイマツに埋もれていたので、断念して巻き道を行くことにしました。

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(お花畑が点在しているが、チングルマはすでに綿毛)

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(剱御前の巻き道より、剱沢小屋を望む)

でもこの巻き道が良かった。お花畑も多く、ちょっとした雪渓横断もあって単調でないし、それより左手のカール状になった剱沢の小屋やテン場を眺めながら歩くのが楽しい。

おかげで緩い登りもなんなくこなせて、あっさり稜線上の剱御前小舎に着いてしまいました。

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(小屋が見えてきた!)

さて、小屋に着いて手続きがてら確認したのが剱沢の状況。今年は雪が少なく雪の状態がかなり悪いので、通行困難と聞いていたのでした。

詳細は下の剱沢小屋で聞いてくれとのことでしたが、話しぶりは慣れていれば自己責任で行けそうな感触。となるとあとは天気次第でしたが、翌々月曜からの天気が台風の影響で宜しくない予報になってしまったので、裏剱の方は断念。翌日立山を回って下山することにしました。

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(暮れなずむ剱御前小舎)

今回も裏剱とは縁がなかったけど、剱沢は雪の豊富なときに歩きたかったのも事実。まぁしょうがないですね。

あと今回驚いたのが小屋が意外に混んでないこと。お盆は分散するからそんなに混まないとのことのようで、稜線上の小屋は特にそうらしいです。でも小屋の若旦那しっかりしていて快適で気持ちの良い小屋でした。

この日も同宿者に恵まれて楽しい一夜。でも流星群の方はこの夜もガスられて見られなかったのでした。。。(笑)
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.08.13 (Sat)   晴 時々 霧
早月小屋 05:50- 2614m 07:05/07:15- 劔岳 09:10/10:10- 前剱 11:55- 一服剱 12:55- クロユリのコル 13:35- 剱御前小舎 14:45
 
 
お茶(PET 500ml) ¥500

剱御前小舎(1泊2食) ¥10000
ビール(ショート缶) ¥600
水(PET 500ml x2) ¥800
お茶(PET 500ml x2) ¥1000
 

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